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トイレにできる黄ばみや黒ずみ、なかなか落ちない輪じみなどのしみや汚れに悩んでいませんか。見た目が気になるだけでなく、放置するとニオイや衛生面でも問題が出てきます。
この記事では、トイレのしみの原因をはじめ、落とし方や日常の予防策までわかりやすく解説します。毎日の掃除をもっとラクに、清潔な空間を保つために役立てていきましょう。
目次
トイレのしみや汚れが発生する原因
トイレの便器まわりや床・壁に、いつのまにか黄ばみ・黒ずみ・ピンク色のしみや汚れが発生しています。ここでは、トイレのしみや汚れが発生する5つの原因について見ていきましょう。
【原因1】尿による尿石
トイレの黄ばみや茶色っぽいしみの多くは、「尿石(にょうせき)」が原因です。尿石とは、尿に含まれるカルシウムやアンモニアなどの成分が固まり、便器にこびりついたものを指します。
- 便器のフチ裏や水たまり部分
- 便座の裏側
- 床と便器の境目周辺
さらに、尿石は細菌の温床となり、アンモニア臭の原因にもなります。見た目の問題だけでなく、衛生面・におい対策の観点からも、早期の対応が重要です。
【原因2】水垢や雑菌の繁殖
トイレの便器やタンクのまわり、床のすき間などにできる黒ずみやピンク色の汚れは、水垢と雑菌の繁殖が原因です。
水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が乾燥・蓄積してできる白っぽい汚れです。この水垢に雑菌が繁殖することで、黒ずみやピンク汚れといった目立つ汚れへと変化していきます。
- 便器の水たまり、タンクの側面など乾きにくい
- 床のすき間や便器と床の接合部などの掃除が行き届きにくい
- 湿気がこもりがちな換気の悪いトイレ
【原因3】タンクの結露
トイレの床や壁にできる水ジミのようなしみは、タンクの結露が原因です。
たとえば、トイレタンクでは「冷たい水」と「室内の暖かい空気」がぶつかることで結露が発生します。特に冬場や梅雨など、気温と湿度の差が大きい時期には、トイレタンクに結露が発生しやすくなります。
このようにタンクに発生する結露を予防することにより、間接的にトイレのしみや汚れの対策にもつながります。
【原因4】カビの発生
トイレは湿気がこもりやすい密閉空間であるため、カビが発生しやすい環境です。特に便器のフチ裏、タンクまわり、床と壁のすき間など、掃除が行き届きにくい場所はカビの温床になります。
黒カビが繁殖すると、黒ずみやニオイ、衛生面での不安が生まれるだけでなく、健康被害のリスクもあるので注意が必要です。
【原因5】尿の飛び散り
便器の外に目に見えない尿の飛び散りの発生は、床や壁の黄ばみ・しみの原因になります。特に、男性の立ち小便や小さなお子さまの使用時に多く、便器と床のすき間や壁の下部などに汚れが蓄積しやすくなります。
尿の飛び散りはしみだけでなく、においや菌の繁殖にもつながるため、早めの拭き取りや予防対策が欠かせません。
トイレにこびりついたしみや汚れの取り方
長期間放置してこびりついたしみや汚れは、原因に合わせた掃除方法が必要です。ここでは、トイレにこびりついたしみや汚れの効果的な取り方について解説します。
【ケース1】尿石による黄ばみ
便器のフチや水たまり部分にできる尿石による黄ばみは、通常のトイレ洗剤ではなかなか落ちません。こびりついたしみには、酸性の洗剤やクエン酸を使った対処が有効です。
- 水200mlにクエン酸小さじ1を溶かし、クエン酸スプレーを作る
- 汚れにスプレーし、トイレットペーパーで湿布して30分ほど放置する
- トイレブラシでこすり、汚れを落とす
- 最後に水でしっかり流す
クエン酸や酸性洗剤を使用する際は、有毒ガスが発生するリスクもあるため、塩素系漂白剤と混ぜないよう注意しましょう。
【ケース2】カビによる黒ずみ
便器のフチ裏やタンクまわり、床と壁の隅などに発生しやすいカビや黒ずみ汚れは、塩素系漂白剤で除去しましょう。
- カビ部分に塩素系漂白剤をスプレーする
- トイレットペーパーでパックし、15〜30分放置する
- トイレブラシでこすって汚れを落とす
- 水で洗い流し、しっかり換気する
なお、漂白剤の使用中は必ず換気し、ゴム手袋・マスクも着用しましょう。変色が心配な部分は目立たない場所で、テストしてからの使用を推奨します。
【ケース3】水垢によるピンク汚れ
便器の水面付近やタンクの側面、床まわりにできるピンク色のぬめり汚れは、中性洗剤や重曹で落とせます。
- 中性洗剤をスポンジにつけて軽くこすり洗いする
- 汚れが強い場合は、重曹をふりかけて上からクエン酸水をスプレーし、泡立たせてこすり洗いする
- しっかり水拭き・乾拭きして仕上げる
ピンク汚れは放置すると黒カビに変化するおそれがあるため、掃除後はしっかり乾燥させて再発を防ぎましょう。
トイレのしみを落とす際の注意点
トイレのしみを落とす際に、素材によっては床や壁紙が傷つくおそれもあるため、掃除方法には注意が必要です。ここでは、トイレに使われる床や壁の素材ごとに、注意すべきポイントを3つ解説します。
【注意点1】クッションフロアの床に漂白剤を使わない
トイレの床に多く使われているクッションフロア(塩化ビニール製)は、漂白剤(塩素系)を使用すると表面のコーティングが傷んだり、変色・黄ばみの原因になります。たとえば、濃度の高い漂白剤を直接塗布すると、床の一部が白っぽくなり、素材の劣化が進んでしまうおそれもあります。
また、漂白剤を使わなくても、中性洗剤やクエン酸水などでほとんどの汚れに対応可能です。トイレのしみが気になる場合は、重曹やクエン酸などトイレにやさしいものでこまめにケアしましょう。
【注意点2】フローリングの床には直接スプレーを吹きかけない
トイレの床にフローリング(木材系床材)が使われている場合は、直接洗剤スプレーを吹きかけるのは避けましょう。木材は水分を吸収しやすく、スプレーした液がすき間から染み込むことで、しみ・変色・反りやカビの発生につながります。代わりに、やわらかい布にスプレーしてから拭くのが基本です。
また、アルカリ性や塩素系の強い洗剤は木材にダメージを与えてしまします。中性洗剤を使い、拭いた後はすぐに乾拭きして水分を残さないようにしましょう。
【注意点3】ビニールクロスの壁紙は強くこすらない
トイレの壁に使われることが多いビニールクロス壁紙は、汚れを落とそうとして強くこすると、表面のコーティングがはがれてツヤが失われてしまうので注意が必要です。
しみが気になるときは、やわらかい布で軽くたたくように拭きましょう。落ちにくい汚れには中性洗剤や薄めた漂白剤も使えますが、使う前に目立たない場所で試しておくと安心です。
トイレのしみを日常生活で予防するためのコツ
トイレのしみや汚れは、一度こびりついてしまうと落とすのが大変です。ここでは、トイレのしみを日常生活で予防するためのコツについて見ていきましょう。
【コツ1】こまめな掃除を習慣づける
トイレのしみや汚れを防ぐ上で、効果的なのが「汚れをためないこと」です。日常生活に「こまめに掃除する習慣」を取り入れましょう。
- 便座の裏やフチまわり:尿はねの蓄積防止
- 床と便器の境目:しみや黒ずみ防止
- タンクのまわりや壁:カビ・結露による汚れ対策
- 便器の内側:尿石や輪ジミを予防
毎回完璧に掃除する必要はなく、気づいたときに「さっと拭く」「週1回だけ丁寧に掃除する」といった軽いメンテナンスも有効です。また「週末だけ」「朝の歯磨き後についでに1分」など、生活習慣に組みこんで習慣化するのもおすすめです。
【コツ2】換気と除湿で湿気対策をする
湿気が多いトイレ空間は、カビや結露によるしみの発生リスクが高くなります。たとえば、タンクまわりや壁の隅、便器裏などは空気が滞りやすく、放っておくと黒ずみやカビの温床になります。
- トイレ使用後は換気扇を10〜15分まわす
- 換気扇がない場合は、ドアを少し開けて空気の流れを作る
- 除湿剤の使用やサーキュレーターをまわす
- タンクに結露防止シートを貼る
なお、タンクや便器の表面に水滴があれば、乾いた布で軽く拭き取る習慣をつけるのもよいでしょう。
【コツ3】尿はねパットを貼る
便器周辺の床や壁の黄ばみやにおいの原因になりやすい「尿の飛び散り」は、目に見えなくても広がっている可能性があります。
トイレのしみ対策としては「尿はねパット」や吸着タイプのシートを活用するのが効果的です。便器の縁や便座の裏に貼るだけで飛び散りを吸収するので、掃除の手間が軽減され、しみの発生を未然に防げるでしょう。また、洗って繰り返し使えるタイプや使い捨てタイプもあり、手軽に試せるのでおすすめです。
【コツ4】便座と床のすき間にテープを貼る
便器の台座と床の間にはわずかなすき間があり、尿の飛び散りやホコリが入り込みやすく、しみの温床になりかねません。掃除がしにくい部分なので、「トイレ用のすき間テープ」を使うのが効果的です。汚れがつきにくくなって掃除の手間も軽減できるうえ、賃貸でも使える「剥がせるタイプ」もあり安心です。
テープを貼る前に、まず床や便器のすき間を掃除して乾燥させてからすき間に沿ってテープを貼りつけましょう。凹凸のある部分は、ハサミでカットしながら形を整えるときれいに仕上がります。
トイレにこびりついたしみの対処法
長年の汚れや放置されたしみは、家庭用の洗剤やブラシだけでは落としきれない場合があります。ここでは、トイレにこびりついたしみの対処法について見ていきましょう。
【対処法1】専門業者に依頼する
掃除してもまったく落ちないしみやにおいが気になる場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者は、家庭では扱えない強力な洗剤や専用の道具を使い、しみや汚れの根本にアプローチしてくれます。便器の内側はもちろん、タンクまわりや床・壁の汚れまで、見落としがちな部分も徹底的に清掃してもらえるのが大きなメリットです。
- 尿石やカビが広範囲にこびりついている
- 自分で掃除してもニオイが残る
- 便器の裏やタンクまわりなど、手が届かない部分まで汚れている
- 引っ越しや大掃除などで、徹底的にきれいにしたい
【対処法2】トイレのリフォームを検討する
しみの範囲が広く、便器や床材そのものが変色・劣化してしまっている場合は、リフォームによる交換・張り替えを検討するのもひとつの方法です。
- 便器に長年の尿石・黄ばみが蓄積し、色が取れない
- クッションフロアが変色・浮き上がってしまっている
- 壁紙に結露やカビによって、しみが広がっている
- 清潔感を取り戻して気分を一新したいとき
清掃ではどうにもならないしみや劣化も、リフォームによって見た目も機能もまるごとリセットできるでしょう。
【Q&A】トイレのしみに関するよくある質問
- トイレの輪じみはどうしたらきれいに落とせますか?
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トイレの輪じみは、以下の方法できれいに落とせます。
トイレの輪じみをきれいに落とす方法【ケース1】尿石タイプの輪じみ(黄ばみ・茶色)
クエン酸水(または酸性洗剤)で湿布して落とす
【ケース2】カビ・雑菌タイプの輪じみ(黒ずみ)
塩素系漂白剤で除菌・漂白する - トイレの便座に発生する赤いしみの正体は?
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赤いしみの正体は、「ロドトルラ」という酵母菌の一種による赤カビです。
ロドトルラは、空気中に常在する微生物で、湿気の多い場所で繁殖します。トイレの便座まわりや床、タンクの裏側などに、ピンク〜赤色のヌメりやしみとして現れるのが特徴です。
なお、ロドトルラは中性洗剤やアルコールスプレーで拭き取るなど簡単に落とせます。
- トイレの茶色い汚れの落とし方は?
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トイレの茶色い汚れは、クエン酸または酸性洗剤を使うときれいに落としやすくなります。
クエン酸でトイレの茶色い汚れを落とす手順- クエン酸小さじ1+水200mlをスプレーボトルで混ぜる
- 汚れ部分にスプレーし、トイレットペーパーで湿布する
- 30分ほど放置した後、ブラシで軽くこすって流す
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