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2019年02月12日更新

外壁をクリア塗装で守ろう!効果・塗装のコツから費用まで徹底解説

サイディングやモルタルなどの外壁をリフォームする場合、ボードの張替えではなくクリア塗装を施すという方法もあります。クリア塗装とはどのような塗装方法なのか、クリア塗装による外壁補修の方法と、費用についてご紹介していきます。

クリア塗装とは?

外壁をクリア塗装で守ろう!効果・塗装のコツから費用まで徹底解説

 
クリア塗装とは、外壁に透明な塗膜を作る塗料を用いて塗装を行う工法です。

サイディングなどの外壁材のザラザラとした質感を生かしたまま防汚性や防カビ性、耐候性などを高めることができ、建物の質感やサイディングの二色柄三色柄といった外観を変えずにリフォームしたいという方に人気となっています。
 

クリア塗料について

 
クリア塗装は透明で外壁材のザラザラした質感や色あいをそのまま生かすことができる塗料ですが、塗料そのものにはどのような特徴があるのでしょうか?

成分や性質など、クリア塗装の特徴について見てみましょう。
 

水溶性と油性がある

クリア塗料に限らず、外壁用塗料には水性と油性の2種類があります。

これは、塗料の溶剤成分の違いで、水なら水性、有機溶剤なら油性です。

水性の場合は、水が溶剤成分として用いられているため、揮発時の臭いが少なく、硬化も比較的遅いので施工性に優れていますが、やや塗膜の強度が劣るとされています。

油性はシンナーなどの有機溶剤で液化しているため、乾燥が速く塗膜も強固ですが、施工時に強い溶剤臭が発生するため、臭いの問題に注意しなければなりません。

また、硬化も速いため、手早く施工しなければならないという制限もあります。

クリア塗料の種類

クリア塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系、アクリル系などがありますが、これは塗料に含まれる材料に何が用いられているかの違いです。

ウレタン系はウレタン樹脂を用いた塗料で、耐用年数は約7年、光沢に優れ吸着性も良好、シリコン系はシリコン樹脂が使われており、耐用年数は約10年、こちらは耐熱性や耐候性に優れているという特徴があります。

フッ素系塗料は、ウレタン塗料やシリコン塗料にフッ素樹脂を添加した塗料で耐用年数は約12年です。

塗膜表面にこのフッ素樹脂が浮き上がることでテフロンフライパンのように汚れが滑り落ちる皮膜がつくられ、高い防汚性と耐候性を発揮します。

アクリル塗料は、アクリル樹脂を使った塗料で、安価かつ透明度の高さが特徴の塗料です。

しかし、アクリル塗料は耐候性や耐熱性が低いため、直射日光が当たるような場所には使用できず、耐用年数も約8年と短くなっています。
 

クリア塗装はどんな外壁に向いている?

 
クリア塗装は外壁材の質感をそのまま生かすことができるため、数色の配色がされていてザラザラした質感の窯業系サイディング材や、レンガ、タイルなどの外壁の補修に向いています。

また、モルタル外壁向けのクリア塗料も販売されており、こちらはモルタルのひび割れや伸縮に合わせて伸び縮む特殊な塗膜が形成される点が特徴です。

その他にも、コンクリート打ちっぱなしの外壁にも使用でき、クラック等を防ぐことができるクリア塗料などもありますので、色つき塗料で外壁のデザインを崩したくないという方は、塗装業者に相談してみると良いでしょう。
 

失敗しないための注意点

 
クリア塗装は外壁の質感を蘇らせることができる優れた塗料ですが、サイディングの種類によっては不向きな場合もあります。

外壁用サイディングには、完成時に光触媒や無機塗装、フッ素コーティングなどが施されているものがあり、このようなサイディングの補修にクリア塗装を行うと、塗膜の吸着性が低下して剥がれやすくなってしまうのです。

同様に、サイディングの隙間に施工されている防水コーキングについても塗装を弾く性質があるため、注意が必要となります。

ただ、近年はこのようなコーティング済み外壁材やコーキング向けの下地剤も開発されており、コーティング済み外壁でも他の外壁と同様の強度を発揮できることもあるようです。

その他の注意点として、コーティングされていない外壁でも劣化が激しい場合はクリア塗装でも補修しきれませんので、このような場合には外壁材の交換を行った方が良いでしょう。

また、塗膜が劣化した場合には外壁材に直接雨水や紫外線が当たってしまいますし、クリア塗装そのものが白く濁りはじめるため、早めの塗り替えを行うことも重要だと言えます。
 

クリア塗装にかかる費用

 
クリア塗装の費用についてですが、クリア塗料は基本的に下塗りを行わないため、通常の塗装工程より塗装回数が1回少なくなり、2度塗りでの施工となります。

塗装費用の相場は塗料の種類によって変わりますが、1平方メートルあたりアクリル塗料が約1,000円、ウレタン塗料が約1,800円、シリコン塗料が約2,300円、フッ素塗料は約4,000円です。

この価格に加えて、足場代と養生代が合計で1平方メートルあたり約1,000円、高圧洗浄が1平方メートルあたり約200円、下地処理が状態にもよりますが、クラック処理等が1カ所で約2万円となります。

サイディングの場合はシーリングの打ち直しも行い、こちらは1mあたり約1,200円が相場です。
 

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