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2019年02月27日更新
床の変色の原因や補修する方法について
フローリングの床は変色してしまうことがあります。どのような原因で変色は起きるのでしょうか?フローリングの床が変色する原因と、原因別の対処方法、変色部分の補修を行う際にかかる費用などについてご紹介していきます。
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- 監修者小川愛
目次
フローリングの床が変色する原因と補修方法について
水染みができている
台所で洗い物をした際に飛び散った水や、ペットが粗相をしてしまった場合、フローリングに水分が染みこんで色素がにじむ水染みが発生します。
このような変色は、表面だけでなく内部までにじみが起こっている可能性が高いのですが、変色度合いとしては小規模なため、表面をサンドペーパーで研磨後、塗装を施せばある程度見た目を整えることができるでしょう。
ただ、複合材フローリングなど表面に薄い化粧板が貼られている製品については、研磨すると色あいが大きく変わってしまったり、塗膜や木目模様が消えてしまったりすることがあるため、業者に修繕を依頼した方が安心です。
ペットの粗相については、水染みの他に臭いの問題もありますが、市販のペット用消臭剤を噴霧して拭き取れば、ある程度改善することができます。
フローリングが剥がれたり傷ついたりしている場合
フローリングの表面が薄く剥がれてしまったり、傷が付いて色が変わったりするのは、家具や家電等を移動させた際などの引っ掻き、擦れ傷が原因です。
この症状は表面のコーティングや化粧板などに傷が付いて変色を起こしている可能性が高いため、表面をサンドペーパーで研磨して整えたり、ワックスを剥がしてから塗り直したりすると、ある程度状態を整えることができます。
ただ、深い傷の場合は表面を軽く研磨するだけでは傷を隠すことができないため、熱で柔らかくなる樹脂を傷に充填し、表面を塗装して傷を目立たなくさせるという手法が用いられます。
この方法はDIYでの施工が可能なキットも市販されていますが、樹脂の色選びや木目の塗装が不十分だと傷より目立ってしまうため、仕上がりにこだわりたい方は専門の業者に補修を依頼した方が良いでしょう。
黒く変色している
フローリング床の黒ずみや黒い斑点は、黒カビによる変色が主な原因です。
黒カビはフローリングが湿気に長時間晒されたり、水に濡れてしまったりしていると発生するカビで、放置していると内部までカビが浸食し、フローリングの変形や腐食が起こります。
補修方法は、ワックスの剥離とサンドペーパーによる研磨、ワックスの塗布ですが、表面のみの場合は住宅用中性洗剤を用いた洗浄と消毒用エタノールによる除菌でもある程度改善することができます。
カビの進行が進んでしまって範囲が広い場合や洗浄で取りきれない場合は、専用の薬剤を用いた漂白及び再塗装や、フローリング板の部分交換による対処が必要です。リフォーム業者に修繕を依頼した方が良いでしょう。
フローリングの変色の修繕にかかる費用の相場について
DIYで修繕を行う場合
DIYの場合は、ワックスを剥離して変色部分をサンドペーパー等で研磨し、木屑を綺麗に取り払ってから再度ワックスを塗布する方法を用います。
費用は使用する道具が手元にあるかどうかで多少変わりますが、剥離剤とサンドペーパー、ワックス、モップ等を合わせて約1万円からが目安です。
ちょっとしたカビなど、表面の汚れを洗浄するだけで対処できる場合については、スーパーなどで購入できる住宅用洗剤と消毒用エタノールがあれば十分ですので、合計で約2,000円もあれば用意できるでしょう。まずは部屋の目立たない箇所で塗布テストを行い使用量の適量を判断しましょう。
樹脂を使用した傷の修繕については、専用キットが約2,000円で販売されています。
プロに修繕を依頼する場合の費用
プロにフローリングの変色を修繕してもらう場合の費用は、ワックスを剥がして研磨と塗装、ワックスの塗布もしくはコーティングを行った場合で、約3万円からが目安です。
専用の薬剤を用いて漂白及び塗装を施す場合も同程度の価格が相場ですが、漂白処理は実際に施工してみなければ効果があるかどうかわからない点には注意しておきましょう。
樹脂を用いた傷の処理については、1カ所あたり約5,000円が相場です。
フローリングの変色が大きく、清掃等で対処が難しい場合には、部分的なフローリングの張替を実施します。
この場合の費用は、施工する面積にもよりますが、約1万円からを目安にすると良いでしょう。
ただ、フローリング材が全体的に老朽化している場合については、部分的な交換より全面的な交換を行った方が将来的なリフォーム費用を抑えることができます。
フローリングの全面張替えについては、6畳間で約10万円からが相場の目安です。
プロにフローリングの修繕を依頼するメリット
小規模な傷や変色ならDIYで比較的安価に修繕を行うことができますが、変色度合いが強い場合や範囲が広い場合には、個人で十分な修繕をするのは難しいため、プロに依頼した方が良いでしょう。
特にフローリング材の研磨や樹脂による傷の補修は、経験豊かな職人が作業したほうが仕上がりは美しくなりますし、作業の可否も判断してもらえます。
もちろん、作業にかかる時間もプロの方が短時間ですみますので、休日などの空いた時間が無駄になりにくいのもメリットと言えるでしょう。
フローリングの変色を補修する際に気を付けたいポイントについて
賃貸の場合は管理会社や大家さんに確認を取る
賃貸物件の場合、建物の修繕は大家さんや管理会社が担当する部分です。
勝手に修繕を行うと、退去時に問題となる可能性がありますし、そもそも変色やカビ等で状態が悪化しているなら、大家さんが業者に修理を依頼してくれる場合もあります。
特にカビや湿気によるフローリングの破損は生活に影響を及ぼす部位ですので、管理会社や大家さんに相談すれば、部分的な補修が行われる可能性は高いでしょう。
費用は、住民に瑕疵がなく、通常利用による破損と考えられる場合は請求されることはありません。
補修後の掃除方法にも注意する
研磨や塗装、樹脂の充填などで修繕した場合には、掃除の方法についての注意が必要です。
塗装による修繕の場合は、アルコールや強力な洗剤を使うと塗装が剥がれてしまう可能性がありますし、樹脂を用いるとスチームクリーナーで樹脂が変形する場合があります。
業者に修繕を依頼した場合には、どのような掃除方法なら修繕箇所に悪影響を与えないか、十分に確認をとっておくようにしましょう。
変色原因を確認して再発を予防する
フローリングの変色は、さまざまな理由によって起こりますが、修繕後は変色した原因をしっかりと把握し、また変色が起きてしまわないように対策しておきましょう。
水分による水染みが変色原因なら、水に濡れやすい場所にマットを敷いて直接水が触れないようにすると良いですし、ペットの粗相はペットシートなどを用いてトイレからこぼれても大丈夫なようにしておきます。
湿気によるカビが原因なら、フローリングに直接布団を敷かない、結露防止のために換気や除湿を行うと良いでしょう。
椅子や家具による擦り傷なら、樹脂製のフローリングシートを家具の下に敷いて保護する方法がおすすめです。
フローリングの変色は、症状によってある程度原因の絞り込みができます。
原因がわからない場合は修繕の際に業者の担当者に相談すれば、予想される原因と予防方法を教えてもらうのが良いでしょう。。
床の変色の補修を業者に依頼する際の最適なリフォーム業者の選び方について
フローリング床の変色を業者に修繕してもらう場合、どうやって業者を選べば良いのでしょうか?
小規模な傷や変色を塗装や樹脂充填で修理したい場合には、多くの修繕経験がある業者を選ぶと良いでしょう。
このタイプの修繕は、塗装によって表面の違和感を少なくする工程があるため、経験が多い職人ほど仕上がりがよくなる傾向があります。
また、カビによる変色については、薬品の取り扱いやカビの浸食度合いの判断、漂白か張り替えかの判断という部分で経験が必要ですので、こちらも実績が豊富な業者を選ぶのが良いでしょう。
変色の度合いが大きい場合や、経年劣化が酷い場合には、思い切ってフローリングのリフォームを行えば、床の状態は修繕を行った場合に比べ、大幅に改善します。
フローリングの修繕からリフォームまで全て対応している業者もありますので、修繕とリフォームで迷っているという方は、このような業者に相談すると良いでしょう。
張り替えリフォームを依頼する際には、フローリングの色や材質、予算をあらかじめ明確に決めおくことで、予算の範囲内でイメージに近い施工プランを立ててもらいやすくなり、スムーズにリフォームを行うことができます。
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この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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