目次
洋室リフォームの費用相場
洋室をリフォームする場合の費用相場は、50~100万円です。
戸建ての方がやや高くなる傾向にあります。
タイプ | 費用相場 |
---|---|
一戸建て | 100万円前後 |
マンション | 50万~100万円 |
和室から洋室へのリフォームの費用相場は、10~30万円です。
施工内容 | 費用相場 |
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床を畳からフローリングに | 15万円 |
真壁をクロスに | 10~12万円 |
内装を含めたフルリフォーム | 30万円 |
押し入れ・床の間をクローゼットに | 10万円 |
押し入れ・床の間をウォークインクローゼットに | 30万円 |
工期は大体1週間程度かかることが多いです。しかし、費用・工期は部屋の状況や工事内容によっては異なります。
洋室リフォームの具体的な方法
洋室をリフォームする際の具体的な施工方法と費用相場を解説します。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
クロス貼り替え | 1,000円~ (1平方メートルあたり) |
フローリング張り替え | 8万円~ (8畳) |
窓の交換 | 10~50万円 (1,800×1,700mm以内) |
内窓の設置 | 15~30万円 (1,800×1,700mm以内) |
間仕切り壁の設置・撤去 | 15~30万円 |
収納の新設 | 20~45万円 |
天井断熱 | 15~90万円 |
壁断熱 | 80~250万円 |
床断熱 | 20~30万円 |
床暖房 | 30~80万円 |
施工内容について、くわしく解説します。
クロスの貼替え
クロスの貼り替え | 1,000円~ (1平方メートルあたり) |
壁紙を貼り替え、新しくする施工です。クロスには「量産品」と「1000番品」の2種類があります。
量産品:大量生産されているもの。
1000番品:量産タイプではないもの。定価が1,000円なので「1000番品」と呼ばれる。
量産品は価格が安く、職人が扱いやすいのがメリットです。
1000番品は機能やデザインが豊富なメリットがありますが、量産品に比べると金額が上がります。
フローリングの張替え
フローリングの張り替え | 8万円~ (8畳) |
フローリングの張替えには「重ね張り」と「張替え」の2つの方法があります。
重ね張り:今のフローリングのリフォーム用の薄い板材を張り付ける施工
張替え:今のフローリングを剥がし、新しいフローリングに張り替える施工
重ね張りは工期が短くて費用が安いのがメリットですが、床に高さが出るため造りつけのクローゼットやドアなどが開かなくなるリスクがあります。
張替えの場合、今のフローリングを剥がすので下地の劣化や腐食がないかを確認できる点がメリットですが、重ね張りに比べると工期が長く費用も高い点がデメリットです。
窓の交換
窓の交換 | 10万~50万円 (1,800×1,700mm以内) |
内窓の設置 | 15万~30万円 (1,800×1,700mm以内) |
窓の交換には、「カバー工法」と「はつり工法」の2種類があります。
カバー工法:今の窓・窓サッシの上に新しくサッシをかぶせる方法
はつり工法:今の窓・窓サッシを取り外して交換する方法
カバー工法の場合、外壁に穴を空けずに施工できる点はメリットですが、窓のサイズは今までより小さくなります。
はつり工法の場合はサイズを変えずに交換できるため、使用感・採光を変えずにリフォームできますが、外壁の素材によってははつり工法での施工自体が難しい場合があります。
>>窓の交換はこちら
また、窓のリフォームには今の窓にもう1枚窓を追加して内窓を設置するリフォームも。内窓を取り付けると掃除が大変になるデメリットはありますが、結露の防止や防犯・防音に役立ちます。
間仕切り壁の設置
間仕切り壁の設置・撤去 | 15万~30万円 |
間仕切り壁を設置して部屋を区切ったり、反対に間仕切り壁を撤去して部屋をつなげたりできます。
洋室では、1つの子ども部屋を仕切る目的で間仕切り壁を設置するケースが多いです。
洋室を仕切る方法には、以下の3パターンがあります。
方法 | メリット・デメリット |
---|---|
間仕切り壁を設置 | メリット:独立した部屋になり、プライバシーが守られる デメリット:1つの部屋に戻したい場合にコストがかかる |
パーテーションを設置 | メリット:置くだけなので手軽にできる デメリット:音や光が漏れやすい |
収納で仕切る | メリット:収納が増える デメリット家具のサイズ分だけ部屋が狭くなる |
子ども部屋を区切る場合は、子どもの成長や独立など今後も考慮して柔軟に対応できるようにするのがおすすめです。
収納の新設
収納の新設 | 20万~45万円 |
収納を新設する方法は以下の2通りです。
- パネル可動式の壁を取り付け、部屋の一部をウォークインクローゼットにする
- 部屋のサイズや用途に合ったオーダーメイド収納を作る
可動式の壁を取り付けてウォークインクローゼットを作った場合、床に段差がないため掃除が楽です。
オーダーメイド収納の場合、場所に合わせて家具を作れるのでデッドスペースをなくせるメリットがあります。
古い和室を洋室にリフォームするメリット
古い和室を洋室にリフォームするメリットを3つ解説します。
部屋を清潔に保ちやすい
和室より洋室の方が、部屋を清潔に保ちやすいです。
例えば畳に飲み物や食べ物をこぼしてしまった場合、早急に対処しなければシミになってしまいます。などの処置をする必要があります。また、畳の場合はこぼしたもののにおいがつきやすいです。
それに対してフローリングは汚れに強く、何かをこぼしても拭き取ればOKでにおいがつく恐れもありません。
また、フローリングはダニやカビの発生リスクも少ない点もメリットです。
重たい家具を置ける
フローリングなら、重たい家具を置けます。
畳はやわらかい素材なので、重い家具を設置すると跡がついてしまいます。
それに対してフローリングは硬さがあるため、重さのある家具でも床が凹みにくいです。
和室には置けないと諦めていた家具も、フローリングにすれば置けるようになります。
車いすが利用しやすい
畳よりもフローリングの方が車いすの利用がしやすいです。
車いすで畳を移動するとどうしても畳が沈んでしまいますが、フローリングなら沈みません。
実際に、自宅をバリアフリー化する目的で和室を洋室にリフォームする人もいます。
洋室リフォームで注意すべきポイント
洋室のリフォームをする際に注意すべきポイントを2つ紹介します。
部屋の用途に合った材料を選ぶ
洋室をリフォームする際はリフォーム後に快適に過ごせるように、部屋の用途に合った素材を選びましょう。
例えば寝室なら防音性を重視して床をカーペットにしたり、防音機能があるクロスを選んだりが挙げられます。
用途に合った材料を選べばより過ごしやすい部屋になります。
マンションの場合は手続きが必要
マンションリフォームの場合は、分譲マンションを購入したとしても手続きする必要があります。
他の住民の快適さを保つために、リフォームについて細かく規約が決まっているためです。
例えば床材の防音性能の基準が決まっていたり、間取り変更に許可が必要だったりします。また、図面の提出を求められることもあります。
リフォーム前に必ず管理組合や管理会社に申請し、そのマンションのルールを守って行いましょう。
洋室リフォームの施工事例
洋室フォームの施工事例を4つ紹介します。
【事例1】子ども部屋に間仕切り壁を設置
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約13万円 |
施工期間 | 3日 |
築年数 | 10~20年 |
施工内容 | 間取り変更 部分リフォーム |
成長に合わせ、子ども部屋にカラフルな間仕切り壁を設置して2つの部屋に分けたケースです。
施工期間は3日なので、工事期間の負担も少なく済みました。
【事例2】和室から開放感のある洋室へ
住宅の種類 | マンション・アパート |
リフォーム費用 | 約40万円 |
施工期間 | 2週間 |
築年数 | 30~40年 |
施工内容 | 間取り変更 収納リフォーム |
LDKの隣にあった和室を洋室にリフォームした事例です。
開口部には大きな引き戸を設置し、開放感のあるLDKを実現しました。
【事例3】夢の子供部屋を新設
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約50万円 |
施工期間 | 1週間 |
築年数 | 5~10年 |
施工内容 | 間取り変更 デザインリフォーム 部分リフォーム |
子どもの成長に合わせ、広い空間に子ども部屋を新設した事例です。
壁に腰窓を設置し、子どもが他の家族とコミュニケーションをとれる作りにこだわっています。
【事例4】車いすも安心のバリアフリー空間へ
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約96万円 |
施工期間 | 8日 |
築年数 | 30~40年 |
施工内容 | 部分リフォーム |
和室を車いすに対応した洋室にリフォームした事例です。
畳をフローリングにし、和室の入り口にあった段差をスロープで解消して介護が楽になりました。
洋室リフォームの費用を安く抑えるコツ
洋室のリフォームを安く抑えるコツを紹介します。
こだわりの箇所を限定する
洋室のリフォーム費用を安く抑えるには、こだわる部分を取捨選択しましょう。
すべての部分にこだわると、予算オーバーしてしまうこともあるからです。
例えばクロスは1000番品でなく量産品を選ぶなどが挙げられます。
予算オーバーしてしまう場合を考え、こだわりたい部分を優先順位をつけておくのがおすすめです。
複数の業者から相見積もりを取る
リフォームする時は、複数の業者に見積もりを取る「相見積もり」をしましょう。業者を比較すれば費用相場がわかるため、より安い業者を厳選できます。
ただし、見積もりが他の業者に比べて極端に安い場合や、「○○工事一式」と施工の内容がわからない場合は悪徳な業者の場合があるので注意が必要です。
また予算に合わせて提案してくれるか、無理に施工を勧めてこないかなど、信頼できる業者かどうかも見極めて業者を決めましょう。
洋室リフォームで利用できる補助金
洋室をリフォームする場合、自治体や国の制度で補助金が利用できる場合があります。条件を満たしていれば補助金が降り、リフォーム費用への補填が可能です。
自治体によっては見積もりを取った時点で契約前に仮申請が必要だったり、受付期間が決まっていたりと規則がそれぞれ異なります。
リフォームを検討し始めた段階で、自治体や国の補助金についても一緒に調べるのがおすすめです。
部屋・室内リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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