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2019年02月27日更新
フローリングリフォームの見積もり解説!見積もりの心得とは
フローリングのリフォームを考えるとき、まず考えたいのは費用の見積もりです。しかし、どのように見積もりをとればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、フローリングリフォームの見積もりを中心にリフォームの流れについて解説していきます。
目次
はじめに
フローリングのリフォームを考えるとき、まず考えたいのは費用の見積もりです。しかし、どのように見積もりをとればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、フローリングリフォームの見積もりを中心にリフォームの流れについて解説していきます。
フローリングリフォームの際使用する見積もりの種類とは
一般的に、リフォーム検討時の見積もりの種類は大きく3つに分けられ、見積もりをとる時期と方法によって異なります。ここではそれぞれの見積もりの種類について解説します。
一括見積もり
フローリングのリフォームをする際にはまず、希望するリフォームがどれくらいの費用がかかるのか全体像を把握しましょう。
自分が出せる予算でどこまでの工事ができるのかを理解する段階でもあります。そこで利用するのが、ウェブサイトによる一括見積もりです。
リフォームする部屋の広さとフローリングに使いたい素材、現在の床の状態が何であるかという情報から大まかな見積もりを出してもらうのです。
一つ一つの業者に見積もりを依頼することも可能ですが、最近は一括見積もりが可能なウェブサイトがありますので、それを利用すると一度に複数の業者の見積もりを得ることができるので便利です。
概算見積もり
リフォームの大枠が見えてきたら、次はどの業者に頼むかを決めましょう。ここではいくつかの業者に現時点で決まっていることを伝え、その条件を元におおよその見積もりを出してもらいます。
このタイミングでは出来るだけ詳細に希望を出すとよいでしょう。どれくらいの予算でどのような場所をどのようにしたいのか、もちろんイメージだけでも結構です。そうすることで見積もりだけでなく、業者の提案力やコミュニケーション力なども見えてきて、より自分に合った業者を見つけることができるでしょう。
また、この段階では少なくとも3つの業者に頼んで比較検討しましょう。このとき、各業者には、他の業者からも見積をもらう「相見積もり」である旨を伝えておきます。
正式見積もり
リフォームを依頼する業者が決まったら、次はその業者に正式な見積もりを出してもらい、契約に進みましょう。相見積もりの段階では安かったのに、いざ依頼してみたら高い金額を請求された、ということがないようにするためです。
そのため、ここでは大まかな見積もりではなく、必要な費用をすべて洗い出してもらう必要があります。工事が終わってから追加の費用がかかった、というトラブルがないようにしましょう。
フローリングリフォームの見積もりをとる前に決めておくことはあるの?
相見積もりは業者を選ぶために必要な見積もりです。そのため、すべての業者に全く同じ条件で出してもらうことが重要です。工事したい範囲はもちろん、使用したいフローリング材も同じ条件にします。
フローリング材には様々な種類があり、素材や色によって価格が異なるためです。そのため、事前にどのようなフローリングにしたいのか、家族内でイメージを固めてフローリング材の素材や色の候補を、相見積もりを出す前に話し合っておく必要があります。
そこで、フローリングの種類を事前に理解しておきましょう。
フローリングの種類
フローリングの種類には大きく分けて2つあります。無垢フローリングと合板フローリングです。この2つについてその特徴と費用について説明します。
無垢フローリング
一枚の木から削り出しているフローリング材のことです。自然の風合いを楽しむことができ、足触りも合板に比べて優しく感じることが多い一方で、湿気や温度によってわずかに変形する場合があったり、合板に比べて傷がつきやすいという特徴もあります。
そのためこまめな手入れが必要になります。合板に比べて費用は高めで、スギ、パイン、ナラ材などの種類があります。
パイン材は足触りが柔らかい反面、傷もつきやすいというデメリットがあります。またナラ材は質感が硬めなので傷はつきにくいですが費用は高めになります。価格は材質によって幅がありますが、概ね1平米あたり6,000円~になっています。
合板フローリング
薄い木の板を何層にも重ねて貼り合わせた板を使ったフローリング材を指します。温度や湿度といった自然条件に強く、傷がつきにくいという特徴があります。
しかし、足ざわりがやや固く感じることが多いようです。無垢材と比較すると費用は安く済み、価格はだいたい1平米あたり4,000円~になっています。
人気のあるフローリングの色
ホワイト系
部屋全体が明るく見え、広く感じられます。ほこりが目立ちにくいというメリットがある一方で、キズや汚れは目立ちやすいので入念なお手入れが必要になります。
ナチュラル系
床の色が主張しないため、家具の色とコーディネートがしやすいというメリットがあります。白ほどではないものの部屋に明るさを出すことができ、万人受けする色です。
しかし、安価なフローリングは賃貸住宅にもよく使われているため、素材やツヤなどを考慮しながら使用しないと部屋全体が安っぽい印象になってしまうことがあるので、注意が必要です。
ミディアム系(中間色)
落ち着いた印象を与えます。主張しすぎず、家具とのコントラストが出るので部屋がおしゃれに見えるというメリットがあります。
ダーク系
落ち着いた印象で汚れやキズが目立ちにくいというメリットがある一方で、ほこりが目立ちやすいためこまめな掃除が必要です。
フローリングリフォームの見積もりから契約までの流れ
1.概算見積もりをとる(Webサイトの一括見積もり)
まずはウェブサイトの一括見積もり機能を使って、イメージしているリフォームがいくらくらい費用がかかるのかを知ります。ここで金額とイメージを合わせておくとこの後がスムーズです。また、この段階で家族の中でも意見をすり合わせておきましょう。
2.相談と現地視察(2社から3社に業者を絞り下見)
目ぼしい複数の業者に現地調査を依頼して、実際の家屋の状況を確認してもらいます。
工事には素人にはわからないポイントもあるので、実際に確認してもらうことで、より実際に近い形で見積もりを出してもらうためです。
また、この段階で希望のイメージを具体的に伝えておくと、完成後の満足度が高くなります。
3.業者からプランと相見積もりの提示
こちらのイメージや予算の希望を踏まえて、各業者からプランを提案してもらいます。業者によっては複数のプランを提案して、各プラン毎に見積もりを立ててくれることもあるでしょう。
4.相見積もりの検討と施工業者の決定
各業者から提出されたプランと見積書をもとに、どの業者に依頼するのかを決めます。提案力はもちろん、ここに至るまでのコミュニケーション能力なども考慮に入れて選ぶことで、契約後も安心して工事を任せられるでしょう。
施工業者が決まったら、その旨を見積もりをもらったすべての業者に連絡します。残念ながら依頼しない、と決めた業者にも連絡してください。
依頼される可能性がある、ということを前提にして業務の計画を立てている場合があるため、決定したらすぐに連絡を入れるようにしましょう。
5.正式見積もりに向けて詳細打ち合わせ
業者が決定したら、いよいよどのようなリフォームにするのか最終的に詳細を決めていきます。どの素材を使うのか、どのような範囲で行うのかということを決定します。
6.正式見積もりの提示と確認
詳細が決まったら、正式な見積もりを業者が出します。その内容で問題がないかどうか、確認します。ここで工事期間や工事時期なども一緒に決めます。また、支払い方法についてもこの段階で確認しましょう。
7.契約書を確認し契約
正式見積もりに問題がなければ契約に進みます。ほとんどの場合、業者が契約書を作成し
ますので、契約書に問題がないかどうか確認してください。特に問題なければ、契約し施工になります。
フローリングリフォームで提示された見積もりの見方とは
1.作成日が記載されてあるか
1つの業者から複数の見積もりをもらう場合は特に重要になります。どの段階でもらった見積もりなのかを明確にするためです。最終的にどの見積書が有効なのかを間違えないようにしましょう。
2.作成業者の印鑑はあるか
見積書には作成者の印鑑(社印)を押します。きちんとした業者であれば、ここは基本的なところです。基本的なビジネスマナーができる会社であるかどうかを判別するポイントでもあります。
3.工事の記載漏れはないか
依頼した工事の内容がすべて記載されているかどうかを確認しましょう。
また、専門用語などでわかりにくい項目や、いくつかの項目がまとめて記載されているところは後でトラブルにならないためにも、業者に確認して内容を確実に把握することをおすすめします。
4.摘要 (仕様)に商品名や型番が書かれてあるか
希望通りのものが確実に書かれているかどうかを確認します。最終的な見積書の場合は特に、色や素材などに間違いがないか特に注意してみてください。
5.単価が適正価格で記載されているか
使用する予定の材料費が適正かどうかを確認します。ほかの見積書と比べて高かったり、安かったりする場合にはその理由を聞くといいでしょう。
安すぎる場合にも何らかの理由があることがあります。納得して業者と契約するためにも、確認は必ず行うようにしましょう。
6.数量が妥当か
リフォームを依頼する面積に対して材料の数量が妥当かどうかを確認します。「一式」という表記の場合は、一式の中に何が含まれているのかを確認しましょう。
7.金額の計算間違いがないか
複数回、見積もりを依頼した場合、2回目以降の合計金額が修正されずに最初の合計金額が残っている場合があります。見積書をもらったら、記載されている金額を鵜呑みにせず、自分でも計算して確認する必要があります。
8.有効期限の記載はあるか
見積書に記載されている金額は有効期限があります。そのため、記載されている金額がいつまで有効なのかを確認し、契約する場合にはその金額が有効な期間内である必要があります。
有効期限があまりにも短い場合は業者が利用者に決断を急がせているとも考えられますので、その点について注意が必要です。有効期限に惑わされて悪質な業者と契約しないように気を付けましょう。
床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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