
メッシュフェンスを設置・交換する費用相場
メッシュフェンスの設置・交換費用は、長さや高さ、材質、基礎の状態によって変わります。スチール製メッシュフェンス20mを新設する場合、地面から直接設置するか、ブロックを2段新しく積むかによって、予算の目安は20万~40万円です。既存ブロックを再利用する場合は工事内容が異なります。交換時の撤去・処分費や、地盤・基礎の補強費は別途必要です。見積もりでは、支柱・金具、基礎工事、諸経費、消費税を含む総額を確認しましょう。

メッシュフェンス20mの設置方法別費用相場メッシュフェンスを地面から設置する費用
長さ20mのスチール製メッシュフェンスを、平坦な土の地面に独立基礎で新設する場合の費用は、次の内訳が目安です。

| 費用相場 | |
|---|---|
| 基礎の材料費・施工費 | 約10万円 |
| フェンス本体・支柱・金具の材料費・取り付け施工費 | 約10万円 |
| 諸経費 | 約2万円 |
| 合計 | 約22万円 |
20mの合計費用は20万~25万円、10mの場合は15万~20万円を見込んでおきましょう。フェンスの高さや必要な基礎の大きさ、掘削・残土処分の量によっては、この金額を上回ります。施工費のみの内訳や1m当たりの施工単価を確認したい場合は、基礎工事とフェンスの取り付け工事それぞれについて、材料費と施工費を分けた見積もりを業者に依頼しましょう。5mなど短い区間にメッシュフェンスを設置する場合も、必要な支柱や基礎の数、取り付け工事、諸経費を含めた総額で見積もりを取りましょう。
メッシュフェンスを新設ブロック上に取り付ける費用
長さ20mの区間にブロックを2段新設し、その上にスチール製メッシュフェンスを設置する場合、費用の目安は35万~40万円です。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| ブロック基礎 | 約10万円(約5,000円×20m) |
| ブロック組積工事(2段) | 約15万円 |
| フェンス費用と施工費 | 約10万円 |
| 諸経費 | 約3万円 |
| 合計 | 約38万円 |
フェンス費用と施工費は、地面から設置する場合と同額を想定しています。ブロックの種類、基礎の寸法、掘削・残土処分の量によっては、この金額を上回ります。既存の塀やフェンスの撤去・処分費は別途必要です。
既存ブロックをコア抜きしてメッシュフェンスを設置
既存ブロックをコア抜きしてメッシュフェンスを設置する場合、以下の条件では20mの費用の目安は約15万~17万円です。
ここでは、直線状の20mの区間に、両端を含めて2m間隔で支柱を立て、すべての支柱位置で新たに穴を開ける条件を想定しています。支柱の間隔は、商品の施工条件に従って決めます。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| コア抜き(11カ所) | 3.3万~4.4万円(3,000~4,000円/箇所) |
| フェンス本体・支柱・金具の材料費と取り付け施工費 | 約10万円 |
| 諸経費 | 約2万円 |
| 合計費用(20m) | 約15万~17万円 |
穴の径や深さ、ブロックの状態、機械の搬入条件によっては、コア抜き単価が1箇所あたり3,000~4,000円を上回ります。既存ブロックや基礎の補修・補強、既存フェンスの撤去・処分が必要な場合は、別途費用がかかります。
既存フェンスなどの撤去費用
既存のフェンスなどを撤去する場合は、新設費用に加え、取り壊し費用や廃棄処分費、基礎工事費、埋め戻し費用などがかかることがあります。撤去する長さや廃棄物の量によって費用は変わります。設置費用もリフォーム会社ごとに異なるため、複数社から見積もりを取り、総額と工事内容を比較しましょう。垣根(生垣)をメッシュフェンスに替える場合は、フェンスの設置費用に加えて、樹木の伐採・抜根・処分費が見積もりに含まれているかを確認しましょう。
外構・エクステリアに使うメッシュフェンスの特徴
メッシュフェンスは、網目状の外柵です。通気性が良く、植栽などと組み合わせて使われます。エクステリアのほか、隣家などとの境界を示したり、防犯に役立てたりできます。主な素材はスチールとアルミです。金網フェンスには、鋼線を溶接したメッシュタイプのほか、菱形の金網を使うネットフェンスもあります。ネットフェンスの価格と比較する際は、同じ長さ・高さで見積もりを取り、基礎工事などの施工条件もそろえましょう。

スチール製
スチール製のメッシュフェンスは、鋼線を網目状に組んで溶接したものです。表面には塗装などの防錆処理が施されていますが、傷や塩分の付着などで錆が発生することがあります。設置環境に合った仕様を選ぶことが大切です。
アルミ製
アルミ製のメッシュフェンスは、錆に強く、周囲に枠を設けたデザインの商品もあります。ただし、汚れや塩分を長期間放置すると腐食することがあるため、お手入れは必要です。表面の仕上げや製品としての強度は商品によって異なるので、デザインとあわせて仕様も確認しましょう。アルミ製フェンスの価格を比較する際は、本体だけでなく、支柱・金具や取り付け工事を含む総額で確認しましょう。
メッシュフェンスの施工方法と取り付け工事の流れ
メッシュフェンスには、高さ60~200cm程度をはじめ、さまざまなサイズがあります。さらに高さのある商品もあり、この範囲に限られるわけではありません。横幅は約2mの商品が多く見られます。ただし、パネル幅と支柱間隔は必ずしも同じではなく、高さや設置方法によって施工条件も異なります。取り付け方法は、次の3つです。
- 地面から直接設置する
- 新しく積んだブロックの上に設置する
- 既存ブロックの上に設置する
地面から直接設置する方法
地面から直接メッシュフェンスを設置する方法です。植栽と組み合わせたり、隣家との境界に設置したりします。新設する場合は、支柱を固定するための基礎工事が必要です。施工は、次の順序で進めます。

- 支柱1本につき1つの独立基礎ブロックを地面に埋める
- 支柱をコンクリートで固定する
- フェンス本体を取り付ける
※ 参考:e-Gov法令検索「建築基準法施行令」第62条の8(塀)
新設ブロック上に取り付ける方法
ブロックを積む場合は、地盤や設置するフェンスに合った基礎を作り、鉄筋を配置しながらブロックを積み上げます。補強コンクリートブロック造の塀では、原則として直径9mm以上の鉄筋を縦横80cm以下の間隔で配置するなどの基準があります。ブロックの段数やフェンスの高さ、支柱間隔は、塀全体の安全性と商品の施工条件を踏まえて決めましょう。
既存ブロック上に設置する方法
既存ブロックの上にメッシュフェンスを設置する場合は、まずブロックや基礎の状態、鉄筋の配置を施工会社に確認してもらいましょう。ひび割れや傾きがある場合などは、そのまま設置できないことがあります。支柱用の穴がない場合には、専用の機械で穴を開ける「コア抜き工事」を行う方法があります。既存の鉄筋を傷めない位置を検討し、商品の施工条件に合った深さで支柱を埋め込み、モルタルなどで固定します。
※ 参考:国土交通省「ブロック塀の点検のチェックポイント」(鉄筋・基礎・ひび割れ等)
メッシュフェンスを取り付けるメリット
メッシュフェンスには、通気性が良く、サイズやデザインを選べるなどのメリットがあります。素材や設置環境に合った商品を選び、点検やお手入れをしながら使うことが大切です。
取り付けが簡単
メッシュフェンスには、金具などで組み立てやすい商品もあります。基礎を作って支柱を設置した後、所定の金具でフェンス本体を固定し、連結部や端部を仕上げます。必要な作業や順序は商品によって異なるため、施工説明書に沿って取り付けましょう。
通気性が良い
メッシュフェンスは通気性が良く、植栽と組み合わせてエクステリアを楽しめます。さまざまなタイプの住居に合わせやすく、ウッドフェンスや目隠しフェンスとも組み合わせられます。
設置環境に合わせて耐久性や機能を選べる
メッシュフェンスは、本体や柱の仕様、設置方法を環境に合わせて選ぶことが大切です。

| 設置環境 | 商品選び・施工時の確認点 |
|---|---|
| 海岸地域など | 設置に適したアルミ柱を選べる商品もある |
| 風の強い場所 | 商品の耐風圧性能や施工条件を確認する |
| 積雪のある場所 | 雪による荷重や除雪時の注意点を確認する |
サイズ展開が豊富
スチール製のメッシュフェンスは、各メーカーが販売する人気商品です。比較的安価に購入でき、高さの選択肢も豊富なため、住宅に合うサイズを選びやすいのが特徴です。
メッシュフェンスのデメリットと注意点
メッシュフェンスは外からの視線を遮りにくく、スチール製では錆にも注意が必要です。境界に設置する際は、隣地の所有者との確認や話し合いも欠かせません。
スチール製は少し錆びやすい
スチール製のメッシュフェンスは、防錆処理が施されていても錆が発生することがあります。傷や錆を見つけたら、取扱説明書に沿って補修やお手入れをしましょう。柱の埋め込み部分に錆がある場合は、施工会社に強度への影響を確認してもらうことが大切です。
外部から丸見え
メッシュフェンスは網目から敷地内が見えるため、目隠しには向いていません。視線を遮りたい場合は、目隠し用のフェンスを別に設置する必要があります。目隠しフェンスの費用を調べる際は、商品の高さや設置する長さ、基礎工事の内容を指定して見積もりを取りましょう。

境界フェンスは隣地との合意が重要
境界フェンスを設置する際は、まず敷地の境界と、既存の塀やフェンスの所有者を確認しましょう。境界線上に共同で設置する場合は、次の点を隣地の所有者と話し合って決めます。

- 設置する位置と高さ
- 費用の負担
- 設置後の管理
自分の敷地内に設置する場合も、基礎やフェンスが境界を越えないようにします。事前に工事内容を伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。道路や水路に接する場所では、境界や設置条件をその管理者に確認しましょう。高低差があり転落のおそれがある場所では、転落防止に対応した製品が必要です。 一般的な境界用フェンスで代用しないようにしてください。
※ 参考:e-Gov法令検索「民法」第206・225〜229条(所有権・囲障)












