2019年01月15日更新

エクステリアのリノベーションをする方法

エクステリアのリノベーションを行う場合、デザインはどのようなものが望ましいのでしょうか?デザイン別に、エクステリアリノベーションにかかる費用と注意するべきことなどについてご紹介します。

エクステリアの役割とは

エクステリア リノベーション

エクステリアとは、建物の外構部分の空間や環境という意味の言葉です。リノベーション分野では、主に建物の外観に対し、機能性やデザイン性において新たな価値を生み出す総合的なコーディネイトのことを表します。

外構の場合は、あくまで家の外周を覆うものという意味合いで使われていますが、近年は総合的なコーディネイトを求める顧客が増えているため、外構とは違うものとしてエクステリアというデザイン要素の強い言葉が使用されています。

一般的なエクステリアのデザインとしては、塀などで敷地の境界線を全て囲む「クローズドスタイル」、プライバシーに関わる部位のみを覆う「セミクローズドスタイル」、塀などを使用しない「オープンスタイル」にわかれています。

防犯に関しては、周囲を全て覆うクローズドスタイルなら安心だと思えますが、塀によって死角が生まれてしまうリスクもあるため、どのスタイルでも窓サッシや防犯砂利等を用いた総合的な防犯が重要です。

また、エクステリアは外から見えるもののため、庭仕事中に近隣住民との会話がうまれるなど、地域コミュニティの形成にも良い影響を与えるとされています。

エクステリアのリノベーションにかかる費用について

エクステリアのリノベーションでは、施工する部位によって費用が変わってきます。

部位別にどのくらいの費用がかかるかご紹介していきます。

植栽のリノベーションを行う場合にかかる費用

生け垣や植え込みなどの植栽に関するリノベーションを行う場合の費用は、2m程度の植木を1本植える場合で約6万円からが相場です。

費用は植える木の品種や本数、生育度合いなどによって大きく変わりますので、希望する品種や範囲の希望を伝え、業者に見積もりを立ててもらうと良いでしょう。

電気工事にかかる費用

照明の設置などの電気工事にかかる費用は、約2万円からが相場です。

センサー付きのものを複数設置する場合や、ライトアップを目的としてデザイン性の高い製品を設置する場合については、約20万円からを目安とすると良いでしょう。

駐車場のリノベーションにかかる費用

駐車場のリノベーションでカーポートを設置する費用は、約30万円からが相場です。

対象駐車台数にもよりますが電動式のシャッターを設置したり、ガレージを設置したりする場合については約80万円から、シンプルな屋根を設置するだけなら約10万円からが目安とされています。

塀のリノベーションにかかる費用

塀のリノベーションは使用する製品と囲う範囲で価格が決まります。

アルミや樹脂、木材系のフェンスで家の外周を囲う場合の費用は、基礎工事を含めて約40万円からが相場です。

RC造の塀なら1平方メートルあたり約5万円から、コンクリートブロックを用いる場合は1平方メートルあたり約1万円が目安とされています。特に高さを要する塀の場合、安全を考慮した基礎工事にかかる費用が大きくなることに注意してください。

DIYでエクステリアリノベーションを行う場合の費用

DIYでの施工では、使用する設備や資材の購入費用だけでリノベーションを行うことができます。

しかし、DIYでの施工は業者による施工に比べて手間がかかるだけでなく、トラブル発生時のリスク対処も自力で行わなければならなくなるため、あまりおすすめはできません。

賃貸物件でエクステリアをリノベーションすることはできるか?

賃貸物件の場合、一戸建てでもエクステリア部分は大家の所有物となるため、自由にリノベーションを行うことはできません。

もし、エクステリア部分に不具合があり、生活に影響を及ぼしている場合には、管理会社などに連絡し、大家が修繕または改修を行います。

エクステリアのリノベーションで注意するべきこと

エクステリア リノベーション

エクステリアのリノベーションでは、さまざまな注意点があります。

施工開始後、完成後に混乱しないよう、工事を依頼する前に知っておきましょう。

エクステリアリノベーション工事に関する注意点

エクステリアリノベーションは屋外での工事となるため、どうしても天候に工期が左右されてしまいます。

特に、コンクリートの敷設は雨中での作業が難しいため、梅雨時など雨が多い時期では工期が遅延すると考えておいた方が良いでしょう。

工事中の立ち会いについては、屋外での作業となるため、特に立ち会いを行う必要はありません。

クローズドスタイルのエクステリアで敷地内に入るのに鍵が必要な場合などは工事開始と終了時に立ち会いが必要ですが、それ以外では必要ないでしょう。

ただし、電気工事などで室内の配電盤から配線を引く場合など、宅内工事や建物に関係する工事を行う場合には立ち会いが必要です。
外部の作業であるためどうしても大きなトラックを道路に駐車したり、一時的に道路を封鎖する必要等があるかもしれません。必ず近隣の方に事前に連絡し理解を獲得しておくことも必要です。

あらかじめ工事の流れについて十分に協議しておき、立ち会いのスケジュールをたてておきましょう。

メンテナンスに関わる注意点

エクステリアは屋外のため、設備に使われている素材によってメンテナンスの頻度や方法が変わってきます。

特に木製品については定期的な清掃と腐食防止のための塗装が必要ですので、メンテナンスをどうするかについてもあらかじめ考えておくことが望ましいと言えます。

また、植木についても定期的な剪定等を行わなければなりませんので、施工後のメンテナンス費用についても考えておきましょう。

施工費用をローンで支払う場合の注意点

小規模なエクステリアリノベーションでは一括で施工費用を支払うことも多いのですが、敷地全体をリノベーションする場合には多額の費用がかかるため、ローンを組む場合もあります。

ローンについては、新築時なら住宅ローンでまとめて施工することができますが、リノベーションの場合は個別にリノベーションローン、リフォームローンを組まなければなりません。

銀行などの金融機関では、リノベーション、リフォームを目的としたローン商品が用意されています。

ローンの申し込みについては、金額次第ではありますが、見積りや図面等の提出が必要な場合もありますので、申し込み前に業者に見積りや設計を依頼しておきましょう。

業者によっては自社でリフォームローンを用意している場合もあり、この場合は見積りからローン契約までまとめて任せることができるので便利です。

外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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