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2019年12月27日更新
家のリフォームで防音工事をする!
リフォームで防音工事を行う場合、壁や床など防音工事を行う箇所や規模によって費用や工事の内容は異なります。家全体を防音工事しようとすると膨大な費用が必要となってしまうでしょう。この記事では家の防音リフォーム例と費用についてご紹介します。
目次
リフォームで家に防音工事をしたい!
家のすぐ近くを通る車の音や工事の騒音、近所の生活音が聞こえてきてストレスを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、逆に自分の家庭の生活音や話し声、楽器を演奏する音などが外に漏れていることがあるかもしれません。
音漏れがひどい場合には自分では気づかないうちに近所に迷惑をかけていたり、プライバシーが守られていないこともあります。
このような外部の騒音や内部からの音漏れによる問題は、家の防音工事によって解決することができます。
より快適な住環境を手に入れるため、音に関する悩みがある場合は防音リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
家の防音工事の方法としては主に次の3通りの方法があります。
床の防音リフォーム
マンション等の集合住宅に居住している場合、階下へ足音が響かないか気にしながら生活している人も多いでしょう。
このような床下への音漏れや振動は床の防音リフォームによって軽減することが可能です。
床の防音リフォームの方法としては床材を防音機能のある素材に張り替えたり、床材の下に遮音マットや吸音材を敷き詰めるなどの方法があります。
また、より安価で簡易的な方法として遮音カーペットを敷くといった方法もあります。
壁の防音リフォーム
床だけではなく壁を通して音が伝わることもあります。しかし多くの場合は壁そのものではなく、換気口などの隙間から音が漏れると言われています。
このような場合は換気口を防音換気口に交換することによってある程度の音漏れを防ぐことができるでしょう。
また、壁そのものに防音工事をする方法としては壁の内側に吸音材や遮音材を入れるという方法があります。
簡易的な方法としては、音漏れのする壁の前にタンスや本棚といった家具を配置するだけでも多少の防音効果があると言われています。
窓の防音リフォーム
窓を通しての音の出入りが最も多いと言われています。
特に防音機能を備えていない窓の場合は、仮に窓を閉め切っていても音が通過してしまうことがあるのです。
窓を防音する方法としてはサッシを気密性の高いものに取り替える、窓ガラスを防音機能付きのものに取り替える、内窓を取り付ける等があります。
中でも内窓の取り付けは防音効果だけでなく断熱効果も期待できるため冷暖房にかかる光熱費を節約することができるでしょう。
簡易的な方法としてはカーテンを遮音カーテンに取り換えるといった方法でもある程度の防音効果を期待できます。
リフォーム工事で家の防音!外部からの音をシャットアウト
車のエンジン音や電車の音など、外部からの音の侵入を防ぐためには、まずなぜ音が室内へ入り込んでしまうのかといった仕組みを考える必要があります。
音は空気の振動によって伝わるため、建物に隙間があればその部分から侵入してきます。
したがって、防音工事を行う場合はまず建物の隙間を探し、隙間を埋めることから始めましょう。
多くの場合、音は窓枠の隙間や換気口などの隙間を通り抜けて室内に伝わります。
音の侵入の経路が換気口からである場合は換気口を防音機能付きのものに交換しましょう。
もし換気口以外にも窓などの換気手段があるのであれば、不要な換気口は埋めてしまうのも1つの手段でしょう。
また、窓から音が浸入しているようであれば窓ガラス部分ではなく窓枠の隙間を音が通過している可能性が高いと言えます。
その場合は窓枠を防音性能の高いものに取り換えたり専用の防音材で隙間を埋めることを検討しましょう。
リフォーム工事で家の防音!内部からの音漏れを防ぐ
住宅の音に関する問題は外部から侵入してくる騒音だけではありません。
家庭内の生活音や話し声などが外部へ漏れている場合はプライバシー保護の観点からもあまり好ましくないでしょう。
また、自宅でピアノやドラムといった楽器の演奏やカラオケを楽しむことがある場合は、気付かないうちに近隣住人へ迷惑をかけていることがあるかもしれません。
近隣住民との良好な関係を保つためにも防音工事を検討しましょう。
内部からの音漏れを防ぐには、まず音の発生源と音漏れする箇所を特定する必要があります。
ピアノや歌声による音漏れの場合は壁や窓が音漏れの箇所となっている場合が多いため、特定の箇所に防音工事をすればある程度音漏れを軽減することができるでしょう。
しかし、ドラムの場合は楽器の中でも最も大きな音や振動が発生し、重量衝撃音という重低音を発するため、他の楽器や人の声に比べて防音対策が難しいと言われています。
ドラムによる音漏れを防ぐためには壁や窓だけでなく床や天井など部屋全体の防振工事や防音工事が必要となるでしょう。
全ての音に関して言えることですが、特にドラムに関しては複数の種類の防音材を重ねて利用することでより防音効果を高めることができます。
家のリフォームで防音工事をする!そのための費用
家の防音工事を行う場合、工事を行う箇所によって工事内容や工事費用はさまざまです。
せっかく防音工事を行っても防音する箇所が適切でない場合や、工事を行う業者の技術が未熟であれば防音効果も薄れてしまうでしょう。
防音工事を行う場合はそれぞれの箇所ごとの工事費用をふまえた上で、どの部分の防音工事が重点的に必要であるのかについて検討しましょう。
ここでは防音工事を行う箇所ごとにどの程度の費用が必要になるのかについてご紹介します。
床の防音工事の費用の相場
一口に床の防音工事と言っても、防音カーペットを敷くだけといった簡易的なものから、床材の交換といった大がかりなものまでさまざまな工事があります。
簡易的な方法であれば約1万円~5万円で収まる場合が多いでしょう。
一方、床材を防音性の高い床材に交換したり、床下に吸音材や遮音材を敷き詰めるといった大がかりな工事の場合は約25万円~50万円が相場のようです。
使用する防音材の種類によって性能が異なり、高性能な防音材を利用する場合はその分費用も高くなります。
壁の防音工事の費用の相場
壁を防音する方法としては、壁そのものの防音性能を高める方法と通気口を防音するという2通りの方法があります。
壁を防音する場合は壁の内部に吸音材を敷き詰めます。
その上から遮音シートや石膏ボードを被せて最後に仕上材を取り付けて完成です。
この場合の費用相場は1平方メートルあたり約3,000円~が相場でしょう。
一方、換気口の防音に関しては屋内外に付いているキャップを防音仕様のものに取り換えて防音性能を高めるという方法の他に、換気口内部に防音パイプと呼ばれる吸音材を設置するという方法があります。
費用の相場は両方合わせて約2万円~5万円です。
窓の防音工事の費用の相場
窓の防音方法もいくつかありますが、内窓を取り付けたり窓ガラスを防音性の高い合わせガラスに交換する、窓ガラスに窓用透明防音シートを貼り付ける等の方法が一般的です。
窓用防音シートを貼る工事であれば費用相場は約3万円~5万円、窓ガラスの交換であれば約5万円~13万円、内窓を取り付ける場合は約5万円~10万円が相場でしょう。
防音工事は建物や建具を作るといったものでなく、防音という特殊な目的のために行う工事です。
目には見えない音が通り抜ける箇所を特定し、隙間をしっかりと塞ぐ必要があるため工事には高い技術が求められます。
防音工事を業者に依頼する際は、過去に防音工事の実績があり信頼できる業者へ依頼するようにしましょう。
防音リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた防音リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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