お風呂の水漏れは放置NG!原因別の修理費用と自分でできる応急処置

突然お風呂が水漏れし、原因や対処法が分からず、お困りではありませんか。放置すると床下の腐食や階下への漏水など、深刻な二次被害につながる恐れがあります。この記事では、蛇口・浴槽・床下など水漏れ箇所ごとの原因と修理費用の相場、ご自身でできる応急処置までを徹底解説します。信頼できる業者の選び方や、火災保険・補助金が使えるケースも紹介するので、焦らず最適な対応を取るための知識が身につきます。

2025年07月22日更新

監修記事
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【お風呂の水漏れを発見したら】被害を抑える応急処置5ステップ

ご自宅で水回りのトラブルを経験した方は57.2%(※)にものぼり、お風呂の水漏れも誰にでも起こり得るトラブルのひとつです。突然の出来事に焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて適切な行動をとることが、被害を最小限に抑えるための要となります。

※参考:水回りトラブルの発生率に関するアンケート結果 (PR TIMES)

ここでは、水漏れを発見した際にすぐに実践できる、応急処置を5つのステップで解説します。これらのステップを理解すれば、いざという時に冷静に対応し、大きな損害を防ぐことが可能です。

【STEP1】まずは止水栓を閉めて水を止める

水漏れを発見したら、何よりも優先して「止水栓」を閉め、これ以上水が漏れるのを防ぎましょう。

戸建て住宅の場合、止水栓は屋外にある水道メーターボックス内に設置されているのが一般的です。一方、マンションやアパートなどの集合住宅では、玄関横のパイプスペース内に設置されています。止水栓を閉めることで、水漏れの被害拡大を食い止められます。

マンションやアパートなどの集合住宅の場合

集合住宅の場合、他の部屋のメーターと間違えないよう、必ずご自身の部屋番号を確認してから閉めるように注意してください。

【STEP2】安全な範囲で、浴室の電気系統を遮断する

水漏れ箇所が電気系統に近い場合、漏電による事故を防ぐため、安全な範囲で電気を遮断することが重要です。分電盤の周囲が濡れておらず、安全に操作できる場合は、そのブレーカーをオフにしてください。

ただし、どのブレーカーを落とすべきか不明な場合や、分電盤の周辺が濡れている、あるいは焦げ臭い匂いがするなど、少しでも危険を感じる場合は、絶対に分電盤には触らないようにしましょう。無理な操作は二次被害を招く恐れがあるため、資格を持つ専門業者に対応してもらうことが得策です。

【STEP3】専門業者へ連絡し、状況を伝えて指示を仰ぐ

止水栓を閉め、電気系統の安全が確保できたら、速やかに水道修理業者へ連絡しましょう。もし漏電の恐れがある場合は、電力会社や電気工事業者などにも連絡しておくと安心です。

連絡時には、以下の情報を具体的に伝えましょう。

連絡時に伝えること
  • 氏名と住所
  • 水漏れの発生場所(例:蛇口、シャワー、浴槽など)と現在の状況
  • いつから水漏れが発生したか

これらの情報を正確に伝えることで、業者は状況を速やかに把握し、的確な指示や対応をしてくれます。

【STEP4】水漏れの状況を写真や動画で記録する(無理のない範囲で)

専門業者への連絡が済んだら、可能であれば、水漏れの状況を写真や動画で記録しておきましょう。

写真や動画は、修理業者に現場の状況を正確に伝え、迅速な対応を促すための貴重な情報となります。また、後日火災保険の申請を行う際、水漏れによる損害の証拠として提出できるため、手続きがスムーズに進みます。

ただし、撮影を行う際は必ず身の安全を最優先し、無理のない範囲で行うようにしましょう。

【STEP5】管理会社や大家さんへ報告する(集合住宅や賃貸住宅の場合)

これまでの応急処置と並行して、マンションやアパートなどの集合住宅、または賃貸住宅にお住まいの場合は、必ず管理会社や大家さんへ報告することが欠かせません。

その理由は、階下への漏水など、他の住民に被害が及んでいないかを確認し、適切な対応をとる必要があるからです。また、水漏れが建物全体に影響を及ぼしている場合は、共用部分の損害などで保険が適用されるかの確認も必要です。

管理会社や大家さん側で修理業者が指定されている場合もあるため、無用なトラブルを避けるためにも事前の確認が重要です。

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【症状から特定】お風呂の水漏れ、原因と取るべき対策はこれ!

お風呂の水漏れは、その症状によって原因や取るべき対策が大きく異なります。ここでは、現在起きている症状から、水漏れの根本的な原因とその対処法について理解するための核心部分です。ご自身の状況に最も近い症状を選び、今後の対応をスムーズに進めましょう。

【症状1】蛇口の先や根元からポタポタ水が漏れる

蛇口の先端や根元から水がポタポタと漏れる場合、その原因として内部のゴムパッキンの劣化が考えられます。パッキンは経年により硬化・破損するため、水漏れを引き起こします。

ゴムパッキンをDIYで交換するのもひとつですが、部品の選定ミスや締め付けの失敗によって水漏れが悪化するケースも少なくありません。確実に修理した上で、二次被害を防ぐためにも、プロの専門業者への依頼が最も確実な対処法といえます。

【症状2】シャワーヘッドやホースのつなぎ目から水が漏れる

シャワーヘッドやホースのつなぎ目から水漏れが発生している場合、その主な原因は接続部分におけるパッキンの劣化、またはナットの緩みです。

まずは水漏れ箇所を確認し、ナットが緩んでいるようであれば、時計回りに締め直してみてください。それでも改善しない場合は、内部のパッキンが寿命を迎えている可能性があります。この場合、部品単体での交換よりも、シャワーヘッドやホース全体を交換する方が簡単で確実な対処法となります。

【症状3】浴槽のお湯が、栓をしているのに減っていく

浴槽の栓をしているにもかかわらずお湯が減ってしまう場合、主な原因として、「排水栓のゴム部品の劣化」あるいは、「浴槽本体の目に見えないひび割れ」が考えられます。

まずは、排水栓のゴム部分にひび割れや変形などの異常がないかを確認しましょう。ゴム部品が劣化している場合は、交換することで水漏れが解決することもあります。しかし、排水栓に異常が見られない場合は、浴槽本体に問題があると考えられます。浴槽に問題がある場合は、専門家による詳細な調査が必要となるため、早めに修理業者へ相談しましょう。

>>浴槽の交換リフォーム

【症状4】換気扇や天井から水滴が落ちてくる

換気扇や天井から水滴が落ちてくる場合、いくつかの原因が考えられます。

ひとつは、浴室と外気の温度差によって発生する「結露」です。特に、冬場に多く見られますが、換気扇本体の経年劣化による故障や、排気ダクトの破損・不具合によって外部から雨水が侵入している可能性もあります。

2階以上のお風呂でこの症状が見られる場合は、天井裏を通る上階の給排水管からの水漏れや、屋根・外壁の不具合が原因であることも考えられます。これらの原因は自己判断が難しいため、専門業者に調査を依頼し、原因を特定してもらいましょう。

【症状5】給湯器(風呂釜)本体や配管から水が漏れている

給湯器本体やその接続配管から水漏れがある場合、機器内部の経年劣化や部品の腐食、または配管自体の破損が主な原因です。

このような水漏れは、電気系統やガスと隣接しているため、漏電や不完全燃焼、一酸化炭素中毒などの重大な事故につながる危険性があります。安全のため、水漏れを発見したらすぐに給湯器の使用を中止し、ガスの元栓も閉めてください。その上で、速やかにガス会社または給湯器の専門業者へ連絡し、点検と修理を依頼しましょう。

【症状6】浴室の床・壁やタイル目地から水が染み出している

浴室の床や壁、またはタイル目地から水が染み出している場合、多くは防水層の劣化が原因です。

特に、在来工法で造られた浴室の場合、ひび割れや剥がれが生じているタイル目地から水が内部に浸入し、防水層を劣化させてしまうこともあります。この状態を放置すると、見えないところで構造躯体への影響を及ぼし、木材の腐食やシロアリ発生、さらには建物の強度低下といった深刻な二次被害につながるリスクがあります。

建物への被害を最小限に抑えるためにも、速やかな専門業者による調査と修理が欠かせません。

【症状7】浴室の外(脱衣所や階下)にシミやカビ、異臭がある

浴室の外である脱衣所や階下にまでシミ、カビ、または異臭が確認できる場合、壁の内部や床下で給排水管が破損・劣化している可能性を示す深刻な水漏れのサインです。すでに広範囲にわたって水が浸透している可能性もあり、放置すると建物の構造材の腐食やシロアリの発生、健康被害につながるカビの繁殖など、甚大な被害に発展する恐れがあります。

被害の拡大を防ぐため、一刻も早く専門業者に連絡し、詳細な点検と修理を依頼することが必要不可欠です。

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【箇所別】お風呂の水漏れ修理にかかる費用相場一覧

お風呂の水漏れ修理にかかる費用は、水漏れ箇所や症状の深刻さによって大きく変動します。ここでは、主要な修理箇所の費用目安を見ていきましょう。

お風呂の水漏れ修理にかかる費用相場
修理箇所費用相場
蛇口・水栓パッキン交換:0.5万〜1.5万円
本体交換:3万〜10万円
シャワーシャワーホース・ヘッド交換:0.7万〜2.5万円
浴槽・排水口まわりゴム栓交換:0.8万〜1万円
浴槽のひび割れ補修:3万〜18万円
浴槽交換:5万〜40万円
壁・床・天井給排水管の修理:5万円〜
コーキングの打ち替え:1万円〜
その他
(換気扇・給湯器など)
換気扇の交換:7万〜10万円
給湯器(エコジョーズ)の交換:20万〜50万円

上記の費用はあくまで目安であり、実際の被害状況や選ぶ材料、依頼する業者などによって変動します。正確な費用を把握するためには、複数の専門業者から相見積もりを取り、ご自身の状況に合った最適な提案と価格を比較検討しましょう。

>>お風呂のリフォーム費用をくわしく

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お風呂の水漏れをDIYで修理する前に知っておきたい3つのリスク

「この水漏れは自分で直せるだろうか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、お風呂の水漏れ修理は、ご自身で対応できる範囲と、プロに任せるべき範囲が明確に分かれています。

DIYで対応できる可能性があるのは、シャワーホースやヘッドの交換、浴槽のゴム栓交換など、特別な工具が不要で手順が比較的簡単な作業に限られます。それ以外の壁や床の内部、あるいは給排水管が関係するような複雑な工事は、専門知識と経験が必要です。無理にDIYで解決しようとすると、さまざまなリスクを伴うため、プロに任せるのが賢明です。

【リスク1】水漏れの悪化

DIYでの修理を試みる際、最も避けたいリスクのひとつが「水漏れの悪化」です。

たとえば、専門知識がないまま部品を選んだ結果、サイズや規格が合わない部品を使用してしまい、水漏れを悪化させてしまうケースも少なくありません。また、締め付けが不十分であったり、あるいは逆に締め付けすぎたりすることで、水漏れが改善するどころか、かえって被害を広げてしまう可能性もあります。

症状が悪化すると、より大規模な修理が必要となり、結果的に費用も高額になるでしょう。

【リスク2】二次被害の発生

DIYでの修理において、「二次被害の発生」も大きなリスクのひとつです。不慣れであることや不適切な工具の使用、無理な分解・取り付けなどによって、水漏れ箇所とは別の部分を破損させてしまう可能性があります。

たとえば、蛇口の修理中に配管を傷つけたり、壁や床を剥がす際に内部のケーブルや他のパイプを誤って切断してしまったりといったケースが考えられます。これにより、当初の水漏れ修理費用に加えて、新たな箇所の修理費用や復旧費用が発生し、かえって高くつくこともあるでしょう。

【リスク3】保証対象外になる

DIYで水漏れ修理を試みた場合、メーカー保証が受けられなくなる可能性があります。新しい給湯器や浴室設備にはメーカー保証が付帯していますが、ユーザー自身による不適切な分解や修理作業を行った場合、その保証が無効になってしまうことがほとんどです。

これにより、万が一、修理後に新たな不具合が生じても、保証期間内であっても有償での修理となり、余計な出費が発生してしまいます。結果的に、専門業者に依頼するよりも高額な費用がかかることも考えられます。

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お風呂の水漏れにおける修理・リフォーム事例

お風呂の水漏れと一口に言っても、その原因や被害状況によって、必要な対応は大きく異なります。簡単な部品交換で済むケースもあれば、大規模なリフォームが必要になることも。

ここでは、実際にあった水漏れトラブルがどのように解決されたのか、修理からリフォームまで異なる3つの事例をご紹介します。ご自身の状況と比較しながら、お風呂の水漏れ解消に役立てましょう。

【事例1】水栓からの水漏れを解消

before
after

シャワー水栓の交換工事

リフォーム費用
工期半日

ある日突然、お風呂のシャワーの根本から水がポタポタと漏れ出し、お困りだったご家庭の事例です。
浴室を使うたびに床が濡れ、カビの発生も懸念される状況でした。この水漏れは見た目以上に厄介で、放置すれば建材の腐食にもつながりかねません。
対処法として、同型機種の新しいシャワー水栓に交換しています。

【事例2】浴室の交換で水漏れ問題を解決

before
after

ユニットバスの交換リフォーム

リフォーム費用約100万円
工期5日間

配管洗浄業者から床下の水漏れを指摘され、不安を感じたお客様から点検のご依頼をいただいた事例です。
当初は配管からの漏水を懸念されていましたが、点検の結果、配管自体に問題はないことが判明しました。しかし、お風呂下の土台に明らかな染みが見られ、浴室からの水漏れがあると判断。
ユニットバスを交換するとともに出窓も交換し、快適な浴室空間を実現しました。

【事例3】古くなったタイルのお風呂を丸々リフォーム

before
after

タイルの浴室をユニットバスにリフォーム

リフォーム費用
工期5日間

長年使用され、老朽化が進んでいたタイル張りのお風呂を、全体的にリフォームした事例です。
既存の浴室を解体し、水漏れの影響で傷んでいた土台と柱を新しくやり替えるとともに、浴室全体の断熱材をしっかりと施工しています。
これにより、冬場の寒さやタイルの目地からくる水漏れの心配がなくなり、冬でも暖かく、快適なバスタイムを過ごせるようになりました。

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お風呂の水漏れを防ぐために。日常でできる予防策と点検方法

お風呂の水漏れは、発生してから慌てて対処するのではなく、日々のメンテナンスと点検によって未然に防ぐことが非常に重要です。あらかじめ適切な予防策と点検方法を頭に入れて、将来的な大きなトラブルや高額な修理費用の発生を回避しましょう。

【予防策1】排水口の定期的な掃除

お風呂の水漏れを予防するためには、「排水口の定期的な掃除」が効果的です。排水口には、毎日使ううちに髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れなどが溜まっていきます。これらを放置すると、排水の流れが悪くなるだけでなく、やがて詰まりを引き起こし、水が逆流して水漏れの原因となることもあります。

週に一度は排水口のフタやヘアキャッチャーを取り外し、溜まったゴミを取り除き、専用の洗剤でこまめに掃除するように心がけましょう。

【予防策2】コーキング(目地)や浴槽のひび割れチェック

浴室の壁と浴槽の間や、タイル目地などに使われている「コーキング材」、または浴槽本体にひび割れがないか定期的にチェックすることは、水漏れを予防するために必要不可欠です。

コーキング材は経年劣化で硬くなり、ひび割れたり剥がれたりすることがあります。また、浴槽も長年の使用で小さなひび割れが発生することもあります。これらの隙間から水が浸入し、建物の内部で水漏れが発生してしまうかもしれません。

目安としては10年に一度は点検を行い、劣化が見られる場合は専門業者に補修や打ち直しを依頼しましょう。

【予防策3】シャワーホースなどの消耗品の早めの交換

お風呂のシャワーホースやパッキン、シャワーヘッドなどは、毎日使用することで少しずつ劣化していく消耗品です。目に見えるひび割れや変形がなくても、内部では素材が硬化したり摩耗したりしており、ある日突然水漏れを引き起こすかもしれません。

これらの消耗品は、一般的に約10年程度が交換の目安とされています。定期的に状態をチェックし、寿命が来る前に早めに交換することで、突然の水漏れトラブルを未然に防ぎ、安心して浴室を使用することができます。

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【Q&A】お風呂の水漏れ修理でよくある質問

水漏れ修理に火災保険は使えますか?

水漏れ修理に火災保険が適用されるかどうかは、その状況によって異なります。たとえば、蛇口や配管など、水漏れの原因となった箇所そのものの修理費用(特に経年劣化が理由の場合)は、火災保険の対象外となるのが一般的です。

一方で、以下の場合は補償の対象となる可能性があります。

補償の対象となる可能性のあるケース
  • ご自身の「家財」や「建物」が水漏れによって損害を受けた場合
  • マンションなどで、ご自身の水漏れが原因で階下の部屋に損害を与えてしまった場合(火災保険に付帯する「個人賠償責任保険(特約)」で補償されることがある)

なお、火災保険の補償内容は個々の契約によって異なるため、まずはご自身の保険証券を確認し、加入している保険会社や代理店に連絡して、補償の対象になるか相談することが最も重要です。

お風呂の水漏れ修理で使える補助金制度(2025年最新)はありますか?

水漏れを機に浴室全体のリフォームを行う場合は、いくつかの補助金制度を利用できる可能性があります。

利用できる可能性のある補助金制度
  • 国の支援事業子育てグリーン住宅支援事業など)
    • 水漏れ修理そのものではなく、高断熱浴槽の設置や浴室乾燥機など、省エネ性能を高めるリフォームが主な対象となる
  • 介護保険の住宅改修
    • ご家族に要支援・要介護認定を受けている方がいる場合、手すりの設置や段差解消といったバリアフリー改修に対して、介護保険から住宅改修費用が支給される
  • 自治体独自の制度
    • お住まいの市区町村によっては、独自のリフォーム補助金制度を設けている場合がある

これらの補助金制度の利用を検討する際は、各ホームページや窓口で情報を収集し、最新動向をチェックすることが重要です。

>>お風呂リフォームの補助金制度をくわしくみる

給湯器や換気扇からの水漏れはどうすればいい?

給湯器の異常を感じたら、すぐに使用を中止し、ガスの元栓を閉めてください。その後、速やかに契約しているガス会社か、給湯器の専門業者に連絡し、点検と修理を依頼しましょう。

一方、換気扇から水滴が落ちてくる場合、多くは湿気が原因で発生する結露ですが、それが続く場合や、季節を問わず発生する場合は、外部からの雨漏りの可能性も考えられます。その際は、建物の構造に関わる可能性もあるため、専門の修理業者に点検を依頼しましょう。

賃貸マンションの場合、修理費用の負担や責任は誰が負いますか?

賃貸マンションにおける水漏れ修理の費用負担や、責任の所在は「水漏れの原因」によって変わります。

入居者の責任になるケース

蛇口の閉め忘れ、排水口の掃除を怠ったことによる詰まり、物をぶつけて設備を壊したなど、ご自身の「うっかり」や「不注意」が原因の場合、修理費用は入居者の負担となります。

大家さん・管理会社の責任になるケース

備え付けられている設備の「経年劣化」(給排水管の老朽化、蛇口内部の自然な故障など)、つまり入居者に非がない場合、修理費用は大家さんや管理会社の負担となる。

どちらのケースか自己判断せず、水漏れを発見したら、まず大家さんや管理会社に連絡することが鉄則です。ご自身で勝手に業者を呼んでしまうと、後から費用を負担してもらえない可能性もあるため、必ず指示を仰ぎましょう。

修理にはどのくらいの時間がかかりますか?

お風呂の水漏れ修理にかかる時間は、水漏れの原因や被害状況、修理内容によって大きく異なります。一般的な目安は、以下のとおりです。

修理時間の目安
修理内容修理時間の目安
簡単な部品交換
(パッキンなど)
0.5〜1時間
水栓やシャワーホース全体の交換1〜3時間
床下や壁内の配管修理
ユニットバス全体の交換
数日〜1週間

上記の時間はあくまで目安であり、水漏れの状況や建物の構造、業者の混雑状況によって変動する可能性があります。正確な工期については、必ず見積もり時に専門業者に確認するようにしましょう。

水漏れを放置すると、最悪の場合どうなりますか?

お風呂の水漏れを放置すると、取り返しのつかない深刻な事態を招く可能性があります。

たとえば、湿気によりカビが大量発生し健康被害を引き起こすほか、柱や土台といった構造部分の腐食、さらにはシロアリの発生源となることがあります。また、腐食が進んだ床が突然抜ける事故や、漏電による火災や感電といった命に関わる重大事故に繋がりかねません。

一方、マンションの場合は、階下への漏水により、他人の家財への損害賠償問題に発展する可能性もあります。これらの事故やトラブルを未然に防ぐためにも、必ず専門家に見てもらうことが最も重要です。

信頼できる修理業者の選び方は?

お風呂の水漏れ修理は、安心して任せられる信頼できる業者を選ぶことが重要です。悪徳業者を避け、優良な業者を見つけるために、以下のポイントをおさえましょう。

信頼できる業者を選ぶポイント
  1. 「水道局指定工事店」であるか
  2. ホームページなどで具体的な施工実績や費用を公開しているか
  3. 見積書の内訳が詳細で分かりやすいか
  4. 複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」に快く応じてくれるか
  5. 工事後の保証やアフターフォロー制度が整っているか

ハピすむでは、これらの基準をクリアした優良業者を無料でご紹介し、簡単に相見積もりも可能です。

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【まとめ】お風呂の水漏れは早期発見・早期対応が最も重要

この記事では、お風呂の水漏れを発見した際の応急処置の流れから、症状別の原因特定と対策、修理の費用相場、そして日常でできる予防策まで幅広く解説しました。

最も大切なのは、どんな小さな水漏れでも放置せず、早期に発見し、迅速に対応することです。万が一水漏れを放置してしまうと、見えないところで被害が進行し、建物への甚大なダメージや高額な修理費用、さらには近隣トラブルに発展する可能性もあります。

水漏れを発見したら、できる範囲で応急処置を行い、専門業者に相談することが先決です。「どの業者に相談したらよいかわからない」と感じたら、見積もり一括サービスを利用して、信頼できる業者を探すのも手です。ハピすむなら、簡単に複数の業者を比較検討でき、信頼できる業者を見つけることができます。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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