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2020年02月13日更新
外構工事でフェンスを設置する場合の種類別設置費用を解説!
外構フェンスを設置したい場合、悩みの種になるのが、工事費用が把握しにくい点です。外構フェンスは種類も豊富で、各工事でそれぞれ事情が異なりますから、単純に費用がいくらと割り出すことが困難なのです。外構フェンスの費用について詳しくみていきましょう。
目次
外構工事でブロック塀の上にフェンスを設置するリフォームの費用相場
外構工事でブロック塀の上にフェンスを設置するリフォームをする場合、費用はどれくらいが相場なのでしょうか。種類ごとにみていきましょう。
ブロック塀の基礎工事が必要なケースと基礎工事にかかる費用相場
建築基準法上、高さが1.2m(6段)を超えるブロック塀は鉄筋コンクリート製の基礎を設けなくてはならないとされています。
しかし、昨今ブロック塀の転倒事故が多発していることから、法律の定めに関わらず、転倒した際に事故が危惧される規模であれば、できる限り基礎を設けた方がいいでしょう。
基礎工事にかかる費用相場は、1m当たり1万円~1万2千円です。
ブロック塀の設置にかかる費用相場
ブロック8段積の塀を設置する場合を想定して費用をみていきましょう。
まずL型の基礎を設ける必要があります。基礎のサイズは底板の奥行40㎝、高さ40㎝です。基礎及びブロックには鉄筋を通します。
基礎部分を5㎝地上に出してブロックを積んだ場合、塀の高さは1m65㎝になります。また、建築基準法上、長さ3.4mごとに塀の直角方向に控え壁を設置することが義務付けられています。
こうして設置したブロック8段積の費用相場は、1m当たり2万4千円~2万8千円です。
しかし、近年では普通のブロックをそのまま塀として使用するケースは減ってきました。ブロック塀を設置する場合は、リブなどのデザインが施された化粧ブロックを用いるのが主流となっています。
化粧ブロック8段積の費用相場は、1m当たり3万5千円~4万2千円です。
ブロック塀とフェンスを組み合わせるリフォームの費用相場
ブロック塀の一部をフェンス塀にする場合は、それぞれの長さで工事費用を算出します。
ブロック塀とメッシュフェンスをそれぞれ5mずつ設置した場合の価格相場は次のようになります。
- ブロック塀 (高さ1.65m・控え壁3カ所を含む)……約15万6千円
- ネットフェンス(高さ1.20m スチール製)……約8万円
ブロック塀の上にフェンスを設置するリフォームの費用相場
住宅のリフォームにおいてフェンスを設置する場合は、下段を化粧ブロック積みとして、その上にフェンスを設置するのが一般的です。
この場合、転倒防止のために鉄筋コンクリート製の基礎を設けますが、控え壁を設ける必要はありません。
下部を化粧ブロック3段積み、上部を高さ80㎝のメッシュフェンスとした塀を設置した場合の1m当たりの価格相場は、2万9千円~3万4千円です。
外構工事で設置するフェンスの種類ごとの金額
外構でフェンスを設置する場合、製品の材質によって、施工手順や費用相場が異なります。それぞれどのような特色があるのかを比較していきましょう。
外構工事でメッシュフェンスを設置する場合の費用相場
スチール製メッシュフェンスは、耐久性のある製品で、子どもがぶつかったり、ボールをぶつけたりしても変形することはありません。
見通しがよいためプライバシーの確保には不向きですが、その反面風通しもよいため、夏などは快適に過ごすことができます。
施工手順としては、まず柱の位置に基礎ブロックを埋め、そこに支柱を差し込みます。支柱をモルタルで固めるため、この段階で1週間ほど養生をします。
その後ネットフェンスをビス留めしていきます。寸法が余った分は家庭用の工具でも切ることができます。切れ端は危険防止のために、専用のキャップを被せます。
高さ1.2メートルのネットフェンスの設置費用相場は、1m当たり1万8千円~2万2千円程度です。
外構工事でアルミフェンスを設置する場合の費用相場
アルミフェンスは、目隠しフェンスからスリットの入った横桟タイプ、開放率の高い縦格子タイプまで幅広い用途で使われます。
専用の基礎を用いることもありますが、コンクリートブロックを活用する方法が一般的です。ブロックの空洞な支柱を立てて、埋めたモルタルが固まった後にフェンスをビス留めしていきます。
化粧ブロック3段積の上に高さ1.0mの目隠しフェンスを設置した場合の費用相場は4万4千円~5万3千円程度です。
外構工事で木製フェンスを設置する場合の費用相場
木製フェンスはDIYでも人気の製品です。しかし金属製のフェンスと比べて耐久性で劣るので、メンテナンスによって延命を図る必要があります。
柱は木製であるので、金属製の支柱のように直にモルタルで埋めることはできません。
このため、柱取付用の金物を既成の基礎に埋めて固定します。金物を固定するモルタルが固まれば、金物に柱を差し込みビスで固定します。
高さ1.6mの木製フェンスの横張りの1m当たりの費用相場は、4万円~4万8千円程度です。
外構工事で鋳物フェンスを設置する場合の費用相場
鋳鉄フェンスは意匠的に凝った製品が多いのが特徴です。イングリッシュガーデンを意識したデザインのものが多く、植栽との相性がいいとの評価を得ています。
他の金属製品同様、支柱を基礎に埋めて組み立てます。またフェンスを直に地中に差し込むタイプの製品もあります。
高さ1.2mのフェンスを取り付けた場合の1m当たりの費用相場は6万1千円~7万4千円程度です。
鋳物フェンスはデザインによって価格が大きく異なります。フェンス一枚の価格が20万円を超すものもありますから、慎重に製品を選びましょう。
外構工事で樹脂製のフェンスを設置する場合の費用相場
木粉を配合した樹脂で作成したフェンスで、樹脂でありながら木の風合いが感じられます。耐久性もあり、比較的軽量であることから、DIYでも人気があります。
風合いは木製に劣りますが、自然の木の雰囲気を味わいながら、メンテナンスフリーであることが大きなメリットだといえます。
施工手順は、専用の基礎金物をブロックやモルタルなどで固定して、その金物に支柱を差し込む工法が一般的です。
高さ1.8mのラティスタイプの場合、1m当たり1万5千円~1万8千円程度が価格相場です。
外構工事でフェンスを塗装リフォームする場合の費用相場
フェンスは常に風雨にさらされていることから、塗装の劣化は急速に進みます。特に木製フェンスにおいては、メンテナンスをこまめに行わないと、材料そのものが腐食するおそれがあります。
木製フェンスは、水分を吸収することで膨張し、乾燥すると収縮します。材料自体の変動が激しいために表面のみの塗装ではすぐに剥がれてしまいます。
まず下地処理として、剥がれそうな塗装はすべてサンドペーパーで磨きとります。本格的に塗装をはがす場合は、剥離剤を使用して洗浄をします。
その後、仕上げとして、木材に浸透して撥水性のあるオイルステインを2回塗りします。
木製フェンスの塗装は、下地のケレン共で片面1平方メートル当たり4千円~5千円です。剥離剤を用いた剥離洗浄を行うと、1平方メートル当たり、1万円~1万5千円の追加になります。
スチール製フェンスの塗装も、下地処理がとても重要です。剥がれかけている塗装の上に重ねて塗装をすると、新しい塗装がすぐに剥離する原因になります。
このためしっかりケレンをした後、変性エポキシ錆止め塗装を1回塗り、仕上げ材としてシリコン塗装を2回塗りします。
スチール製フェンスの塗装工事の費用相場は、下地のケレン込みで1平方メートル当たり、5千円~7千円です。
外構工事でフェンスを設置する際にかかる費用の見積もり方法
外構工事でフェンスを設置する際にかかる費用はどのようにして見積もられているのでしょうか。外構施工会社から提示された見積書がはたして適正なものなのか、チェックする観点を知っておくとよいでしょう。
フェンス部材の定価と合計定価の算出方法
フェンスはいくつかの部材によって構成されています。アルミ型材フェンスの場合だと、フェンス本体、支柱、コーナー継手、横桟キャップなどです。これらの部材はそれぞれに定価がつけられています。
たとえば、北面に6m、東面に2mのL型のフェンスを設置するケースで考えてみましょう。フェンス本体のサイズは、長さ約2mです。このため2m間隔で支柱を立てることになります。
支柱は端部とジョイント部に必要なので北面は、コーナーから6mまでの区間に4本の支柱が立てられます。東面も2本の支柱が入ります。合計で6本です。
フェンス本体は、北面は3枚取り付けます。東面は1枚です。フェンスの横桟は端部が口を開いているので、これを横桟キャップで隠します。
コーナー部分は両面から開いた開口が近接しているので、コーナー継手によって化粧を施します。これで横桟キャップが2カ所、コーナー継手が1カ所必要になります。
それぞれの必要数をまとめると次のとおりになります。
- 本体……4枚
- 支柱……6本
- コーナー継手……1カ所
- 横桟キャップ……2カ所
これらの部品の定価が次のような金額だとします。
- 本体……6万円/枚
- 支柱……5千円/本
- コーナー継手……1千円/カ所
- 横桟キャップ……5百円/カ所
これをもとに金額を算出します。
- 本体……6万円×4枚=24万円
- 支柱……5千円×6本=3万円
- コーナー継手……1千円×1カ所=1千円
- 横桟キャップ……5百円×2カ所=1千円
合計27万2千円が、このフェンスの定価となります。ただし、これは定価ですから、市場価格はもう少し安くなります。
一般的に業者の仕入れは定価の40%~60%とされていますから、50%だとすると、15万~16万円が、この製品の価格ということになります。
これは製品価格ですから、これに施工費や経費などが加えられて見積書が完成します。
工事規模のもよりますが、大まかなとらえ方として製品定価が工事費込みの金額に近いと考えても良いでしょう。
外構工事でフェンスの設置費用を抑える方法
外構工事全般の費用の中でも、フェンス工事にかかる費用の割合は非常に高いとされています。それだけに費用を安く抑えたいと誰もが考えるところですが、どのような方法があるのか見ていきましょう。
複数のリフォーム会社から相見積もりを取る
まずは、複数のリフォーム会社から、相見積もりを取り、その中から最も安い会社を選択するという方法があります。
ただし、リフォーム会社が正確な事前調査をしているということが大前提となります。
フェンス工事は施工延長が1m相違するだけで、価格は大きく異なってきます。実際に現場が始まった後で測定ミスが発覚して、追加金が必要だとなると、安い会社を選んだ意味がありません。
そのためにも、発注者自身が予め施工範囲の長さを正確に測定しておく必要があります。
また素材によっても価格は大きく変わるので、自分の希望する製品で見積もりを取るということも必要です。安価な不良品が設置されたら、いくら安く施工できても何の意味もありません。
さらに、後々のトラブルを防ぐ意味でも、相見積もりを取ることは、それぞれのリフォーム会社に事前に告知しておきましょう。
見積もりの現地調査だけでも、かなりの時間を要しますから、事前に相見積もりであることを伝えておかないと、受注できなかったリフォーム会社と後々トラブルになることがあります。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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