2024年01月24日更新

監修記事

お風呂のリフォームで狭さを解決!サイズ変更や費用相場を解説します

「浴槽がもう少し広かったらいいのに」「この狭い浴室が広げられたら」など、リフォームでは何かと考えてしまうお風呂のスペース。狭いお風呂を広くしたり、小さい浴槽を大きくしたいというお住まいの悩みの改善に役立つ、リフォームの費用をご紹介します!

お風呂は体を洗って清潔にするだけでなく、浴槽につかって体を温め、1日の疲れを癒やす大切なリラックス空間です。

「足を伸ばしてゆったりつかれる広い浴槽にしたい」「子どもと入っても窮屈に感じない広さにしたい」と考える方も多いでしょう。

リフォームで、お風呂を広くできるかどうか、工事にどのくらいの費用や期間がかかるのかなど、浴室リフォームの気になるあれこれをくわしく解説します。

お風呂が狭く感じる!広く感じるお風呂のサイズはどれくらい?

現在、日本の住宅で主流となっているお風呂は、工場で「浴槽」「壁」「床」「天井」などの部材を製造し、現場で組み立てるユニットバスです。

ユニットバスには、大まかに「0.75坪」「1坪」「1.25坪」「1.5坪」の4つのサイズがあります。

0.75坪タイプは、コンパクトでシンプルな造りのユニットバスが多く、一人で入るなら十分な大きさです。

1坪タイプは、足が伸ばせる浴槽が入り、4タイプの中でも最も標準的なサイズです。

1坪タイプで手狭に感じる方は、大きな窓をつけるのもよいでしょう。

1.25坪タイプは、洗い場にも浴槽にもゆとりを感じられるサイズです。

お子さんとの入浴の際もこれくらいの広さがあると快適に使えます。

1.5坪タイプは、お子さんと入浴しても広々としていて、ゆっくりくつろげます。

また、介助が必要な方の入浴にもおすすめのサイズです。

浴室に広いカウンターなども設置可能で、使い勝手もよくなります。

さらに、カタログではもっと細かく浴室内部の幅と奥行を4桁の数字で表しています。

例えば1216、1317などで、これは各メーカー共通の表記の仕方です。

主なサイズ展開とマンションや戸建てへの対応を下記にまとめました。

サイズマンション/戸建て対応
0.75坪1014マンション
1116マンション
1216マンション/戸建て
1217戸建て
1218マンション
1316マンション/戸建て
1317マンション/戸建て
1416マンション
1418マンション
1坪1616マンション/戸建て
1618マンション/戸建て
1818戸建て
1717戸建て
1.25坪1620マンション
1621戸建て
1.5坪1623戸建て
1624戸建て

狭いお風呂はリフォームで広くできる?

結論からいうと、狭いお風呂を、リフォームで広くできる可能性は高いといえます。

戸建て、マンションそれぞれにいくつか方法があるので、ご紹介します。

戸建てのお風呂を広くリフォームする方法

戸建ての場合、お風呂を広くするのは難しいことではありません。

しかし、間取りを大きく変更したり外壁を解体したりするような大掛かりな工事になれば費用もかさみます。

費用を抑えた方法もあることを知っておきましょう。

在来浴室からユニットバスへ

在来浴室とは、現場で床や壁にタイルを張り、浴槽を置いて仕上げていく昔ながらの工法です。

在来浴室をユニットバスにするには、今の浴室を解体して、その中に収まるサイズのユニットバスを設置します。

お風呂の断熱性や清掃性はぐんとアップしますが、普通に設置すると浴室が狭くなる可能性が高いため、業者への相談時に「浴室を広くしたい」という要望をしっかり伝えておくことが大切です。

在来浴室からユニットバスへ変更する場合の工事費は、約60〜約150万円が目安です。

選ぶユニットバスのグレードなどにより大きく変わります。

配管スペースや給湯器を移動する

古いユニットバスの場合、浴室スペース内を配管スペースや給湯器が大きく占拠しているため、ユニットバスのサイズが小さくなっていることがあります。

その場合は配管スペースや給湯器を別の場所へ移動すれば、大きいサイズのユニットバスを設置可能です。

出窓や間口の拡張で開放感をアップする

スペースを広げなくても、出窓をつけたり、細長い浴室の間口を広げれば、浴室が広く開放的な空間に感じられます。

浴室スペースを拡張する

間取り変更や増築などをすれば、大幅に浴室のスペースを拡張できます。

工事の規模により費用が大きく変わりますが、屋内の壁を移設する場合は15〜30万円程度、増築する場合は70〜250万円程度が目安となります。

マンションのお風呂を広くする方法

マンションの場合は、構造や管理規約の問題で、間取り変更などはできないことが多いですが、少しならサイズアップできる可能性があります。

間取りの見直しで浴室面積を広げる

マンションの管理規約にもよりますが、マンションの躯体にならない壁であれば、浴室と隣接する部屋の壁を少し移動させて浴室の面積を広げられる場合があります。

古いマンションの場合ワンサイズ上のユニットバスが入る可能性も

古いマンションのユニットバスは、今よりも広い配管スペースが必要で、ユニットバスのサイズのバリエーションが少ないために、必要以上に小さいユニットバスが設置されているかもしれません。

その場合は、最新のユニットバスに入れ替える際に、今よりワンサイズ大きいユニットバスにできる可能性があります。

ユニットバスの交換工事でかかる費用は、60〜100万円程度が目安です。

狭いお風呂のリフォーム・ライフスタイル別おすすめサイズ

いざ、広いお風呂にリフォームできるとなると、お風呂のサイズ選びは迷ってしまうものかもしれません。

ライフスタイル別におすすめのお風呂サイズをご紹介します。

一戸建てにおすすめのサイズ

戸建てであれば、1坪タイプ以上のものがおすすめです。

最低1坪あれば、多くの人が窮屈さを感じずに入浴できますが、体の大きさによって、1.25坪タイプくらいはほしいと思う方もいるかもしれません。

ぜひショールームの展示品を見て、広さを体感してみてください。

大人が足を伸ばして入れるサイズ

体の大きさにもよりますが、足を伸ばしてゆったり入浴できるサイズは、浴槽が150cm以上が目安です。

そのサイズの浴槽が入るのは、1616以上のサイズの浴室です。

「足を伸ばして入りたい」という方は、1616サイズ以上の中から検討してみてください。

ファミリーマンションにおすすめのサイズ

お子さんとの入浴では、最低でも1坪以上は必要です。

ゆったり入れるようにするなら、1.25坪くらいの広さをおすすめします。

ファミリーマンションの場合は、1620サイズを選ぶとよいでしょう。

介護世帯におすすめのサイズ

入浴する際に介助が必要な場合は、介助する方の動きを制限しない広さが必要です。

浴槽にも洗い場にもそれなりのスペースが必要なので、1.5坪タイプがおすすめです。

また、広さだけでなく滑りにくい床の素材選びや手すりの設置なども併せてしておくと安心です。

お風呂のリフォームにかかる費用相場と工事期間

お風呂のリフォームにかかる費用と工事期間についてご紹介します。

一戸建てお風呂リフォームの費用相場と工事期間

一般的なユニットバスからユニットバスへの工事の場合は、費用は60〜120万円程度で、工事期間は3日〜4日程度です。

お風呂の本体価格は一般的にグレードが3段階に分かれ、ベーシックなグレードが30万前後、ミドルクラスが50万前後、ハイクラスが80万前後です。

他に、工事費が30〜60万円程度かかってきます。

また、現状とリフォーム後の浴室が在来浴室かユニットバスかによって異なります。

在来浴室からユニットバスへの工事の場合は、費用は60〜150万円程度で、工事期間は1週間前後です。

在来浴室から在来浴室への工事の場合は、費用は80〜200万円程度で、工事期間は2週間〜1ヶ月前後必要です。

マンションお風呂リフォームの費用相場と工事期間

マンションの浴室リフォームの費用相場は、60〜100万円程度です。

ユニットバスの本体価格については、戸建てと同様に30万円程度のベーシッククラス、50万円程度のミドルクラス、80万円程度のハイクラスがあり、工事費は、本体のグレードにかかわらず20〜30万円程度となっています。

狭いお風呂をリフォームで広くした施工事例を紹介

お風呂をサイズアップした事例をご紹介します。

1116から1216へのサイズアップリフォーム


リクシル「アライズ」を施工して10㎝浴槽幅の拡張に成功 画像提供元:みやこリフォーム

建物種別一戸建て
リフォーム費用93.9万円(税込)
施工期間6日
施工会社みやこリフォーム

10cm大きいサイズに変更した事例です。

床と壁に少し手を加えることでサイズアップが実現しました。

また、水栓の位置を変更することで広々と使えるようにもなっています。

浴槽に断熱材が使われているものを採用し、広くなってもお湯が冷めにくいよう配慮されています。

1216から1316へサイズアップリフォーム


リクシル「リノビオV」を施工してお手入れのしやすい素材のユニットバスに交換 画像提供元:みやこリフォーム

建物種別マンション
リフォーム費用92.2万円(税込)
施工期間6日
施工会社みやこリフォーム

最新のユニットバスに変更したことでサイズアップが叶った事例です。

事前の綿密な調査によって施工可能と判断され、ワンサイズ広いユニットバスに変更できました。

さらに、お手入れしやすい素材と保温性の高い浴槽になったことで入浴時も入浴後も快適さがアップしています。

壁を作り直して浴室スペースを拡張したリフォーム


在来工法のお風呂からユニットバスのリクシル「BW」に変更! 画像提供元:みやこリフォーム

建物種別戸建
リフォーム費用87.4万円(税込)
施工期間6日
施工会社みやこリフォーム

隣接するお手洗いとの間の壁を一旦撤去し、薄い壁に変更することで浴室のスペースを広くした事例です。

リフォーム前は在来浴室で、浴室をひと回り大きく広げるユニットバスを設置するためには浴室スペースを広くする必要があります。

外壁を取り壊すと費用が跳ね上がるため、壁を薄くする方法を採用しました。

一部が破損し老朽化したタイル張りのお風呂からユニットバスになり、お手入れも簡単になりました。

タイル張りの在来浴室からユニットバス


在来工法の手狭な浴室に、ユニットバスのリクシル「BW」を施工 画像提供元:みやこリフォーム

建物種別戸建
リフォーム費用84.2万円(税込)
施工期間1週間
施工会社みやこリフォーム

狭小の在来浴室からユニットバスへリフォームした事例です。

費用は抑えたいというご要望があり、1014サイズのユニットバスを設置。

さらに、脱衣所のクロスも張替え、脱衣所からお風呂までの一連の流れが気持ちよく過ごせるようになりました。

給湯器を屋外に移して広々空間


在来工法のお風呂から落ち着いた雰囲気のユニットバスにリフォーム 画像提供元:フレッシュハウス

建物種別戸建
リフォーム費用100万円~300万円未満
施工期間1ヶ月程度
施工会社株式会社フレッシュハウス

給湯器を外に移設したことでお風呂が広くなった事例です。

リフォーム前はタイル張りで、古いため汚れが落ちなかったり、浴槽が変形していたりと使いづらいお風呂でした。

リフォーム後は、浴室が広くなったことに加え、お掃除も楽になりました。

寒い冬にもひんやりしない、快適なお風呂に生まれ変わっています。

お風呂を広く見せる方法

快適なバスタイムのためには、物理的に広くするだけでなく、広く見せることで、開放的でリラックスできる空間に変えられます。

浴室小物は浮かせる収納にする

シャンプーやボディソープなど、浴室には細かいものがごちゃごちゃしがちです。

そのようなものを床に置いて収納すると、それだけでスペースを取られ狭く感じます。

小物を床から浮かせて収納するだけで、浴室内が広く感じられるようになります。

浴室小物をスケルトンにする

シャンプーやボディソープボトルなどは、メーカーの戦略によって売り場で目立つようにカラフルな色や柄が入っているものがあります。

色や柄が統一されていないものが置いてあると、浴室内はごちゃごちゃして見えがちです。

シャンプーボトルなどをスケルトンのものに統一するだけで、空間がスッキリして広く感じられます。

照明を明るくする

暗い浴室は、雰囲気があって落ち着く、という方も多いかもしれません。

しかし、狭くて暗い浴室は、それだけで圧迫感が生まれます。

広く見せるという点では、明るい照明がおすすめです。

ドアをスケルトンにする

浴室の内部は狭くても、浴室から見える視界が広がれば、浴室に開放感が生まれ広く感じます。

浴室ドアをスケルトンにすると丸見えで気になる場合は、一部をスケルトンにして、一部をすりガラスのようなドアにするだけでも視覚的な広さが得られます。

大きめな鏡や窓を設置する

ドアをスケルトンにするのと同じ理由で、鏡もおすすめです。

ただの壁ではなく鏡を設置すれば、空間に広がりを感じます。

また、大きな窓をつけると、壁の圧迫感を減らし、陽が沈む前の入浴なら明かりとりにもなります。

狭いお風呂をリフォームで広くする際の注意点

お風呂を広くするリフォームの際には、以下の点に注意が必要です。

ショールームで実物に触れてみること

サイズ選びの際には、一般的に広いと思われるサイズを選んでも、実際に使う人によっては狭く感じられることもあるでしょう。

お金をかけてリフォームしても、満足できる広さにならなければ後悔が残ります。

ユニットバスはショールームで体感できるので、必ずショールームに足を運び、実物をみて触れてみましょう。

細かいパーツの配置をチェック

浴室内の棚やシャワーヘッドの位置などの違いでも、広さの感じ方は異なります。

手や足がスムーズに動かせる位置にパーツがうまく配置されているか、パーツの配置をチェックするようにしましょう。

給湯器の交換は必要か

給湯器の耐用年数は8〜10年といわれます。

給湯器の交換が前回の浴室の工事と同じタイミングなら、給湯器も耐用年数を過ぎていることがほとんどです。

浴室をリフォームして給湯器を交換しなければ、またすぐに給湯器の交換が必要になるかもしれません。

そうなれば二度手間になる上、工事費用は浴室リフォームと併せて行ったときに比べて割高になります。

浴室リフォームのタイミングで、給湯器の交換を検討することをおすすめします。

お風呂を使用できない間の代替え案を考える

浴室のリフォームは、短くても数日はかかります。

その間、まったくお風呂に入らないというのは現実的ではありません。

近所に家族や近い親戚などがいれば、その間お風呂を使わせてもらえるように頼んでおいたり、銭湯などの施設があれば利用しましょう。

まとめ

狭いお風呂も、リフォームで広々とした快適なお風呂に変えることが可能です。

お風呂のリフォームは、増築や大規模な間取り変更といった大掛かりな工事だけではありません。

室内の壁を移動したり壁の厚みを薄くするだけといった小規模なものや、ユニットバスを取り替えるだけで簡単な工事で実現することもあります。

さらには、物理的には広くできなくても、視覚的な効果で広く見せる方法もあります。

予算や今のお家の状況に合わせて、快適な浴室にリフォームできる方法を見つけましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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