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2022年02月25日更新
ハーフユニットバスとは?費用やメリットを解説!
ハーフユニットバスとは、ユニットバスと在来工法の浴室、それぞれの特徴を活かしたものです。ユニットバスと違い、オリジナルの空間を作り上げることができ、近年人気となっています。リフォームの際のメリットやデメリット、費用について解説しています。
目次
ハーフユニットバスとは?

そもそも、ユニットバスとは、あらかじめ工場で成形された床や壁、天井などのパーツがセットとなり、現場で組み立てるものです。それぞれのパーツのつなぎ目がなく、一体となっているため、高い防水性を誇ります。
一方、在来工法とは、浴槽や床、壁材などを一から選び、浴室の空間に合わせて施工するものです。古い一戸建て住宅の浴室では、ほとんどの場合、在来工法が採用されてきました。
そして、ハーフユニットバスとは、それらのメリットを活かしたものです。バスタブ、洗い場の床、壁の下部分のみがユニットバスと同じくセットになり、壁の上部分や天井などを好みの素材を使うなどしてオリジナルにオーダーメイドで仕上げられます。
ハーフユニットバスのメリット
ハーフユニットバスのメリットは、大きく4つ挙げられます。
1.高い防水性とメンテナンス性を確保できる
ハーフユニットバスは、洗い場から浴槽、壁の下部分が一体化しているため、ユニットバスと同じよう水漏れしにくく、掃除やお手入れしやすいメンテナンス性が確保されます。
2.こだわりの浴室を実現できる
壁の上部分や天井などに好きな素材を使うことができるため、天窓や壁のデザイン・素材など、こだわりの浴室を実現することができます。
3.設計の自由度が高い
壁にでっぱりがある、天井高が低いなど、ユニットバスでは対応できない場合も、ハーフユニットバスならリフォームすることが可能です。
また、形やパターンが決まっている中から選ぶユニットバスと違い、扉や浴槽の位置をある程度変えることも可能なので、介護しやすいバリアフリーな浴室を作り上げることもできます。
4.在来工法よりも費用や工期が抑えられる
在来工法によるリフォームは、バスタブや水栓金具、壁材など好みのものを選べて、高い自由度を誇りますが、その分費用や工期がかかってしまいがちです。
ハーフユニットバスは、在来工法ほど細かく選べないものの、ある程度の自由度があります。さらに費用や工期も抑えられるため、在来工法よりも少ない負担で手軽にこだわりの浴室を作りたい方におすすめです。
ハーフユニットバスのデメリット
メリットの多いハーフユニットバスですが、デメリットも存在します。リフォームを検討する場合には、デメリットについてもよく考えておくことが必要です。
取り扱いメーカーが少ない
ハーフユニットバスは、取り扱いメーカーや商品バリエーションが多くありません。そのため、限られた中から選ぶこととなり、選択肢が少ないことを確認しておきましょう。
場合によっては費用が上がる
壁や天井のデザインの自由度が高く、一般的には在来工法よりは費用を抑えられるハーフユニットバスですが、こだわりすぎるとかえって費用が多くかかってしまうこともあります。
防水性、メンテナンス性はユニットバスより劣る
防水性は在来工法浴室に比べて高いものの、ユニットバスに比べると劣ります。ユニットバスでは、水の受け皿として防水パンを使いますが、ハーフユニットバスでは、コーキングによる防水処理が多いためです。
また、こだわる素材によってはお手入れに手間がかかる場合もあります。壁材に木材を使えばこまめな換気が必要となるなどの手間が発生します。
ハーフユニットバスに適した浴室は?
ハーフユニットバスは天井の高さがある程度自由に決められるため、比較的どのような現場でも納められることが魅力の商品ですが、幅と奥行きに関しては各メーカー寸法が決められている場合があります。
主に一坪サイズの場合には浴室の内側の寸法で160cm×160cmのスペースを基準としているメーカーが多いため、このスペースが確保されている浴室がハーフユニットバスに適した浴室の一つです。
このスペースを確保できない場合、希望のメーカーの商品を入れられない可能性があるほか、現在の浴室よりも寸法を小さくしなければならない可能性もあるため注意しましょう。
また、ハーフユニットバスは商品であるハーフユニットバスの部分と建築にて作り上げて
いく部分の接合部分が出る商品です。
設置業者によってはここから漏水を引き起こす可能性があるため、建物の2階に浴室があるよりも1階に浴室がある場合の方が万が一漏水を引き起こしても建物に与える影響が少ないため適していると言えるでしょう。
デザイン性豊かな浴室に仕上げることも可能なハーフユニットバスですが、専門業者に施工が可能かどうか、システムバスにする場合とどちらが良いか確認し、判断することをおすすめします。
ハーフユニットバスにリフォームする費用の相場について

ハーフユニットバスにかかる費用の価格帯は広く、トータルでかかる費用の相場は、約50〜200万円です。本体の他にかかる費用は、設置費や壁パネル施工費、水栓取り付け施工費などが挙げられます。
ハーフユニットバス本体以外にかかる費用は、どんな商品を選んでもあまり変わらず、本体のグレードによりトータルの費用が上下することがほとんどです。
また、オプションで窓を設置したり壁や天井のデザインや素材にこだわったりすると、さらに費用はアップします。
ハーフユニットバスを浴室に設置する際の工期は?
ハーフユニットバスを設置する際の工期は既存の浴室がどのような状態かによって大きく変わります。
ここでは在来浴室からハーフユニットバスに交換する場合と、システムバスからハーフユニットバスへ交換する場合の2つに分けて工期を紹介します。
まずは既存の浴室が在来浴室の場合です。
解体工事 | 約2日 |
配管、配線 | 約1日 |
木工事 | 約1日 |
コンクリート打設 | 約1日 |
乾くまでの養生期間 | 約2〜3日 |
ハーフユニットバス設置 | 約1日 |
配管、配線接続 | 約1日 |
浴室入口の造作 | 約1日 |
一般的には上記のような流れで工事が進むため、約10日前後で工事が完了します。
次に既存の浴室がユニットバスの場合です。
解体工事 | 約1日 |
配管、配線 | 約1日 |
木工事 | 約1日 |
ハーフユニットバス設置 | 約1日 |
配管、配線接続 | 約1日 |
浴室入口の造作 | 約1日 |
既存のユニットバスが架台設置の場合にはこのほかにコンクリートの打設と養生期間が加わるため少し工期が長くなりますが、一般的には約6日前後で工事が完了します。
いずれの場合も現場の状況により工事期間は大きく前後します。
専門業者に現場の確認をしてもらい、見積もりをもらった上で工程表を出してもらうようにしましょう。
ハーフユニットバスにリフォームするときのポイント
ハーフユニットバスは、在来工法ほど費用をかけられないけどこだわりを実現したい、ユニットバスに近いほどの機能性を確保したいという場合におすすめです。
しかし、こだわりすぎるとかえって費用がアップすることもある、防水性やメンテナンス性など機能面はどうしてもユニットバスには劣るなど、デメリットもしっかり理解しておくことが大切です。
プランニングの際には、ライフスタイルやかけられる費用、工期、コストとデザインの優先順位など、しっかり検討しましょう。
また、通常のユニットバスへのリフォームとは工事内容が異なるため、ハーフユニットバスの施工実績があるリフォーム会社に依頼することをおすすめします。
浴室にハーフユニットバスを設置する際の業者の選び方は?
通常のユニットバスよりも施工が複雑になりがちなハーフユニットバスの設置ですが、質の高い工事を受けるためには業者選びの際に抑えるべきポイントがいくつかあります。
ここでは2つのポイントを紹介しますので参考にしてみてください。
施工実績が豊富でアフターフォローが充実している業者を選ぶ
ハーフユニットバスは施工経験が少なく知識が乏しい業者に設置を依頼してしまうと、壁や天井などの部位とハーフユニットバスの接合部分において水漏れを引き起こす恐れがあります。
施工実績が豊富な業者を選ぶことでトラブルが起こりにくく、安心して工事を任せることができますので、まずは業者の施工実績を確認しましょう。
また、どれだけ気をつけて工事をしていても、それぞれを組み合わせる施工のため、水漏れなどのトラブルが発生してしまう可能性があります。
施工後も定期点検を実施しているなど、アフターフォローが充実している業者であればそのタイミングで見つけ処置を施してくれるためおすすめです。
相見積もりを取って適正な価格を見極める
見積もりを依頼する際に1社に絞って見積もりを取ってしまうと施工内容や価格が適正なものか判断することができません。
複数の業者から相見積もりを取って適正な工事内容で適正な価格かどうか見極めるようにしましょう。
以上が抑えるべきポイントになります。
どのリフォームをするにしても一番大切なのは事前準備です。
業者のリサーチを含めリフォーム開始前の準備次第ではリフォームの満足度が下がってしまう可能性もありますので、怠らずに上記のポイントに合致する業者を探してみてください。
お風呂・浴室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたお風呂・浴室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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