マンションにトイレ2つ増設は可能?費用・補助金・管理規約の確認方法

日常生活の中で、マンションのトイレがひとつしかないことを不便に感じる時はありませんか。実は、リフォームでふたつめのトイレを増設できる可能性があります。
この記事では、増設の可否を判断する確認手順から費用相場、デメリットまでを徹底解説します。2025年最新の補助金情報や、信頼できる業者の選び方も分かります。家族みんなが快適に暮らせる住まいを実現しましょう。

2025年07月22日更新

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【マンションのトイレ増設は可能?】判断する際の確認手順

「マンションにトイレを2つ増設したいけれど、本当に可能なのだろうか」と悩んでいませんか?あなたのマンションでトイレ増設が可能かどうかは、ここで解説するステップをひとつずつ確認していくことで判断できます。これらのステップをクリアできるかどうかが、リフォームの実現を左右するため、一緒に確認していきましょう。

【STEP1】管理規約でリフォームの可否・範囲を確認

マンションでリフォームを行う際に、まず確認すべきは「管理規約」です。これは、マンションにおける個別のルールブックで、リフォームの可否や範囲、申請手続きなどが詳細に定められています。特に確認すべきポイントは、「リフォームに関する規定」の中で「専有部分」と「共用部分」の範囲がどのように定められているかです。

国土交通省が公表している「マンション標準管理規約」では、住戸内の配管(枝管)は専有部分とされていますが、それを縦につなぐ主管が通るパイプスペース(PS)は共用部分にあたるとされています。そのため、パイプスペースを壊すような工事は原則としてできません。
※参考:マンション管理について(国土交通省)

ご自身のマンションの管理規約は、入居時に受け取った冊子を確認するか、管理会社に直接問い合わせてみましょう。

【STEP2】排水方式(壁排水/床排水)の見分け方

マンションのトイレ増設では、ご自宅の排水方式が「壁排水」か「床排水」かを知ることが非常に重要です。その上で、ご自宅の排水方式に対応したトイレを選ぶ必要があります。

トイレの便器の後ろ側を見て、便器から壁に向かって太い排水管が接続されていれば、それは「壁排水」です。一方、排水管が床に隠れて見えない場合は、「床排水」である可能性が高いといえます。

「壁排水」の場合

壁排水の場合、床から排水管の中心までの高さ(排水高)も重要になりますが、これは多くの場合リフォーム会社の専門家が現地調査で正確に測定します。そのため、現時点ではご自宅のトイレがどちらの排水方式か把握できていれば問題ありません。

【STEP3】設置場所の広さ・換気・PSの位置を確認

トイレを増設するには、まず適切なスペースの確保が必要です。

トイレ設置の適切なスペース

一般的に、新しいトイレを設置するためには、最低でも幅80cm×奥行き120cm程度の広さが必要とされています。

また、建築基準法により、トイレには換気扇か窓の設置が義務付けられています。そのため、増設を検討している場所に換気扇を設置できるか、そしてそれが既存の換気ダクトに繋げられるかどうかも確認が必要です。

間取り図を見る際には、「PS」と書かれた場所にも注目してください。PS(パイプスペース)は給排水管が通る共用部分であり、原則としてこのスペースを壊してトイレを増設することはできません。

【STEP4】高層階は給水方式と水圧も確認

マンションのうち、特に高層階でタンクレストイレの設置を検討している場合、マンション全体の給水方式とご自宅の水圧が非常に重要になります。高層階では、一般的に水圧が低くなりやすく、そのままではタンクレストイレの性能を十分に発揮できない、あるいは設置自体が難しいケースも少なくありません。

このような場合の対策として、「ブースター」と呼ばれる加圧装置が内蔵されたタンクレストイレを選ぶという方法があります。また、リフォーム会社に現地調査を依頼し、正確な水圧を測定してもらうことも有効です。

【代替案】条件が厳しくても増設を諦めない方法

これまでのステップでトイレ増設が難しいと判断された場合も、まだ諦める必要はありません。一般的な方法での増設が困難な場合、「排水圧送ポンプ」という特殊な機器を利用することで、設置の可能性が広がります。

排水圧送ポンプを使用すれば、配管の勾配が取れない場所や、パイプスペース(PS)から離れた場所にもトイレを増設できる場合があります。

ただし、ポンプの作動音が多少発生することや、通常の工事よりも費用が割高になること、そして停電時には使用できない可能性がある点には注意しましょう。

費用の目安

排水圧送ポンプを使用する場合、通常の工事よりも15万円程度が加算されます。

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トイレを2つに増設するメリット

マンションにトイレを2つ増設することで、日々の暮らしはどのように快適になるのでしょうか。ここでは、トイレを増設することで得られる具体的なメリットを3つの視点から解説します。

【メリット1】朝のトイレ渋滞を解消

ファミリー層にとって、朝のトイレ渋滞は日常の大きな悩みの種ではないでしょうか。子供の成長と共に、朝の支度時間が家族で重なり、トイレの取り合いになることは少なくありません。

トイレが2つあれば、トイレ渋滞によるストレスを解消し、支度がスムーズに進むようになります。

【メリット2】将来の介護や体調不良への備え

将来的なご自身の介護や、親御さんとの同居を考えているプレシニア・シニア層にとって、トイレの増設は大きな安心につながります。

たとえば、寝室の近くにトイレを増設することで、夜中の暗い廊下を移動する際の転倒リスクを減らすことが可能です。また、介助が必要になった場合にも、介助者の身体的・精神的負担を大幅に軽減できる点でも価値があるといえるでしょう。

さらに、感染症対策としても有効です。家族の誰かがインフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかった際に、トイレを分離して使用することで、家庭内での二次感染リスクを低減する効果も期待できます。

【メリット3】来客時に気兼ねなく使える

お客様が自宅のトイレを使っている際、家族は気兼ねしてしまい、なかなかトイレを使えないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。トイレを2つに増設することで、来客用と家族用のトイレを分けることが可能になります。これにより、お客様もご家族も互いに気兼ねなくトイレを使用できるようになり、精神的な快適さが生まれます。

また、急な来客があっても、慌ててメインのトイレを掃除する必要がありません。常に清潔な来客用トイレを用意しておけば、いつでも安心してお客様を迎え入れることができるでしょう。

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トイレ増設で後悔しないためのデメリットと対策

トイレの増設には、多くのメリットがある一方で、事前に知っておくべきデメリットも存在します。ここでは、トイレの増設を検討する際に考慮すべきデメリットと、それぞれの対策について詳しく解説します。後悔しないためにも、あらかじめ理解しておきましょう。

【デメリット1】設置スペースと間取りの制約

トイレを増設するには、最低でも幅80cm×奥行き120cm程度のスペースが必要になります。マンションの場合、新たにスペースを確保するのが難しいため、クローゼットや廊下の一部を改修して設置するケースが多く見られます。その結果、既存の収納スペースが減ったり、生活動線が狭くなったりする可能性を考慮しなくてはなりません。

このデメリットへの対策としては、コンパクトな奥行きの短いタンクレストイレを選ぶことで、限られた空間を有効活用できます。また、開閉にスペースを取らない引き戸を採用することも、間取りの制約を軽減する有効な工夫のひとつです。

【デメリット2】リフォーム費用と工事の手間

トイレ増設のリフォームでは、トイレ本体の代金に加え、給排水管の延長・新設工事、電気工事、そして壁や床の内装工事など、多岐にわたる費用が発生します。特に、配管工事の難易度によって、費用は大きく変動します。

また、工事期間中は騒音が発生したり、業者の出入りがあったりするため、少なからず日常生活に影響が出ることも考慮しなければなりません。

このデメリットへの対策としては、後述する補助金制度を賢く活用することが挙げられます。また、複数のリフォーム業者から見積もりを取得し、内容を比較検討することで、適正な価格で信頼できる業者を選ぶことが重要です。

【デメリット3】掃除の手間が2倍になる

トイレを増設することにより、掃除の手間が増えてしまいます。特に、来客用など使用頻度が低い方のトイレは、意識的に掃除をしないと汚れが溜まりやすくなるため注意が必要です。

このデメリットへの対策としては、日々の掃除を楽にする機能が付いたトイレを選ぶことが有効です。たとえば、汚れが溜まりにくいフチなし形状の便器や、水を流すたびにきれいになる自動洗浄機能が付いたトイレを選ぶことで、掃除の手間を軽減し、常に清潔な状態を保ちやすくなります。

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マンショントイレ増設リフォームにかかる費用の目安

マンションのトイレ増設にかかる費用は、工事内容によって大きく変動しますが、総額の目安は35万〜170万円です。以下の表は、各費用の一般的な相場となります。

マンションにおけるトイレ増設の費用相場
内訳費用相場
トイレ本体10万〜50万円
新規壁の造作・クロス貼り10万〜40万円
床材張り3万〜10万円
照明の新設2万〜10万円
電気工事3万〜10万円
給排水工事5万〜40万円
産業廃棄物処理2万〜10万円

なお、上記の費用はあくまで目安であり、選ぶトイレの種類や既存の配管状況、間取り変更の有無、使用する建材のグレードなどによって大きく異なります。特に、給排水工事は、既存のパイプスペース(PS)から増設場所までの距離が長くなるほど配管工事が大掛かりになり、費用が高くなる傾向にあります。

正確な費用を把握するには、あらかじめ業者に現地調査してもらった上で、正式な見積もりを取得しましょう。

>>トイレのリフォームを検討する

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【2025年】トイレの増設で活用できる補助金制度

マンションのトイレ増設は、まとまった費用がかかるリフォームです。しかし、国や地方自治体では、リフォーム費用の一部を補助してくれるさまざまな制度が用意されています。これらの補助金制度を賢く活用することで、費用負担を大幅に軽減することが可能です。

利用できる可能性がある制度は、大きく分けて「国の制度」と「自治体の制度」の2種類があります。それぞれの制度について、概要や注意点などをくわしくみていきましょう。

【国の制度1】子育てグリーン住宅支援事業

国の代表的な補助金制度のひとつに、「住宅省エネ2025キャンペーン」の中核事業である「子育てグリーン住宅支援事業」があります。この制度は、子育て世帯や若者夫婦世帯など全世帯を対象としており、省エネ住宅の取得やリフォームを支援するものです。

対象となるリフォーム内容と補助金額
リフォーム内容補助金額
(1台につき)
節水型トイレ
(掃除機能あり)
2.3万円
節水型トイレ
(掃除機能なし)
2.1万円

なお、トイレ工事単体では補助金申請ができず、内窓の設置や断熱改修などほかの対象工事と組み合わせた上で、合計補助額を5万円以上にする必要があります。

補助対象になるケース(OK例)

トイレ交換(2.3万円)+内窓設置(2.8万円)=合計5.1万円

→ 5万円を超えたため申請可能

補助対象にならないケース(NG例)
  • トイレ交換(2.3万円)+手すり設置(0.5万円)=合計2.8万円
    • 5万円に満たないため申請不可

このように、ほかの工事との「合わせ技」が、補助金を賢く活用する鍵となります。

>>住宅省エネ2025キャンペーンについてくわしくみる

【国の制度2】長期優良住宅化リフォーム推進事業

もうひとつの国の主要な補助金制度として、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」があります。この制度は、既存住宅の性能向上を目的としたリフォームを支援するものです。

トイレの増設が直接的な補助対象となるケースは限られますが、「三世代同居対応改修工事」など、特定の要件を満たすリフォームと組み合わせることで、補助対象となる可能性があります。

ただし、この制度は申請条件が多岐にわたるため、利用を検討する際には、必ずリフォーム会社によく相談し、自身のケースが対象となるかを確認することが欠かせません。

【自治体の制度】お住まいの市区町村の補助金

国の制度とは別に、お住まいの市区町村が独自にリフォームに関する補助金制度を設けているケースがあります。これらの自治体による補助金は、地域ごとの特色や政策に応じて内容が大きく異なるのが特徴です。中には、バリアフリー改修や省エネ改修の一環として、トイレの増設や改修が補助対象となる場合もあります。

なお、制度の有無や補助金の詳細な内容は自治体によって大きく異なるため、あらかじめご自身の市区町村の情報を確認することが重要です。

自治体の補助金制度を確認する方法

「〇〇市 トイレ リフォーム 補助金」のように、お住まいの自治体名を入れてインターネットで検索してみてください。また、各自治体のウェブサイトや担当窓口でも詳細を確認できます。

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マンションリノベーションでトイレを2つにする際の流れ

マンションでトイレを2つに増設するリフォームは、思い立ってから実際に工事が完了するまで、いくつかの重要なステップを踏む必要があります。ここでは、リフォームの検討開始から工事完了までの流れを解説します。具体的なステップを理解し、リフォームをスムーズに進められるようにしましょう。

【STEP1】リフォーム会社への相談・現地調査

マンションにトイレを増設するリフォームの第一歩は、複数のリフォーム会社に相談し、現地調査を依頼することから始まります。この段階では、希望する場所へのトイレ増設が技術的に可能かどうか、またおおよそどれくらいの費用がかかるのかといった概算を確認することが主な目的となります。

専門家による現地調査で、配管ルートや床下のスペース、マンションの構造などを詳しく見てもらいましょう。

【STEP2】見積もり取得とプラン比較

現地調査が終わったら、次に複数のリフォーム会社から詳細な見積もりと具体的なリフォームプランを取得するステップへと進みます。この段階では、提示された費用だけでなく、各社からの提案内容や担当者の対応の丁寧さや信頼性、そして工事後の保証内容などを総合的に比較検討することが重要です。

また、不明な点があれば遠慮せずに質問し、納得できるまで相談することも大切です。複数の選択肢を比較することで、ご自身の希望に最も合った、納得のいくリフォーム会社とプランを見つけることができるでしょう。

【STEP3】管理組合へのリフォーム申請

リフォーム会社との打ち合わせが進み、具体的な工事内容が固まったら、次にマンションの管理組合へリフォームの申請を行います。マンションでは、共用部分に影響を与える可能性のあるリフォームについて、管理規約に基づいた申請と承認が必要です。

申請の際は、管理規約で定められた申請書類を用意しましょう。承認には数週間かかる場合もあるため、余裕を持って早めに手続きを進めることが重要です。

なお、管理組合への説明に不安を感じる方は、以下のテンプレートを参考にしましょう。

管理組合への説明テンプレート
  • 工事目的
    • 家族構成の変化に伴い、快適な生活空間を確保するため、トイレの増設を計画しています。
  • 工事場所
    • リビング隣接の洋室の一部、サービスルームなど
  • 予定工期
    • 〇年〇月〇日 ~ 〇年〇月〇日 (約〇週間)
  • 施工業者
    • 〇〇リフォーム株式会社
  • 連絡事項
    • 騒音や振動など、居住者の皆様にご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払いながら工事を進めます。ご不明な点がございましたら、施工業者または当方までご連絡ください。

【STEP4】契約・着工・完成

管理組合の承認が下りたら、いよいよリフォーム会社と正式に契約を結ぶ段階です。契約書には、工事内容の詳細や最終的な金額、工期、そしてアフターサービスや保証内容なども明記されています。後々のトラブルを避けるためにも、これらの内容を十分に確認し、疑問点があれば納得いくまで質問してから署名・捺印することが非常に重要です。

契約後は、いよいよ着工です。まずはリフォーム会社が近隣住民の方々へ工事の挨拶を行い、共用部分や私有部分に養生を施します。その後、本格的な工事が始まり、新たなトイレの設置や内装工事などが進められます。

工事が完了したら、最終的な仕上がりを確認する引き渡しが行われます。不具合がないか細部までチェックし、問題がないことを確認しましょう。

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【製品比較】マンション向けのおすすめ省スペーストイレ

マンションのトイレリフォームでは、既存の排水方式に合わせた「壁排水への対応」と、限られたスペースを有効活用するための「省スペース性」が製品選びの重要なポイントとなります。

ここでは、主要メーカーである「TOTO」「LIXIL」「Panasonic」から、これらの条件を満たす代表的なモデルを厳選してくわしく解説します。

以下の表を参考に、それぞれの製品の特徴や強みを見ていきましょう。

モデル名
(メーカー
壁排水への対応
(対応排水高)
本体の奥行き
(寸法)
価格帯の目安
(便座別・工事費別)
清掃性の特徴
ピュアレストQR
(TOTO)

(120mm/155mm)
760mm5万円~
(実売価格)
セフィオンテクト
・トルネード洗浄
・フチなし形状
アメージュ
(LIXIL)

床上排水155mm)
760mm4.5万円~
(実売価格)
・ハイパーキラミック
・パワーストリーム洗浄
アラウーノV
(Panasonic)

(120mm/155mm)
700mm7万円~
(実売価格)
・有機ガラス系新素材
・スキマレス設計
・フチなし形状

【高い対応力と節水性】ピュアレストQR(TOTO)

TOTOのピュアレストQRは、スタンダードながらも高い機能性を誇る人気の組み合わせ便器です。

最大の特徴は、マンションでよく見られる壁排水120mmと155mmの両方に対応できる点です。これにより、既存の排水位置に左右されにくく、リフォームの選択肢が広がります。

また、TOTO独自の「トルネード洗浄」は、渦を巻くような強力な水流で便器全体を効率よく洗い流し、少ない水量での高い節水性を実現。さらに、汚れが付きにくい「セフィオンテクト」や「フチなし形状」といった機能により、掃除の手間を減らす効果も期待できます。

機能性と対応力を兼ね備えながらも、比較的リーズナブルな価格帯であるため、費用を抑えつつ質の高いトイレを導入したい方におすすめのモデルといえるでしょう。

【コンパクト設計で狭い空間に最適】アメージュ(LIXIL)

LIXILの主力製品であるアメージュは、限られたスペースのマンションリフォームに最適なモデルです。

その大きな特徴は、コンパクトな設計です。奥行きは約760mmと標準的ですが、壁排水155mmにも対応する設計で、狭いトイレ空間にもすっきりと設置しやすく、空間を有効活用できます。

また、少ない水でも便器内を強力に洗い流す「パワーストリーム洗浄」を搭載しており、高い節水性を保ちつつ、しっかりと汚れを落とすことが可能です。さらに、便座のフチを丸ごとなくした「フチレス形状」は、サッとひと拭きでお手入れが完了するため、日々の掃除が格段に楽になります。

機能性や清掃性、そして省スペース性を兼ね備えたアメージュは、マンションのセカンドトイレ増設に適しているといえるでしょう。

【タンクレストイレで見た目もすっきり】アラウーノV(Panasonic)

PanasonicのアラウーノVは、タンクレストイレならではのすっきりとしたデザインが魅力のモデルです。タンクがないため、見た目が非常にコンパクトで、狭いマンションのトイレ空間でも圧迫感が少なく、実際よりも広く感じられる効果があります。

最大の特徴は、陶器ではなく、Panasonic独自の「有機ガラス系新素材」を採用している点です。これにより、水アカがつきにくく、汚れがこびりつきにくいため、普段のお手入れが容易になります。また、便座のつなぎ目やフチの隙間が少ない「スキマレス設計」も、清掃性をさらに高めています。

水圧の確認が必要

タンクレストイレの設置には、一定の水圧が必要であり、水圧が低いマンションの場合は正常に作動しない可能性があります。そのため、アラウーノVの導入を検討する際は、事前にリフォーム会社やメーカーに相談し、ご自宅の水圧環境で設置可能かどうかを確認することが必須です。

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【Q&A】マンションのトイレ増設に関するよくある質問

マンションをリノベーションするときにトイレの増設は可能ですか?

マンションでのトイレ増設は可能です。ただし、戸建てと異なり、マンション特有の制約がいくつかあります。
最も重要なのは、管理規約の確認です。マンションの管理規約で水回りの増設が許可されているか、また配管工事に関する規定がないかを事前に確認する必要があります。また、配管ルートを確保できるかどうかも、トイレ増設の可否に関わるため、リフォーム会社に相談し、現地調査をしてもらうことが欠かせません。

マンションのトイレは専有部分ですか?

マンションのトイレは、基本的に専有部分にあたります。
トイレの便器やタンク、給水管や排水管の「枝管」(専有部分内に引き込まれた部分)は、個々の住戸に属するため「専有部分」となります。

共用部分について

排水立て管(縦に通っている太い排水管)やその周辺の構造は、「共用部分」となります。これらの共用部分に関わる工事は、管理規約によって制限されたり、管理組合の承認が必要になったりするため注意しましょう。

信頼できるリフォーム業者を選ぶ際のポイントは?

マンションでのトイレ増設は、専門知識と経験が必要なリフォームです。以下の5つのポイントを参考にして、信頼できるリフォーム業者を選びましょう。

信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント
  1. マンションでのトイレ増設実績は豊富か
  2. 専門的な資格を持つスタッフが在籍しているか
  3. こちらの要望に寄り添った提案をしてくれるか
  4. 見積もりの内訳は詳細で明確か
  5. 工事後の保証やアフターサービスは充実しているか
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【まとめ】マンションのトイレ増設は管理会社への確認が必須

この記事では、マンションにおけるトイレの増設可否を確認する方法や増設にかかる費用、補助金制度など、増設を検討する際に知っておくべき重要なポイントを解説しました。

マンションのトイレ増設は、より快適な住まいを実現するための有効な手段ですが、戸建てに比べて制約が多いのも事実です。

これらのポイントをしっかり押さえ、マンションリフォームに精通した信頼できるプロに相談することで、理想とする住環境を実現できます。まずは、複数のリフォーム会社に相談し、具体的な可能性を探ってみることから始めてみましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】SFA Japan 株式会社

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