タイル外壁の大手メーカーはどこ?後悔しない選び方のポイントを解説

外壁にタイルを採用する際、どのメーカーを選択すればいいのか悩みますよね。納得のいく仕上がりにするには、タイルメーカーを慎重に選ぶことが大切です。本記事では、タイルを扱う大手メーカーと代表商品を紹介します。また、メーカー選びのポイントを理解し、後悔しない理想の外壁を手に入れましょう。

2024年12月03日更新

監修記事
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タイル外壁におけるメーカー選びのポイント

新築やリフォームでタイル外壁を使用する際、メーカー選びを慎重におこなうことが大切です。

まずは、メーカー選びのポイントを解説します。

【方法1】事前にタイル外壁に関する知識を得る

タイル外壁には、陶器質・磁器質・せっ器質の種類があり、それぞれ性質が異なります。

例えば、磁器質タイルは耐久性が高く、水を吸収しにくいため、外装によく使用されています。

また、陶器質タイルは吸水性が高いため、お風呂やキッチン、トイレなどでよく利用されているタイルです。

このように各タイルには異なる特徴があり、使用用途や環境に適したものを選ぶ必要があります。

タイルについて事前に調べておくことで、理想のタイルメーカーを効率的に見つけられるでしょう。

【方法2】各生産国におけるタイルの特徴を比較する

タイル外壁には国産、外国産の商品があります。

きっちりとした均一な仕上がりを求める人は、国産タイルがおすすめ。

国産タイルは岐阜県や愛知県で多く生産され、品質の高さが魅力です。

主な国産タイルメーカー
  • LIXIL(リクシル)
  • ダントー
  • ミラタップ(旧サンワカンパニー)

一方、外国産タイルは鮮やかで個性的なデザインが多く、生産国の伝統的な文化を取り入れたものもあります。

主な外国産タイルメーカー
  • マラッツィ
  • リビエラ

タイル外壁に個性を求める人は、外国産を検討してみましょう。

【方法3】ハウスメーカーとタイルメーカーを比較する

ハウスメーカーのタイル外壁は、住宅に特化した高機能なものが多くあります。

例えば、色あせが少なく、汚れがつきにくいものや、耐久性が高いものなどさまざまです。

タイルメーカーの多くは、自社製品だけでなく海外から輸入したタイルなどを取り扱っており、選択肢や金額に幅があるといった特徴を持っています。

このようにハウスメーカーとタイルメーカーのメリットをそれぞれ比較して、自分が求めるタイルを探してみましょう。

【方法4】自分好みのデザインでメーカーをしぼる

タイル外壁は、デザイン・色味・風合い・硬度などのバリエーションが豊富で、数多くの種類があります。

メーカーや産地にこだわりがない人は、タイルのデザインからメーカーを複数ピックアップしてみましょう。

【方法5】機能性が高いタイルメーカーにしぼる

タイル外壁には、汚れがつきにくいものや耐久性が高いものなど、機能性の高い種類があります。

タイル外壁に機能性を求める人は、ほしい機能がついた商品を探してから、メーカーを選ぶ方法がおすすめです。

【方法6】事前に予算を決めておく

タイル外壁のメーカーをしぼる前に、施工費用の予算を決めておきましょう。

タイル外壁の費用相場は、1平方メートルあたり0.8万〜3万円が目安です。

さらに、費用はタイルのデザイン・機能・メーカーによって異なる場合があります。

予算に限りがある人や、低コストで施工したい人は、工事費用も含めた予算を決めておけば、その金額からメーカーをしぼれるでしょう。

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タイル外壁の大手メーカーと代表的な商品

タイル外壁の大手メーカーと、代表的な商品は以下の通りです。

メーカー代表商品
LIXIL(リクシル)ストーンタイプコレクション
セキスイハイムヘリテージタイル
TNコーポレーションスプリッド
ダントーKoh
ミラタップ(旧サンワカンパニー)エンタ3D
アドヴァングループCeppo di Gre(チェポ ディグレ)
名古屋モザイク工業アルジェントネロ
アイコットリョーワウッドマイスター
ニッタイ工業ハイドロテクトスプレンダー
セラメッセフレーバー
平田タイルBURGSTEIN (ブルクシュタイン)

ここからは各メーカーの特徴、代表商品の魅力をくわしく紹介します。

【メーカー1】LIXIL(リクシル)

リクシルは国内大手の建材・住宅設備グループ企業です。

取り扱っているタイル外壁の種類が豊富で、機能性に優れたものもあります。

空気に含まれる水分、雨水を利用して、きれいな外壁を持続させる防汚技術に優れたメーカーです。

ストーンタイプコレクション

価格
(2024年12月時点)
15,000円
(1平方メートルあたり)

ストーンタイプコレクションは、さまざまな質感の石をモチーフしたタイル外壁。

天然石の華やかさを表現し、建物に高級感を与えます。

また、7種類のタイプと13色のカラーバリエーションが選択可能です。

デザイン・色が豊富なので、理想とする雰囲気をつくりだすタイル外壁が見つかるでしょう。

【メーカー2】セキスイハイム

国内大手のハウスメーカーであるセキスイハイムのタイル外壁は、耐久性に優れています。

サビや雨風に強い外装材を使用しており、将来のメンテナンス削減が期待できるでしょう。

ヘリテージタイル

価格
(2024年12月時点)
13,000~35,000円
(1平方メートルあたり)

セキスイハイムのヘリテージタイルは、石積みのような外観を演出し、建物に高級感と重厚感を与えます。

汚れに強く、40年経過しても色落ちが少ないタイル外壁です。

将来のメンテナンスにかかる手間や費用を削減したい人は、ヘリテージタイルを検討してみましょう。

【メーカー3】TNコーポレーション

TNコーポレーションは、自社工場を持つタイル製造会社で、タイル総合サイト「TILE PARK(タイルパーク)」を運営しています。

タイル専門メーカーの知識・技術をいかした、高品質な装飾タイルを取り扱っています。

スプリッド

価格
(2024年12月時点)
15,840円
(1平方メートルあたり)

自然界にある石の凹凸をリアルに再現したデザイン。

タイル外壁の素材は天然石ではないので、サビが発生する心配はありません。

また、ほかの外壁材となじみやすく、デザインの幅が広がるでしょう。

【メーカー4】ダントー

ダントーは国内最古のタイルメーカーです。

創業当時から焼き物の焼成技術をいかし、130年以上に渡ってセラミックタイルを製造しています。

Koh

価格
(2024年12月時点)
19,400円
(1平方メートルあたり)

Kohは、ダントーが誇る焼き物の焼成技術をいかしたタイル外壁です。

焼き物のような質感で、ぬくもりを感じられるデザインが特徴。

タイルに施されている細かいボーダーが個性をさりげなく演出します。

【メーカー5】ミラタップ(旧サンワカンパニー)

ミラタップは、建築資材の販売・住宅設備の販売などをおこなっているメーカーです。

天然石の凹凸感を再現したアイテムや、石目調・セメント調の大判タイルなど、住宅の顔となるタイル外壁を取り揃えています。

エンタ3D

価格
(2024年12月時点)
5,900円
(1平方メートルあたり)

エンタ3Dは、自然にある石の凹凸とした質感を再現し、3Dのような外観を楽しめます。

自然の石に近いデザインのため、木質・コンクリートなどのさまざまな素材になじみやすいタイル外壁です。

【メーカー6】アドヴァングループ

アドヴァングループは、外国産の輸入タイルを多く取り扱っているメーカーです。

海外企業からタイル外壁を直接仕入れているため、価格が安い外国産の商品が豊富に取り揃えています。

Ceppo di Gre(チェポ ディグレ)

価格
(2024年12月時点)
12,870円
(1平方メートルあたり)

チェポ ディグレは、天然石に近い色合いのタイル外壁。

イタリア北部にあるエメラルドグリーンの湖畔でのみ採れる「チェポストーン」を忠実に再現しています。

日本国内では、アドヴァングループが独占的に取り扱っているタイル外壁です。

【メーカー7】名古屋モザイク工業

アートモザイクタイルやクラフトタイル、デザインタイル・大判タイルなど10,000点以上のタイルを取り扱っているメーカーです。

品揃え豊富なタイル専門メーカーであるため、機能性やデザインにこだわりがある人におすすめです。

アルジェントネロ

価格
(2024年12月時点)
18,000円
(1平方メートルあたり)

いぶし瓦の質感と金属的な輝きが特徴的なタイル外壁で、建物に高級感、モダンな印象を与えます。

アルジェントネロは凍害に強く、耐久性に優れた商品です。

【メーカー8】アイコットリョーワ

アイコットリョーワは、タイル外壁専門メーカーです。

耐久性が高いタイル外壁を取り扱っているため、将来のメンテナンスに不安がある人はメーカー候補の1つとしておすすめです。

ウッドマイスター

価格
(2024年12月時点)
9,500円
(1平方メートルあたり)

一般的にタイル外壁は石のようなデザインが多く見られる一方で、ウッドマイスターは木のぬくもりを感じられる木目タイルです。

ナチュラルな雰囲気の外観を目指している人や、周りの自然になじむ外観にしたい人に対してピッタリなタイル外壁といえるでしょう。

【メーカー9】ニッタイ工業

ニッタイ工業は、外装タイル・レンガ・リサイクル建材・石材などを取り揃えている総合タイルメーカーです。

湿式、乾式工法などそれぞれの工法にあったタイルを取り揃えています。

ハイドロテクトスプレンダー

価格
(2024年12月時点)
4,700~8,000円
(1平方メートルあたり)

ハイドロテクトスプレンダーは、乾式工法に適したタイル外壁です。

雨で外壁の汚れを落とすセルフクリーニング機能がついているため、長期的にきれいな外観を保てるでしょう。

【メーカー10】セラメッセ

セラメッセは流行に沿ったもの、日本の伝統を感じられるものなど、豊富なデザインのタイルを取り扱っています。

フレーバー

価格
(2024年12月時点)
4,800~6,700円
(1平方メートルあたり)

フレーバーは、自分好みにタイル外壁を組み合わせられる商品です。

人気のパステルカラー16色から、自由に3色まで選べます。

組み合わせ次第では、モダン・ナチュラル・エレガントなど異なる雰囲気の外観になるでしょう。

周りと被らないオリジナリティのある外観を目指している人におすすめです。

【メーカー11】平田タイル

デザイン性・耐久性に優れたタイル外壁を製造している平田タイル。

シンプルなものから、個性的なデザインや色のタイル外壁を豊富に扱っています。

BURGSTEIN (ブルクシュタイン)

価格
(2024年12月時点)
12,900円
(1平方メートルあたり)

ブルクシュタインは、294×144(mm)の大判なタイル外壁です。

石をモチーフにしたデザインで、フラットでシンプルなタイルと合わせると、より高級感のある印象になるでしょう。

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おしゃれなタイル外壁を採用した事例

タイル外壁は建物における外観の雰囲気を構成し、モダン・ナチュラル・和風など、自分好みの外観にすることが可能です。

タイル外壁選びの参考になる、メーカーのおしゃれな事例を雰囲気に分けて紹介します。

【事例1】モダン

出典:ストーンタイプコレクション(LIXIL)

石の質感を再現したリクシルのストーンタイプコレクションを採用。

重厚感のある外観になっています。

スタイリッシュな作りの建物と、ダークな色合いのタイル外壁は相性抜群です。

【事例2】ナチュラル

出典:エンタ3D(ミラタップ)

建物の袖壁にミラタップのエンタ3Dを採用した事例です。

石積みのようなデザインが建物のアクセントになり、個性を演出。

また、庭木や花などの緑とも相性が良く、ナチュラルな雰囲気をつくりだしています。

【事例3】和風

出典:砂城壁(ニッタイ工業)

ニッタイ工業の砂城壁を使用。

その名の通り、砂でできた壁にような質感で、落ち着きのある外観に仕上げます。

和風建築の木質や屋根瓦と相性が良いタイルです。

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タイル外壁選びで後悔しないポイント

最後に、タイル外壁で後悔しないポイントを解説します。

【ポイント1】立地環境に適した素材を選ぶ

建物の外壁にタイルを採用する際、まずは立地環境を確認してみましょう。

降水量が多い地域の場合、磁器質タイルがおすすめです。

逆に降水量が少なく、周りに木々が多い場合、自然との調和を考慮してせっ器質タイルを検討しても良いでしょう。

このように、建物の立地環境に適した素材のタイル外壁を選ぶことが大切です。

【ポイント2】自然光でサンプルを確認する

メーカーのショールームでタイル外壁のサンプルを見る際、自然光が入る窓際で色を確認しましょう。

タイル外壁の色は、屋内と屋外では少しちがって見えることがあります。

施工後に「色が思っていたものとちがう」と後悔しないために、自然光に当ててタイル外壁の色を選びましょう。

【ポイント3】メーカーのシミュレーション機能を活用する

メーカーのショールームや公式ホームページでは、外壁のシミュレーションすることが可能です。

気になるタイル外壁を選択すると、画面上の建物に反映され、仕上がりを具体的にイメージできます。

タイル外壁のサンプル確認と、シミュレーション機能を活用して、納得のいくタイル外壁を選びましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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