住宅省エネ2025キャンペーンでお得にリフォーム!いつから?対象は?4事業の補助金と賢い活用法

そのリフォーム、最大200万円の補助金が使えるかも?浴室や窓の断熱性の低さ、あるいは使い勝手の悪さが気になり始めているなら『住宅省エネ2025キャンペーン』は見逃せません!
この記事では、住宅省エネ2025キャンペーンの補助金額や対象となるリフォーム工事を解説します。検討しているリフォームが住宅省エネ2025キャンペーンの交付条件を満たすかチェックして、家計への負担を軽減させましょう。

2025年05月14日更新

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンとは

住宅省エネ2025キャンペーンとは、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が合同で実施する、省エネ性を高めるリフォームに補助金を交付するキャンペーンのことをいいます。

住宅省エネ2025キャンペーンは、主に以下の4つの事業で構成されており、これらの事業を通じて浴室などの水まわりや窓のリフォームに対して補助金が交付されます。

事業ごとに対象となるリフォーム工事は異なるため、住宅省エネ2025キャンペーンをリフォームで活用したい場合は、各事業の概要について理解しておくことが大切です。

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンの対象リフォームと補助金額

ここでは、住宅省エネ2025キャンペーンを構成する各事業のおもな補助金額と、対象となるリフォーム工事について解説します。事業ごとに対象リフォームなどが異なるため、計画中のリフォームがどの事業の交付条件に当てはまるかチェックしておきましょう。

【1】子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、既存住宅のリフォームで、開口部(窓や玄関ドア)の断熱性を向上させる場合などに補助金を交付する事業です。

事業名に「子育て」とありますが、本事業は子育て世帯に限定されません。住宅の所有者であることなど、所定の条件を満たせばその他の世帯も補助金の交付対象となる場合があります。

事業概要
対象となるリフォーム工事

【必須工事】(必須工事のうち、2つ以上の以上のカテゴリーを満たした場合に補助対象となる)

  • 窓や玄関ドアの断熱改修
  • 建物本体の断熱改修
  • 省エネ性の高い住宅設備の設置

【任意工事】

  • 子育てしやすい環境づくりの改修
  • 防災性を向上させる改修
  • バリアフリー改修
  • 空気清浄や換気の機能がついたエアコンの設置
  • リフォーム瑕疵保険への加入
補助金額

リフォーム内容や採用する商品によって異なる

【省エネ性の高い住宅設備を設置した場合】

住宅設備の種類補助金額
(1戸あたり)
高断熱浴槽3.2万円
節水型トイレ
(掃除しやすい機能を有するもの)
2.3万円
対象となる方(1.2を満たす方が対象)
  1. グリーン住宅支援事業者と工事の契約を締結し、リフォーム工事をする方
  2. リフォームする住宅の所有者など

>>子育てグリーン住宅支援2025事業公式HP

【2】先進的窓リノベ2025事業

先進的窓リノベ2025事業は、断熱性の高い窓にリフォームする際に補助金を交付する事業です。窓や玄関ドアの交換のほか、内窓の設置なども補助金の交付対象となっています。

事業概要
対象となるリフォーム工事
  • 窓ガラスの交換
  • 内窓の設置
  • 外窓の交換
  • 玄関ドアの交換
補助金額

窓やガラスなどのサイズ・性能によって異なる

【窓ガラスを交換する場合】

窓ガラスのサイズ
(単位:平方メートル)
補助金額の目安
(ガラス1枚あたり)
1.4以上3〜5.5万円
0.8以上〜1.4未満1.9〜3.4万円
0.1以上〜0.8未満0.5〜1.1万円
対象となる方(1.2を満たす方が対象)
  1. 窓リノベ事業者と工事の契約を締結し、リフォーム工事をする方
  2. リフォームする住宅の所有者など

>>先進的窓リノベ2025事業公式HP

【3】給湯省エネ2025事業

給湯省エネ2025事業は、省エネ性能が高い給湯器に交換する際に、補助金を交付する事業です。事業に登録されている商品をリフォームで採用すると、給湯省エネ2025事業の補助金の交付対象です。

事業概要
対象となるリフォーム工事
  • 一定の性能を満たす高効率給湯器を設置する
補助金額
設備機器の種類補助金額
(1台あたり)
エコキュート6万円
ハイブリッド給湯器8万円
エネファーム
(家庭用燃料電池)
16万円

設備機器ごとに定められている「加算要件」を満たす場合は、上記の補助金額に、要件ごとに定められた金額が加算されます。

対象となる方(1.2を満たす方が対象)
  1. 給湯省エネ事業者と工事の契約を締結し、リフォーム工事をする方
  2. リフォームする住宅の所有者など

>>給湯省エネ2025事業公式HP

【4】賃貸集合給湯省エネ2025事業

賃貸集合給湯省エネ2025事業は、賃貸の集合住宅で省エネ性能が高い給湯器に交換する際に、補助金を交付する事業です。賃貸集合給湯省エネ2025事業の補助金の交付対象となるのは、1棟に2戸以上の賃貸住戸を有する建物などです。

事業概要
対象となるリフォーム工事
  • 一定の性能を満たす小型の省エネ型給湯器を設置する
補助金額
小型の省エネ型給湯器の種類補助金額
(1台あたり)
追い焚き機能なし5万円
追い焚き機能あり7万円

設備機器ごとに定められている「加算要件」を満たす場合は、上記の補助金額に、要件ごとに定められた金額が加算されます。

対象となる方(1.2を満たす方が対象)
  1. 賃貸集合給湯省エネ事業者と工事の契約を締結し、リフォーム工事をする方
  2. リフォームする住宅の所有者など

>>賃貸集合給湯省エネ2025事業公式HP

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンの申請期間

住宅省エネ2025キャンペーンの申請期間は、2024年11月22日から事業の予算に達するまで、または2025年12月31日までです。

ただし補助金の交付申請の前に、補助金を確保する「交付申請の予約」の期限は、予算に達するまでか2025年11月14日となっている点に注意しましょう。

申請期限
交付申請2024年11月22日〜予算上限到達まで
(ただし遅くとも2025年12月31日まで)
交付申請の予約2024年11月22日〜予算上限到達まで
(ただし遅くとも2025年11月14日まで)
4つの事業ごとに予算に達するまでの期間は異なる

住宅省エネ2025キャンペーンにおける交付申請および交付申請予約の全体的な期限は、4事業共通となっています。しかし、各事業の予算上限に達するまでの期間はそれぞれ異なります。住宅省エネ2025キャンペーンのうち、活用を検討している事業の予算の状況を随時チェックして、予算に達する前に余裕をもって申請しましょう。

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンの申請方法

住宅省エネ2025キャンペーンは、事業に登録されている業者が申請するため、登録済みの業者にリフォームを依頼する必要があります。

業者にリフォームの見積もりを依頼してから、住宅省エネ2025キャンペーンの補助金を受け取るまでの具体的な流れは、以下のとおりです。

住宅省エネ2025キャンペーンの申請の流れ
STEP
業者からリフォームの見積もりをとる

住宅省エネ2025キャンペーンの事業に登録している業者に見積もりを依頼しましょう。事業に登録していない業者は、住宅省エネ2025キャンペーンに申請できません。

STEP
業者とリフォームの工事契約を結ぶ

STEP
リフォームを開始する

住宅省エネ2025キャンペーンの補助金の交付対象となるのは、2024年11月22日以降に工事を開始したリフォームです。

STEP
交付申請の予約(任意)

住宅省エネ2025キャンペーンの予算を確保したい場合、リフォームを開始した際に「交付申請の予約」ができます。交付申請のタイミングによっては、事業の予算に達してしまい、補助金の交付を受けられない場合もあるため、交付申請の予約を活用するのがおすすめです。

STEP
リフォームが完了となる

STEP
補助金の交付を申請する

事業に登録している業者が、住宅省エネ2025キャンペーンの補助金の交付を申請します。

STEP
補助金の交付が決定となる

住宅省エネ2025キャンペーンの事務局から交付決定通知が届くと、振込日などが確かめられます。

STEP
リフォームの実績を報告する

実施したリフォームの内容を、業者から住宅省エネ2025キャンペーンの事務局に報告します。

STEP
補助金の受け取り

業者が補助金を受け取るため、業者から補助金を受け取ります。

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンとほかの補助金事業との併用は可能か

住宅省エネ2025キャンペーンと、補助対象となるリフォーム工事が重複するほかの補助金事業との併用は、原則として認められていません。そのため、ほかの補助金事業の活用を希望する場合は、住宅省エネ2025キャンペーンの補助対象のリフォーム工事と重複していないかを確かめておく必要があります。

ただし住宅省エネ2025キャンペーンの4つの事業は、補助対象となるリフォーム工事が重複しないなどの条件を満たしていれば、各事業の併用は可能です。

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンを活用する際の注意点

住宅省エネ2025キャンペーンを活用する際には、補助対象製品に登録されている商品を採用するなどの点に注意しなければいけません。

「採用した給湯器が事業の対象製品ではなかった」などの失敗が起きないように、住宅省エネ2025キャンペーンを活用する際の注意点について理解しておきましょう。

【注意点1】補助対象製品に登録されている商品を採用する

住宅省エネ2025キャンペーンの各事業に登録されている対象製品を採用しない場合、補助金の交付を受けられない点に注意しましょう。

たとえば、給湯省エネ2025事業では、一定の性能を満たす給湯器への交換が、補助金の交付の条件となっています。

一定の性能を満たす給湯器は、あらかじめ事務局が「補助対象製品」として登録しており、事業のホームページから検索して商品の型番などを確かめられます。

このように、住宅省エネ2025キャンペーンの各事業では補助対象となる製品が定められています。補助金の交付を希望する際は、必ず事前に確認し、事務局に登録された製品を選定・採用してください。

【注意点2】事業者登録を済ませた業者にリフォームを依頼する

住宅省エネ2025キャンペーンの各事業では「事業に登録した業者にリフォームを依頼すること」が補助金の交付条件となっている点に注意しましょう。住宅省エネ2025キャンペーンの各事業への登録は任意であるため、リフォームの依頼を検討している業者が事業に登録していない場合もあります。

そのため、リフォームで住宅省エネ2025キャンペーンを活用したい場合は、その旨を業者に伝え、事業に登録しているかを確かめておくことが大切です。

【注意点3】対象となるリフォーム金額に下限がある

住宅省エネ2025キャンペーンでは、補助金の交付の対象となるリフォーム金額に下限が設定されているため、その金額を下回る場合は補助金が交付されません。

住宅省エネ2025キャンペーンでリフォーム金額の下限が設定されているのは、子育てグリーン住宅支援事業と先進的窓リノベ2025事業です。

事業名リフォーム金額の下限
子育てグリーン住宅支援事業5万円
先進的窓リノベ2025事業5万円

この2つの事業を活用する場合、補助金の交付の対象となるリフォーム金額が、5万円未満である場合は交付を受けられない点に注意しましょう。

給湯器の種類に応じて補助額が決まる事業も

給湯省エネ2025事業と賃貸集合給湯省エネ2025事業は、設置する給湯器の種類によって補助額が決まるため、リフォーム金額の下限が定められていません。ただし、あらかじめ事業に登録された製品を採用する必要がある点に注意しましょう。

まずは無料お見積もりから

住宅省エネ2025キャンペーンを活用したリフォームの事例

住宅省エネ2025キャンペーンを活用したリフォームの事例を紹介します。住宅省エネ2025キャンペーンを活用すると、どれほどリフォーム費用の負担を軽減できるのか、実例をもとにチェックしておきましょう。

【事例1】内窓の設置で断熱性をアップ

内窓を設置する前
before
内窓を設置した窓
after

内窓の設置で断熱性をアップ

「内窓で断熱性を向上させたい」とご依頼があった、内窓の設置の施工事例です。

採用した内窓はLIXILのインプラスという商品。インプラスは断熱性に優れた商品であるため、部屋の断熱性の向上も期待できます。

リフォーム費用の総額39万円
補助額
先進的窓リノベ2025事業の場合)
10.6万円
(Uw1.1以下の場合)
※高性能な窓製品の基準値。値が小さいほど断熱性が高い
リフォーム費用の自己負担額
(総額ー補助金の額=自己負担額)
28.4万円

【事例2】玄関ドアをカバー工法でリフォーム

リフォームする前の玄関ドア
before
カバー工法でリフォームした玄関ドア
after

玄関ドアをカバー工法でリフォーム

この事例で採用した「カバー工法」は、既存の玄関ドアの枠を壊さないリフォームの方法。壁を壊すなどの大掛かりな工事が不要なため、工期が短く、費用も比較的抑えられます。

リフォーム費用の総額70万円
補助額
先進的窓リノベ2025事業の場合)
22万円
(Ud1.1以下・サイズが2.8平方メートル以上の場合)
リフォーム費用の自己負担額
(総額ー補助金の額=自己負担額)
48万円

【事例3】省エネ効果の高いエコキュートに交換

エコキュートを交換する前
before
省エネ効果の高いエコキュートに交換した様子
after

省エネ効果の高いエコキュートに交換

エコキュートからお湯が出なくなってしまい、新しいエコキュートに交換したリフォームの施工事例です。

採用したのは、長府製作所の高効率のエコキュート。省エネ性が高いため、光熱費の節約の効果も期待できます。

リフォーム費用の総額54万円
補助額
給湯省エネ2025事業の場合)
10万円
(基本補助額+加算要件Aを満たす場合)
リフォーム費用の自己負担額
(総額ー補助金の額=自己負担額)
44万円
まずは無料お見積もりから

【Q&A】住宅省エネ2025キャンペーンに関するよくある質問

住宅省エネ2025キャンペーンは、1戸の住宅で複数回活用できますか?

1戸あたりの補助額の上限に達していないなどの条件を満たしていれば、住宅省エネ2025キャンペーンを1戸の住宅で複数回活用できます。

住宅省エネ2025キャンペーンを1戸の住宅で複数回活用できるケース
  • 1戸あたりの補助額の上限に達していない
  • 申請ごとに交付の条件を満たしている

ただし申請ごとに交付の条件を満たしていない場合は、複数回の申請はできない点に注意しましょう。

商品の設置のみ業者に依頼する場合でも、住宅省エネ2025キャンペーンに申請できますか?

商品を自分で購入して設置のみ業者に依頼する場合は、住宅省エネ2025キャンペーンに申請できません。

住宅省エネ2025キャンペーンは、補助金の交付対象となる商品の購入にかかる費用も含めて業者と契約を結んでいる場合に申請できます。そのため、住宅省エネ2025キャンペーンの事業に登録されている商品を自分で購入した場合でも、補助金の交付の対象とはならない点に注意しましょう。

住宅省エネ2025キャンペーンへの申請のタイミングはいつですか?

住宅省エネ2025キャンペーンは、リフォーム工事が終わったタイミングで申請します。

ただし、リフォームの開始前でも任意で交付申請の予約ができるため、補助金を確保しておきたい場合は申請予約の活用がおすすめです。

DIYによるリフォームでも住宅省エネ2025キャンペーンを活用できますか?

DIYによるリフォームでは、住宅省エネ2025キャンペーンを活用できません。

住宅省エネ2025キャンペーンにおける補助金の交付対象は「事業に登録された業者に依頼する工事」と定められています。そのため、リフォームで住宅省エネ2025キャンペーンを活用したい場合は、事業に登録された業者への依頼を検討しましょう。

本記事の情報は、2025年5月9日現在のものです

補助金制度の内容は変更される場合がありますので、申請にあたっては必ず住宅省エネ2025キャンペーン公式サイトの最新情報をご確認ください。
>>住宅省エネ2025キャンペーン公式サイト

まずは無料お見積もりから

補助金・税金を用いたリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

リフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。

無料の見積もり比較はこちら>>

また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。

詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ

まずは無料お見積もりから
LINE 友達追加
まずは無料お見積もりから
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする