2024年08月20日更新

監修記事

屋根のシート防水とは?破れや浮きがあったら雨漏りに注意!

「屋根のシートが破れてる」「放置しても大丈夫かな」と悩んでいませんか?シート防水の特徴を理解していないと、補修するべきなのか迷いますよね。
そんな悩みを抱えている方のために、この記事では「屋根のシート防水」について解説します。シート防水の補修が必要かどうかを見極める力を身につけて「雨漏りが起きるかも?」という不安感から解放されましょう!

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屋根のシート防水とは?

屋根のシート防水とは、勾配がほとんどない陸屋根における「雨仕舞い(あまじまい)工法」のひとつです。建物の内側に雨水が入らないように、塩化ビニールなどでできたシートを陸屋根に敷きます。

このような雨仕舞いが必要なのは、陸屋根に雨水がたまりやすいためです。勾配がある屋根であれば、自然に雨水が落ちていきます。しかし、陸屋根は雨水を流すために必要な勾配がほとんどありません。

そのため、陸屋根の面積や形状などにあわせて、最適な工法を選んで施工する必要があります。

  • シート防水
  • FRP防水
  • ウレタン防水
  • アスファルト防水

このような雨仕舞い工法のなかで最も「シート防水」が採用されるのは、凹凸が少なく、面積が大きい陸屋根です。

屋根におけるシート防水の種類

屋根におけるシート防水には、密着工法と機械的固定工法の2種類があります。

密着工法・専用の接着剤を使う
・耐風性に優れている
・下地の影響を受けやすい(劣化しやすい)
機械的固定工法
(別名:脱気工法・絶縁工法・通気工法など)
・金具でシートを固定する
・下地の影響を受けにくい

密着工法は、シートと下地に接着剤を塗って張り付けるため「耐風性の高さ」がメリットです。しかし一方で、下地に割れがあると、シートが裂けてしまうなど、下地の状態に左右されるのがデメリットとしてあります。

そんなデメリットをカバーできるのが、機械的固定工法。下地とシートのあいだに「絶縁シート」をはさむので、下地の影響を受けません。

このように、密着工法と機械的固定工法には、それぞれに特徴があります。どちらが最適な工法かは、プロによる判断が必要なので、下地の状態などをプロにチェックしてもらいましょう。

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屋根におけるシート防水の耐用年数

シートの種類耐用年数
塩化ビニル系シート10〜20年
合成ゴム系シート10〜15年

屋根におけるシート防水の耐用年数は、上記のように、使うシートの種類によって異なります。

塩化ビニル系シートの方が長く防水性を維持できるので、昨今のシート防水で多く使われているのは塩化ビニル系シートです。

ただ、耐用年数は塩化ビニル系シートに劣りますが、合成ゴム系シートにもメリットはあります。

塩化ビニル系シート・合成ゴム系シートのメリット・デメリットについては、のちほど 屋根におけるシート防水の張り替えにかかる費用相場 で解説します。どちらの特徴も理解した上で、採用するシートを選びましょう。

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屋根におけるシート防水のメリット

屋根におけるシート防水のメリットを解説します。

【メリット1】面積が広くても対応しやすい

シート防水で使うのは「幅1m×長さ10m」ほどのシート。

1枚で10平方メートルの施工ができるので、塗装で防水層をつくるFRP防水・ウレタン防水よりも、広い面積に対応できます。

たとえば、強化プラスチックを使うFRP防水は、塗装のほかに、ガラスマットの張り付けが必要な雨仕舞い工法。必要な工程が多く、塗装での作業がメインとなるので、広い面積には向きません。

一方、シート防水のメインとなるのは「シートを敷く作業」です。シートで防水層をつくっていくので、面積が広くても対応しやすく、面積が広い陸屋根に多く採用されています。

【メリット2】工期が短い

工法工期の目安
シート防水1〜4日
アスファルト防水6〜10日
ウレタン防水4〜5日
FRP防水1〜2日

シート防水は、ほかの工法よりも短い工期で施工できるのがメリットです。

たとえば、雨仕舞い工法の1つであるアスファルト防水では、シートと下地をバーナーで溶かす作業に時間がかかることがあります。

また、塗装で塗膜をつくるウレタン防水は、塗膜の硬化にかかる時間が必要なため、工期が長くなります。

しかし、シート防水であれば、シートを溶かす作業や塗料が硬化するまで待つ必要がありません。そのため、工期が短く、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

【メリット3】仕上がりに差が生じにくい

シート防水は、職人の技術力や経験によって起こる「仕上がりの差」が生じにくい点もメリット。既製品のシートで防水層をつくるので、ほかの工法よりも、作業する職人の技術力や経験に仕上がりが左右されません。

たとえば、ウレタン防水では、塗料の厚みを均一にしながら作業する必要があります。塗料の厚みを均一にするのは、技術力や経験が必要な難しい作業です。

そのため、ウレタン防水は塗装する職人によって、仕上がりに違いがでます。一方、既製品のシートを使うシート防水は、仕上がりに差が生じにくく、施工の品質を均一にできるのがメリットです。

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屋根におけるシート防水のデメリット

屋根における雨仕舞い工法のうち、シート防水を選ぶデメリットについて解説します。

【デメリット1】工法によっては騒音が発生する

屋根にシート防水を施工する際、機械的固定工法を選ぶなら、騒音が発生する点に注意しなければいけません。

機械的固定工法は、固定ディスクという金具を使う工法です。固定ディスクをシートに取り付ける際に、ドリルを使用するため、周辺にドリルの作業音が響きます。

そのため、隣家と距離が近い場合「音がうるさかった」と、トラブルになることも。あらかじめ音が発生する時間を施工業者に確かめて、音が届く近隣へはあいさつを済ませておきましょう。

【デメリット2】シートが破れるおそれもある

屋根の雨仕舞い工法にシート防水を選ぶなら、鳥のクチバシによってシートが破れることを想定しておかなければいけません。

FRP防水やウレタン防水など、塗装で塗膜をつくる工法であれば、シートの破れを気にしなくて済みます。ただ、FRP防水やウレタン防水は、広い面積の屋根には対応しづらいのがデメリット。

このように、それぞれの工法によってメリット・デメリットがあるので、屋根の面積や形状などにあわせて、専門業者に最適な工法を選んでもらいましょう。

【デメリット3】複雑な形状には向かない

屋根におけるシート防水は、複雑な形状には向いていません。

屋根の形状が複雑だと、形状にあわせてシートをカットしなくてはいけません。そのため、シート同士のつなぎ目が増え、はがれや浮きが起こりやすい状態になります。

もし屋根の形状が複雑なら、塗膜で防水層をつくるFRP防水やウレタン防水が適しています。

ウレタン防水であれば、シート防水の上からでも施工が可能です。シート防水を補修する際はウレタン防水の施工も検討してみましょう。

>>FRP防水のメリットと費用相場はこちら!

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屋根におけるシート防水の張り替えにかかる費用相場

シートの種類費用相場
※30坪2階建ての住宅を想定
塩化ビニル系シート25〜50万円
合成ゴム系シート15〜30万円
足場設置費用や諸経費は別途必要

上記の費用相場には、屋根で作業するための足場を設置する必要や、諸経費などは含まれていません。実際に屋根におけるシート防水の張り替えをする際は、それらが別途かかる点に注意しましょう。

屋根のシート防水を張り替える際にかかる費用は、合成ゴム系シートの方が安く、30坪2階建ての住宅で15〜30万円が相場です。

しかし、合成ゴム系シートは、張り替え費用が安いものの、耐用年数の短さがデメリット。耐久性が低いので、塩化ビニル系シートよりも早く補修が必要になる可能性があります。

以下より、紹介する「塩化ビニル系シートと合成ゴム系シートのメリット・デメリット」もチェックした上で、どちらのシートを採用するか検討しましょう。

【パターン1】塩化ビニル系シート

メリット
デメリット
  • 耐久性が高い
  • 鳥のクチバシで破れにくい
  • 密着工法と機械的固定工法のどちらにも対応可
  • 合成ゴム系シートより費用単価が高い

屋根のシート防水に使う塩化ビニル系シートは、耐久性が高く、合成ゴム系シートより厚みがあるので、鳥のクチバシで破れにくいのがメリットです。

しかし一方で、張り替えにかかる費用が、合成ゴム系シートよりも高いのがデメリット。そのため、どちらを採用するか迷う場合は、見積金額を比べて検討するのがおすすめです。

ただし、機械的固定工法を選ぶなら、塩化ビニル系シートを使うのが一般的です。シート防水の工法についても、あわせて検討しましょう。

【パターン2】合成ゴム系シート

メリット
デメリット
  • 費用単価が安い
  • 伸縮性がある
  • 厚みが薄い(1.2~2mm)
  • 鳥のクチバシで破れやすい
  • 基本的に密着工法のみ対応可

屋根のシート防水に使う合成ゴム系シートは、塩化ビニル系シートよりも単価が安く、張り替え費用を抑えられるのがメリット。伸縮性があるのも魅力で、熱や揺れなどによる変化にも対応できます。

しかし一方で、厚みが1.2〜2mmと薄いので、鳥のクチバシで破れやすいというデメリットがあります。そのため、鳥の飛来が多い地域でシートを張り替えるなら、塩化ビニル系シートを選ぶのがおすすめです。

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 屋根におけるシート防水を補修するタイミング

屋根におけるシート防水を補修すべきタイミングは、以下の5つです。

  • シートのはがれ
  • シートの浮き
  • シートの破れ
  • シートの膨れ
  • 水がたまる

これらの症状がシートにあるなら、専門業者に補修の見積もりを依頼しましょう。

転落に注意

屋根のシートに劣化がないか確かめる際は、転落の危険性がある点に注意しましょう。陸屋根は、手すりのないケースが多く、屋根の端に行って作業するのは危険です。
点検は室内の窓からおこなうなど、安全な場所からみえる範囲にとどめ、本格的な点検は専門業者に依頼しましょう。

【タイミング1】シートのはがれ

屋根におけるシート防水は、1枚ずつシートを敷いていくため、シートとシートのあいだに隙間ができてしまいます。隙間は接着剤やコーキングで埋めるので、施工した直後に問題はありません。

しかし、隙間を埋めている接着剤やコーキングの劣化が進むと、端からはがれてきます。これはシート防水ならではの劣化症状です。

そのため、シート防水を施工している陸屋根であれば、定期的にはがれがないか点検しなければいけません。

シートにはがれが起きると、隙間から雨水が入り込んでしまうので、雨漏りが起きるおそれもあります。もしシートのはがれをみつけたら、早めに専門業者にみてもらい、補修をおこないましょう。

【タイミング2】シートの浮き

シートのはがれなどにより、シートの密着度が失われていくと、浮きが発生しやすくなります。

シートの浮きを長く放置していると、強風にあおられるなどして、大きくめくれてしまうことも。下地がみえる状態になれば、雨漏りが起こってしまうかもしれません。

雨漏りが起きた場合、壁紙の張り替えなど、雨漏りの補修も必要です。なかには、壁や天井の下地を張り替える必要があり、補修費用が高額になることもあります。補修費用が高額にならないように、広範囲にシートの浮きが発生しているなら、早めに専門業者へ相談しましょう。

【タイミング3】シートの破れ

シートの劣化のほか、屋根に飛来する「鳥のクチバシ」で、シートが破れてしまうこともあります。

とくに、厚みが薄い「合成ゴム系シート」は、1.2mmほどの厚みしかない商品もあります。薄いシートでは、鳥のクチバシによってシートが破れやすいので、浮きやはがれなどの劣化症状とあわせて、シートの破れにも注意しなければいけません。

シートが破れると、破れた箇所から雨水が入り込んでいくので、浮きやはがれなど、ほかの劣化症状も起きやすくなります。劣化による雨漏りを起こさないためにも、建物の周辺で「よく鳥が飛んでいるのをみかける」という場合は、定期的にシートの状態を点検しておきましょう。

【タイミング4】シートの膨れ

シート防水におけるシートの膨れは、密着工法で起こる症状です。このようにシートが膨らむ「原因」としては、シートの内側に入り込んだ水分が太陽の熱であたたまり、膨らむことにあります。

このようなシートの膨れで注意すべきなのは、シートが裂けることです。膨らんだ部分が太陽の熱によって伸縮を繰り返すと、シートの耐久性が低くなります。そして、次第に伸縮の動きに耐えられなくなっていき、シートが裂けてしまうことも。

シートが裂けて雨漏りが起きる前に、膨れた箇所を部分補修するか、全面に防水工事をやり直すか、どちらかの工法で補修をおこないましょう。

【タイミング5】水がたまる

晴れた日でも屋根のシートに水がたまっている場合、以下のような劣化・トラブルが起きているのかもしれません。

  • シートに浮きがある
  • 排水口に落ち葉などがたまっている
  • シートが正しく施工されていない

このように、シートに水がたまる原因はさまざま。しかし、どの原因であっても、水がたまる状況を改善しなければいけません。

水がたまった状態を長く放置すると、破れやはがれのある箇所から雨水が入り込み、シートの密着度が低下。シートが大きくめくれて、下地がみえる状態となり、雨漏りが起こりやすい状態になってしまいます。

広範囲にめくれやはがれなどの症状が広がる前に、専門業者に点検をしてもらい、対処法について相談しましょう。

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屋根のシート防水はDIYで“部分補修”できる?

屋根のシート防水はDIYで部分補修ができます。DIYで補修できるのは、以下のような内容です。

  • シートがはがれている箇所を接着剤で補修する
  • シートの上からウレタン塗料を塗る
  • シートとシートの間にできた隙間をコーキングで埋める

ホームセンターなどで専用の接着剤や塗料を購入すれば、部分補修ができます。しかし、DIYでの補修は「応急処置」です。

シートが大きくはがれているなど、劣化が進んでいる場合、プロによる補修が必須。割れなどの劣化を長く放置すると、雨漏りが起こるおそれもあるため、早めにプロに依頼しましょう。

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屋根のシート防水を補修した施工事例

屋根のシート防水を補修したい方のために、実際に補修した施工事例をいくつか紹介します。

【事例1】機械的固定式でシート防水を補修

リフォーム費用約62万円
※シート防水の補修以外も含む
工期6日間
建物一戸建て
施工箇所屋根
メーカー名/商品名ロンシール工業/NBP-210UD

広範囲に劣化がみられるシート防水の補修をした施工事例です。既存の工法と同じく「機械的固定式」で補修を提案しました。

立ち上がり部分の補修もでき、全体がきれいな仕上がりとなっています。

【事例2】シートのはがれを補修

リフォーム費用約125万円
※シート防水の補修以外も含む
工期6日間
建物一戸建て
施工箇所屋根

シートがめくれていたり、隙間をふさぐ防水シールが劣化していたりと、早急に補修する必要があった陸屋根の施工事例。実施した補修内容は、以下の通りです。

  • シートのめくれを補修
  • 痛みがあるシートの張り直し
  • シートの上からウレタン防水を施工

シート防水は、上からウレタン防水を施工することが可能。そのため、シートの状態などに応じて補修方法を選択できます。

【事例3】シートのつなぎ目を補修

リフォーム費用約289万円
※シート防水の補修以外も含む
工期36日間
建物一戸建て
施工箇所屋根/外壁/エクステリア
メーカー名/商品名AGCポリマー/サラセーヌ

陸屋根に施工されていたシートは、コケの発生・割れ・シワがある状態。また、シートとシートのあいだにつなぎ目がみえている状態でもあったので、補修が必要と判断しました。

この物件で採用したのはウレタン防水です。排水口など、劣化した部品の取り換えをした後、シートの上からウレタン防水を施工しました。

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屋根にシート防水を施工する際の手順

屋根にシート防水を施工する際の手順を、密着工法と機械的固定工法に分けて紹介します。

【パターン1】密着工法

手順
下地補修・掃除

下地に割れやはがれがある場合、補修をした後で手順2に移っていきます。

また、汚れが付着していると、シートの密着度が落ちてしまうため、汚れをきれいにしておきます。

手順
プライマーまたは樹脂モルタルを塗布

手順
接着剤をシート裏面と下地に塗布

手順
防水シートの張り付け

手順
シート間のすきまを補修

手順
立ち上がり部分も同様に防水

【パターン2】機械的固定工法

手順
下地補修・掃除

手順
絶縁シートを敷く

手順
固定金具を取り付ける

防水シートを敷いた後に固定金具の取り付けをする「後打ち工法」という方法もあります。「先打ち工法」は完成後の意匠性が魅力。一方、後打ち工法は耐風性に優れています。

どちらを採用するかは、リフォームのプロに判断してもらいましょう。

手順
防水シートを敷く

手順
シートとシートのあいだを補修

手順
立ち上がり部分は密着工法で防水

機械的固定工法で施工できるのは、陸屋根の床部分に限られます。低い壁になっている「立ち上がり部分」は、密着工法で施工します。

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【Q&A】屋根のシート防水についてよくある質問

シート防水の上にウレタン防水はできる?

シート防水の上にウレタン防水を施工することは可能です。通常のウレタン防水を施工する手順で、上から防水工事ができます。

ただし以下の点に注意しなければいけません。

  • シートの材質にあわせたプライマー(下塗り剤)を選ぶ
  • シートの補修をした後で塗装する

これらに注意しなければ、防水層が割れるなどの劣化が起き、雨漏りのリスクが高まります。雨漏りが起きないよう、シート防水の上にウレタン防水を施工する際は、必ず専門業者に依頼しましょう。

シート防水の施工はどういう業者に頼むべき?

屋根におけるシート防水は、正しく施工されていないと雨漏りを起こすおそれがあります。そのため、シート防水を多く施工している、建物構造にくわしい業者に依頼するのがおすすめです。

3社ほどで相見積もりをして、見積金額や施工実績を比べ、より信頼できると感じた業者に依頼しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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