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2019年02月07日更新
部屋のリフォームで見積もりを取るときのポイントは?
部屋のリフォームにはどのくらいの費用が発生するのか、気になるところですね。ここでは、リフォームに関する「抑えておきたいポイント」と、費用の相場をまとめてみました。リフォームを成功に導くために、必要な知識は事前に身につけておきましょう。
目次
部屋をリフォームする際のポイントについて
部屋のリフォームでは、「できること」と「できないこと」があります。いろいろな希望があっても、構造などの関係で叶えられない希望があることを事前に理解しておきましょう。
また、リフォームにおいて、工事費用を少しでも抑えるポイントもご紹介します。
間取りのリフォームができないケースとその理由
間取りを変えるリフォームでも、構造上大きな変更ができないケースがあります。戸建ての場合、家を支えるように設計された柱や壁(通し柱や耐力壁)を取り除くことはできません。
間取りの変更を検討するにあたっては、構造を調べたうえで「できる間取り・できない間取り」を決める必要があります。
マンションでは、リフォームはすべてマンションの規約に従って行うことになりますので、規約のなかで定められた工事の範囲を超える間取りの変更はできません。
複数の部屋のリフォームを検討中なら一度に行ったほうがお得
リフォームでは、検討中のリフォームをすべて一度に行った方がよいといわれます。なぜなら「工事費を抑えることができる」という理由があるからです。
工事には諸経費や養生費、運搬費など工事本体以外にも費用が発生します。
これらの費用は工事の「全体」に対してかかる費用ですから、個別にリフォームをするとこれらの費用がそれぞれの工事に対して発生することになります。
もし、ひとつの部屋だけでなく、ほかの部屋のリフォームも検討中なら一度の工事でまとめてできないかどうかを検討してみてください。
子供部屋リフォームの見積もりの相場について
子供部屋の内装を変えたり、間仕切り壁で仕切ったりするリフォームをする場合の費用の目安をまとめてみました。
壁紙のリフォーム
壁紙全面張り替えの費用相場:約1300円~1800円(1平方メートルあたり)
6畳の部屋では壁の面積が約30平方メートル、天井が約10平方メートルとなりますので、1平方メートルあたりの単価と面積を掛ければだいたいの費用相場となります。
間仕切りのリフォーム
間仕切壁造作の費用相場:約10万円~
スイッチやコンセント、ドアのない場所であれば、どの位置にも壁を作ることが可能です。壁と天井面に直接「木枠」を打ち、木枠に石膏ボードを張って壁紙と幅木で仕上げます。
子供部屋リフォームのポイント
【壁紙を選ぶときのポイント】
子供が小さいうちは、かわいい柄の壁紙を選びたくなるものです。しかし、年齢とともに柄のある壁紙を嫌う子もいますので、飽きずに長く使える壁紙を選ぶことをおすすめします。
どうしてもかわいい柄の壁紙を取り入れたいときには、一面だけを柄にしてほかの面の壁紙をスタンダードなものにするという選び方も。
この方法であれば、数年後に壁紙を替えるときにも一面だけですみますので工事費を抑えることができます。
【間仕切壁の将来性】
部屋を間仕切壁で仕切って子供の個室にするリフォームでは、間仕切壁に防音材を入れるようにリフォーム会社に指示をしておきましょう。間仕切壁は木枠を組んだものに石膏ボードを張ってクロスで仕上た簡易な壁です。
子供たちが成長したとき、お互いの部屋の会話やテレビの音が聞こえてきて子供たちから苦情がでる恐れも。高価な防音材でなくても、断熱材(綿のような素材)を入れてもらうだけでも防音効果が高まります。
和室から洋室にリフォームする際の見積もりの相場について(6畳)
- 畳からフローリング:約10万円~15万円(選ぶフローリング材により差がある)
畳からフローリングに替えるリフォームでは、畳の撤去費用・床板貼り費用・根太組み費用・フローリング張り費用が主な見積り内訳となります。畳を撤去して床板がきれいな状態であれば、そのまま利用することも。
フローリング材には多くの種類がありますが、無垢材とよばれる天然の木材を使ったフローリング材は高価です。
- 天井を洋風にリフォーム:約6万円~30万円
和室の天井を洋風にリフォームするケースでは、和室の天井材にベニヤ板を張ってクロスで仕上る方法と、天井を解体して新たに作りなおす方法があります。
ベニヤ板を張る方法では、約2日の工期ですが、天井を組みなおす場合はリフォーム価格が高くなり工期も3~4日かかります。
- ふすまを洋室用の建具に交換:約5万円~約30万円
ふすまをドアに交換するケースでは、枠を生かして建具だけを作りなおす方法と、枠ごと撤去して新たに建具を設ける方法があります。
枠を撤去するときに、床や壁なども一部解体しますので、既存枠の撤去は和室全体のリフォームの際に採用される方法です。
ただし真壁和室の場合は、撤去するのは敷居と鴨居のみなので、部分リフォームでも十分に可能です。
- 押し入れをクローゼットにする:約10万円~
押し入れをクローゼットに替えるリフォームでは、押し入れ内部のクロス張り、建具の交換、ハンガーパイプの取り付けが主な見積り項目になります。
押し入れの奥行は約90cmですが、深くて使いにくいのであれば、クローゼットに最適な約60cmの奥行にすることも可能です。
和室を洋室にリフォームする際のポイント
- マンションの防音性に注意する
畳からフローリングへと床材を変更する場合には、階下への音の影響を考慮して床材を選ぶ必要があります。
マンションの規約には、防音性を保つため、リフォームで使うフローリングについて規定を設けていることがありますので、リフォームの前に確認しておくことが大切です。
- 天井と照明の関係
天井の雰囲気を変えるリフォームを行ったら、照明器具も変えてみましょう。照明器具を変えるだけで部屋の雰囲気や明るさが大きく変わります。
これまで使っていた照明器具の配線穴をクロスで隠すこともできますので、天井のリフォームは照明器具交換のチャンスともいえます。
- 床の間と床柱に注意
和室を洋室にリフォームするときには、床の間や床柱をどうするかを事前に決めておくことが大切です。
床柱や床の間の撤去は壁や天井、床を傷つける可能性が高くなり補修が発生しますので、リフォーム会社に「できる・できない」の判断を仰いでください。
部屋のリフォームで見積もりを取る際のリフォーム業者の選び方
- 実績を確認する
リフォーム実績がホームページなどで確認できるかをチェックしましょう。リフォーム会社といっても、部分的なリフォームが得意な会社もあれば、スケルトンリフォームを得意とする会社もあります。
内装や外観のテイストもリフォーム会社によって異なりますので、希望するイメージに近いリフォーム会社を選ぶためにも実績のチェックが大切です。
- インテリアコーディネーターの有無
内装にこだわりたいのであれば、インテリアコーディネーターが在籍しているかどうかを確認しておきましょう。インテリアのプロならではの提案をしてもらうことができます。
- 調査と説明が誠実かどうかをチェック
リフォームの見積りを作成するためには現場調査が必要です。多くの場合、施主の立会いで行われますが、このときにリフォームについての説明が誠実であるかどうかをしっかりとチェックしておきます。
説明を簡単に済ませようとしたり、施主の希望するプランが叶わないときにほかの代替案を提示できない会社は信頼性に欠けると考えてよいでしょう。
見積書の正しい読み方
- 相見積りをとる
見積書は一社だけに依頼するのではなく、必ず複数のリフォーム会社に依頼してください。相見積りでは、ほかの会社にも見積りを依頼していることを各会社に伝えておくことで、適正価格が提示されやすくなります。
- 一式ばかりではないか
見積書では、細かい数値に分類しにくい項目(金額)を「一式」とまとめて記載します。
一式と表示すること自体は悪いことではありませんが、壁紙の数量や床材の数量など数値が算出できる項目まで一式で記載している見積書はよい見積書とはいえません。
細かい数値や数量は、見積書が適正かどうかを判断する大切な材料です。この部分を顧客に隠すリフォーム会社に対しては、数値や数量を明確にした見積書を作成して欲しいと伝えましょう。
それでもなお、数値や数量について「算出が難しい」といわれたら、そのリフォーム会社とは縁がなかったと考えてください。
部屋リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、部屋リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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