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2018年10月10日更新
お風呂の浴室の壁面リフォームや塗装・補修にかかる費用は?
お風呂の浴室は、古くなった壁面をリフォームするだけで、明るく清潔な雰囲気に生まれ変わります。この記事では、ユニットバスと在来工法それぞれの浴室の、様々な壁面リフォームにかかる費用・価格の相場を、天井や床のリフォーム費用と合わせてご紹介します。
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この記事の監修者株式会社フレッシュハウス樋田明夫営業戦略室 室長
お風呂のタイプと壁面リフォームのメリット
お風呂や浴室の壁は、水を毎日使う場所であり、湿気が溜まりやすい箇所でもありますので、普段からこまめに掃除をしていても、約20年で交換の時期が訪れます。

また、目に見える浴槽の割れや、機器に不具合が生じていなくても、壁面にカビや汚れが溜まると不衛生な浴室になってしまいますので、お風呂の壁面は定期的にメンテナンスし、リフォームしておかなければなりません。
壁面のリフォームは、お風呂のタイプによって行える工事が異なりますので、まずはお風呂のタイプとその特徴を知っておきましょう。
お風呂のタイプと特徴
お風呂のタイプには、
・在来工法
・ユニットバス
の2つがあります。
在来工法のお風呂とは、壁や床をモルタルなどで1から組み立て、浴槽や水栓金具を自由に組み合わせて作る浴室のことです。
他の部屋の間取りに合わせて、サイズや部材を自由にカスタマイズすることができますが、部材同士の継ぎ目から隙間風や水漏れが発生しやすいというデメリットがあります。
一方、ユニットバスとは、壁・床・浴槽・その他機器などがセットになった、規格品のお風呂を指します。
規格品のユニットバスは、防水性や機能性に優れ、在来工法に比べて工事期間は短くなりますが、選べる部材には限りがあり、自由にパーツを交換できないことがあります。
お風呂の壁面リフォームのメリット
部材を自由にカスタマイズできる在来工法の浴室は、壁面の塗装やタイルの張替えといった部分リフォームが行えます。
壁面にひび割れや水漏れ、カビなどが生じている場合は、浴室の断熱性を保つためにも、保護塗装や新しいタイルで補修しておきましょう。また、壁面だけでなく、床や天井も同じようにリフォームすることができます。
一方、ユニットバスの壁面や床は、自由に部材を追加したり交換したりすることはできません。
その代わり、上からカバーする浴室専用のパネルや化粧シートを施工したり、カビや汚れを防ぐために、透明のFRP塗料でコーティングし、壁面を保護したりすることが可能です。
お風呂の床材や天井材も合わせてリフォームを
浴室壁面にひび割れやカビなどの劣化が生じる頃には、天井や床にも同じような劣化が生じている可能性があります。

壁面リフォームのタイミングで、天井材や床材も合わせて点検を済ませておくと、壁面・床・天井3か所の継ぎ目部分の防水処理を一度で済ませることができ、リフォーム料金の節約にもなります。
在来工法の浴室の壁面リフォーム費用相場
壁・床・浴槽など、部材がそれぞれ独立している在来工法の浴室は、壁面を交換してリフォームすることができます。
そのほか、浴室壁面の表面に軽度なひび割れのみが発生している場合は、隙間の補修やタイル材の貼替え、専用化粧パネルの貼り付けで済みます。

しかし、ひび割れが壁面の内側に起因するものであったり、腐食やカビが見られる場合は、塗装で表面を塞いでしまうと内部の劣化が進行し続けてしまいます。
そのため、ひび割れが内部から生じている場合は浴室の構造部分の補強リフォームを、カビや腐食が生じている場合は補強に加え、シロアリのチェック、内部の消毒リフォームを合わせて行わなくてはなりません。
在来工法の浴室壁面の塗装・補修リフォーム費用相場
お風呂や浴室の壁面リフォームでは、傷やひび割れの補修、下地処理、塗装が行われます。

在来工法の浴室壁面の塗装費用
・壁の補修:約2万円
・下地処理:約3万円
・浴室壁面の塗装:約8万円
合計:約15万円
※1坪サイズの浴室の相場費用です
在来工法の浴室壁面塗装リフォームの追加費用
・防カビ塗装費用:約3万円
・消毒、カビ除去費用:約2万円
在来工法の浴室の壁面タイルリフォーム費用相場
壁面タイルの交換リフォームでは、既存のタイルの撤去処分費用と、新たにタイルを施工する費用が必要です。
また、断熱性能を備えたものもありますので、古い在来工法の浴室で、断熱材が施工されていない場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
在来工法の浴室タイルの施工費用
・既存タイル撤去処分費用:約5万円
・下地補強費用:約2万円
・防水工事費用:約2万円
・タイル施工費用:約5万円
合計:約15万円
在来工法の化粧パネル貼り付けリフォーム費用相場
浴室専用の樹脂パネルは、平方メートルあたり約2万円の料金から用意されており、木目調や石目調など様々なデザインを選ぶことができます。
・商品代:約10万円(1坪分)
・下地調整費用:約3万円
・養生費用:約2万円
・施工費用:約4万円
合計:約20万円
浴室用の化粧パネルは、既存の壁材やタイルの上から貼り付けられるものがほとんどですが、既存の壁材を撤去しなければならない場合は、約5万円の追加費用が必要です。
在来工法の浴室構造部の補強リフォーム費用相場
浴室の構造部分の部材に腐食やサビ、ひび割れが生じている場合は、部材の入れ替えや金物による補強が行われます。
・補強リフォーム費用:約5万円
※劣化部分の範囲が広いほど費用は高額になります
ユニットバスの壁面リフォーム費用相場
ユニットバスは部材を自由に交換することはできませんが、使用しているユニットバスのメーカーで、壁面パネルの交換ユニットがある場合は、パネルの交換リフォームが可能なこともあります。
また、ユニットバスの壁面には、FRP(繊維強化プラスチック)もしくは、撥水塗料が施されており、普段はこの塗料が表面を保護しています。
しかし、細かい傷から汚れや水が染み込み、カビや腐食などが根付いてしまう恐れがあり、このような場合はパネル材の交換や、FRP塗料によるコーティングが必要です。
そのほか、壁や床・天井との継ぎ目のコーキングが劣化し、水漏れが生じていることもありますので、コーキング部分のみのリフォームも発生することがあります。
ユニットバスのパネル交換費用相場
・ユニットバスのパネル価格:約6万円
・既存のユニットバス壁面解体:約5万円
・ユニットバスパネル取り付け費用:約5万円
・コーキング費用:約2万円
・廃材処分費用:約3万円
合計:約20万円
コーキング部分のみの交換を行う場合は、既存のコーキングの撤去と上記のコーキング費用で、合わせて約5万円程度の工事になります。
ユニットバス壁面のFRP塗装・補修費用相場

・壁面の補修費用:約5万円
・壁面FRP塗装費用:約7万円
合計:約10万円
ユニットバスのパネル交換と塗装はどちらが良い?
ユニットバスの壁面リフォームは、FRP塗装であれば、約10万円の料金で工事を行うことができます。
パネルの交換工事で発生する、商品代や解体撤去費用だけでなく、施工にかかる人件費を抑えられることから、リフォーム費用が割安になる点が塗装リフォームのメリットと言えるでしょう。
ただし、傷みの補修や防水処理がしっかり行われていないと、表面の塗装をしても内部の隙間から水漏れや隙間風が生じてしまいます。
そのため、表面の傷みが特に激しい場合は、パネル全体の交換リフォームを検討した方が良いでしょう。
また、既存のパネルを一度全て解体しておくと、内部の構造材の腐食やシロアリ被害を見つけるきっかけにもなりますので、数年先のリフォームを防ぐ目的でも、壁面パネル全体の交換をおすすめします。
お風呂や浴室の床・天井のリフォーム費用相場
壁面だけでなく、浴室の天井と床にも、それぞれに役割があります。
いかに保温性に優れた浴槽を取り入れ、窓や壁の断熱性を高めても、天井に断熱材が施されていなければ、暖かい空気は高い位置にある天井から浴室の外に逃げてしまいます。
さらに、浴室の床の水はけが悪いと、カビやぬめりの温床となり、掃除をしても汚れが落ちにくくなり、次第にこびり付いてしまいます。
また、古いタイル材やプラスチック材の浴室床はとても滑りやすくなっており、転倒の恐れがあるほか、冬場は非常に冷たくなります。
リフォームで、より快適で安全なお風呂を手に入れるためにも、浴室の壁面と合わせて、天井材・床材のリフォームも同時に行っておきましょう。
浴室の天井のリフォーム費用相場
在来工法・ユニットバスともに、浴室の天井を専用の仕上げシートで張替えるリフォームが可能です。
・仕上シート価格:約3万円
・天井施工費用:約4万円
合計:約7万円
浴室の床のリフォーム費用相場
浴室の床材は、在来工法であればタイル張り・木製・プラスチックのいずれかが使われています。それぞれの交換費用は以下の通りです。
・タイル床材:約20万円
・木製床材:約15万円
・プラスチック床材:約5万円
ユニットバスの床リフォームについて
各パーツを自由に交換することができないユニットバスでも、専用の浴室シートを上から重ね張りすることでリフォームが可能です。

・上張り用浴室床材の商品価格:約2万円
・下地調整費用:約3万円
・施工費用:約2万円
・コーキング費用:約1万円
合計:約8万円
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