2023年10月03日更新

監修記事

洗面所の床が腐るのを防ぐおすすめ床材とリフォーム費用相場について解説

洗面所の床の腐食が気になっていませんか?ここでは、洗面所におすすめの床材・タイルの紹介や、リフォーム費用、床を補修するタイミング、腐食の予防方法について解説しています。

洗面所の床が腐食しやすい理由と原因

洗面所の床が危ない!水回りに多い腐食床の修理方法やリフォーム費用

水を多く使う水回りの部屋の床が腐食しやすいのは想像できますが、その中でも洗面所の床が一番腐食しやすいのはなぜでしょうか。

洗面所の床が腐食しやすい理由と原因を見ていきましょう。

湿気が多い

通常洗面所が浴室に隣接している住宅は多く、洗濯機も洗面所に置いている家も少なくないのではないでしょうか。洗面所は水を使う環境が整っているため、常に湿度が高い傾向にあります。

床は湿度が高いと腐食しやすいため、常に湿度が高い洗面所は水回りの中でも一番床が腐食しやすい部屋と言えます。

漏水する可能性が高い

洗面所には浴室や洗濯機など水を使用する機器が揃っているケースが多く、その分漏水の可能性も高くなります。

例えば、洗面所と隣接している浴室の入り口にあるサッシのすき間やタイルの割れや配管などから漏水する可能性があり、その分床の腐食もしやすいと言えるでしょう。

洗面所の床を補修するタイミング

洗面所の床を補修するタイミングはいつがいいのでしょうか。床の劣化症状と床の張り替え時期別でご紹介します。

洗面所の床の劣化症状

洗面所の床に劣化症状が現れた場合、湿気や水漏れで床や床下が腐食している可能性があります。

洗面所の床の劣化症状は以下の通りです。

  • 浴室と洗面所の間のサッシを踏むと沈んだり、ぐらぐらする
  • 床がぶよぶよしている
  • 床の一部が柔らかくなっている
  • カビが発生している

上記の症状が現れている場合、床が腐食している可能性があるので施工業者に調査を依頼し補修してもらいましょう。

洗面所の床の張り替え時期

洗面所の床材別床の張り替え時期の目安は以下の通りです。

【複合フローリングの場合】

  • 床の張り替え時期:約10~約15年
  • 床の劣化症状:床のたわみ、汚れ・傷・色あせ、床がきしむ

【クッションフロアの場合】

  • 床の張り替え時期:約10年
  • 床の劣化症状:汚れが落ちない、剥がれ、ひび割れ

築年数または床の張り替え時期から約10年以上経過しているか、洗面所の床に上記のような劣化症状が現れたら、そろそろ床の張り替え時期かもしれません。

洗面所の床のひび割れや剥がれから水漏れを起こさないように早めの対処が必要です。

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洗面所の腐食した床のリフォーム方法

洗面所の腐食してしまった床のリフォームはどのように行えばいいのでしょうか。床の基礎部分の修復方法と床板だけの修復方法をそれぞれ見ていきましょう。

洗面所の腐食した床の基礎部分の補修方法

まず床は土台である「束石」、床を支える「床束」、床材を張り付ける「根太・大引」によって構成されています。

腐食している場所が上記の床の基礎部分の場合、床を一度剥がして腐食している箇所の木材を取り除き、新しい木材をはめ込んでいく作業を行います。

この作業は高い技術力を必要とするため、熟練した職人がいる施工業者に依頼するようにしましょう。

洗面所の床板だけの補修方法

床板だけが腐食している場合、床板のみ修復することが可能です。この場合、重ね張りと張り替えの2つの方法があります。

重ね張り

重ね張りは腐食している床部分を修復した後、新しい床材を重ね張りする方法です。既存の床材がフローリングの場合のみ適用できる方法で、床がクッションフロアの場合は重ね張りすることができません。

張り替え

張り替えは、既存の床材を剥がして新しい床材を張り直す方法です。

洗面所の床のリフォーム費用相場

洗面所の床が危ない!水回りに多い腐食床の修理方法やリフォーム費用

洗面所の床のリフォームにかかる費用相場をご紹介します。

洗面所の床の修復費用相場

洗面所の床を修復する費用相場は以下の通りです。

【床の浮き(ふわふわ)部分を修復する場合】

  • 価格相場:約35,000円~約80,000円

【床の腐食を修復する場合(0.5畳~3畳)】

  • 価格相場:約35,000円~約80,000円

【浴室のドアの下と脱衣所の間の床を修復する場合(400×800)】

  • 価格相場:約70,000円~約100,000円

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洗面所の床の張り替え費用相場

洗面所の広さが約3畳の場合、新しい床材のグレードや洗面所の広さによってかかる費用は変わりますが、洗面所の床を張り替える費用相場は約35,000円~と言われています。

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洗面所におすすめの床材は?

洗面所におすすめの床材はどのようなものが良いのでしょうか。今回は、おすすめの床材を4つご紹介します。

クッションフロア

クッションフロアとは、ビニール製の素材でできていてクッション性があるのが特徴の床材です。汚れが落ちやすく水も弾くので、水はねが気になる洗面所におすすめの床材です。

また価格が比較的安価で、厚さは約1.8㎜~約3.5㎜が主流になります。クッションフロアには防カビ、抗菌効果が施されているものもあります。

複合フローリング

複合フローリングとは、板を貼り合わせてできたフローリングです。一枚板のフローリングより膨張・ねじれ・反り・収縮などが生じにくいため洗面所の床材としても使用できます。

ただ、傷がつきやすく調湿効果はありません。

磁器タイル

磁器タイルは、掃除がしやすく高級感があるのが特徴です。一般的には触れると冷たく感じてしまうこともあるようですが、磁器タイルの中には冷たさを感じにくく加工してあるものもあります。

コルクタイル

コルクタイルは水に強く保温性がある素材で、べたつきがなく足触りが良いのが特徴です。コルクタイルの中には、床暖房に対応しているもあります。

洗面所の床の腐食を予防するためには?

洗面所の床を腐食させないために、どのような予防をしていけばいいのでしょうか。具体的な対策を見ていきましょう。

バスマットは床に置いたままにしない

バスマットは使用したあと床に放置しておくと、湿気が溜まりバスマットを置いている床部分が腐食しやすくなることがあります。

バスマットを使用したら違う場所へ干しておくなど、湿気が溜まらないように工夫をしましょう。

湿気を溜めない換気が大切

洗面所は浴室や洗濯機など水を使う機会が多いため、湿気が溜まりやすくなります。浴室を使用したらしばらく換気扇を起動させておいたり、天気の良い日は窓を開けて換気をするようにしましょう。

床下調湿材を敷く

湿気が床下から発生する場合、床下に調湿材を詰めて湿気を発生させない対策をするといいでしょう。少し費用がかかる可能性がありますが、今後床を腐食させないために長期を見据えた対策が重要です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社アートリフォーム

一級建築士をはじめ二級建築士、1・2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、宅地建物取引主任者など、有資格者のスタッフが多く在籍。創業から65年、全面改装から水回りのリフォーム、壁紙の張り替えなど、小規模から大規模案件まで年間6000件を超える、幅広い実績がある。

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