1. リフォーム費用見積もり比較「ハピすむ」
  2.  > 
  3. マンションリフォーム
  4.  > 
  5. マンションのリビングをリフォームするのにかかる費用は?内容別に解説

2023年09月29日更新

監修記事

マンションのリビングをリフォームするのにかかる費用は?内容別に解説

マンションのリビングをリフォームして収納を設置したり、間取り変更してリビングダイニングへと作り替えたりする場合、費用はどれぐらいかかるのでしょうか?床暖房や防音工事、和室を洋室に作り替える場合など、事例ごとの施工費用をご紹介します。

家族が集まるリビングを過ごしやすい快適な空間にしたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、マンションのリビングリフォームについて解説していきます。

やはり、リフォームで気になるのは費用なのではないでしょうか?

リビングのリフォーム内容ごとの費用や工事にかかる期間、マンションのリフォームをする際の注意点などについて解説していきます。

リビングリフォームの実際の事例についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

マンションのリビングをリフォームする目的

生活動線、家事動線を整える

生活動線とは普段の暮らしの中で、家族が家の中を移動するルートのことで、その中でも家事をするときに移動するルートを家事動線と言います。

住宅においてはこれらの動線が短くシンプルであるほど暮らしやすい家になると言われていて、リビングをリフォームする目的としてもよく挙げられます。

在宅ワークしやすい環境にする

在宅ワークをする方が増えたことで、在宅ワークしやすい環境にするというのも、リビングをリフォームする目的としてよく挙げられるようになりました。

在宅ワークをするにあたっては、集中しやすい環境をつくるために、家の中の色々な配置を変えたりする必要が出てきます。

リビングをリフォームすることで、より効果的に、在宅ワークしやすい環境をつくることができるでしょう。

家族の時間を増やす

家族の時間を増やすためにリビングをリフォームするケースも多いです。

それぞれの部屋からリビングへの行きやすさや、家族がゆったりできる十分なスペースの確保など、リビングを人が集まりやすく過ごしやすい空間にすることで、自然と家族が集まるようになります。

マンションのリビングはどんなリフォームができるのか

マンションのリフォーム内容には様々なものがあります。

50万円以内のリフォームであれば、リビングの広さにもよりますが壁紙の張り替えや床材の張り替えなどのリフォームが可能です。

100万円以内のリフォームでは、リビングを拡張したり床暖房をつけることもできます。

バリアフリー対応のリビングや防音工事などに関しては100万円以上かかると考えておいたほうがいいでしょう。

あくまでも価格帯は目安ですので、工事内容や設備、素材のグレードなどによっても費用は大きく変わってきます。

リビングの壁紙を張り替える場合の費用と工期

壁紙の種類費用相場工期
ビニールクロス約1,000円〜約1,600円/平方メートル約1日〜約2日
珪藻土約3,000円〜約6,000円/平方メートル約1週間
漆喰約4,000円〜約7,200円/平方メートル約1週間

ビニールクロスは、多くの住宅で壁仕上げ材として用いられています。

壁紙クロスはたくさんの種類がありますがその中でもビニールクロスは比較的安価で耐久性や清掃性にも優れ、色やデザインも豊富なことから、よく使われています。

珪藻土は植物性プランクトンの化石などが堆積してできた粘土質の土のことで、保湿効果や断熱効果などに優れている自然素材です。

漆喰は水酸化カルシウムを主原料とした塗り壁材のことで、耐火性や防火性、断熱性に優れており、脱臭などの効果も期待できます。

珪藻土や漆喰に関しては、きれいに仕上げるには職人さんに依頼する必要があり、クロスと比べても手間がかかるため費用が高くなる傾向にあります。

なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。詳しくは業者による現地調査が必要となります。

また、業者によっても金額・工期は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

リビングの床材を張り替える場合の費用と工期

床材の種類費用相場工期
複合フローリング約7,000円〜約13,000円/平方メートル約1日〜約2日
無垢フローリング約9,000円〜約20,000円/平方メートル約1日〜約2日

複合フローリングとは、合板などの表面に化粧材を貼り合わせた床材のことです。

複合フローリングは、一般的に普及している素材で、温度や湿度による膨張・伸縮がなく、傷にも強いので場所を問わずに使用できます。

無垢フローリングは、丸太から切り出した自然な状態の木材を使用した床材のことです。

天然木ならではの質感や木の温かみ、肌触りなどを楽しむことができます。

調湿性に優れていて、湿気の多い時は吸収、乾燥している時は放出してくれます。

床材をリフォームする際には、既存の床材を撤去して新しい床材を張る「張り替え」と、既存の床材の上から新しい床材を重ねる「重ね張り」があります。

張り替えのほうが施工に時間がかかり、費用が高くなる傾向にあります。

和室を洋室のリビングに変更する場合の費用と工期

費用相場工期
和室から洋室への変更リフォーム約60万円〜約100万円/6〜8畳約5日〜約10日/6〜8畳

和室から洋室へとリフォームする場合には、

  • 畳をフローリングにする
  • 押入れを取り壊して収納スペースにする
  • 襖を洋風の扉に変更する
  • 障子を撤去しカーテンレールを設置する

などのリフォーム内容が考えられます。

マンションで和室から洋室にリフォームする際には、防音基準について気をつける必要があります。

畳からフローリングに変更すると防音性が低下してしまう可能性があるため、事前にマンションの管理規約にある防音規定で定められている基準をクリアしているかチェックするようにしましょう。

リビングを拡張する場合の費用と工期

費用相場工期
キッチンやダイニングとの壁を撤去約5万円〜約13万円約1日〜約2日
全面改修約40万円〜約90万円約4日〜約8日

壁の撤去のみの場合には、約1日で作業が終わることも多いです。

この際に、電気工事がない場合には約5万円〜約6万円、電気工事があると約10万円〜約13万円かかります。

また、壁の撤去に加えて引き戸を設置する場合には、約20万円〜約30万円かかってきます。

壁を撤去してリビングの全面改修を行う場合には、約40万円〜約90万円を見込んでおきましょう。

壁を撤去する場合は、耐震性への影響を考慮する必要があり、マンションの構造によっては壁を撤去することができないケースもあるため、事前に確認する必要があります。

リビングに床暖房をつける場合の費用と工期

費用相場工期
電気式約35万円〜約60万円/6〜10畳約1日〜約2日
温水式約50万円〜約70万円/6〜10畳約2日〜約3日

床暖房には電気式と温水式の2種類があります。

電気式は、床下に電熱線の入ったパネルを組み込む床暖房で、施工も比較的簡単に行うことができ、早ければ約1日で施工することも可能です。

温水式は、床下に配管を設置し暖かいお湯を流すことで床全体を暖めます。

電気式と比べるとリフォーム費用は高くなる傾向にありますが、ランニングコストは温水式のほうが費用を抑えることができます。

40℃程度までしか温度が上がらないため、低温やけどの心配などもほとんどありません。

また、施工方法も既存の床の上に床暖房を設置する「直張り」と、既存の床を剥がして床暖房を設置する「張り替え」の2種類があります。

バリアフリー対応のリビングにする場合の費用と工期

費用相場工期
リビングの床の段差をなくす約2万円〜約15万円約1日
扉を引き戸に変える約20万円〜約35万円約1日
手すりの設置約1万円〜約2万円約1日

高齢の方や車椅子を利用する方にとっては、ほんのわずかな段差がつまずきや転倒の原因になったりすることがあります。

段差を解消することで、転倒による骨折や怪我などを防ぐことができます。

また、開き戸は車椅子の場合など開閉が難しく出入りがしづらいため、引き戸に変更するといいでしょう。

リビングの防音工事をする場合の費用と工期

費用相場工期
フローリング約2万円〜約20万円約1日
約5万円〜約15万円約1日〜約2日
約18万円〜約30万円約2日〜約1週間

フローリングの防音工事としては、音を吸収する効果のある床材を敷くなどの方法が用いられます。

床材のリフォームによって足音などを軽減することができるでしょう。

窓に関しては、二重窓などにすることによって、自動車の走行音や通行人の声など、外からの騒音に対して効果的です。

また楽器を演奏したり、ペットの鳴き声が出たりする場合にも二重窓施工にすることをお勧めします。

壁に遮音シートや吸音材を挟み込むことで、壁の遮音性能を高めることができます。

吸音材などの設置のために壁を増設する場合には、部屋が少し小さくなる点には注意が必要です。

マンションのリビングをリフォームする時のポイント

トータルコーディネートを意識する

リビングの床や壁紙などをリフォームする際には、一部分だけでなく家全体を見て選ぶといいでしょう。

統一感を出すために、キッチンやダイニングなどを含めて全体を張り替えるのもおすすめです。

壁紙などは面積の広いものであるため、家具や窓枠、カーテンなどとの兼ね合いを考えずに調和性のないものを選んでしまうと、統一感がなくちぐはぐな部屋になってしまいます。

家族の好みやニーズを取り入れる

一緒に暮らす家族の好みやニーズを取り入れることが、リビングリフォームをする際に大切なポイントです。

リビングは家族全員が使い、一緒に過ごす空間ですので、みんなの意見を反映させながらリフォームを行うことで、より納得のいくリフォームをすることができるでしょう。

マンションのリビングをリフォームする時の注意点

リビングの構造をチェックする

リビングの構造や、マンション自体の構造によっては、動かせない配管や電気配線があり、リフォーム内容によっては施工が難しいケースもあります。

リフォームをする前には、事前に管理会社や管理人に連絡をして、どのようなリフォームをしたいかなどを具体的に伝えリフォームできるケースかどうかをチェックしましょう。

また、手元にマンションの規約に関する書類があれば、マンションでできるリフォームの範囲や制限内容なども記載されているため確認してみてください。

リフォームによる変化を想像する

リフォームをすることによって、部屋の明るさや冷暖房の効き方、収納の仕方などが変わるため、リフォーム後の生活を具体的に想像しながらリフォーム内容を考えていくことが大切です。

デザイン性だけにこだわりすぎてしまい、日々生活していく上で大切な利便性などを考えないと、せっかくリフォームをしても後悔してしまうことにつながりかねません。

特に、生活動線に関しては忘れがちですがとても大切なポイントですので、業者の意見なども参考にしつつ、実際に暮らしていくところを想像しながらリフォームの計画をすすめていきましょう。

マンションのリビングをリフォームした事例

オープンキッチンにして開放的なリビングにした事例

工期1カ月程度
内容リビング全体のリフォーム
オープンキッチン

キッチンとダイニングが食器棚で仕切られて狭く見えていた空間を、オープンキッチンにしたことで開放的なリビングにリフォームした事例です。

テレビのある壁面にエコカラットを使用してアクセントを入れたことで、一体感とモダンな雰囲気になっています。

長く過ごすリビングに書斎を配置した事例

費用300万円〜500万円
工期1カ月〜2カ月
内容リビング全体のリフォーム
書斎の設置
オープンキッチン
収納設置
音響の設置

部屋が細かく分かれていてそれぞれが暗く不便だったため、キッチンをオープンスタイルにして大きなLDKにした事例です。

リビングに書斎を配置して、明るく開放的で集中できる仕事環境も整えています。

リビングの一角にワークスペースを設けた事例

内容ワークスペースの設置

リビングの一角にワークスペースを設置した事例です。

ワークスペースを設置したことで、リビングのテーブルを占有することもなくなり、家族が過ごしやすい環境になっています。

和室を洋室にしてリビングとつなげた事例

費用50万円未満
内容和室から洋室へのリフォーム

和室を洋室にして、隣のリビングとつなげた事例です。

壊すことができない下がり壁はクロスの色の変化でプロバンス風にするなどの工夫を取り入れています。

間取りを変更してリビングを広くした事例

費用100万円〜300万円
工期1カ月程度
内容間取り変更

和室と洋室の間仕切り壁を撤去して広々とした空間をつくった事例です。

壁がなくなると、空間の開放感が大きく広がります。

床暖房も張り替えた事例

費用84.4万円(税込)
工期10日
内容床暖房マットの設置
フローリング張り替え
壁紙張り替え
突板の壁材施工

床暖房マットを設置し、フローリングを張り替え、壁紙の張り替えも行った事例です。

フローリングの素材にもこだわり、木の温かみを感じられる自然な雰囲気の落ち着いた空間に仕上がっています。

マンションのリビングリフォームを依頼する業者の選び方

リフォームを依頼する際には、業者ごとに費用や工事内容に違いがあるため、複数社に同じ内容で見積もりを取るようにしましょう。

見積もりをとり、費用だけでなく、その業者の対応の仕方やサービスの質、デザイン性や提案力などを総合的に見て、業者を決めることをおすすめします。

ハピすむでは、全国の優良な1,000社以上のリフォーム会社から、目的にあったリフォーム会社の費用やプランなどを比較検討できるサービスを提供しています。

こちらから無料で
ハピすむのリフォーム費用の相見積もり
をご利用頂けますので、リフォーム会社選びでお困りの際などにはお気軽にお問い合わせください。

リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

無料の見積もり比較はこちら

一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

まずは
無料お見積もりから

この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

TOMORROW-MORNING

市村 千恵

LINE 友達追加
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする