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2019年02月27日更新
外構にフェンスや扉を設置する理由と選び方について
外構でフェンスや扉の取り付けをどうしようかと迷ってる方もいるのではないでしょうか。フェンスも門扉もないオープン外構は開放的で魅力的ですが、防犯面に関しては不安な面もあります。外構でフェンスや扉がどのような役割を果たすのか詳しくみていきましょう。
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- 監修者小川愛
外構にフェンスや扉は必要か
最近「オープン外構」と呼ばれる、家屋のまわりにフェンスなどを設置しないタイプの住宅が人気です。
その一方で、フェンスや門の設置を検討する方も大勢います。
フェンスや門の役割について、詳しくみていきましょう。
フェンスをつける意味
住宅の外構としてフェンスの果たす役割はさまざまあります。
まず、敷地境界線を公に示す役割です。
土地取引で敷地境界の拠り所になるのは境界標ですが、これは地盤面にある小さな杭であることから、通常人目につきにくいものです。
このため、日常生活において敷地境界線を示す役割をフェンス等が担うことになります。
こうした誰の目にも分かる敷地境界線を無断で越境すると不法侵入に問われるため、他人が不用意に自分の敷地内に入り込むのを防ぐことができるのです。
2点目に防犯の役割があります。
住居に盗みなどを目的に侵入しようとしても、フェンスの高さが一定以上あれば、容易に侵入することができなくなります。
3点目がプライバシーの保護です。
実際に新しい家に住んでみると、通行人や隣家からの視線が気になることがあります。そんな場合は、開放率の低いフェンスを配置することで、プライバシーを守ることができるでしょう。
4点目が住宅デザインの向上です。
日本の住宅は古くから、黒塀に見越しの松を配列したり、生け垣による修景をしたりと、外構によって家屋のデザインを向上させてきました。
建物の主流デザインが変貌した今日においても、外構が住宅デザインの向上に寄与する点においては変わりありません。
住宅のフォルムとフェンスのデザインをマッチングさせることで、住宅全体のデザインを向上させることもできるでしょう。
5点目が都市の緑化への貢献です。
近年ではまちづくりの一環として、道路沿いの緑化を推奨する地域が増えてきました。
補助金を出す自治体もあります。
地域ぐるみまではとはいかなくても、個人がそれぞれ道路沿いを緑化することで、街路の雰囲気は和らいだものになると想像できます。
フェンスに植物を這わせるなど、フェンスと植物を融合させることによって都市の緑化への貢献ができるでしょう。
6点目がペットとの共生です。
最近は、犬などのペットを家屋の中で飼うことが主流になってきましたが、ペットを庭で遊ばせる際にフェンスがあることで、敷地内のペットの行動範囲を広げることができます。
またペットが敷地内から出てしまうことを防ぐこともできます。
扉をつける意味
外構で扉をつける場合は、一般的に自宅の出入口となる門扉として設置します。
門に扉があることで、外部の人からの侵入を防ぐことが期待できます。
また家屋によっては、必ずしも表門からの出入りではなく、裏口から出入りした方が便利な場合があります。
そうした場所にも扉を設置することで、防犯の役割を果たすことができます。
フェンスや扉は防犯の効果がある
フェンスや扉がはたす役割の中で最も重要なのが防犯です。
外構でフェンスや扉を設置する場合、防犯を意識した配置をすると効果的です。
外構工事で意識したい扉の取り付け方について
外構工事において防犯を意識するとすれば、どのような点に注意をして扉をつければいいのでしょうか。いくつかのポイントをみていきましょう。
外構で「扉なし」も増えている
オープン外構は人気があることから、最近では門扉のない住宅も増えています。
扉なしだとより開放的になるので、狭小地や前面道路の狭い敷地に向いています。
しかし一方で、外部から容易に侵入できるという欠点は否定できません。
防犯に効果的な扉の選び方
防犯性という点では、扉付きの外構の方が優れているといえますが、それではより防犯性を高めるためには、どのような扉を選べばいいでしょうか。
施錠付き扉
施錠機能のある門扉を使用している家は、そんなに多くはありません。
防犯に有効なものとしては電気錠付き門扉があります。
門を閉めると自動的に施錠されるので施錠を忘れる心配がありません。
またシリンダー錠でもピッキングのしにくい種類のものを取り付けるだけで、防犯性能は向上するでしょう。
カメラ付きインターフォン
インターフォンのカメラの性能は、日々進歩しており、今日ではかなり鮮明に相手の表情を映すことができます。
より防犯性を高めるためには、録画機能があるものを選択した方がいいでしょう。
SDカードが利用できて、長時間録画できるタイプのもの発売されています。
車庫の扉も施錠できるものを
車庫スペースの扉が簡易なものだと、容易に敷地内に侵入されかねません。
内側から施錠できる機能があるものを選択するとよいでしょう。
跳ね上げ式の電動オーバードアも防犯には効果的でしょう。
郵便受にも施錠
郵便受の多くは門扉付近に設置されています。マンションなどでは鍵付きの郵便受けが主流になっていますが、一戸建てでも施錠ができるタイプの製品を選択することで、他人がポストを開ける可能性を減らすことができます。
外構工事で意識したいフェンスの取り付け方について
フェンスは法律的に設置の義務があるわけではありません。
しかし道路や隣地との境界にフェンスがあると、予期せぬ侵入を防ぐという点でも大きな安心感があります。
防犯に効果的なフェンスの選びかた
それでは防犯に効果的なフェンスを選択する場合、どのような点に注意したらいいでしょうか。
フェンスの防犯性を高めるには、高さが重要になります。
少なくとも1.5m以上の高さを有しているものが侵入を防ぐためには有効だとわれていますが、あまりに高いものを設置すると室内からの眺めに圧迫感が出るため、その点も踏まえて選ぶと良いでしょう。
フェンスの上部に忍び返しや鋭利な突起物が取り付けられているタイプを選べばより防犯性は高まります。
かつては高くて閉鎖的な塀が防犯上有効だとされていましたが、今日では外部からの見通しが効くフェンスの方が防犯上有効であるとの考えが主流になってきました。
これは万が一侵入者が入ってきた場合、外からは中の様子が全く見えないため、塀の中が死角になるからです。
したがって、外からの死角を作らないタイプのフェンスを選択する方が、防犯上有効だと言われているのです。
夜間でも死角を作らないために、センサー付きライトを配置するのも有効な方法だといえるでしょう。
またフェンスに沿って防犯砂利をまいておくのも効果があると言われています。
これは侵入者が歩くたびにジャリジャリという音が出るもので、家の中にまで聞こえるので誰かが侵入してきた際にも気づくことができます。
防犯砂利はホームセンターでも販売しているので、購入して自分で撒くことも可能です。
リフォームする際の最適なリフォーム会社の選び方について
外構でフェンスや扉を設置するリフォームを依頼するにあたって、最適なリフォーム会社を選択するにはどのような方法がいいのでしょうか。
まず複数の会社に見積りを依頼することをおすすめします。
それぞれの見積もりを単に値段の高い安いで判断するのではく、会社からの提案に耳を傾けることも重要です。
完成見取り図や図面などで、依頼者に分かりやすい提案をしてくれて、希望近いデザインであれば、かなり有力な候補だといえるでしょう。
イメージ画ではよく分からないという場合は、実際に自分の目でこれまでの実績を確認する方法があります。
そのためには、これまで実際に施工した外構を紹介してもらい、その物件を視察をするのも有効な方法でしょう。
しかしリフォーム会社から的確な提案を得るには、依頼者側もしっかりとした構想をもっていることが大切です。
雑誌やインターネットなどからイメージ画像を収集するとともに具体的なデザインや予算を伝えるようにしましょう。
最終的には、見積もりが予算内で収まったリフォーム会社の中から、最も自分のイメージに近く、見積もり提出時の対応も良い会社を選択するのがベストでしょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、外構・エクステリアリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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