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2021年09月03日更新

オール電化にするリフォーム費用や価格は?

節約やエコの観点から自宅をオール電化にリフォームする人が増えています。しかし、工事費がいくらかかるのか分かりにくいですよね。オール電化リフォームをすると、光熱費がどれだけ節約になるか知っていますか?リフォームにかかる費用などを大公開します。

オール電化を知って後悔しないリフォームを!

オール電化に興味があってキッチンやお風呂をリフォームをしたくても費用が心配だったり、本当に光熱費が節約できるのか不安ですよね。今回はオール電化のリフォームにかかる金額やメリットデメリット、注意点など詳しく調べてみました。

オール電化にするリフォーム費用や価格は?

オール電化の仕組みとは

石油やガスを使用していた、すべての設備の熱源を電気に切り替えることをオール電化と言います。

近年オール電化にする住宅は増えていて普及率が2015年で約10%、地域によってばらつきはありますが約10件に1件はオール電化が普及しているようです。新築以外でも、マンションや中古住宅でのリフォームも増えています。

オール電化のメリット、デメリットと注意点

オール電化のリフォームを考えるにあたり、必ず明確にしておきたいのがメリットとデメリットです。これらを理解することで、リフォーム後の後悔を避けることができるでしょう。

オール電化のメリットとは

オール電化のメリットは、やはりガス代がかからないことでしょう。リフォーム工事の際、ガスから電気に切り替えるので、ガスの基本使用料がかかることはありません。

また、電気代が安い夜間の電力を使うため電気代が節約できます。その他にも震災時の際、ガスとは違い復旧が早かったり、給湯器に溜めていた水を利用することもできます。

そして、ガスより火災に対する安全性があったりと節約や防災、使いやすさなどから主婦や高齢者などの広い層から支持されています。

オール電化のデメリットとは

オール電化のデメリットは、まず昼間の電気代が高くなることです。オール電化専用の料金プランでは、深夜電力をより低く設定している代わりに昼間の電気代が高くなっています。

また、設置する際に発生する設備や工事の金額が高額になる傾向があります。その他IHだと調理器具が限られる、エコキュートの設置場所がないと置けない、電磁波の問題などがあります。

オール電化の注意点

オール電化がいいからと言って、それが全員に当てはまるわけではありません。ライフスタイルや使用頻度によってランニングコストも大きく変わってきます。まずは、どこを節約していきたいかを明確にしましょう。

また、各機器のお手入れの時期や方法なども確認した方がいいでしょう。実際購入してみたらお手入れが大変だったということも…。購入する前にメンテナンスはどんな事が必要なのか確認しておくといいですね。

オール電化導入後の光熱費の料金比較

エコキュートを設置後、給湯にかかる金額はガス給湯器の約1/5という低コストになっています。導入前に都市ガスを熱源としていたときのひと月のガス代が約6,000円ほどだったのが、導入後は約1,000円台で済むことになります。

また、オール電化にすることでガスの基本料金が要らなくなるのでその分のお金が浮き、都市ガスの場合は基本料金が約900円なので年間約10,000円を削減することができます。

オール電化にするリフォーム費用や価格は?

オール電化の設備と種類

オール電化の設備はIHクッキングヒーターや床暖房、太陽光発電システム、エコキュート、電気温水器があります。

IHクッキングヒーター

熱源が電気で凹凸がなくフラットになっているのが特徴。ガスコンロのようにお鍋やフライパンを乗せる五徳に悩まされることなく拭き掃除できます。また、火が出ないので火事になりにくいのも人気の理由です。

床暖房

熱源が電気の床暖房は電熱線ヒーターやPTC、蓄熱タイプがあります。電熱線ヒーターは主に朝、夜など時間を限定して使用する人におすすめです。PTCは、床の温度によって温度調節するため、部屋全体を温めたい人に向いています。

また、蓄熱タイプは夜間に蓄熱材を温めて、昼にその熱を放熱するので割安に24時間暖房することができます。

太陽光発電システム

街を見渡すと太陽光パネルをつけた家が多く見受けられますよね。太陽光パネルで発電した電気を家で利用したり、余った電力を売ることを太陽光発電システムと言います。

オール電化は深夜電力が安いものの日中の電力は高く設定されており、その日中の時間帯に強いのが太陽光発電なのでお互いに補完し合う形になるため、相性が良いと言われています。

エコキュートと電気温水器の違いは?

電気でお湯を沸かす設備にエコキュートと電気温水器があります。どちらもタンクに溜めた水を電気の力で沸かしますが、2つの違いはどこにあるのか比較していきましょう。

エコキュートは、お湯を沸かすときに空気の熱を利用したヒートポンプと呼ばれる技術を採用した電気給湯器です。

非常時には給湯器内に溜めておいた水を使用できるので防災の観点から注目されていたり、節電やエコ活動としてエコキュートを購入する人が多く、約500万台が普及しています。

エコキュートと電気温水器、2つの違いはまず大きさです。エコキュートの方が大きく本体価格が高いのですが、電気温水器は値段が低く小型な傾向にあります。マンションなどでは電気温水器しか置けないこともあるようです。

しかし、電気代を見ていくと立場が逆転し、エコキュートの方が電気代は安く電気温水器の方が高くなります。そして、エコキュートの電気代が電気温水器の約1/3の値段になるのでお得になります。

オール電化リフォームの設備費用と工事費用の相場

オール電化リフォームで最も行われている工事が、IHクッキングヒーターとエコキュートの設置工事です。その場合の費用は総額約60~100万円が相場と言われています。

マンションのオール電化リフォーム費用の相場が約100万円と言われています。マンションのオール電化は、主にキッチンやお風呂をリフォームするようです。

中古住宅は約20万円~300万円が相場です。中古住宅の場合も、キッチンやお風呂をリフォームすることが多いですが、何を設置するかによって設備費や工事費などが大きく変わってきます。

太陽光発電システムを導入すると工事費などの初期投資が高額になる傾向があります。

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設備ごとの工事費相場

ではIHクッキングヒーター、電気床暖房、エコキュート、太陽光発電システムそれぞれのリフォーム費用を見てみましょう。

オール電化にするリフォーム費用や価格は?

IHクッキングヒーター(ガスコンロからIHへ入れ替えの場合)

本体価格:約4~15万円
配線機器・ブレーカー費:約1万円
配線工事費:約3万円
IHクッキングヒーター設置工事:約2万円

総額:約10~25万円

電気床暖房

ヒーター:約12~14万円
専用コントローラー:約2万円
フローリング材:約6~8万円
床断熱材(施工済みの場合不要):約1万円
人件費(床暖房敷込):約5~6万円
電気設備工事(コントローラー取付、電源配線):約3~4万円
金物接着剤費(床暖房用施工キット):約6,000~7,000円

総額:約30~40万円

エコキュート(石油給湯器からエコキュートへ入れ替えの場合)

本体価格:約15~30万円
脚部カバー:約1万円
ドライフレックスパイプ・継手ユニオン:約5万円
風呂循環口:約9,000円
電線・電線管:約8,000円
接続材、支持材:約5,000円
漏電ブレーカー:約4,000円
プルボックス・野外用プラボックス:約3,000円
工事費:約15万円
給湯器搬出・処分費:約3万円

総額:約40~80万円

太陽光発電システム

本体価格:約130~230万円
パワーコンディショナー:約22万円
モニター:約5万円
設置架台:約12万円
架台工事費:約7万円
太陽電池モジュール設置工事費:約15万円
配線設備費:約3万円
電気配線工事費:約12万円

総額:約210~310万円
※地方自治体によっては助成金が出て、上記の金額から値引きされることもあります。

上記の費用はあくまで一例であり、リフォーム会社ごとに費用が違いがあります。オール電化のリフォームを検討する際には相見積もりを取り、慎重に費用を確認することが重要です。

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オール電化リフォームで補助金や助成金はもらえるの?

オール電化リフォームで心配なのが初期費用です。本体費用や工事費などの値段が高額なことが多いので、補助金や助成金でできることなら抑えたいのが本音ですよね。

2010年度にエコキュートの補助金制度は終了したのですが、防災、環境面からはオール電化は今後も促進されるでしょうし、現在も補助金又は助成金を交付している自治体はあるそうです。

交付条件は自治体によってそれぞれ違うので、お住いの役場などに問い合わせてみるといいでしょう。

省エネ・太陽光リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた省エネ・太陽光リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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