2023年11月28日更新

監修記事

コンセントを増設する費用・価格の相場は?

自宅で新しく電化製品を設置しようとして、ちょうど良い場所にコンセントが無い場合や、差し込み口が足りない場合には、コンセントの増設がおすすめです。コンセント増設工事の注意点や工事方法、施工の際の費用と相場についてご紹介します。

コンセント工事の種類と方法

コンセントの増設、新設を行う場合には、色々な方法が用いられています。

まず、コンセントの差し込み口を増やす場合には、コンセント機器を交換し、内部で配線を分岐させ、差し込み口を増やす方法が一般的です。

コンセントの位置変更を行う場合には、設置箇所に別の配線から分岐させた配線を引き、壁を加工して新しいコンセントを設置します。

この方法は、増設の場合でも同じです。

コンセントの移動や増設の際に使用する配線は、既存のコンセントや電灯用のスイッチから分岐させることが多いのですが、配線の状況や電力容量の都合で分電盤から直接配線を行う場合もあります。

多くの場合キッチンやリビングでのコンセント不足が生じますが、考えなしの「タコ足配線」は大変危険です。必ず電気工事有資格者のアドバイスを受けましょう。

コンセントのリフォーム費用は?新設、増設、位置変更の詳細まで紹介!

コンセントリフォームにかかる費用

コンセントの新設、増設、位置変更にはどの程度の費用がかかるのでしょうか?

まず、2つ口のコンセントを4つ口のものに変更する値段ですが、工事価格は約5,000円が相場となります。

基本的に、コンセントを交換するだけの工事となりますので、施工時間も短く、プロに依頼すれば約30分の作業です。

新設や位置変更については、設置場所まで配線を行い、壁を加工して新しいコンセント機器を設置する作業となります。

値段はスイッチなどの既存配線が近ければ約12,000円、遠い場合は配線の手間が増えるため、約30,000円が相場です。

エアコンやIHクッキングヒーターには専用線が必要

エアコンを追加する場合や、IHクッキングヒーターを新しく設置する場合には、いくつか注意しなければいけないことがあります。

エアコンは100Vのものもありますが、IHクッキングヒーターは性能上200Vとなっているため、家に200Vの電気が引き込まれていない場合、屋外の電柱から引き込まなければいけません。

工事価格は、電柱から家までの引き込みと家屋内の配線工事を合わせて約30,000円が相場となります。

また、既に200Vの電気配線がある場合でも、エアコンやIHクッキングヒーターは分電盤から専用線を引くよう定められているため、場合によっては長距離の配線が必要です。

これは、100Vエアコンでも同様となっており、スイッチなどから分岐させてエアコン用のコンセントとして用いることはできません。

分電盤から専用線を敷設する際の工事価格は約20,000円が相場となります。

コンセントのリフォーム費用は?新設、増設、位置変更の詳細まで紹介!

コンセントの種類にはどんな物がある?

コンセントというと、一般家庭向けのシンプルな形状の物が有名ですが、設置場所や用途に合わせて色々な形状、性能の物が用意されています。

コンセントにはどのような種類の物があり、どのような場所で使用されているのか、一般的な家庭で使われることの多い製品を見てみましょう。

配線がまとめやすくなるマルチメディアコンセント

マルチメディアコンセントとは、テレビや電話線、インターネット回線などがコンセントに追加されているタイプの製品です。

1つのコンセントでさまざまな配線を接続することができるため、余計な配線を行う必要が無く、機器の周辺をスッキリと整頓することができます。

リビングのテレビ用コンセントをマルチメディアコンセントに変更したり、各個室にLAN回線のジャックがついたコンセントを設置したりしておけば、楽に配線を行うことができるでしょう。

冷蔵庫や洗濯機には欠かせないアース付きコンセント

アース付きコンセントは、機器が漏電した場合や、過電流が流れた場合に地面に過剰電流を流すことのできるコンセントです。

冷蔵庫や洗濯機など、水にまつわる家電製品を接続するコンセントに用いられます。

基本的に、水を使う機器以外ではまず必要の無いコンセントですので、これらの機器を接続する場合のみ使用するようにしましょう。

コンセントの抜けを防止する抜け止めコンセント

コンセントを差し込んでひねることでロックがかかるのがこちらの抜け止めコンセントになります。

抜け止めコンセントは、パソコンなどの急な電力喪失が故障の原因となる機器や、移動することの少ない機器向けに多く用いられているコンセントです。

マルチメディアコンセントに抜け止めコンセントを追加し、パソコン用のコンセントとして使用すると、安全性が高まるだけでなく、コンセントの抜けによる故障を防ぐことができます。

防水コンセントは外壁への設置に使用する

外壁にコンセントを設置する場合に用いられているのがこちらの防水コンセントです。

コンセントの上部にカバーがついており、雨などの水分の侵入を防ぐ構造となっています。

また、コンセントの抜けを防ぐロック機能や、漏電対策としてアースがついているものもあり、屋外で電気機器を使う場合に欠かせないコンセントです。

庭のお手入れやDIYなど、屋外で電気機器を使用する機会が多いという方は外壁に1つ設置しておくと良いでしょう。

必要な時だけ使用できるフロアコンセント

フロアコンセントは、床に設置するタイプのコンセントになります。

床にコンセントを差し込むことができるため、食卓でIHヒーターを使う場合などにおすすめです。

ボタンを押すことで差し込み口がせり上がるアップコンセントと呼ばれるタイプと、差し込み口がむき出しになっているフロアコンセントがありますが、一般家庭で使用する場合はホコリが入りにくいアップコンセントタイプのものを使うと良いでしょう。

設置する場所にあったコンセントを使う

コンセントには色々な種類がありますが、高性能なものや高機能なもの、独自機能があるものは機器の値段も高くなります。

通常の壁コンセントに防水タイプやロックタイプを使っても費用が無駄になりますので、必要とされる場所に必要となる機器を使用するようにしましょう。

コンセントを増設する方法にはどんなものがある?

コンセント 増設費用

コンセントの差し込み口が足りない場合や、使いたい場所にコンセントが無い場合などには、コンセントの増設工事がおすすめです。

新築住宅や賃貸マンションで新しいコンセントを設置する場合や、差し込み口を増設する場合には、どのようなリフォーム工事を行うのでしょうか?

多くの場合キッチンやリビングでのコンセント不足が生じますが、考えなしの「タコ足配線」は大変危険です。必ず電気工事有資格者のアドバイスを受けましょう。

コンセントの差し込み口を増やす方法

コンセントの差し込み口が不足している場合には、コンセントを差し込み口の多いものに変更することで対処できます。

この工事では、基本的に電気配線を変更する必要もなく、新しいコンセント器具の内部配線をつなぎ替えるだけで対応できます。

ただ、エアコンや電子レンジなど消費電力の大きい電化製品を使用すると、配線の電気容量を超えてしまい、分電盤のブレーカーが落ちてしまうことがありますので、交換を行う際には電力量が問題無いかどうか確認しておきましょう。

既存の電気配線から分岐してコンセントを増設する

今までコンセントが無かった場所に新たにコンセントを増設する場合、屋内の電気配線から分岐させて施工することができます。

これは、屋内用の電気配線で電圧が100Vのものならどこからでも引くことができ、電灯や換気扇などのスイッチ部分から配線を分岐させることもできます。

ただ、エアコンのように屋内配線でも200Vが通っている場合もありますし、配線によっては電子レンジなどの電力消費量が多いものが繋がれている場合もありますので、注意が必要です。

業者に依頼すれば、基本的に電圧の違う配線から間違えて繋いでしまうようなことはまずありませんが、電力消費量については実際に使用している住人の判断が重要となります。

あらかじめ分電盤を調査し、どの配線が何処のコンセントに繋がっているか確認するか、施工の際にチェックしてできるだけ電力に余裕のある配線から分岐させると良いでしょう。

分電盤から専用の配線を引いてコンセントを設置する

コンセントの差し込み口を増やしたり、分岐させて新たにコンセントを設置したりする場合には、電力消費量の問題が出てくることがあります。

電力消費量が多すぎると、配線に流れる電流が大きくなり、分電盤のブレーカーが落ちてしまうのですが、これを防いで快適に電気機器を使用する方法として、専用線の敷設がおすすめです。

この工事では、分電盤にブレーカー等を新たに設置し、そこから増設するコンセントまで配線を行います。

分電盤からまっすぐ配線を行うため、他の電気機器の電力使用量を気にする必要がなくなり、消費電力の大きな器具でも安心して使用することができるようになるでしょう。

ガスコンロをIHクッキングヒーターに交換する場合や、エアコンを新しく設置する場合も専用線が必要となりますので、こちらの工事方法となります。

コンセントの増設にかかる費用は?

コンセント 増設費用

スイッチや既存のコンセントから分岐する場合、元となる配線から新しいコンセントまでの距離が短ければ、そこまで費用は変化しませんが、距離が長い場合や、配線工事の埋め込みが必要な場合は費用が大きくなります。

また、配線が通しにくく、天井裏を経由しなければいけない場合や、ボードやクロスの張り替えが必要な場合も費用がかかるので、注意してください。

  • コンセントの差し込み口を増やす方法は、約5,000円程度が相場
  • 既存の電気配線から分岐してコンセントを増設する方法は、約12,000円が相場
  • 分電盤から専用の配線を引いてコンセントを設置する方法は、約16,000円が相場

今回ご紹介する費用はあくまで一例です。リフォーム会社によって費用に幅があるため、相見積もりをして適正な費用を把握することが重要です。

電気配線の距離によって工事料金が変化する

スイッチや既存のコンセントから分岐する場合、元となる配線から新しいコンセントまでの距離が短ければ、そこまで費用は変化しませんが、距離が長い場合や、配線工事の埋め込みが必要な場合は費用が大きくなります。

また、配線が通しにくく、天井裏を経由しなければいけない場合や、ボードやクロスの張り替えが必要な場合も費用がかかるので、注意してください。

工事料金については施工する箇所によるので一概には言えませんが、6畳間の反対側まで配線を行った場合で約3万円が相場のようです。

おすすめのコンセント設置場所は?

新築やリフォームの際などには、ある程度コンセントの設置場所や口数を決めることができます。

そこで、新築やマンションのリノベーションをお考えの方向けに、おすすめの設置箇所をご紹介します。

リビング向けのコンセント設置方法

コンセント 増設費用

まず、リビングのコンセントについてです。

リビングにはテレビを設置することが多く、録画機器やゲーム機など、テレビ周辺に機器が多く集まる傾向があります。

そのため、テレビの周囲に設置するコンセントには、できる限り口数の多いものを選ぶようにしましょう。

また、テレビの裏はホコリが溜まりやすく、コンセント火事の原因ともなりますので、ホコリの侵入を防ぐシャッター付きコンセントの使用がおすすめです。

テレビ以外の家電を利用することも考えられますので、リビングにはテレビ以外にも、離れた場所に2箇所程度コンセントを設置しておくと良いでしょう。

キッチンにおすすめのコンセント設置方法

コンセント 増設費用

キッチンの場合は、あらかじめ冷蔵庫用の漏電防止コンセントが設置されているので、調理家電用のコンセントを何処に設置するかということが重要になります。

おすすめはシステムキッチンの横、壁の高い位置にコンセントを設置すると、使用するたびにしゃがむ必要が無く、楽に家電を使用することができるでしょう。

また、食事の際にホットプレートやIHヒーターなどの器具を多く使うという方は、床面に収納式コンセントを設置しておくのもおすすめです。

ホットプレートやIHヒーターは電力消費量が多いため、可能なら分電盤から専用線を引いておくと安心です。

新築やリフォームの際には200Vの配線も追加しておこう

家庭用のエアコンやIHクッキングヒーターには、100Vと200Vのものがあり、機器の性能と効率は200Vの製品の方が良いと言われています。

しかし、家庭用の電気配線では、200Vは引き込まれておらず、新たに200Vエアコンを新設する場合には追加で屋外の配線工事が必要です。

新築やリフォームの際にあらかじめ200Vを引き込んでおけば、これらの200V機器を設置する際の工事料金を抑えることができます。

賃貸住宅でもコンセントを増やすことはできる?

アパートやマンションなどの賃貸物件でコンセントが足りなくなった場合、リフォームしてコンセントを増設したり差し込み口を増やしたりすることはできるのでしょうか?

物件を管理している不動産会社に連絡して許可をもらえば変更できる可能性は高いです。

増設については壁を加工する必要があるため、大家さん次第では断られてしまうかもしれませんが、差し込み口を増やすだけなら建物自体を工事する必要は無いため、比較的認められる可能性は高いでしょう。

DIYでコンセントの増設や交換はできる?

コンセント 増設費用

コンセントの増設や交換は、既存のスイッチやコンセントの配線を変更するだけの工事となりますので、DIYで交換できれば費用を抑えることができそうに思えます。

しかし、屋内の電気配線を工事するためには、電気工事士二種の資格が必要となるため、資格が無い場合にはプロに依頼しなければいけません。

また、もし電気系の学校を卒業している方で、電気工事士の資格を持っているという場合でも、日常的に業務で配線を扱っていないと施工ミスで漏電などの事故が起こってしまうことも考えられます。

漏電が発生すると家電が壊れたり、火災の原因となったりしてしまいますので、基本的にはDIYではなく、電気工事士の資格を持っているプロに施工を依頼した方が良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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