2024年05月15日更新

監修記事

屋根塗装の費用相場を塗料別に紹介!10年ごとに工事すべき?

屋根塗装は約10年に1回必要ですが、塗料ごとに耐用年数が異なる他、屋根の状態によっても塗装すべき時期が異なります。
また、屋根塗装以外にもリフォーム方法はあるので、塗装が最適なのかを判断する必要もあります。
そこで、この記事では、塗料別に費用相場と耐用年数を紹介していきますので、屋根塗装をすべきか、予算内におさまりそうか不安な方はぜひチェックしてみてください。
塗料ごとの特徴を確認しながら、自宅の屋根リフォーム方法や塗料選びを進めましょう。

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【塗料別】屋根塗装の費用相場と耐用年数を紹介

屋根塗装の費用相場は、2階建て約30坪ほどの住宅で約40〜60万円です。ただ、塗装費用は、使う塗料によって大きく変動します。

そこで、以下より塗料別に費用相場と耐用年数を合わせて紹介しますので、屋根塗装を検討中の方は、塗料選びの参考にしてみてください。

【塗料1】アクリル塗料

費用相場1,300円 / ㎡〜
耐用年数5〜7年
アクリル塗料の費用相場と耐用年数

アクリル塗料は、1950年代から屋根塗装などに多く使われてきた塗料です。しかし、シリコンなどの耐用年数が長い塗料が販売されるようになったことで、採用数が激減しました。

ただ、採用数が激減したものの塗装費用が他の塗料よりも安いので、数年に1度塗装をしたい店舗などには適しています。

劣化スピードが早く、変色やひび割れが起きやすいデメリットを理解した上で、費用や耐用年数のバランスを専門業者と相談しながら採用を検討しましょう。

【塗料2】ウレタン塗料

費用相場2,000円/㎡〜
耐用年数8〜10年
ウレタン塗料の費用相場と耐用年数

ウレタン塗料は「ポリウレタン」とも呼ばれる、ウレタン系樹脂を主成分とする塗料です。アクリル塗料よりも耐用年数は長い一方で、耐久性が低いため、昨今では採用数が減っています。

しかし、長く住まう住宅の屋根塗装なら不向きですが「長く住む予定はない」など、短期的な効果を求めるならウレタン塗料をおすすめできる場合もあります。アクリル塗料と同じく、長期的コストや居住年数のバランスを考えながら検討しましょう。

【塗料3】ラジカル塗料

費用相場2,500円/㎡〜
耐用年数12〜15年
ラジカル塗料の費用相場と耐用年数

ラジカル塗料は、塗膜の劣化の原因となる「ラジカル因子」の発生を抑えられるのが特徴の塗料です。

シリコン塗料と同価格帯ですが、シリコン塗料よりもラジカル塗料の方が耐用年数が長いため、価格を抑えつつ長くきれいな状態を保ちたい方におすすめの塗料となっています。

ただ、ラジカル塗料は、天候の影響を受けやすい水性塗料がメインで販売されているため、寒暖差が激しい寒冷地には不向きです。

ラジカル塗料を採用するなら、地域の天候の特性を理解したリフォーム業者に相談した上で、ラジカル塗料が最適な塗料であるかを検討する必要があります。

【塗料4】シリコン塗料

費用相場2,500円/㎡〜
耐用年数10〜13年
シリコン塗料の費用相場と耐用年数

シリコン塗料は、シリコン樹脂を使った塗料で、価格帯と耐用年数のバランスがいいことから塗装工事の定番となっています。

採用数が多いシリコン塗料は、塗料メーカーから多くの商品が販売されており、豊富な種類の中から塗料選びができるのも魅力です。

ただ、フッ素・無機塗料と比べると耐用年数が短いため、約10〜13年に1回は塗装が必要になる点を理解した上で採用しましょう。

【塗料5】フッ素塗料

費用相場4,200円/㎡〜
耐用年数15〜20年
フッ素塗料の費用相場と耐用年数

フッ素塗料とは、フッ素樹脂を配合した塗料のことです。耐用年数が約15〜20年と長く、天候の変化や雨風の影響を受けづらい耐候性の高さが魅力となっています。

フッ素塗料の耐久性・耐候性の高さの秘密は「成分同士のつながりの強さ」にあります。

塗料の劣化は、紫外線によって塗料成分が分解されることが原因の1つとされますが、フッ素樹脂は、分解されにくいため、長くつながりを維持できるのです。

そのため、フッ素塗料は、シリコン塗料やウレタン塗料よりも長い耐用年数を期待できます。

しかし、他の塗料よりも価格が高いので、予算にマッチした上で「塗装の回数を減らして、長期的コストを抑えたい」と考えている方におすすめです。

【塗料6】無機塗料

費用相場4,500円/㎡〜
耐用年数20年〜
無機塗料の費用相場と耐用年数

無機塗料は、紫外線で劣化しない無機物を入れて作られた塗料で、耐用年数が約20年以上と長いのが最大の魅力です。

耐久性が高いフッ素塗料よりも、天候の変化や雨風の影響を受けない強さをもっているので「長くきれいな状態を保ちたい」という方におすすめの塗料となっています。

ただ、無機物の含有率は商品によって異なる点に注意が必要です。中には無機物が微量しか含まれていないものを、高価な無機塗料として販売している悪徳業者もいます。

悪徳業者に依頼して「すぐに塗料が剥がれてきた」などのトラブルにならないよう、塗料メーカーの公式サイトを確認するなどして、信頼できる塗料であるかを確認しましょう。

【塗料7】断熱・遮熱塗料

日本ペイントのサーモアイシリーズ実験結果
出典:日本ペイント-サーモアイシリーズ
費用相場4,200円/㎡〜
耐用年数15〜20年
断熱・遮熱塗料の費用相場と耐用年数

断熱塗料とは「断熱効果で熱が屋根材へ伝わるのを防ぐ塗料のこと」で、遮熱塗料は「太陽光を反射させることで、屋根材へ熱が伝わらないようにする性質をもった塗料のこと」を指します。

断熱塗料と遮熱塗料は、夏における室内温度の上昇を防ぐために採用される場合が多いです。室内温度の上昇を防げることを裏付ける根拠として、塗料メーカーの日本ペイントが行った実験では、遮熱塗料の施工で室内温度が4度下がったことが確認されました。

ただ、屋根裏や天井の断熱材の施工の有無、選ぶ塗料グレードなどによっても室内温度への影響は異なるため、断熱塗料や遮熱塗料を採用を希望する場合は、リフォーム会社と相談しながら商品選びを進めましょう。

【塗料8】防水(弾性)塗料

費用相場2,800円/㎡〜
耐用年数8〜12年
防水(弾性)塗料の費用相場と耐用年数

防水(弾性)塗料は、伸縮性のある素材が含まれている塗料で、塗膜のひび割れが発生しにくいのが最大の特徴です。

塗膜にひび割れが起きると、劣化箇所が広がる、雨水を吸うなどして、屋根材を傷める原因になるため、屋根材を守るためにはひび割れを起こさないことが重要です。

しかし、ひび割れが発生しにくいのがメリットである一方、膨らみやすいのがデメリットです。膨らみやすさを改善した商品が販売されているものの、採用数が多くありません。

そのため、防水(弾性)塗料を希望するなら、防水(弾性)塗料の施工実績が豊富なリフォーム会社を選び、膨らみが発生しやすい商品ではないかを確認してもらった上で塗装工事を行うことが大切です。

屋根塗装が必要な症状をセルフチェック

塗装の目安時期10〜15年
必要な症状・色あせや変色
・カビやコケの発生
・ひび割れ
・破損
・剥がれ
・サビの発生
屋根塗装が必要な症状

屋根塗装が必要な時期は、前回の塗装や屋根の施工からおよそ10〜15年過ぎた頃です。ただ、色あせなどの劣化症状が起きている場合、目安時期よりも早く塗装が必要になることもあります。

下記のような方法で屋根のセルフチェックを行い、劣化症状がないか確認しましょう。

  • 双眼鏡を使う
  • 2階の窓やベランダから見る
  • リフォーム会社の無料診断を活用する

屋根からの転落の危険があるため、無理に自分では行わず、リフォーム会社の無料診断を活用するのがおすすめです。

ただ、無料診断をしてもらった結果、破損や剥がれが広範囲に発生しているなど、屋根塗装ではなく葺き替えを検討すべき状態である場合があります。

葺き替えについては、下記記事で詳しく解説しているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

>>屋根の葺き替えについてはこちら

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スレート屋根の塗装は意味ない?屋根材ごとに必要性を解説

塗装が必要な屋根材・金属屋根(トタンやガルバリウム)
・セメント瓦
・モニエル瓦
塗装が必要ない屋根材・スレート屋根
・アスファルトシングル
・粘土瓦(いぶし瓦・素焼き瓦など)
塗装が必要・必要ない屋根材

スレート屋根は、全く塗装の意味がないというわけではありません。

しかし、スレート屋根の製造メーカーであるケイミューのメンテナンス方法についての記載では「美観の維持・向上を図るには、再塗装を行ってください」とされています。

変色や色あせがある状態であっても、必ず塗装を行うべきとはしていないため、美観の維持や向上を目的とする以外は、塗装は必要ありません。

また、他の屋根材よりも耐用年数が短いアスファルトシングルは、塗装をするよりも葺き替えやカバー工法を検討する方がおすすめです。

アスファルトシングルへの屋根塗装によって、雨水を排出するための隙間を埋めてしまい、雨漏りのリスクが高まってしまうため、屋根塗装ではなく葺き替えやカバー工法をおすすめしています。

なお、粘土瓦であるいぶし瓦や素焼き瓦は、元々塗装の必要がない屋根材であるため、屋根塗装以外のメンテナンス方法である、漆喰の補修や葺き直しが必要です。

金属屋根(トタンやガルバリウム

ガルバリウム鋼板を使ったリフォーム後の屋根
ガルバリウム鋼板の金属屋根

トタン屋根やガルバリウム鋼板などの金属屋根は、弱点である「サビ」が発生・拡大しないように、約10〜15年に1回の屋根塗装が必要です。

「エスジーエル鋼板」というガルバリウム鋼板よりも約3倍サビに強い素材の採用数が増加傾向にありますが、耐久性が高いからといって、完全にメンテナンスフリーというわけではありません。

エスジーエル鋼板は、塗装された状態で施工するため、塗膜が劣化した段階で塗装が必要になります。

ただ、トタン屋根は耐用年数が約10〜20年と短いため、現在屋根材として使用していて、サビやコケが広範囲に発生しているようなら、ガルバリウムやエスジーエルへの葺き替えを検討するのがおすすめです。

>>ガルバリウム鋼板についてくわしくはこちら

セメント瓦

屋根塗装をしたセメント瓦
セメント瓦の屋根塗装

セメント瓦は、セメントと砂を使って成型し、表面を塗装でコーティングしているため、約10〜15年に1回塗装が必要です。

セメント瓦の表面塗膜が劣化すると、防水性が低下し、雨水の吸収と乾燥を繰り返すことで、徐々にもろくなっていきます。

屋根材としての役割を果たせず、雨漏りや野地板などの腐食が起こるリスクが高まるので、変色・ひび割れなどがないか定期的にチェックし、補修と合わせて屋根塗装を行いましょう。

モニエル瓦

モニエル瓦のリフォーム

ヨーロッパで広く使われているモニエル瓦は、1970年代から日本でも使われるようになった瓦で、表面が塗装でコーティングされているため約10〜15年に1回塗装が必要です。

ただ、他の瓦とは違い、表面にスラリー層という保護層があるため、塗装する際にはスラリー層の除去作業をしなければいけません。

また、スラリー層を除去した上で、専用の下塗り材と塗料を使って、新しい塗膜をしっかり密着させる必要があります。

他の瓦で使うような下塗り材や塗料を使ってしまうと、塗膜が剥がれ、モニエル瓦が雨水を吸ってもろくなってしまうなど、屋根の寿命を縮める事態につながるので注意しましょう。

屋根塗装は自分でもできる?

屋根塗装はDIYでも可能ですが、転落の危険性があるためおすすめできません。ホームセンターなどで塗料や刷毛(ハケ)などの必要な材料を用意すすることで作業自体はできますが、自分で塗装するのは危険です。

大きな怪我を負うだけでなく、命に関わる事故が起こる恐れもあるので、安全に工事ができるリフォーム会社に相談しましょう。

【NGな理由1】屋根塗装以外の方法が最適な場合もある

カバー工法施工前の屋根
カバー工法を行前の天然石粒子が入った屋根

屋根のメンテナンス方法は、屋根塗装以外にも以下の3つの方法があります。

  • 葺き替え
  • カバー工法(重ね葺き)
  • 部分補修

例えば、耐用年数(寿命)が超過している屋根材に塗装を繰り返しても、耐久性が復活するわけではないため、雨漏りのリスクが高まり、住宅の寿命を縮めてしまう可能性が高いです。

屋根材が耐用年数を超過しているなら、野地板や垂木なども劣化が著しい状態である可能性があるため、葺き替えが最適なメンテナンス方法となります。

下記記事で、屋根のメンテナンス(修理)方法について費用相場と合わせて解説していますので、屋根塗装を検討している方はチェックしてみてください。

>>屋根修理方法と費用相場はこちら

【NGな理由2】屋根材によっては雨漏りのリスクを高める

雨漏りが起きた庇
雨漏りが起きた庇部分のリフォーム

自分で屋根塗装をして、スレート屋根の隙間を埋めてしまうと、雨水が排出されなくなり、野地板や天井裏に雨水が浸入し、雨漏りが起こるリスクが高まります。スレート屋根は、屋根材を重なるように施工し、あえて隙間を作ることで、内側に入った雨水が排出される構造になっているためです。

雨漏りリスクを回避するには、スレート屋根の塗装後に、隙間を作る「縁切り」という作業が必要ですが、専門的な知識や技術がないと対応できません。

そのため、雨漏りから住宅を守るために、屋根材ごとの特徴を理解した専門業者に塗装を依頼する必要があります。

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屋根塗装に補助金・助成金は使える?

屋根塗装などのリフォーム工事では、補助金・助成金が使える場合があります。

条件・必要書類・申請時期などは工事のタイミングによって異なり、お住まいの地域によっても受け付けている補助金・助成金が異なるため、最新の情報をチェックしておくことが大切です。

基本的に、屋根塗装などのリフォーム工事前に申請や手続きを行う必要があるので、塗装前に調べておきましょう。

下記記事で、具体的な補助金・助成金制度を紹介していますので、屋根塗装で補助金・助成金を活用したい方は、合わせてチェックしてみてください。

>>リフォームの補助金・助成金一覧はこちら

屋根塗装の施工事例を紹介

実際に屋根塗装を実施した施工事例をいくつか紹介していきます。

【事例1】遮熱塗料で屋根温度が12℃低下

屋根塗装に遮熱塗料を採用した屋根
遮熱塗料で屋根温度が低下
リフォーム費用約120万円
※屋根塗装以外も含む
工期約1ヶ月
建物一戸建て
施工箇所屋根塗装・外壁塗装
商品名(メーカー名)ガイナ(日進工業)
【事例1】遮熱塗料で屋根温度が12℃低下

「夏も涼しく過ごせるように、屋根に遮熱塗装をしたい」と相談があり、遮熱効果がある塗料を使って屋根全体を塗装しました。

遮熱塗料の塗装により、塗装前の72℃から42℃まで、30℃も屋根の表面温度が下がり、遮熱塗料の効果が発揮されました。

また、上記の物件では、屋根の他に外壁も修繕が必要な状態だったので、屋根と同時に外壁塗装を行ったことで、外観全体がきれいな仕上がりとなっています。

【事例2】築15年の屋根と外壁を同時に塗装

屋根と外壁の同時塗装を行った住宅
屋根・外壁同時塗装で温かみのある雰囲気に
リフォーム費用約150万円
※屋根塗装以外も含む
工期約25日
建物一戸建て
築年数築15年
施工箇所屋根塗装・外壁塗装
【事例2】築15年の屋根と外壁を同時に塗装

シリコン塗料で屋根塗装を、フッ素塗料で外壁塗装をした一戸建て住宅の施工事例です。

築15年を迎え「そろそろ塗装が必要だ」と思ったことがきっかけで、ご相談いただきました。

屋根は色味を変えませんでしたが、外壁は淡い紫から薄茶色に塗り替え、温かみのある雰囲気に仕上がっています。

【事例3】耐候性に優れたアステックペイントの塗料を採用

アステックペイントの塗料を使った屋根
屋根塗装で濃いグレーのきれいな外観へ
工期約16日
建物一戸建て
築年数約20〜30年
施工箇所屋根塗装・外壁塗装
商品名
(メーカー名)
【屋根】スーパーシャネツサーモSi
(アステックペイント)
【外壁】リファイン1000Si-IR
(アステックペイント)
【事例3】耐候性に優れたアステックペイントの塗料を採用

「耐久性のある塗料を使用し、イメージチェンジしたい」とご要望があった一戸建ての屋根・外壁の塗装施工事例です。

屋根には遮熱塗料であるアステックペイントのスーパーシャネツサーモSiを使用し、きれいな濃いグレーに仕上げています。

また、雨樋と破風板の補修も合わせて行い、耐久性をアップさせました。

【事例4】漆喰とひび割れの補修と一緒に屋根塗装を

漆喰補修と一緒に屋根塗装を行った屋根
漆喰補修をしながら屋根塗装を
リフォーム費用約140万円
※屋根塗装以外も含む
工期約20日
建物一戸建て
施工箇所屋根塗装・外壁塗装・漆喰補修
【事例4】漆喰とひび割れの補修と一緒に屋根塗装を

漆喰やひび割れの補修など、屋根のケアを重点的に行いながら、屋根と外壁の塗装工事を行った施工事例です。

落ち着いた赤茶色だった屋根を、グレー系に塗り替えたことで、モダンな印象に変わりました。

【事例5】フッ素塗料で屋根の傷みをカバー

フッ素塗料で塗装をした屋根
耐候性のあるフッ素塗料で屋根塗装を実施
リフォーム費用約115万円
※屋根塗装以外も含む
工期約20日
建物一戸建て
築年数約10〜20年
施工箇所屋根塗装・外壁塗装・ベランダ防水工事
商品名
(メーカー名)
【屋根】スーパーシャネツサーモSi
(アステックペイント)
【外壁】超低汚染リファイン1000Si-IR
(アステックペイント)
【事例5】フッ素塗料で屋根の傷みをカバー

「屋根の傷みを耐久性のある塗料で対策したい」とご相談があり、屋根・外壁塗装とベランダのFRP防水工事も行った一戸建ての施工事例です。

屋根には、耐候性のあるフッ素塗料を使い、グレー系のきれいな屋根に仕上げました。

フッ素塗料は、費用が高めですが、耐用年数が長いため、次回の塗装までの年数を延ばせるのが魅力です。

ただ、屋根材の種類や劣化状態などにより、選ぶべき塗料は異なるので、塗料や屋根塗装の専門知識をもつリフォーム会社を探し、相見積もりをしながら、依頼先を決めていきましょう。

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屋根塗装の工事中の注意点

色あせや塗膜のひび割れなど、屋根メンテナンスとして必要な塗装工事ですが、以下の点に注意が必要です。

  • 洗濯物は外に干せない
  • 臭いや騒音が発生する場合がある
  • 窓を開けて換気ができない

事前に頭に入れておかないと、リフォーム会社やご近所とトラブルになるケースもあります。見積もりや契約の際に、屋根塗装で気になる点は確認しておきましょう。

【注意点1】洗濯物は外に干せない

屋根塗装の工事中は、基本的にベランダには洗濯物を干せないケースが多いため、日常的に外干しをすることが多い家庭は注意してください。

塗料が飛散しないようにシートを張るなどの養生の作業は必ず行いますが、洗濯物が汚れてしまうリスクがあるため、塗装作業の近くには干せません。

ただ、敷地が広く、塗料の飛散の心配がない場所があれば、洗濯物を干すことができるケースもあるため、塗装前にリフォーム会社の担当者へ確認しましょう。

【注意点2】臭いや騒音が発生する場合がある

塗装作業中や足場設置の際に、臭いや騒音が発生する場合があるので、事前にスケジュールを確認しておきましょう。

臭いや騒音が原因で「事前に説明がなかった」など、近隣からクレームが来てトラブルになる場合もあるので、書面や口頭で事前に連絡をしておくことがおすすめです。

昨今では、基本的にリフォーム会社の方で事前挨拶を行なってくれますが、挨拶の範囲は会社ごとに異なります。

どの範囲で、どういう内容で近隣挨拶を行うのか、トラブルになってしまう前に、担当者と打ち合わせをしておくことが大切です。

また、自分や家族の生活についても「臭いや騒音に敏感なペットがいる」など、事前に対策しておくべき点がある場合は、近隣挨拶と合わせて担当者に相談しておきましょう。

【注意点3】窓を開けて換気ができない

屋根塗装の工程の1つである「高圧洗浄」をしている間は、水が跳ねる恐れがあるため、窓を開けての換気ができません。

また、屋根塗装と同時に外壁塗装をする場合も、窓まわりを塗装している間は、窓をビニールシートで覆う場合が多いため、換気ができない時間があることに注意しましょう。

屋根塗装のみであれば、基本的に高圧洗浄中と、臭いや騒音が気になる間のみ窓を開けられないことになります。

窓を開けられない時間の長さなどは、塗装や一緒に行う工事内容でも変わるので、普段窓を開けていることが多いのであれば、見積もりや契約の際にリフォーム会社に確認しておくのがおすすめです。

【Q&A】屋根塗装でよくある質問

【Q1】屋根と外壁は一緒塗装にした方が費用が安くなる?

屋根塗装と外壁塗装を別々で行なった場合、それぞれ足場設置費用がかかってしまうため、一緒に工事をした方が安く済みます。

足場設置費用は、塗装費用の約20%を占めるほど金額が大きい項目で、大幅に費用を削減できるため、予算内におさまるのであれば、外壁塗装も検討してみましょう。

【Q2】夏や冬でも屋根塗装はできますか?

基本的に夏や冬でも、屋根塗装はできます。

しかし、使用する塗料や温度・天候などによっては、塗装作業が延期となる場合があります。そのため、屋根塗装を行う際は、余裕をもったスケジュールを設定することが大切です。

【Q3】屋根塗装の工事中は留守にしても問題ありませんか?

屋根塗装の工事スケジュールを確認していれば、留守にしても問題ありません。

ただ、塗装作業前や後など、立ち会いや確認が必要になる場面があります。

たとえば仮設足場を設置する際の車両移動など、留守にすると作業が遅れる場合もあります。

スムーズに工事を進めるためにも、工事前に「家にいた方がいいタイミング」を業者に確認しておきましょう。

【Q4】屋根の塗装を安く抑えるコツとは?

1社だけでは安い・高いの判断がしづらいので、複数社で相見積もりをしてリフォーム費用を比べるのがおすすめです。

自分でリフォーム会社を見つける方法もありますが、スマホやパソコンから簡単に見積もり依頼ができるサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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