【2025年最新】二重サッシの補助金は最大200万円!初心者でもわかる制度比較・申請方法・業者選びの完全ガイド

「寒い、暑い、光熱費が高い」そんな悩みを二重サッシのリフォームで解決しませんか?2025年は、最大200万円の補助金が受け取れる「先進的窓リノベ2025事業」をはじめ、お得な国の補助金制度が充実しています。
この記事では、二重サッシのリフォームで活用できる補助金制度の比較から申請のコツ、業者選びまで解説します。予算は限られており、早期終了の可能性もあるため、今すぐチェックして快適でエコな住まいへの第一歩を踏み出しましょう。

2025年06月30日更新

監修記事
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【2025年最新】二重サッシ(内窓)のリフォームで使える補助金制度の全体像

2025年度に国が実施している「住宅省エネ2025キャンペーン」は、住宅の断熱リフォームを強く後押ししています。その事業の中でも、二重サッシのリフォームに活用できるのは「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」の2つです。

これらの補助金を活用することで、二重サッシのリフォーム費用の負担を軽減し、お得に断熱性の高い快適な住まいを実現できます。冷暖房費の削減や結露抑制など、二重サッシの設置で得られるメリットを、賢く補助金制度を利用して手に入れましょう。

しかし、補助金には予算上限があり、先着順のため、早期終了の可能性があります。次章から詳しく解説する「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」の申請期間などをしっかりチェックし、このチャンスを逃さぬよう、早めに申請手続きを進めることが成功の鍵です。

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【比較表】あなたに合うのはどっち?2025年度の2大補助金「先進的窓リノベ」と「子育てグリーン」

2025年度、二重サッシのリフォームで主に活用できる国の補助金は、「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」の2つです。どちらの制度があなたのリフォーム計画に最適か、一目でわかる比較表で見ていきましょう。

先進的窓リノベ2025事業子育てグリーン住宅支援事業
主な事業の目的既存住宅の窓・ドアの高断熱化に特化し、家庭における省エネを強力に推進省エネ住宅の普及や、子育て世帯などの住宅取得・改修を支援
最大補助額
(戸あたり)
200万円・必須工事をすべて実施する場合:60万円

・必須工事のうち2つを実施する場合:40万円
補助対象のリフォーム工事・窓ガラスの交換
・二重サッシ(内窓)の設置
・外窓の交換
(はつり工法・カバー工法)
・ドアの交換
(はつり工法・カバー工法)
【必須工事】
※必須工事のうち2つ以上の工事を実施することが補助の条件

・開口部の断熱改修(二重サッシの設置など)
・建物の断熱改修
・エコ住宅設備の設置

【任意工事】
・子育て対応改修
・防災性向上改修
・バリアフリー改修
・空気清浄機能や換気機能付きエアコンの設置
・リフォーム瑕疵保険などへの加入
おすすめな人窓や玄関ドアのリフォームがメインの人窓リフォームと同時に給湯器交換など他の省エネ改修もしたい人

窓や玄関ドアのリフォームが中心なら戸あたり最大200万円の「先進的窓リノベ2025事業」、窓リフォームに加えて他の省エネ改修も同時に検討しているなら「子育てグリーン住宅支援事業」がそれぞれおすすめです。

次章では、それぞれの制度について、さらに詳しい対象要件や具体的な補助額、申請期間などを解説します。計画中のリフォームに最適な補助金を見つけるために、ぜひ読み進めてください。

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補助金制度を徹底解説!それぞれの条件・補助額・期間は?

国の「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」を最大限に活用するには、それぞれの条件や補助額などを把握しておくことが重要です。

前章の比較表で「この補助金が私のリフォームにピッタリかも?」と感じた方の制度について、詳細をここで確かめておきましょう。

【制度1】先進的窓リノベ2025事業|高性能な窓に特化【最大200万円】

「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の窓・ドアの断熱改修に特化した、環境省と経済産業省が連携して実施する補助金制度です。

窓やドアの断熱改修に対して、ほかの補助金よりも比較的高い金額に設定されているのが魅力。そのため、窓やドアの断熱改修をメインで実施する場合は、先進的窓リノベ2025事業の活用をメインに検討するのがおすすめです。

補助の対象となる人・住宅を所有し、居住する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・共同住宅等の管理組合や管理組合法人
補助の対象となる建物既存住宅
(戸建住宅・集合住宅)

※「既存住宅」とは、リフォーム工事の工事請負契約日時点で、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅のこと
補助対象のリフォーム工事・窓ガラスの交換
・二重サッシ(内窓)の設置
・外窓の交換
(はつり工法・カバー工法)
・ドアの交換
(はつり工法・カバー工法)
補助金額窓リフォームの箇所ごとに計算した補助額の合計額
補助対象となる製品先進的窓リノベ2025事業に登録された製品
(一定の性能基準を満たすもの)
申請期間交付申請の予約
2024年11月22日〜予算に達し次第終了(遅くとも2025年11月14日まで)

【交付申請】
2024年11月22日〜予算に達し次第終了(遅くとも2025年12月31日まで)

対象となる二重サッシの性能グレード(SS・S・A)とは?

先進的窓リノベ2025事業の二重サッシの補助金額は、性能グレードによって異なります。本事業では二重サッシの性能グレードを、熱貫流率によって「P(SS)・S・A」の3つに分けています。

もっともグレードが高いのは「P(SS)グレード」で、熱貫流率が1.1以下の製品。このP(SS)グレードは、補助金額ももっとも高く設定されています。

窓の性能区分熱貫流率
P(SS)1.1以下
S1.5以下
A1.9以下
二重サッシの熱貫流率とは?

二重サッシの熱貫流率とは、窓の熱の伝わりやすさを示す指標のことです。 数値が小さいほど熱を通しにくく、断熱性能が優れていることを意味します。

熱貫流率が低い二重サッシを選べば、窓の断熱性を格段に高められます。熱貫流率が高い製品と比較して、外気温の影響を受けにくくなるため、結露の発生をより強力に抑制できるだけでなく、冷暖房効率も飛躍的に向上。一年中、快適で健康的な室内環境を実現し、光熱費の削減にも大きく貢献します。

二重サッシの製品を選ぶ際は、性能グレードによる補助金額の違いだけでなく、これらのさまざまなメリットがあることも頭に入れておきましょう。

【製品例で解説】補助対象となる具体的な二重サッシの選び方

国内の主要な窓メーカーから、補助金対象となる二重サッシの製品が多数販売されています。代表的な例としては、以下のような製品が挙げられます。

商品名
(窓メーカー名)
製品の特徴
プラマードU
(YKK AP)
・業界で最高クラスの断熱性能
・遮音性に優れている
・施工性が高く、短時間での設置が可能
インプラス
(LIXIL)
・LIXIL独自の技術「ダストバリア」により汚れにくい
・デザイン性が高く、部屋になじみやすい
・さまざまな窓に対応が可能

YKK APのプライマードUやLIXILのインプラスなどの二重サッシを選ぶ際は「ガラスの種類」をチェックすることも重要です。

二重サッシのガラスは、単板ガラスや一般的な複層ガラスではなく「Low-E複層ガラス」を選ぶのが基本です。

Low-E複層ガラスとは?

Low-E複層ガラスとは、ガラスの表面に特殊な金属膜(Low-E膜)がコーティングされた複層ガラスのことです。このLow-E膜が、夏の太陽熱をさえぎったり、冬の室内の熱を外に逃がさないようにしたりと、熱の移動を効果的にコントロールしてくれます。

また、地域や窓の方角によって「日射取得型」(冬に熱を取り込む)か「日射遮蔽型」(夏に熱を遮る)かを選ぶことで、より効果的な省エネと快適性が期待できます。補助金を最大限に活用するためにも、高性能なガラスと信頼できる製品を選びましょう。

【サイズ別】補助額の具体的な計算例と上限

先進的窓リノベ2025事業の補助額は、設置する二重サッシの性能グレード、サイズ区分、そして設置する箇所数によって決まります。

たとえば、二重サッシの性能グレードが「P(SS)」で、大きさの区分が「大」である場合、もっとも金額の高い10.6万円が補助額です。このようにして二重サッシの箇所ごとに補助額を算出し、算出した補助額の合計が交付される補助金額になります。

補助金の上限と下限に注意

本事業の補助金額の上限は「1戸あたり200万円」です。なお、補助額が「5万円未満」である場合は補助の対象外となるため注意しましょう。

>>先進的窓リノベ2025事業の公式サイト

【制度2】子育てグリーン住宅支援事業|幅広い省エネ改修が対象【最大60万円】

「子育てグリーン住宅支援事業」は、住宅の省エネ化を促進するとともに、子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得・改修を支援するのが主な目的の事業です。ただしリフォームでは、子育て世帯や若者夫婦世帯以外の世帯も補助の対象であるため、すべての世帯に補助金を活用するチャンスがあります。

補助の対象となる人・住宅を所有し、居住する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・共同住宅等の管理組合や管理組合法人
補助の対象となる建物既存住宅
(戸建住宅・集合住宅)

※「既存住宅」とは、リフォーム工事の工事請負契約日時点で、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅のこと
補助対象のリフォーム工事【必須工事】
※必須工事のうち2つ以上の工事を実施することが補助の条件

・開口部の断熱改修(二重サッシの設置など)
・建物の断熱改修
・エコ住宅設備の設置

【任意工事】
・子育て対応改修
・防災性向上改修
・バリアフリー改修
・空気清浄機能や換気機能付きエアコンの設置
・リフォーム瑕疵保険などへの加入
補助金額リフォームの箇所ごとに計算した補助額の合計額
補助対象となる製品子育てグリーン住宅支援事業に登録された製品
(一定の性能基準を満たすもの)
申請期間交付申請の予約
2024年11月22日〜予算に達し次第終了(遅くとも2025年11月14日まで)

【交付申請】
2024年11月22日〜予算に達し次第終了(遅くとも2025年12月31日まで)

【目的別】補助対象となる必須工事の選び方

子育てグリーン住宅支援事業のリフォームで補助金を受け取るためには、指定された「必須工事」のカテゴリーから2つ以上を実施する必要があります。二重サッシの設置は必須工事の1つであるものの、二重サッシの設置だけでは補助の要件を満たしません。

リフォームの目的おすすめの必須工事の組み合わせ
光熱費を徹底的に削減したい・二重サッシの設置
(開口部の断熱改修)
・高効率給湯器の設置
(エコ住宅設備の設置)
家全体の快適性を高めたい・二重サッシの設置
(開口部の断熱改修)
・躯体の断熱改修
(外壁、屋根・天井、床の断熱材設置・交換)
水回りの設備も同時に新しくしたい・二重サッシの設置
(開口部の断熱改修)
・節水型トイレの設置
(エコ住宅設備の設置)
・節湯水栓の設置
(エコ住宅設備の設置)

このようにリフォームの目的や優先順位に合わせて、他の必須工事を組み合わせることで、子育てグリーン住宅支援事業の補助金を最大限に活用できます。

同一工事による補助金の併用はできない

先進的窓リノベ2025事業で「二重サッシの設置」を申請する場合、その同じ二重サッシでは子育てグリーン住宅支援事業に申請できません。
この場合「子育てグリーン住宅支援事業」で補助金を受け取るために、二重サッシ以外の工事で「必須工事の中から2つ以上のカテゴリーの工事」を実施する必要があることを覚えておきましょう。

このように補助金の二重取りはできないため、どちらの事業で申請するか、異なる工事で併用するかを事前にしっかり計画することが大切です。

>>子育てグリーン住宅支援事業の公式サイト

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【5ステップで解説】補助金申請の具体的な流れと手続き

「先進的窓リノベ2025事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」に申請する場合の、具体的な補助金申請の流れは以下のとおりです。

補助金申請の方法と全体の流れ
STEP
リフォームの見積もり・契約

「先進的窓リノベ2025事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」では、補助金制度に登録された「登録事業者」にリフォームを依頼することが補助の条件として定められています。

登録事業者を探す際には「ハピすむ」を活用するのもおすすめです。登録事業者を探せるだけでなく、専門的な知識のあるコンシェルジュによる、補助金の活用やリフォームのアドバイスも受けられます。

STEP
リフォーム工事開始

STEP
【任意】交付申請の予約※登録事業者が代行します

リフォーム工事を開始したら、交付申請の予約も可能です。「交付申請の予約」は、補助金を確実に受け取るための先行手続きです。

もし補助金の受け取れる可能性を高めたい場合は、交付申請の予約も活用しましょう。

STEP
リフォーム工事完了・交付申請※登録事業者が代行します

補助の対象となるリフォーム工事が完了したら、補助金の交付を申請します。

STEP
補助金の受け取り

補助金は事務局から登録事業者に振り込まれます。リフォームの依頼者は、登録事業者から以下のいずれかの方法で補助金を受け取ります。

  1. 補助事業にかかわる契約代金に充当する
  2. 現金で受け取る
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【モデル別】二重サッシの費用と補助金適用後の実質負担額シミュレーション

二重サッシの設置にかかる費用は、窓のサイズやガラスの種類などによって大きく異なります。

ここでは、国の主要な補助金である「先進的窓リノベ2025事業」を適用した場合のシミュレーションを、2つのモデルケースを挙げて紹介します。ご自身が計画している二重サッシのリフォームに近いモデルをチェックして、補助金の活用でどれほど費用の負担を軽減できるのかを確認しましょう。

【モデル1】マンション2LDKのリビングと寝室の窓

マンションにお住まいの方で、とくに冷暖房の使用頻度が高いリビングと寝室の窓に二重サッシを設置するケースを想定します。

二重サッシの設置箇所と大きさ合計:3箇所

【設置箇所の内訳】
・リビング:掃き出し窓(大)×1箇所
・寝室:腰高窓(中)×1箇所、腰高窓(小)×1箇所
二重サッシのグレード高断熱複層ガラス
(Low-E複層ガラス)
リフォーム費用40万円
補助金額
(先進的窓リノベ2025事業)
合計:13.7万円

【補助金額の内訳】
・リビング:掃き出し窓(大・Sグレード)6.5万円×1箇所
・寝室:腰高窓(中・Sグレード)4.4万円×1箇所
・寝室:腰高窓(小・Sグレード)2.8万円×1箇所
自己負担額26.3万円

リビングの1箇所、寝室の2箇所に二重サッシを設置する場合にかかる費用は40万円。先進的窓リノベ2025事業の補助金額は合計で13.7万円であるため、自己負担額は26.3万円まで抑えられます。

【モデル2】戸建て3LDKのリビングとダイニングの窓

戸建て住宅にお住まいの方で、家族が集まるリビングとダイニングの窓に二重サッシを設置するケースを想定します。

二重サッシの設置箇所と大きさ合計:5箇所

【設置箇所の内訳】
・リビング:掃き出し窓(大)×1箇所
・ダイニング:腰高窓(中)×2箇所
・和室:掃き出し窓(中)×2箇所
二重サッシのグレード高断熱複層ガラス
(Low-E複層ガラス)
リフォーム費用80万円
補助金額
(先進的窓リノベ2025事業)
合計:24.1万円

【補助金額の内訳】
・リビング:掃き出し窓(大・Sグレード)6.5万円×1箇所
・ダイニング:腰高窓(中・Sグレード)4.4万円×2箇所
・和室:掃き出し窓(中・Sグレード)4.4万円×2箇所
自己負担額55.9万円

戸建て住宅にお住まいの方で、リビングの1箇所、ダイニングの2箇所、和室の2箇所の窓に二重サッシを設置する場合、リフォームにかかる費用は80万円が目安です。

この場合、先進的窓リノベ2025事業の補助金額は合計で24.1万円となるため、自己負担額は55.9万円まで抑えられます。

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補助金リフォームで失敗しない!信頼できる業者の選び方

補助金リフォームで業者選びを間違えると、補助金が受け取れなかったり、期待通りのリフォームにならなかったりと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

このような失敗を避けるためには、補助金申請の実績が豊富かなど、いくつかの重要なポイントをしっかり確認し、本当に信頼できる業者を見極めることが重要です。

信頼できる業者の選ぶ際のチェックポイント
  • 補助金申請の実績が豊富か
  • 補助金や見積もり内容の説明が丁寧か
  • 補助金制度の「登録事業者」であるか
  • リフォームに関する専門的な資格はあるか
  • リフォーム工事の実績は豊富か

補助金を最大限に活用し、理想のリフォームを実現するためには、信頼できる業者選びがもっとも重要なステップです。複数の業者を比較して、信頼できる業者を探しましょう。

業者探しには「ハピすむ」の活用もおすすめ

ハピすむは、スマホで簡単な入力を済ませるだけで、補助金申請の実績が豊富な業者の紹介を受けられるサービスです。

専門的な知識のあるコンシェルジュから、中立的な立場からのアドバイスも受けられるため「補助金の活用やリフォームに関して不安がある」という方は、ぜひハピすむのコンシェルジュに相談してみてください。

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二重サッシ(内窓)リフォームで得られる5つのメリット

二重サッシ(内窓)の設置は、窓を二重にすることで、光熱費の削減効果などの5つのメリットが得られます。

このように、二重サッシを設置することで、断熱性を高めるだけでなく、日々の生活の質を向上させるさまざまなメリットが得られます。補助金を活用して、お得に二重サッシを設置し、より快適で安心な住まいを手に入れましょう。

【メリット1】断熱性の向上による光熱費の削減が期待できる

窓は建物の中でもっとも熱の出入りが多い場所です。一般住宅における熱の出入りは、夏の冷房時には約73%が窓から、冬の暖房時も約58%が窓から発生しています。

そのため、二重サッシの設置で熱の出入りを抑えることで、冷暖房の効率をあげ、光熱費の削減効果が期待できます。

【メリット2】結露の発生を抑制できる

毎冬、窓の結露に悩まされていませんか?

窓に発生する結露は、暖かい室内の空気が冷たい窓ガラスに触れて冷やされることで、空気中の水蒸気が水滴に変わる現象です。これは、冷たい飲み物を入れたコップの外側に水滴がつくのと同じ原理です。

窓の結露が続くと、窓枠やカーテンにカビが生えたり、ダニが繁殖したりして、見た目や健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

このようなトラブルは内窓を設置して、断熱性を向上させることで軽減できます。断熱性の高い二重サッシが、屋外側からの冷たさが室内側に伝わるのを防ぎ、結露の発生を抑制できるでしょう。

【メリット3】遮音性の向上でリラックスしやすい室内に

二重サッシにリフォームすることで、既存の窓のみの状態よりも、外から聞こえる音を遮り、リラックスしやすい室内の環境をつくれます。

LIXILの実験では「既存の窓のみの状態」に比べて「二重サッシにリフォームした後」の騒音レベルが、約10dBも低下したという結果が出ています。10dBの低下は、音の大きさが半分以下に聞こえるほどの大きな変化です。

このような高い遮音性を発揮する二重サッシにリフォームすることで、道路の交通音や近隣の話し声など、外部からの気になる音が大幅に軽減されます。その結果、室内でリラックスしやすくなり、日々の生活の質が向上するでしょう。

【メリット4】窓の防犯性の向上も期待できる

二重サッシを設置することで、侵入者は二重になった窓を破る必要があり、侵入にかかる時間が格段に長くなります。手間と時間がかかることを嫌う犯罪者にとって、二重サッシは心理的にも物理的にも大きな壁となり、侵入を諦めさせる効果が期待できるでしょう。

警察庁のデータによると、戸建住宅における侵入窃盗の侵入口としてもっとも多いのが「窓」という結果が出ています。

このように侵入口として狙われやすい窓で防犯性の向上ができれば、今よりも安心して暮らせる住まいに変えられるでしょう。

【メリット5】紫外線のカットで室内の劣化防止対策にも

二重サッシを設置する際に、紫外線カットの効果のあるガラスを選べば、室内のフローリングや家具などの劣化を抑制できます。

紫外線が室内に多く入ると、フローリングや家具の日焼け、カーテンや壁紙の劣化など、大切な家財にダメージを与えてしまいます。また、人体にとっても、日焼けやシミの原因となるなどの影響を与えてしまうことも。

このような紫外線によるダメージを防ぐには、二重サッシの設置が効果的です。快適な室内環境を維持できるように、紫外線カットの効果があるガラスの採用も検討してみましょう。

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【Q&A】二重サッシ補助金に関するよくある質問

補助金の予算に達すると申請できない?

補助金制度ごとに定められている予算に申請額が達すると、申請が締め切られます。
先進的窓リノベ2025事業や子育てグリーン住宅支援事業の申請期限も「交付申請の受付期間は予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)」と定められています。
それぞれの補助金制度の公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合も公表されているため、最新の情報をチェックして早めに申請の手続きを進めましょう。

「交付申請の予約」とは?

補助金制度の「交付申請の予約」とは、申請予定額を仮押さえられる手続きのことです。これにより、工事が完了して「本申請(交付申請)」をする際に、予算切れで補助金が受け取れないという事態を防げます。
ただし、交付申請の予約を済ませていても実施するリフォーム工事や提出した書類の内容が要件を満たさない場合などは、補助金を受け取れない点に注意しましょう。

国の制度同士(先進的窓リノベ+子育てグリーン)は併用できる?

国の制度同士(先進的窓リノベ+子育てグリーン)でも、申請するリフォーム工事が重複していなければ併用できます。
たとえば、二重サッシの設置で先進的窓リノベ2025事業に申請し、給湯器の交換で子育てグリーン住宅支援事業に申請することは可能です。もし複数のリフォーム工事を計画している場合は、このように補助金制度を併用して、リフォーム費用をさらに安く抑えられないか検討してみましょう。

国の補助金と地方自治体の補助金は併用できる?

国の補助金と地方自治体の補助金は、原則として併用が可能です。
ただし「同一のリフォーム工事に複数の補助金を重複して受けることはできない」というルールがあります。たとえば、内窓の設置で国の「先進的窓リノベ2025事業」を使う場合、同じ工事で地方自治体の補助金は利用できません。
併用できるのは、それぞれの補助金の対象とする工事が異なる場合である点に注意しましょう。また、地方自治体によっては「国の補助金との併用不可」と明確に定めているケースもあるため、補助金制度ごとの要件についてもチェックすることが重要です。

賃貸やマンションでも補助金は使える?

賃貸住宅やマンションにお住まいの場合でも、条件を満たせば補助金が使えるケースはあります。ただし、戸建て住宅とは異なる注意点や条件がある点などに注意も必要です。
たとえば、補助金制度によっては補助の対象となる条件として「建物の所有者であること」が求められる場合もあります。そのような場合では、賃貸物件の入居者は補助金に申請できません。
もし賃貸物件やマンションで補助金に申請したい場合は、補助金制度の補助の条件を事前に確認しておきましょう。

マンションでは物件ごとの管理規約にも注意

マンションで二重サッシを設置する場合には、物件ごとに定められている「管理規約」にも注意が必要です。
管理規約に「二重サッシを設置することは認めていない」など、リフォームに関するルールが記載されている場合もあります。そのようにリフォームの内容に制限がある場合は、補助金の補助対象となるリフォーム工事ができないかもしれません。

二重サッシと同時に玄関ドアも交換したい、どちらも補助対象になる?

先進的窓リノベ2025事業や子育てグリーン住宅支援事業のどちらも「二重サッシ」と「玄関ドア」の交換が補助の対象に含まれています。
ただし、二重サッシと玄関ドアの交換に対する補助金額は制度ごとに異なるため、よりお得な方を選ぶことが重要です。
先進的窓リノベ2025事業や子育てグリーン住宅支援事業を比較すると「先進的窓リノベ2025事業」の方が、窓やドアの断熱改修において、より手厚い補助金を提供しています。二重サッシと玄関ドアの交換を検討しているなら、まずは「先進的窓リノベ2025事業」への申請を第一に検討しましょう。

補助金制度補助金額
※サイズや性能によって金額が異なる
先進的窓リノベ2025事業1.2〜10.6万円
子育てグリーン住宅支援事業1.1〜1.7万円
補助金を受け取ったら、確定申告が必要?

補助金を受け取ったら、確定申告が必要な場合もあります。ただし確定申告が必要であるかは、補助金の金額などによっても異なります。
最終的な判断や手続きは個々の状況で異なるため、必ず最寄りの税務署や税理士などの専門家にご確認ください。

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【まとめ】二重サッシのリフォームで補助金を活用して快適な住まいへ

二重サッシのリフォームは、国の「先進的窓リノベ2025事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」の補助の対象に含まれています。

とくに「先進的窓リノベ2025事業」は、1戸あたり最大200万円が交付されるため、リフォームにかかる費用を大幅に節約できるのが魅力です。ただし先進的窓リノベ2025事業などの補助金には、予算上限がある点に注意しなければいけません。

補助金の活用実績が豊富な業者と連携して、スムーズに補助金の申請やリフォーム工事を進めていきましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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