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2019年01月19日更新
和室から洋室にリフォームする費用や価格は?
時代とともに生活スタイルが変化し、マンションや賃貸物件、戸建てでも和室がなくなり洋室に変わりつつあります。模様替えのような簡単なものから、畳からフローリング、襖からドアなど部分的なリフォームもあります。壁などの構造の変更となれば大幅なリフォームとなり、費用がかかります。リフォームにかかるおおよその費用を見ていきましょう。
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- 監修者下久保彰
和室から洋室へのリフォーム方法一例

和室から洋室にリフォームする際の方法は
1.床材を畳からフローリングに変更
2.天井を洋室仕様に変更
3.押入れをクローゼットへリメイク
4.真壁から大壁への変更
などがあげられます。
1~3は部分的な改修になりますが、4を行うとなると和室仕様から洋室仕様へと大幅な改修(柱を隠す等)が伴ってきます。またバリアフリーを行う場合にはさらに費用が発生します。各内容ごとにどれくらいの値段になるのか見ていきましょう。
1.畳からフローリングに変更する場合
元々の床材をそのまま使用し、全体的な価格を抑える「重ね張り工法」と、既存の床材をすべて撤去して新しい床材を張りなおす「張替え工法」の2つの方法があります。
防音効果や断熱材を用いて断熱効果を高めたい場合には、築年数によっては大幅な工事が必要になる可能性があるため、値段が大幅に上がり日数もかかる可能性があります。
床材をクッションフロアやカーペット等に変えることによって防音効果を上げることができますし、断熱材を使用せずに断熱効果を高めることもできるので、検討してみるのも良いでしょう。
フローリング
張替え工法:1畳約3~6万円・4畳約7~14万円・8畳約10~20万円
重ね張り工法:1畳約2~5万円・4畳約5~10万円・8畳約8~18万円
クッションフロア
張替え工法:1畳約1~6万円・4畳約3~10万円・8畳約6~12万円
重ね張り工法:1畳約1~4万円・4畳約3~7万円・8畳約5~10万円
カーペット
張替え工法:1畳約1万5,000円・4畳約5~10万円・8畳約8~16万円
重ね張り工法:1畳約8,000~1万円・4畳約4~8万円・8畳約6~12万円
2.天井を洋室仕様に変更する場合
リフォームの費用を抑えるうえで、和室の真壁の状況で天井と壁を洋風使用にする場合には、天井にベニヤ等で下地を作った上にクロスを張っていくという方法をとることが基本になります。
クロス張替えによる模様替え程度のリフォームになるため値段は比較的抑えることができますし、日数も短期間で済むメリットがあります。
ベニヤ等の下地処理+材料費(クロス等):約16万円
諸経費(廃棄物の処理など):約2万円
3.押入れをクローゼットにリメイクする場合

押入れは中の棚などを撤去した後、ハンガーパイプなどを設置し、押入れと同サイズのクローゼットへとリメイクします。襖を取り外して開き戸や引き違い戸に付け替えます。
ウォークインクローゼットにリメイクするなど構造の変更を伴う場合には、価格が下記よりも大幅に増える可能性があります。
価格は約8~20万円がおおよその目安となっています。以下にその内訳を記載しておきます。
押入れの解体・撤去費:約1万円
棚板・パイプの設置費:約1万5,000円
クローゼットの壁・床の補強工事費:約1万円
扉材本体+取付工事費:約6万円
諸経費(襖などの廃棄物の処理):約2万円
4.真壁から大壁に変更する場合
完全な洋室にするため、継ぎ目の調整や下地処理など細かな作業が増えます。真壁から大壁に変更する場合には、柱などが見えないようにフラットな壁に変更を行います。
ここでの注意点は、断熱効果を高めるために断熱材を使用する場合には費用が高くなる可能性があることです。初期費用と日数はかかってきますが、冷暖房による将来的な電気代を考慮するなど、費用対効果を考えましょう。
改修工事費用(下地処理等)+材料費(壁面材料費等):約20万
諸経費(廃棄物の処理など):約2万円
和室から洋室にリフォームする際の注意点
注意点としては、畳からフローリングに床材を変更する際のトラブルが発生しやすい点があげられます。畳よりフローリングの方が強度面でも劣ったり、下の階への音漏れも大きくなりやすいため、マンションや賃貸物件などの集合住宅では、特に下階への影響を考慮する必要がでてきます。
管理規約などで遮音等級が定められている場合がありますのできちんと確認を行うようにしてください。
DIYでも実際に行えるか?
TV等でもDIYで部屋をリフォームする事例が見られますが、作業者が建築士の方であったり、材料などの調達も簡単に行うことができる人が行っていることがほとんどです。
費用の節約のつもりで始めたとしても、実際には時間の合間の作業になると効率も悪く、費用がかさんでくるため、結果的にDIYはおすすめしません。建具変更などの簡単そうな作業でもここはプロにまかせておきましょう。
またDIYの際の注意点として、マンションや賃貸物件には構造の変更を伴うようなリフォームやリメイクに規約や規定で制限が加えられていたり、模様替え程度のリフォームも許可が必要な場合があります。
バリアフリーの部屋にリフォームする
和室を使用されていたのが高齢者でそのままリフォーム後に使用される際には、段差をなくすなどバリアフリーの部屋へリフォームすることによって利便性が向上します。
段差をなくす費用
ここでは部屋の仕様の変更時に建具を襖からドアにするのではなく、ドアを襖のような引き戸にすることで段差を解消するバリアフリーの一例をご紹介します。
建具の交換といってもドアの大きさによっては壁面工事が発生するため、下記以上に費用が発生する場合があるので注意が必要です。
扉材本体+取付工事費:約15万円
諸経費(廃棄物の処理など):約2万円
住宅リフォームの減税や補助
住宅のリノベーションやリフォームには各種の減税や補助金の制度があり、一定の条件で支援を受けることができます。
省エネ工事、耐震工事、バリアフリー工事といったリフォーム工事をすることで所得税の減税だけでなく固定資産税も工事によっては減税対象となる場合があります。
補助金については、各自治体により各種の制度が増えたり、内容が変化していますので最新の情報を確認しておきましょう。
和室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた和室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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