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2019年01月31日更新
急な階段の勾配・傾斜を緩やかにリフォームする費用・価格の相場は?
勾配が急な階段の傾斜の変更リフォームは、間取りの変更が発生するため費用が高額になる事があります。時に100万円以上の費用が必要となる事もある傾斜変更リフォームですが、相場費用の最低価格を知っておき、適正な価格かどうかを見極めるようにしましょう。
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- 監修者明堂浩治
目次
階段の勾配を緩やかにリフォームするのにかかる費用の相場
築年数が古い住宅は、階段が急勾配になっている事が多く、バリアフリーの観点からも、傾斜を緩やかにする介護リフォームが欠かせません。急な階段の傾斜の変更には様々な方法がありますが、比較的リフォーム費用は高くなる傾向にあります。

住宅の階段に必な幅と高さ
住宅用の階段は、1段あたり最低でも150mm以上の踏み面積が必要です。さらに、1段あたりの高さは230mm以下にするよう「建築基準法施行令」で定められています。条件によって変わってきますが踊り場に関しても750mmもしくは1200mm以上のスペースを確保しなくてはなりません。緩やかな勾配の階段は、この基準値を十分にクリアした寸法にしましょう。
傾斜の変更に伴う間取りの制約
階段の傾斜を変更すると、1段の奥行きを増やし、段数を増やす事になるため、必然的に階段の長さも増えます。勾配変更リフォームの場合、最低でも、約900mmの追加スペースが発生します。傾斜の変更には、階段全てを架け替えるリフォームを行わなくてはなりません。
建物の強度や構造部の位置に注意
階段リフォームは、階段が長くなる分、床や天井の解体工事が発生します。その際、家の強度を守っている壁や柱、梁などに階段スペースが干渉してしまうと、工事を行なう事ができません。また、急な階段の出入口のすぐ目の前が壁になっている場合は、約900mmの追加スペースを設置できない事もあります。
階段全体を架け替えるリフォームの場合

階段全体の架け替えは、約130〜200万円のリフォーム費用が発生します。既存の急な階段を一旦解体し、階段の組み立てや、階段が増える床の補修工事を行ないます。
階段架け替えに発生する工事
・既存階段の撤去解体費用…約15万円(14段の直階段の場合)
・天井解体費用…約2万5000円(1坪あたり)
・床補修費用…約2万円(1坪あたり)
・階段組み立て費用…約18万円
階段の設置箇所によってどの費用が発生するかは異なります。
階段に使う部材で変わるリフォーム費用
新しく設置する階段に、どのグレードの建材を使うかでリフォーム費用は異なります。グレードの高い建材を使うと、階段リフォーム費用は100万円を超える事もありますので、現在のお住まいに適した部材を慎重に選びましょう。
階段部材の費用
例1:14段のボックス直階段ユニット
・踏み板360mmのベーシック板材…18万9500円→売値8割…約15万1600円
例2:14段のボックス直階段デザインタイプ
・踏み板360mmのスタンダード板材…35万6000円→売値8割…約28万4800円

階段の傾斜の変更リフォーム費用相場
平均的な14段階段のリフォームを想定して、費用相場を計算してみましょう。
(商品代)約15万1600円
(工事代)約35万円(ただし天井解体なし、床補修費含む)
計)約50万1600円
相場価格を元に適正なリフォーム価格を知る
上記の価格は、あくまでも他の工事が発生しなかった場合の最低価格です。バリアフリー化や介護リフォームのため手すりが必要など、条件によっては費用が高くなる事もあります。階段の勾配変更には、最低でも約50万円の費用がかかる事を認識しておき、業者の見積もりが妥当かどうかを検証しましょう。
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ここまで説明してきた階段・廊下リフォームは、あくまで一例となっています。
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