建物の外にトイレを作るには?気になる衛生面についても解説!

リフォームで庭など建物の外にトイレを作る際は、衛生的でニオイの出ないトイレを設置したいですよね。この記事では、庭など建物の外に適したトイレの種類や、リフォームする上で問題となる衛生面やニオイの解決策を紹介します。

2025年10月09日更新

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建物の外にトイレを作る4つの方法

ここでは、建物の外にトイレを作る4つの方法を紹介します。

なお、トイレの増設にかかる費用相場は、50万円前後が目安です。

【方法1】仮設トイレを設置

「仮設トイレ」とはイベント会場や工事現場などで一時的に設置されるトイレで、庭へのトイレ増設にも利用できます。

仮設トイレに使われているトイレは選ぶことができて、ペダルなどを踏んでタンクに溜めてある水を流して使う「簡易水洗トイレ」や、下水道を利用して本格的に水を流せる「水洗式のトイレ」などがあります。

【方法2】タイニーハウスにトイレを増設

「タイニーハウス」とは小さな家のことで、1~2人程度で作業するのにちょうどよい大きさの家です。物置として使うこともできるタイニーハウスを庭に建てて、その中にトイレを増設するという方法があります。

【方法3】離れにトイレを増設

庭に離れがあるならば、その離れにトイレを増設することができます。離れのトイレ増設は特に地方での需要が高く、より便利に庭を利用するためのリフォームとして人気です。

【方法4】母屋を増築してトイレを設置

庭のある戸建て住宅ならば、母屋を増築してトイレを増設することも考えられます。

母屋の一部の間取りを変えるリフォームとなるため大掛かりな工事になりますが、家族が多くてトイレが混雑して困るご家庭には有意義なリフォームになるでしょう。

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建物の外に設置できるトイレは5種類!それぞれのメリットとデメリットは?

建物の外に増設可能なトイレには、以下5つのトイレが考えられます。

ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

【1】「本水洗トイレ」は排泄物を水で流せて衛生的

「本水洗トイレ」は「水洗式トイレ」とも呼ばれていて、下水道を整備して排泄物を水で流せるトイレです。

下水道が整備されていない場所では、浄化槽も併せて設置すると本水洗トイレを使えるようになります。浄化槽とは、排泄物を浄化槽できれいにしてから河川に排水する設備です。

本水洗トイレのメリットは、汲み取り式のトイレで悩まされるようなニオイが軽減されることと、和式と洋式のトイレから選べることです。

さらに洋式トイレにすればウォシュレットや暖房便座などの新しい機能を使うこともできます。

【2】「簡易水洗トイレ」は汲み取り式の水洗トイレ

「簡易水洗トイレ」とは、専用タンクに溜めた水を流して使うことのできる汲み取り式のトイレです。下水道が整備されていない場所に設置できるので、下水道の整備されていない庭でも設置しやすいトイレです。

水を使って便器を洗浄できるうえに、その水の量は下水道が整備されている本水洗トイレに比べて使用する水が少なく済むというメリットがあります。

しかし排泄物が便槽に溜まる仕組みのため、定期的にバキュームカーによって排泄物を汲取る必要があります。

【3】「非水洗式トイレ」は水を使わない汲み取り式のトイレ

「非水洗式トイレ」とは水を使わない汲み取り式のトイレです。「ボットン便所」とも呼ばれ、排泄物が落下する仕組みです。

本水洗トイレが整備される前の日本ではこの非水洗式トイレが主流でしたが、公共事業として下水道が整備されるようになってからは非水洗式トイレから本水洗トイレへと改修されるようになりました。

【4】「バイオトイレ」は排泄物を堆肥に変える

「バイオトイレ」とは、排泄物を微生物の力によって堆肥に変えるトイレです。便器内に専用のバイオチップを入れて、排泄物と混ざり合うことで微生物が活性化されて堆肥が作られます。

従来の汲み取り式のトイレとの違いは、微生物の働きによって堆肥ができるだけでなく、ニオイがないことです。

水を使わず、バイオトイレによっては電気も使わないタイプもあり、下水道が整備されていない庭に設置できますし、作られた堆肥を庭仕事に活用できるというメリットがあります。

【5】「ポータブルトイレ」は携帯式の小型トイレ

「ポータブルトイレ」とは持ち運びができる小型のトイレで、渋滞中の車内や災害時などに活用されています。

「ポータブルトイレ」には排泄物と一緒に捨てられる使い捨てタイプのものと、排泄物をポータブルトイレ内に溜めておくタイプがあります。

庭にトイレを増設する代わりに「ポータブルトイレ」を使えば、使用後の処理などの手間がかかりますが、トイレを本格的に設置する方法に比べると、手軽な選択肢と言えるでしょう。

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建物の外にトイレを作る際の問題点と解決策

建物の外にトイレを作る際は、以下のような問題点に注意しましょう。

建物の外にトイレを作る際の問題点

ここでは、これらの問題点について解決策も解説します。

【問題点1】ニオイなどの衛生面

建物の外(庭など)に作るトイレと聞いてイメージするのは、非水洗式のトイレや簡易水洗トイレではないでしょうか。

これらのトイレは排水工事を必要としないために設置しやすいのですが、トイレからのニオイや衛生面が気になります。便槽に溜まった排泄物からのニオイがきつく、虫が湧くなどの可能性もあり衛生面でも不安が残ります。

トイレの衛生面に関する解決策
  • ニオイと衛生面に優れたトイレを選ぶ
    • この記事で紹介した中では、下水道や浄化槽に接続する「本水洗トイレ」が最も衛生的でニオイの心配がありません。それが難しい場合でも、微生物の力で分解する「バイオトイレ」は、ニオイがほとんど発生しないため非常に有効な選択肢です。
  • 換気設備を必ず設置する
    • ニオイを効果的に外へ排出するため、臭突(しゅうとつ)と呼ばれる換気パイプや、電動の換気扇を設置するのが効果的です。特に夏場はニオイがこもりやすいため、換気設備は必須と考えましょう。
  • 定期的なメンテナンスと消臭剤を活用する
    • 簡易水洗トイレや非水洗トイレを選ぶ場合は、計画的な汲み取り(バキュームカーによる清掃)が欠かせません。また、便槽に入れる専用の消臭剤や、微生物を利用した分解促進剤を活用することで、ニオイの発生を大幅に抑制できます。

【問題点2】トイレのスペースが狭い

タイニーハウスや離れにトイレを増設する場合、建物が大きくないためにトイレを増設するためのスペースが限定される場合があります。また、母屋にトイレを増築する場合でも増築場所の周りに十分な広さがないため、増築はできても狭いトイレになってしまうことがあります。

トイレのスペース問題に関する解決策
  • 省スペース設計のトイレを選ぶ
    • タンクレスタイプのトイレや、部屋の角にフィットする三角形のタンクトイレなどを選ぶと、狭い空間でも圧迫感を軽減できます。
  • ドアを引き戸にする
    • 開き戸ではなく引き戸や折れ戸を採用すれば、ドアの開閉スペースが不要になり、トイレ前の空間を有効に使えます。
  • 収納を工夫する
    • 壁に埋め込むタイプの収納棚を設置したり、トイレットペーパーホルダーと一体化した棚を使ったりすることで、床面積を広く保ちながら必要なものを収納できます。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】SFA Japan 株式会社

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