汲み取り式トイレから簡易水洗トイレに取替える工事費用はいくら?簡易水洗の特徴を紹介!

汲み取り式トイレから簡易水洗への改修前後と、工事費用30万~60万円、臭い・衛生面の改善を伝える比較

汲み取り式トイレから簡易水洗トイレへのリフォーム費用は、30万〜60万円が目安です。簡易水洗トイレは、下水道に接続せず少量の水で汚物を便槽へ流すため、汲み取り式の仕組みを残しながら臭いや衛生面を改善できます。この記事では、簡易水洗トイレの仕組みやメリット・デメリット、人気メーカーの商品、交換時の注意点を解説します。

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簡易水洗30万〜60万円、公共下水40万〜100万円、浄化槽100万〜180万円の改修費用比較
簡易水洗・公共下水・浄化槽の改修費用比較

簡易水洗トイレの仕組み

大便器と小便器から便槽までの給水管・排便管、臭突、臭突ファン、フラッパー、汲み取り位置を示した簡易水洗トイレの構造図
簡易水洗トイレの構造と配管

簡易水洗トイレとは、下水道が整備されていない地域でも、水洗トイレのように使用できる汲み取り式トイレの一種です。汲み取り式トイレは、便器の下にある便槽へ排泄物をため、バキュームカーで定期的に汲み取ります。代表的なものは、いわゆる「ぼっとん便所」や、工事現場・イベント会場に設置される仮設トイレです。近年は衛生面や臭気の問題から水洗化が進んでいますが、下水道が未整備であったり、排水先を確保できなかったりする地域では、汲み取り式トイレが今も使われています。簡易水洗トイレは、汲み取り式トイレと水洗トイレの中間にあたる方式です。汚物を水で流せる一方、下水道には接続せず、便槽にためて汲み取ります。

少量の水で汚物をフラッパーから便槽へ流し、定期的に汲み取る簡易水洗トイレの仕組み
簡易水洗トイレの仕組み
トイレの種類汚物の処理方式
汲み取り式トイレ(簡易水洗トイレ)水洗し、便槽にためて汲み取る
汲み取り式トイレ(ぼっとん便所)そのまま便槽にためて汲み取る
水洗トイレ(浄化槽)水洗し、浄化槽を通して水路等へ排水
水洗トイレ(公共下水)水洗し、公共下水へ排水
トイレの処理方式
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簡易水洗トイレのメリット

簡易水洗トイレには、以下のように多くのメリットがあります。

臭いの軽減、見た目の改善、工事費の抑制、災害時の使いやすさ、節水効果、温水洗浄便座への対応を示す図解
簡易水洗トイレの6つのメリット

【メリット1】衛生的で臭いも軽減できる

簡易水洗トイレの最大のメリットは、汲み取り式トイレに比べて衛生的で、臭いも少ないことです。使用するたびに汚物を水で流すため、便器に汚れが付着しにくく、掃除の負担を軽減できます。また、フラッパーと呼ばれる弁が閉じて便槽からの臭いを遮断するため、トイレを快適に使いやすくなります。

【メリット2】見た目を改善できる

最新の簡易水洗トイレの外観は、一般的な水洗トイレとほとんど変わりません。そのため、インテリアに馴染み、来客時も気兼ねなく使用できます。

【メリット3】設置が容易で工事費用も少ない

簡易水洗トイレは、下水道への接続工事や浄化槽の設置工事が不要なため、工事費用を抑えやすい方式です。公共下水道や浄化槽の排水路が整備されていない地域でも導入できます。

【メリット4】災害時に利用しやすい

簡易水洗トイレは、災害による停電や断水時でも、汲み取り式トイレと同様に使用できる場合があります。備蓄した水で一定期間使えるため、災害時にも対応しやすい方式です。

【メリット5】節水効果が高い

簡易水洗トイレの1回あたりの使用水量は、製品や操作時間によって約0.15〜0.5リットルです。一般的な水洗トイレよりも少ない水量で汚物を流せるため、水の供給に制約がある環境でも使いやすいでしょう。

【メリット6】暖房便座や温水洗浄便座も設置できる

簡易水洗トイレには、暖房便座や温水洗浄便座(ウォシュレット)を取り付けられるタイプもあります。対応製品を選べば、寒い季節の負担や排泄後の拭き取り負担を軽減できます。

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簡易水洗トイレのデメリット

簡易水洗トイレには、主に6つのデメリットがあります。

汲み取りの必要性、残る臭い、故障、ランニングコスト、凍結、維持管理の6つのリスクを示す図解
簡易水洗トイレの6つのデメリット

【デメリット1】汲み取りが必要

簡易水洗トイレも、汲み取り式トイレと同様に定期的な汲み取りが必要です。汚物を流す水も便槽にたまるため、同じ便槽を使う場合は、従来の汲み取り式トイレより汲み取りの頻度が高くなる可能性があります。使用頻度や家族の人数によっては、月1〜2回の汲み取りが必要になることもあるでしょう。

【デメリット2】臭いが多少ある

簡易水洗トイレは、水洗しない汲み取り式トイレに比べて臭いを大幅に軽減できますが、水洗トイレに比べれば多少の臭いが感じられることがあります。

【デメリット3】故障のリスクがある

簡易水洗トイレでは、フラッパーやバルブ、臭突ファンなどの機械部品が使われています。これらの部品が故障すれば、さまざまなトラブルが発生しかねません。たとえば、フラッパーが正常に閉まらなければ、便槽からの臭気が逆流したり害虫が侵入する恐れがあります。

【デメリット4】ランニングコストが増加する

簡易水洗トイレは、汚物を水で流すため、水道代がかかります。流した水が便槽にたまることで汲み取りの頻度も上がり、従来の汲み取り式トイレよりランニングコストが増える傾向があります。

【デメリット5】凍結のリスクがある

簡易水洗トイレは水を使用するため、配管の凍結に注意が必要です。凍結すると水が流れなくなり、最悪の場合は配管が破裂する可能性もあります。寒冷地では、配管に保温材を巻いたり、トイレに凍結防止ヒーターを設置したりする必要があるかもしれません。

【デメリット6】維持管理の手間がかかる

簡易水洗トイレでは、便器の清掃に加え、フラッパーやバルブなどの機械部品、配管、便槽の定期点検が必要です。水洗機能と汲み取り機能の両方を維持管理する手間がかかります。

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簡易水洗トイレの工事費用

簡易水洗トイレの工事費用は、本体の交換が15万〜40万円、汲み取り式トイレからの改修が30万〜60万円です。工事内容ごとの費用を詳しく見ていきましょう。

トイレ工事の種類費用相場
簡易水洗トイレの本体交換15万〜40万円
汲み取り式トイレから簡易水洗トイレへの改修30万〜60万円

汲み取り式トイレから水洗トイレへの工事費用

簡易水洗トイレへの改修費用と比較できるよう、汲み取り式トイレから水洗トイレへ改修する場合の費用も確認しておきましょう。

トイレ工事の種類費用相場
汲み取り式トイレから水洗トイレへの改修(浄化槽を利用する場合)100万〜180万円
汲み取り式トイレから水洗トイレへの改修(公共下水を利用する場合)40万〜100万円

簡易水洗トイレの本体交換費用

簡易水洗トイレの本体交換にかかる費用は、15万〜40万円が目安です。すでに簡易水洗トイレを使用していれば、便槽や給水設備をそのまま利用できるため、交換費用を抑えやすくなります。本体のグレードやオプションによって費用は変わり、暖房便座や温水洗浄便座を採用すると、電気工事が必要になる場合があります。配管を改修する場合も追加費用がかかります。

汲み取り式トイレから簡易水洗トイレへのリフォーム

汲み取り式トイレから簡易水洗トイレに改修する費用相場は、30万〜60万円です。既存の便槽や臭突を利用できれば費用を抑えやすい一方、便槽の交換や床・壁の内装工事が必要な場合は高くなります。簡易水洗トイレにするためには給水工事が必要で、配管が長い場合も追加費用がかかります。既存の便槽を利用する場合は、状態と容量を事前に確認しましょう。

便槽の状態と容量、給水配管の距離、臭突の再利用、床と壁の工事範囲を確認する図解
簡易水洗トイレへの改修前チェック

簡易水洗トイレへの改修と水洗トイレへのリフォーム費用の比較

汲み取り式トイレを簡易水洗トイレへ改修する場合と、水洗トイレへ改修する場合には、以下のような違いがあります。

簡易水洗30万〜60万円、公共下水40万〜100万円、浄化槽100万〜180万円の改修費用比較
簡易水洗・公共下水・浄化槽の改修費用比較
改修方法費用相場主な違い
簡易水洗トイレへ改修30万〜60万円既存の便槽を利用できるため、工事費を抑えやすい。ただし、改修後も定期的な汲み取りが必要
水洗トイレへ改修(公共下水)40万〜100万円宅内の排水管を公共下水へ接続する。公共桝の有無や配管距離によって費用が変わる
水洗トイレへ改修(浄化槽)100万〜180万円浄化槽の設置工事が必要。設置後は保守点検・清掃・法定検査の費用がかかる

※ 費用は建物や便槽の状態、配管距離、内装工事の範囲などによって変動します。

浄化槽方式では設置費に加えて定期的な維持費がかかり、公共下水方式では引き込みや公共桝の設置状況によって費用が変わります。そのため、簡易水洗トイレへの改修は、初期費用を抑えやすい方法といえるでしょう。

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簡易水洗トイレメーカーの人気商品(2026年8月)

主な簡易水洗トイレをメーカー別に紹介します。

【LIXIL】トイレーナR

LIXILの「トイレーナR」は、二重防臭構造のフラッパーを備え、洗浄と補水を一つのレバーで操作できます。取替用ソケットが用意されており、他社製の多くのトイレから交換可能です。LIXILの温水洗浄便座「シャワートイレ」シリーズにも対応しています。

参考商品価格145,500円(TWC-3/BW1+手洗付タンクTWT-3B/BW1、税抜・便座別売)
1回あたりの使用水量0.35リットル(レバー1回)
その他の特徴・温水洗浄便座「シャワートイレ」シリーズを取り付け可能
・二重構造フラッパー
・一般・寒冷地併用

※ 参考:LIXIL 2026住宅設備機器総合カタログ8月価格改定版

【ダイワ化成】フルオートトイレ

ダイワ化成の「フルオートトイレ」は、簡易水洗トイレでは日本初の全自動便器です。着座を感知して自動洗浄し、前洗浄と後洗浄も利用できます。プラズマクラスターイオンで除菌して臭いの発生を抑えるほか、省エネ温水シャワー、温風乾燥、便ふたの自動開閉など、一般的な水洗トイレに近い機能を備えています。

参考商品価格365,600円(FGR11-EA24A・温水洗浄便座DCW-EA24Aセット、税抜)
1回あたりの使用水量大:0.5リットル
小:0.35リットル 
その他の特徴・温水洗浄便座のセット品あり
・センサー式自動洗浄
・便鉢内プラズマクラスター除菌
・便ふた自動開閉
・温風乾燥機能
・便鉢内と床面を照らすライト点灯

※ 参考:ダイワ化成 商品価格一覧

【アサヒ衛陶】ニューレット

アサヒ衛陶の「ニューレット」は、フラッシュバルブ方式を採用したタンクレスの簡易水洗トイレです。使用後にプッシュボタンを押すと水が流れ、少量の水で便器を洗える節水仕様になっています。省スペース性に優れた、すっきりとしたデザインも特徴です。

参考商品価格204,000円(AF50L841・温水洗浄便座セット、税抜)
1回あたりの使用水量毎秒約0.15リットル(0.2MPa時)
その他の特徴・温水洗浄便座のセット品あり
・タンクのないフラッシュバルブ方式で節水仕様
・少量の水で流せる独自のオートフラッパー
・ウォーターダスターで便鉢内を簡単洗浄

※ 参考:アサヒ衛陶 簡易水洗トイレ

【ネポン】プリティーナ

ネポンの「プリティーナ」は、ジェット噴射ノズルによる洗浄力と節水を両立した簡易水洗トイレです。手洗い付きタンク、暖房便座、温水暖房便座、洗浄ガンなどのオプションが用意されています。

参考商品価格262,000円(ATW-50WX・温水洗浄便座セット、税抜)
1回あたりの使用水量0.35リットル(レバー1回)
その他の特徴・温水洗浄便座・暖房便座のセット品あり
・手洗い付き・なしを選択可能
・寒冷地向け品あり

※ 参考:ネポン プリティーナ

【ジャニス工業】簡易水洗便器ジャレット

ジャニス工業の簡易水洗便器ジャレット(オフホワイト)
出典:ジャニス工業「ジャレット」

ジャニス工業の「ジャレット」は、ゆったり座れる大型のエロンゲートサイズと、独自のフラッパーが特徴です。シーソー式のバルブを採用し、洗浄時には開いて洗浄後に自動的に閉じるため、便槽からの臭いを防ぎます。

参考商品価格手洗付160,000円/手洗なし156,000円(SC97+ST96A+普通便座NC822W、税抜)
1回あたりの使用水量0.35リットル(レバー1回)
その他の特徴・温水洗浄便座・暖房便座のオプションあり
・シーソー式バルブ

※ 参考1:ジャニス工業 商品ラインナップ
※ 参考2:ジャニス工業 2026年4月版カタログ(ジャレット)

【ロンシール機器】ロンクリーン

ロンシール機器の「ロンクリーン DX-570」は、ウォータープレッシャーシステムにより、少ない水量でも便器を洗浄できる現行のスタンダード洋式便器です。温水洗浄便座や暖房便座、手洗いの有無などを選べます。

参考商品価格299,000円(DX-570 P/N・温水洗浄便座MB32セット、税抜)
1回あたりの使用水量0.25〜0.45リットル(任意)
その他の特徴・温水洗浄便座・暖房便座のオプションあり
・バランス便皿方式フラッパー
・掃除しやすい一体リム型の便器

※ 参考1:ロンシール機器 ロンクリーン商品一覧
※ 参考2:ロンシール機器 カタログ(2026年7月版)

【ダイワ化成】ストール小便器 GT

ダイワ化成の簡易水洗小便器 GT-5SS(ピュアホワイト)
出典:ダイワ化成「ストール小便器 GT」

ダイワ化成の「ストール小便器GT」は、簡易水洗と本水洗の両方に対応する小便器です。中型と小型の2サイズがあり、水栓金具は自動水栓を含む4種類から選べます。掃除しやすいシンプルなデザインも特徴です。

参考商品価格144,000円(GT-5SS・センサー式自動水栓・電池仕様、税抜)
その他の特徴カラン・フラッシュバルブ・電磁バルブ・センサー式自動水栓から選択可能

※ 参考:ダイワ化成 ストール小便器GT

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簡易水洗トイレに温水洗浄便座(ウォシュレット)は使える?

簡易水洗トイレにも、温水洗浄便座(ウォシュレット・シャワートイレ)を取り付けられます。ただし、便槽の容量、電源、便器との適合を確認する必要があるため、設置前に専門業者へ相談しましょう。

温水洗浄便座の設置前に便槽容量、アース付きコンセント、便器との適合を確認する図解
簡易水洗トイレに温水洗浄便座を付ける際の確認事項

【注意点1】汲み取り頻度が増加する

温水洗浄便座で使った水も便槽に流れ込むため、汲み取りの頻度は高くなります。増加する水量は、製品の流量や使用時間によって異なります。便槽容量は、温水洗浄便座を使わない場合は1人あたり月100リットル、使う場合は月120リットルを目安に、家族の人数や汲み取り間隔に合わせて選びましょう。

【注意点2】電源を確保する

温水洗浄便座には、機種の定格に合ったAC100Vのアース付きコンセントが必要です。便座の近くにコンセントがない場合やアース端子がない場合は、電気工事を行います。消費電力が大きい瞬間式の便座や、同じ回路でほかの家電を使用して容量が不足する場合は、専用回路が必要になることもあるため、設置前に電気工事業者へ確認しましょう。

※ 参考:LIXIL シャワートイレの電源コンセント設置

【注意点3】適合製品を選択する

簡易水洗トイレごと交換する場合は、温水洗浄便座とのセット品を選ぶと適合確認がしやすくなります。既存の便器へ後付けする場合は、便器と便座の適合を事前に確認してください。LIXILの「シャワートイレ」シリーズには、簡易水洗トイレ「トイレーナ」に対応し、節水機能を備えた製品があります。

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簡易水洗トイレのトラブルや修理方法

簡易水洗トイレで起こりやすいトラブルと、その対処法を紹介します。

フラッパーが閉まらない

フラッパーは、便槽から悪臭や害虫が上がってくるのを防ぐ装置です。汚れが詰まって開閉できなくなった場合は、清掃や調整を行います。フラッパーを作動させる部品が故障している場合は、専門業者による修理・交換が必要です。

汚物が詰まったり水が流れにくい

汚物の詰まりや水の流れが悪い場合、以下の原因が考えられます

【原因1】トイレ内部や配管の詰まり

汚物やトイレットペーパーを一度に多く流したり、異物を流したりすると、便器内部や便槽までの配管が詰まることがあります。市販のラバーカップ(スッポン)で解消できない詰まりは、専門業者による清掃が必要です。

【原因2】便槽の満タン

便槽が満タンになれば当然、汚物や水は流れずに溢れてしまいます。速やかに業者に依頼し、汲み取りを行いましょう。

水漏れや水が止まらない

水漏れや水が止まらない場合、以下の原因が考えられます

【原因1】フロート部品やペダルの故障

水タンクのフロートやレバー、ペダルは、故障や汚れによって動きが鈍くなることがあります。清掃や調整で直らない場合は、部品を交換しましょう。パッキンの劣化による水漏れは、パッキンを交換して修理します。

【原因2】給水配管の不具合

トイレに水を供給している給水管の接続部分や、配管の破損によって水漏れを起こすことがあります。特に、寒冷地で凍結する場合に起こりやすい不具合です。配管が水漏れを起こしたら、専門業者に修理を依頼しましょう。

臭突ファン(換気扇)の故障

臭突の先端に取り付けた臭突ファンが故障すると、換気できずに悪臭が発生することがあります。故障している場合は、臭突ファンを交換します。

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汲み取り式トイレはいつまで使える?

下水道法では、公共下水道の供用が開始された「処理区域」にある建物の所有者は、処理開始の公示日から3年以内に、汲み取り式トイレを公共下水道へ直結する水洗トイレへ改造しなければならないと定められています。3年を過ぎると、公共下水道管理者から期限を定めて改造を命じられる場合があります。ただし、建物の撤去・移転予定がある場合や資金調達が難しい場合など、相当の理由が認められるときは、命令の対象外となることがあります。

簡易水洗トイレの工事を検討する際は、下水道の供用開始時期、接続義務、融資・助成制度を自治体の下水道担当窓口へ確認しましょう。近いうちに水洗化する予定がある場合は、将来の水洗化に対応できる現行品かどうかも確認してください。

※ 参考:e-Gov法令検索 下水道法

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【Q&A】簡易水洗トイレのリフォームに関するよくある質問

簡易水洗トイレの工事期間はどれくらい?

汲み取り式トイレを簡易水洗トイレに改修する工事期間は、通常2〜5日が目安です。ただし、便槽の交換や大規模な配管工事、床・壁の補修が必要な場合は、1週間以上かかることもあります。

簡易水洗トイレに使える補助金はある?

2026年8月時点で、簡易水洗化だけを対象とする全国一律の補助制度は確認できません。要支援・要介護認定を受けた方が、和式便器を洋式便器へ取り替える場合は、介護保険の住宅改修費を利用できる可能性があります。支給限度基準額は生涯20万円で、給付は原則9割、所得に応じて8割または7割です。ただし、非水洗便器を簡易水洗便器にする工事のうち、簡易水洗化にかかる給排水設備工事などは対象外です。原則として工事前の申請が必要なため、着工前にケアマネジャーと自治体へ相談しましょう。また、自治体によっては公共下水への接続工事に融資や助成を設けている場合があります。

※ 参考1:厚生労働省 介護保険における住宅改修
※ 参考2:厚生労働省 住宅改修の給付対象範囲

簡易水洗トイレをDIYで設置できる?

簡易水洗トイレへの改修や交換は、便器と便槽の適合確認、給水配管、排便管、換気設備などの施工が必要なため、DIYには向きません。給水装置を新設・変更する工事は、地域の水道事業者が指定する工事事業者へ依頼する必要がある場合があります。便器の施工条件や自治体のルールも確認し、簡易水洗トイレの施工実績がある専門業者へ依頼しましょう。

簡易水洗トイレは凍結のおそれがある?

簡易水洗トイレでは、トイレ室内が0℃以下になるとタンクや配管内の水が凍結して水が出なくなったり、器具が破損するおそれがあります。特に寒冷地では、配管の断熱やトイレ室内の暖房、不使用時の水抜きなどの対策が必要です。凍結防止ヒーターを設置するのも効果的です。

便槽の大きさはどれくらい?

月1回の汲み取りを想定する場合、便槽容量は温水洗浄便座を使わなければ1人あたり月100リットル、使う場合は1人あたり月120リットルが目安です。4人家族なら、温水洗浄便座なしで400リットル、ありで480リットルを目安にします。来客が多い家庭や、汲み取り間隔が1か月を超える地域では、余裕のある容量を選びましょう。

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