家族みんなが気持ち良く使えるトイレ

個室トイレの隣に小便器と手洗い器がありましたが、手洗器が故障した事をきっかけに、使わなくなった小便器を撤去して、広い手洗いカウンターにしたいとご相談いただきました。

介護が必要なお婆様がいらっしゃるので、介護される側・する側共に使いやすい空間になるようプランしました。当初は、トイレと洗面スペースの間仕切りを取って、広い空間にしようという案もありしましたが、おばあ様にとって使い慣れている配置が一番良いのではないかという事で、そのままの配置を残すことにしました。手洗いのタッチレス水栓は蛇口に触れずに手洗いができて衛生的。介護する方も使いやすい上、蛇口の閉め忘れも防止できるので節水にも役立ちます。

介護する側、介護される側、共に気持ちよく使える空間となるよう、意匠性にもこだわっています。ラベンダーピンクのアクセントクロスは奥様とお嬢様にお選びいただきました。 また、当初からご要望にあった間接照明をどうにか取り入れられないか、と検討を重ねた結果、手洗いカウンターの上部に奥行の小さな棚を設けて、そこに間接照明を入れるプランをご提案させていただきました。照度が不足してしまわないよう、照明計画には配慮し、パースでイメージを確認していただきながら計画を進めて行きました。実用性と意匠性の調和が取れた素敵な空間に仕上がり、お施主様にもご満足いただけました。