クッションフロアの特徴と各種機能について
クッションフロアは塩化ビニール樹脂でできています。そのため耐水性に優れていて汚れもつきにくいので、お手入れも簡単です。ふだんの掃除は、掃除機でホコリやチリを取り除き、硬く絞った雑巾で水拭きするだけできれいになります。
デザインも豊富でウッド風、テラコッタ風、ストーン風、パターン模様、タイル風など、多くのバリエーションの中から好みの色や柄を選んでリフォームすることができます。
また、様々な機能がついたタイプを選ぶことができます。詳しくみてみましょう。
衝撃を吸収する厚手タイプ
一般的なクッションフロアは厚さ約1.8mmのタイプを使用します。しかし、3.3mm~3.5mmの厚手のタイプに張替えることで、つまずきや転倒したときの衝撃を和らげる効果があります。また、遮音効果もあるので子供部屋や寝室、廊下などにも最適です。
ペット対応型の機能強化タイプ
ペットが過ごす部屋には、「滑りにくく、傷がつきにくい」「消臭効果や衝撃吸収効果がある」「凹みにくい」などの機能が必要ですが、これらの機能が備わっているタイプのクッションフロアもあります。
遮音タイプ
二階の子供部屋など、階下への音を少しでも減らしたいという場合には、遮音タイプのものを選ぶと良いでしょう。遮音のフローリングよりも価格を抑えることができます。
他にも抗菌効果、抗薬品性効果、耐電防止効果などの特殊な機能を備えたクッションフロアもあります。
カーペットからクッションフロアに変更するための価格の相場
床のリフォームでは、重ね張りと新規張りがありますが、カーペットからクッションフロアに張替える場合は、新規張りをおすすめします。なぜなら、カーペットに重ね張りをするとダニ発生の可能性があるからです。
それでは、新規にクッションフロアに張替えリフォームした場合の工程と価格の相場をみてみましょう。
張替えリフォームの工程と相場価格
カーペットからクッションフロアへ張替えのリフォームする場合、まず、カーペットを取り去ります。床の状態により補修工事や修繕工事が必要になる場合もありますが、特に問題がなければ、クッションフロアを接着剤で張る作業に入ります。
費用は使用するクッションフロアのグレード、張替えの面積、床の現状などによって変わっていきますが、一般的な価格の相場は6畳間(約10平方メートル)で約5万円~となります。また、遮音、消臭などの機能強化したものの相場は同じく6畳間で約7万円~となります。(いずれも工事費込みの価格です)
工事内容について
クッションフロアはフローリングやタイルなどの床材と比べると、接着剤で張るだけの工事で済みので、比較的安い費用でリフォームすることができます。工事内容の内訳をみてみましょう。
・クッションフロアの材料費
・職人の作業費用
・床の補修費用
・廃材処分や撤去費用
・養生費用
・その他、家具の移動費用など
例えば、機能付きクッションフロアの普通クラスのものを選ぶと想定します。そして、6畳の部屋の張替えリフォームをする場合、トータルの費用は1帖あたり約1万2000円×6畳=約7万2000円となります。
床の張りかえリフォームに関する記事はこちら
材質がハイグレードなものになると、価格も上昇していきますので、何が必要な機能なのかを見極めて、クッションフロアのグレードを決めてから費用の予算をたてると良いでしょう。
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