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目次
【画像あり】外壁塗装のピンホールとは
ピンホールとは、外壁塗装後に発生するポツポツと気泡が割れたような小さな穴のことをいいます。
基本的に施工不良によって発生し、0.1mmほどの小さなものから1mmを超える大きなものまで、数も大きさもさまざまです。

ピンホールが発生すると、あまり見た目が良くありません。
また、穴の大きさや深さによっては塗膜の劣化を早めてしまう原因にもなるため、再塗装をおこなうなど早めの対策が必要です。
外壁塗装のピンホールを放置するリスク
ピンホールを見つけたら、そのまま放置することは極力避けましょう。
ここでは、外壁塗装後に発生したピンホールを放置した際のリスクについて解説します。
見た目の問題だけでは済まないケースもあるため、一度は施工業者に見てもらうことをおすすめします。
【リスク1】建物の劣化が早まる可能性もある
ピンホールの深さや大きさによっては塗膜に影響を与えるため、建物自体の劣化につながります。
ピンホールの内部に水がたまると、気温の変化によって水分が凍結して塗膜が破損し、建物内部に水の浸入する経路ができるでしょう。
そうなると、コンクリートの劣化や木材の腐食、場合によってはシロアリの被害が出ることも考えられます。
外壁塗装の一般的な耐用年数は5~15年程度といわれています。
しかし、外壁にピンホールが発生すると耐用年数は大幅に短くなってしまうため、早めの対策を心がけしましょう。
【リスク2】外壁の美観が損なわれる
ピンホールの位置や発生している数によっては、外壁の美観が損なわれてしまいます。
特に、よく出入りする玄関やベランダ付近、太陽光の当たる面は目立つため、一度でも気になってしまうと毎日見続けるのはストレスになりかねません。
工事引き渡し前の最終チェックでは足場が組まれていたり、養生シートに覆われて薄暗かったりするため、ピンホールの発生に気付きにくいかもしれません。
工事引き渡し後であっても、外壁にピンホールを見つけたら早い段階で業者に相談しましょう。
【リスク3】影響のないケースもある
外壁塗装にピンホールが発生していても、数が少なかったり、小さくて浅いものであれば塗膜としての機能に影響はありません。
とはいえ、施工不良の一種であることに変わりはないため、気になる場合は施工業者に連絡して一度見てもらうことをおすすめします。
また、小さいサイズであってもDIY補修はおすすめできません。
一度手を付けてしまうと、万が一の場合に保証を受けられないリスクがあるため、まずは施工業者に相談してみましょう。
外壁塗装でピンホールが発生する原因
外壁塗装でピンホールが発生する原因として、まず挙げられるのが業者による施工不良です。
しかし、ピンホールは施工不良だけでなく、気候などさまざまな要因で発生します。
ここでは、外壁塗装でピンホールが発生する原因について見てきましょう。
【原因1】洗浄や下地処理の不足
ピンホールの発生する原因として、不十分な洗浄や下地処理などが挙げられます。
外壁塗装する際は、まず高圧洗浄で外壁全体の汚れを落とすことから始まります。
この時、外壁表面に汚れが残っていると、塗装の浮きやピンホールの発生を促す気泡が発生する原因にもなりかねません。
また、既存塗膜が極端に劣化していたり、外壁にデコボコした穴が多い場合、ケレンして埋め戻すなど下地を整える作業が必要です。
ほかにも建物自体の劣化など、外壁の状態に合わせた適切な下地処理がされていない場合、ピンホールが発生しやすくなるでしょう。
【原因2】乾燥時間が不十分
乾燥時間が不十分な場合も、ピンホールが発生しやすくなります。
下地の補修に加えて、塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3つの工程に分かれ、それぞれの工程で適切な乾燥時間が必要です。
作業を急ぐあまり表面が乾いたからと次の工程に進んでしまうと、内側の塗料が乾きにくくなります。
その後、後から遅れて空気が抜けようとするため気泡が出現し、ピンホールの発生につながりやすくなってしまいます。
【原因3】塗料の調合ミス
ピンホールは、調合ミスでも発生しやすいため注意が必要です。
一般的に、塗料は水やシンナーなどで既定の倍率に希釈して使用します。
しかし、既定倍率よりも濃かったり攪拌(かくはん)が不足していたりすると、塗料の粘度が高くなってしまいます。
逆に、塗料の濃度が薄すぎる場合も、ピンホールの発生を促す原因になりかねません。
塗料メーカーによって希釈倍率の基準は定められているものの、その日の気温や湿度によって微妙な調整が必要なため、職人の経験による判断が大きく影響します。
【原因4】外壁塗装に用いる工具の選定・使用時のミス
外壁塗装に使用するローラーやハケ、スプレーガンなどの工具の選定や、正しく使用しているかもピンホールの発生に関わります。
例えば、凹凸のある面では平らなローラーよりも毛足の長いローラーを使用した方が手早く綺麗に塗装できます。
しかし、その分塗料や空気を含みやすく、力を入れて使用しないと厚塗りや気泡が発生する原因になるでしょう。
スプレーガンを使用する場合も、均一に塗装する技術がないと部分的な厚塗りになってしまい余分に乾燥時間がかかるため、ピンホールの発生するリスクが上がります。
どの工具を使用する場合でも、塗装には熟練の技が必要になります。
そのため、経験年数の長い職人が在籍しているかどうかは、事前に確認しておきましょう。
【原因5】気温や湿度など外気の影響
外壁塗装する時期やその日の天候によって、ピンホールが発生する場合もあります。
外壁塗装の推奨環境は、多くの塗料メーカーによって気温5℃以上、湿度85%以下と定められています。
そのため、極端に寒い時期や、湿度の高い梅雨の時期は乾燥しにくいため避けた方が無難です。
また、気温や湿度が推奨の範囲内におさまっていたとしても、既定の時間をおけば必ず乾燥するとは限りません。
建物の立地や風通しの良さなど、さまざまな要因で乾燥時間は異なります。
その地域での施工件数の豊富さや開業年数の長さなど、信頼できる施工業者に依頼すれば安心でしょう。
外壁塗装にピンホールが発生した際の補修方法
外壁塗装後にピンホールが発生してしまった場合の補修方法は、大きく2つに分かれます。
どちらの場合も、ピンホールを見つけたら早めに施工業者へ連絡しましょう。
なお、施工業者に連絡する際は、保証書や保証内容が書かれた見積書などを事前に準備しておくとスムーズに伝達な可能です。
【方法1】部分的なタッチアップ
数が少なかったり、浅いピンホールのみであれば部分的なタッチアップですむことがほとんどです。
ただし、数が少なくてもピンホールが下地まで貫通していると判断される場合や、既に内部に水がたまっているおそれのある場合は、表面の塗装だけでは不十分です。
この場合、一度ケレンして下地調整をおこない再塗装します。
また、見つけた時は一部分であっても、時間が経過するにつれてほかの場所にピンホールが発生することも考えられます。
そのため、一度ピンホールを見つけたら7日~10日間ほど気を付けて観察しておくと、その後の対応がスムーズでしょう。
【方法2】外壁全体の再塗装
外壁全体にピンホールが発生していて、なおかつ塗膜に深刻な影響を与えることが予想される場合、再塗装は必須です。
既に足場を解体しているなら、再度足場を組み直す必要があります。
しかし、保証がついていれば、施工業者が仮設足場の代金も含めて負担してくれるでしょう。
万が一保証がついていなかったとしても、ピンホールは施工不良が原因のため、交渉する余地は充分にあります。
外壁塗装は5~15年に一度の大きな買い物です。
住み慣れた我が家でこれからも安心して暮らしていくために、気になることがあれば妥協せず施工業者に相談してみましょう。
外壁塗装でピンホールの発生を対策する際のポイント
外壁塗装でピンホールの発生を対策する際のポイントは、何よりも信頼できる施工業者を選ぶことです。
せっかく耐用年数の長い塗料を選んでも、職人の腕が悪ければ施工不良によりピンホールが発生するリスクは高まります。
その場合、残念ながら期待した効果は得られないでしょう。
また、契約前に保証内容を確認しておくことも大切です。
どの施工業者であっても、100%ピンホールが発生しないとは言い切れません。
万が一ピンホールが発生した時に、手厚くフォローしてくれるかどうかを判断するためにも、一度保証内容に目を通してから契約するように心がけましょう。
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