お風呂の壁リフォームはいくらかかる?費用相場は10万~30万円

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お風呂の壁リフォームにかかる費用は、0.75坪程度の浴室で壁のみを施工する場合で10万~30万円が目安です。この記事では壁リフォームの費用相場に加え、壁のみの工事と浴室全体のリフォームがそれぞれ適しているケースを解説します。

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シート・パネル・タイル・木材の浴室壁材4種類の特徴を比較した図解
お風呂の壁材4種類の特徴

お風呂の壁リフォームの費用相場

0.75坪程度(1216サイズ)の浴室で、壁のみをリフォームする場合の費用相場は10万~30万円です。

お風呂の壁リフォーム4工法の費用相場を比較した図解
お風呂の壁リフォームの費用相場(工法別)
工法費用相場
パネルの重ね張り15万~30万円
専用シート張り10万~20万円
塗装10万~20万円
タイルの張り替え10万~30万円

費用は、施工面積や使用する材料、既存壁の撤去、水栓・鏡などの脱着、下地や防水層の補修の有無によって変動します。実際の費用を知りたい場合は、複数のリフォーム会社に現地調査と見積もりを依頼しましょう。

パネルの重ね張り

0.75坪程度の浴室で、壁全面にパネルを重ね張りする場合の費用相場は、15万~30万円が目安です。パネルの重ね張りでは、以下の要素で費用が変動します。

  • パネルの種類と使用枚数
  • パネルの施工面積
  • 下地補修の有無
  • 水栓や鏡などの脱着の有無
  • 見切り材やシーリングの施工範囲

既存壁と新しいパネルの組み合わせによって、適した接着方法は異なります。施工を誤ると剥がれにつながるため、専門業者への依頼が必要です。下地に問題がないタイル壁やモルタル壁を、ユニットバスのような見た目に変えたい場合に向いています。既存壁を撤去する工法より費用や工期を抑えやすいものの、施工面積やパネルの種類によっては、シート張りや塗装より高くなることもあります。

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専用シート張り

0.75坪程度の浴室で、壁全面に専用シートを張る場合の費用相場は、10万~20万円が目安です。専用シート張りでは、以下の要素で費用が変動します。

  • シートの種類
  • シートの施工面積
  • 下地補修の有無
  • 水栓や鏡などの脱着の有無

浴室用シートは比較的安価で、デザインも豊富です。費用を抑えながら浴室の印象を変えたい場合に向いています。ただし、下地に汚れやカビ、湿気が残っていると、シートの浮きやカビの再発につながるため、施工前の清掃・補修が欠かせません。

塗装

浴室の壁を塗装する費用相場は、10万~20万円です。費用は、主に以下の要素で変動します。

  • 塗料の種類
  • 塗装の面積

浴室の壁には、浴室向けの塗料を使用し、適切な下地処理を行う必要があります。専門的な施工が必要なため、業者への依頼が安心です。塗装は、ユニットバスや塗装仕上げのモルタル壁に向いています。一方、タイル壁は塗料が密着しにくく、塗装には不向きです。

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タイルの張り替え

浴室の壁タイルを張り替える場合、費用相場は10万~30万円が目安です。部分的な張り替えや下地の状態が良いケースでは費用を抑えやすい一方、壁全面の撤去や下地・防水層の補修を伴う場合は20万~30万円ほどかかることもあります。タイルの張り替えは、以下の要素で費用が変動します。

  • タイルの種類
  • 張り替える範囲
  • 既存タイルの撤去量
  • 下地・防水層の補修範囲
  • 目地材やシーリング材の種類

タイル同士の隙間は、一般的に浴室用の目地材で埋めます。入隅や浴槽との取り合いなど、動きが生じやすい部分にはシーリング材を使用します。既存の浴室がタイル壁でも、ひび割れや浮き、水の浸入がある場合は、下地や防水層の補修が必要です。タイルを張り替える前に、下地の状態まで確認してもらいましょう。

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お風呂の壁リフォームが適しているケース

お風呂の壁リフォームが適しているケースは、以下の3つです。

  • 設備が比較的新しい
  • 予算が最優先
  • デザイン変更が主目的

浴槽や水栓などの設備が比較的新しく、交換する必要がない場合は、壁だけのリフォームが適しています。浴室全体の交換より費用を抑えやすいため、予算を優先したい場合にも選びやすい方法です。また、壁は浴室の印象を大きく左右するため、張り替えや塗装でデザインを変えたい場合にも向いています。

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お風呂の全体リフォームが適しているケース

お風呂の全体リフォームが適しているケースは、以下の3つです。

  • 浴槽・床・水栓なども含めて機能性を高めたい
  • 配管や下地の劣化もあわせて確認したい
  • 60万~150万円程度の予算を想定できる

現状のお風呂に複数の不具合がある場合は、壁だけでなく全体リフォームも検討しましょう。壁リフォームでも、断熱材付きのパネルなどを選べば一部の性能向上は期待できますが、浴槽・床・水栓・換気設備までは新しくなりません。ユニットバス交換の費用は、60万~150万円が目安です。浴室の広さや商品グレード、既存浴室の解体、下地・配管工事の有無によって費用は変動します。

壁だけのお風呂リフォームと浴室全体リフォームが向いているケースを比較した図解
お風呂の壁リフォーム4工法の費用相場を比較した図解
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お風呂の壁リフォームの注意点

お風呂の壁をリフォームする際は、次の6点を確認しましょう。

  1. 汚れが付きにくい素材を選ぶ
  2. 壁材だけでなく浴室全体の断熱・暖房も検討する
  3. まとめて行う場合は総額と重複費用を比較する
  4. 浴室工事の実績と事前調査の内容を確認する
  5. 開放感と清潔感を演出したいなら明るい色を選ぶ
  6. 入浴を再開できる時期を確認する

【注意点1】汚れが付きにくい素材を選ぶ

壁材は、防汚・防カビ性能を備えたものを選ぶと、汚れやカビが付きにくく、日々の掃除も楽になります。製品によって性能が異なるため、メーカーの仕様を確認して選びましょう。

【注意点2】壁材だけでなく浴室全体の断熱・暖房も検討する

ヒートショックは、暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室へ移動するなど、急な温度変化によって血圧が大きく変動し、失神や心臓・脳の病気につながる現象です。断熱性のある壁材は浴室の冷えを抑える方法のひとつですが、壁だけで十分に防げるわけではありません。脱衣所や浴室を入浴前に暖める、湯温を41度以下にする、湯につかる時間を10分以内にするなどの対策もあわせて行いましょう。入浴事故が増えやすい11月~4月は、とくに注意が必要です。

入浴前の暖房、湯温41度以下、入浴10分以内の温度変化対策を示した図解
入浴時の急な温度変化を抑える3つの対策

※ 参考1:日本赤十字社「冬場の入浴事故に注意」
※ 参考2:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故」

【注意点3】まとめて行う場合は総額と重複費用を比較する

壁・床・天井・浴槽を同時に工事すると、養生や搬出、人件費などの重複を抑えられる場合があります。ただし、壁だけをリフォームする場合より工事総額は高くなるため、まとめれば必ず安くなるわけではありません。床や天井、浴槽も近いうちに交換する予定がある場合は、壁だけの見積もりと全体工事の見積もりを比較して判断しましょう。

【注意点4】浴室工事の実績と事前調査の内容を確認する

お風呂の壁リフォームには、防水や下地処理、補修、見切り材・シーリングの納まりなど、浴室特有の施工技術が求められます。依頼先を選ぶ際は、浴室壁の施工実績、保証内容、下地まで調査するかを確認しましょう。

壁材の撤去・切断・研磨などを伴うリフォームでは、工事の規模にかかわらず、着工前に石綿の使用有無を調べる事前調査が必要です。2023年10月以降に着工する建築物の工事では、原則として所定の資格を持つ調査者が事前調査を行います。改修工事の請負金額が税込100万円以上の場合は、調査結果を行政へ報告する義務もあります。見積もりに調査費用や必要な対策が含まれているかを確認しましょう。

マンションでは、専有部分の工事でも管理規約や使用細則により、管理組合への申請・承認が必要な場合があります。使用できる材料、作業時間、搬入経路などを工事前に確認しておきましょう。

※ 参考1:厚生労働省「リフォーム工事の石綿事前調査」
※ 参考2:国土交通省「マンション管理Q&A」

【注意点5】開放感と清潔感を演出したいなら明るい色を選ぶ

開放感や清潔感を演出したい場合は、明るい色が向いています。一方、暗い色は落ち着きや高級感を出しやすいものの、次回の塗り替えで明るい色に変更しにくいことがあります。現在の好みだけでなく、将来のメンテナンスも考えて選びましょう。

【注意点6】入浴を再開できる時期を確認する

お風呂の壁リフォームは、工法や製品によって当日から入浴できる場合もあれば、接着剤・塗料・目地材などの硬化を待つ必要がある場合もあります。十分に硬化する前に水をかけると、剥がれや変色、目地の不具合につながるおそれがあります。工事前に入浴を再開できる日時を確認し、施工業者や製品の指示に従いましょう。

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壁を張り替えたい!壁材は何がおすすめ?

お風呂の壁には、以下の壁材が使用されます。

シート・パネル・タイル・木材の浴室壁材4種類の特徴を比較した図解
お風呂の壁材4種類の特徴
  1. シート
  2. パネル
  3. タイル
  4. 木材

【壁材1】手ごろな価格の「シート」

出典:3M™ ダイノック™ フィルム NEOシリーズ(水廻り用フィルム)の浴室施工イメージ

浴室用シートには壁・天井向けと床向けがあり、施工箇所に合った製品を選ぶ必要があります。求められる性能や施工方法が異なるため、用途を確認して使い分けましょう。工期は1〜2日程度が目安ですが、入浴を再開できる時期は、製品や接着剤、下地の状態によって変わります。下地に汚れやカビ、湿気、浮きがあるときは、先に除去・補修してから施工します。

※ 参考:3M「水廻り用フィルム NEOシリーズ」

【壁材2】重ね張りもできる「パネル」

出典:LIXIL- ユニットバス「リノビオV」の施工イメージ

浴室の壁パネルには、鋼板や樹脂、FRPなどを使った製品があります。表面の清掃性や防カビ仕様、断熱材の有無などは製品によって異なるため、パネルであれば一律に断熱性・保温性が高いわけではありません。既存のユニットバスにパネルを重ね貼りできるかどうかは、壁の浮き・腐食・漏水の有無や、浴槽・水栓・窓まわりの納まりによって判断されます。製品保証に影響する場合もあるため、施工業者やメーカーに確認しましょう。

※ 参考:LIXIL「リノビオVの壁パネル」

【壁材3】耐水・耐火性に優れた「タイル」

出典:TOTO-ユニットバス「ハーフバス08」施工イメージ

タイルは在来工法の浴室でよく使われるほか、浴槽と床がユニット、壁が在来工法の「ハーフユニットバス」に採用されることもあります。表面は水や熱に強く、デザインも豊富です。ただし、防水性能はタイルだけで決まらず、下地や防水層、目地、入隅などを含めた施工で確保します。目地のひび割れやタイルの浮きがある場合は、水が裏側に入り込んでいる可能性があるため、早めに点検しましょう。

【壁材4】高級感を演出する「木材」

出典:佐野木材-浴室の壁を木材で施工するイメージ

浴室の壁には、ヒノキなどの浴室向け木材や、適切に表面処理・乾燥された木材を使用できます。木材ならではの温もりや香りを楽しめる一方、耐久性は樹種や加工方法、壁の納まり、換気、使用後の乾燥状態によって変わります。一般的なパネルやシートより材料費・施工費が高く、定期的な手入れにも手間がかかる傾向があるため、初期費用だけでなく維持管理の負担も含めて検討しましょう。

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お風呂の壁リフォームに関するよくある質問

お風呂の壁リフォームはDIYでもできる?

小さな傷の補修など、DIY対応製品を説明書どおりに使える範囲なら、自分で施工できることもあります。ただし、シート・パネルの全面施工やタイルの撤去・張り替えには、下地処理や防水、各部の納まりに関する専門知識が必要です。施工不良による剥がれや水漏れは、表面から気づきにくいケースもあります。壁の浮きや腐食、漏水があるときや、既存壁を撤去するときは、専門業者に相談しましょう。

浴室の壁はどのような材料が良い?

重視するポイントに合わせて材料を選びましょう。機能性を優先するなら、耐水性や断熱性に優れたものが候補です。デザインを重視するなら、色柄や質感を比較し、好みの浴室を実現できる材料を選びます。

お風呂の壁を長持ちさせる方法は?

入浴後は、壁に付いた石けんや皮脂汚れをシャワーで洗い流し、水滴を拭き取ってから換気します。最後に冷水をかけると浴室内の温度は下がりますが、水分が残れば湿気は十分に逃がせません。換気扇を使用するときは、窓や浴室ドアを閉め、ドアの換気口を開けるなど、設備の説明書に沿って空気の通り道を確保しましょう。

汚れを流す、水滴を拭く、換気する浴室壁の手入れ手順を示した図解
お風呂の壁を長持ちさせる3ステップ

お風呂の壁リフォームの費用を抑える方法は?

お風呂の壁リフォームで費用を抑える方法は、以下の3つです。

  • 同じ工法・材料・施工範囲で相見積もりを行う
  • 下地に問題がなければ重ね張りを検討する
  • 床や天井も近く交換する予定なら、同時施工と別施工の総額を比較する

見積もりは金額だけでなく、下地補修、既存材の処分、見切り材・シーリング、石綿事前調査、保証の範囲まで条件をそろえて比較しましょう。価格の安さだけで依頼先を決めると、必要な工事が見積もりに含まれていないことがあります。

お風呂の壁リフォームで利用できる補助金はある?

2026年の「みらいエコ住宅2026事業」では、浴室の壁材を張り替えたり塗装したりする工事だけでは、補助対象になりません。浴室全体をリフォームし、対象製品として登録された高断熱浴槽・節湯水栓・浴室乾燥機などを設置する場合は、高断熱浴槽は48,000円、節湯水栓は1か所につき9,000円、浴室乾燥機は1台につき27,600円の補助対象になることがあります。

2026年7月時点では、申請を受け付けています。予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は遅くとも2026年12月31日までですが、予算上限に達すると早期に終了します。工事を契約する前に、対象条件と受付状況を施工業者に確認しましょう。

※ 参考1:住宅省エネ2026キャンペーン「リフォーム」
※ 参考2:みらいエコ住宅2026事業「リフォーム」
※ 参考3:対象製品の検索

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