オープンキッチンへのリフォーム費用はいくら?収納に後悔しない選び方を徹底解説!

開放感が魅力のオープンキッチンにあこがれる人は多いでしょう。しかし、いざ使ってみると、「レイアウトに失敗した」「収納が少なくて不便」と後悔する場合があります。快適なオープンキッチンを選ぶには、種類ごとの特徴を理解しておくことが大切です。本記事では、オープンキッチンの種類や特徴、選び方のポイントなどを解説します。各メーカーのおすすめ商品、施工事例をチェックして、理想の空間をつくりましょう。

2025年10月21日更新

監修記事
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オープンキッチンのメリット4選

オープンキッチンとは、リビングやダイニングと同じ空間にあるキッチンです。

まず、オープンキッチンにリフォームするメリットを解説します。

【メリット1】キッチンが開放的な空間になる

オープンキッチンは壁で囲まれていないため、開放感が感じられるキッチンです。

壁で囲まれた独立型キッチンの場合、人によっては閉鎖的でせまい空間にストレスを感じてしまうかもしれません。

しかし、オープンキッチンはリビング・ダイニングとつながっているため、閉塞感が少なく、部屋が広く感じます。

窓からの自然光を利用すれば、さらに明るく開放感あふれるキッチンになるでしょう。

【メリット2】家族や友人とコミュニケーションがとりやすい

リビングと面したオープンキッチンは、家族や友人とコミュニケーションがとりやすいため、会話を楽しみながら料理できます

また、アイランド型やカウンターを利用して、大人数で一緒に料理も楽しむことも可能です。

子どもがいる家庭は、リビングで遊んでいる様子を見ながら作業できるので、家事効率アップにもつながるでしょう。

【メリット3】食事の配膳や片づけがしやすい

種類やレイアウトにもよりますが、オープンキッチンにはさまざまな方向からアクセスしやすい利点があります。

そのため、食事の配膳や片づけをスムーズにおこなうことが可能です。

キッチンの横にダイニングテーブルを配置すれば、より効率的な家事動線がつくれるでしょう。

【メリット4】おしゃれなインテリアの一部になる

オープンキッチンはリビングやダイニングと一体になっているため、インテリアの一部としても活用できます。

ビビットカラーや個性的なデザインのオープンキッチンを採用することで、部屋のアクセントになります。

また、リビング・ダイニングとのバランスを考慮したい場合は、その空間になじむ色のキッチンを選択すると良いでしょう。

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オープンキッチンのデメリットは3つ

オープンキッチンにリフォームするデメリットを解説します。

【デメリット1】油はねしやすい

リビング側に向いたオープンキッチンでは、コンロからの油はねが気になる場合があります。

油がリビングの床にはねてしまうと、掃除に手間がかかり、毎日続くと負担に感じる人もいるかもしれません。

油はねを防止するためには、コンロ前にオイルガードの設置を検討しましょう。

オイルガードとは

コンロからの油はねを抑える道具。
天板から天井までカバーできるものや、天板から30cmほどを部分的にガードできるものなど、種類はさまざま。

【デメリット2】料理中のにおいや煙がリビングまで届いてしまう

壁で仕切られていないオープンキッチンは開放的ですが、においや煙がリビングに届いてしまう可能性があります。

焼肉や揚げ物料理をすると、リビングのカーテンやクッション、ソファににおいがついてしまい、数日残ることもあるでしょう。

このようなことを防ぐには、高機能な換気扇であるシロッコファンや、においを抑制する機能がついたコンロなど対策が必要です。

【デメリット3】リビングからキッチンがまる見えになる

オープンキッチンは壁で仕切られていないため、リビングやダイニングから手元の作業場がまる見えになります。

手元がまる見えだと、生活が出てしまい、来客時に困ることもあるでしょう。

オープンキッチンを目隠ししたい場合は、腰壁の設置がおすすめです。

腰壁は、腰あたりまでの高さがある壁を指し、シンクや作業台の様子を目隠しできます。

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後悔しないオープンキッチンの選び方・注意点

後悔しないオープンキッチンの選び方と注意点を解説します。

【選び方1】家事動線を考慮する

オープンキッチンを選ぶ際、まずは家事動線をイメージすることが大切です。

調理手順や作業人数によって異なりますが、シンクとコンロが離れた場所にあると、効率が下がる傾向にあります。

そのため、シンクとコンロの間は、2、3歩くらいで移動できる距離がおすすめです。

自分の家事動線を考えて、作業効率が上がるオープンキッチンを選びましょう。

【選び方2】リビングの雰囲気になじむデザインを厳選する

オープンキッチンはリビングと同じ空間にあるため、雰囲気を合わせると統一感が生まれます。

たとえば、ナチュラルでカフェのようなリビングに対し、きらびやかでエレガントなオープンキッチンだと、キッチンが浮いて見えます。

空間になじむオープンキッチンを選ぶ方法は、リビングのインテリアやデザインに合わせることがポイントです。

ただ、オープンキッチンを目立たせたい場合は、部屋のアクセントになるようなカラーやデザインを選ぶと良いでしょう。

【選び方3】十分な収納スペースを確保する

収納スペースの少ないオープンキッチンが多いため、以前使っていたキッチンよりも使い勝手が悪く感じるかもしれません。

オープンキッチンを選ぶ前に、必要な収納量を確認しましょう。

選んだオープンキッチンに収納が少ない場合は、背面収納やダイニング側に棚を設けるなど工夫が必要です。

また、キッチン横にパントリーを配置すると、充分な収納スペースを確保できます。

【注意1】通路の幅を考慮する

導入するオープンキッチンの種類になどにもよりますが、80cm〜140cmほどの通路幅が必要になります。

80cm〜140cmは、人が快適に通れる幅です。

通路の幅が広すぎると、作業時に移動する手間が増えるので、効率が下がってしまう場合もあります。

また、通路の幅がせまいと、人が通りにくく、大人数で作業できない問題が発生します。

オープンキッチンを導入する際は、通路の幅をしっかり考慮しましょう。

【注意2】冷蔵庫や収納棚の開閉スペースを確保する

オープンキッチンには、設置場所や通路の幅だけでなく、開閉スペースの確保も忘れないようにしましょう。

開閉スペースを確保しないと、設置後に冷蔵庫のドアが開けづらい、収納棚の扉が開けられないなどの問題が起こる可能性もあります。

オープンキッチンにリフォームする際は、冷蔵庫や収納棚の開閉スペースがどのくらい必要なのか、確認しておくことが大切です。

【注意3】使いやすいレイアウトを考える

オープンキッチンは多方面からキッチンにアクセスできる構造ですが、さらに快適に使えるようにレイアウトがおすすめです。

たとえば、オープンキッチンのすぐ横にダイニングテーブルを配置すると、料理を運びやすくなります。

また、カウンターテーブルを取り付けることで、作業スペースが広くなり、収納力もアップします。

このように、自分のライフスタイルに合ったレイアウトを考え、使い勝手が良いキッチン空間を目指しましょう。

【注意4】コンセントの場所と必要な個数を明確にしておく

キッチンでは、電子レンジやコーヒーメーカー、炊飯器などのさまざまな家電を使います。

そのため、コンセントの場所や必要な個数を確認しておかないと、使いにくく、数が足りないと後悔するおそれがあります。

オープンキッチンでコンセントを使用する場合、位置と数の把握が必要です。

そして、場所や数に不安があるときは、追加でコンセントの設置を検討しましょう。

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オープンキッチンの種類と特徴

オープンキッチンにはさまざまな種類がありますが、対面タイプと非対面タイプに分類できます。

対面タイプ
  • ペニシュラ型
  • アイランド型
  • セパレート型
  • L型
非対面タイプ
  • 壁付けI型

※セパレート型やL型もレイアウト次第で非対面タイプに変更可能

それぞれのオープンキッチンが持つ特徴を解説します。

【対面①】ペニシュラ型

ペニシュラ型は、キッチンのカウンター部分が「半島」のように突き出たレイアウトが特徴です。

キッチンの片側が壁に接し、リビング側を向いた対面タイプになります。

ペニシュラ型のオープンキッチンは、リビング側に椅子を置いてカウンターバーにしたり、下部に収納棚をつけたりできます。

工夫次第で、さまざまなレイアウトが楽しめるでしょう。

【対面②】アイランド型

アイランド型は、キッチンがどの壁にも接していないオープンキッチンです。

あらゆる方向からキッチンを使用できるため、家族や友人と一緒に作業するときに大活躍するでしょう。

設置する際は、換気扇・給排水管の位置を確認することや、広めのスペースの確保など、いくつか注意が必要です。

【対面③】セパレート型

シンクとコンロを「II」のように分けて配置したオープンキッチンをセパレート型といいます。

セパレート型は、シンクをリビング側、コンロを背面(壁側)に設置することで、家族とコミュニケーションがとりやすくなります。

さらに、リビング側の床に油がはねてしまう心配もなく、収納スペースが確保しやすい点も魅力です。

ただし、セパレート型はシンクとコンロが分かれているため、快適に使えるかは個人差があります。

そのため、導入する際は、自分の調理手順や家事動線と照らし合わせて、使いやすさを確認してみるといいでしょう。

【対面④】L型

L型は、コンロとシンクが「L字」のように直角にレイアウトされたオープンキッチンです。

シンクをリビング側、コンロを壁側に設置することで対面タイプになり、レイアウトによっては非対面タイプにも変更できます。

また、「コの字」になるように背面収納を配置した場合、電子レンジや炊飯器などにも手が届きやすいため、作業効率がアップするでしょう。

デッドスペースと思われる直角部分は、収納スペースとして活用できる商品が多くあります。

【非対面①】壁付けI型

非対面タイプの壁付けI型は、コンロとシンクが一直線上に並んだオープンキッチンです。

ほかのオープンキッチンに比べて、コミュニケーションはとりにくく、作業場がせまいと感じる人もいるでしょう。

設置に必要なスペースが小さいので、賃貸住宅やセカンドキッチンにおすすめのレイアウトです。

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【Q&A】オープンキッチンに関するよくある質問

オープンキッチンと対面キッチンのちがいは?

オープンキッチンは対面キッチンの一種であり、大きなちがいはありません。

対面キッチンの種類には、オープンキッチンのほかにセミオープンキッチンがあります。

セミオープンキッチンとは?

セミオープンキッチンとは、リビング・ダイニングと同じ空間にありますが、家具や壁で部分的に仕切られているキッチンを指します。

適度に空間が分けられているので、料理に集中しやすく、においや煙がリビングに流れにくいなどのメリットがあります。

オープンキッチンにおける子ども向けの安全対策は?

オープンキッチンにおける子ども向けの安全対策は、以下のとおりです。

オープンキッチンにおける子ども向けの安全対策
  • ベビーゲートを設置する
  • キッチンの収納棚や冷蔵庫にストッパーやロックをかける
  • 包丁や食器を子どもの手に届く場所に収納しない

ベビーゲートやストッパーなどは簡単に設置できるため、手軽におこなえる安全対策としておすすめです。

オープンキッチンとカウンターキッチンのちがいは?

キッチンとダイニングの間にカウンターが配置されているタイプをカウンターキッチンといいます。

カウンターキッチンは、オープンキッチンとセミオープンキッチンに分類されます。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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