2024年05月17日更新

監修記事

水回り3点・4点セットリフォームの費用は安い?注意点やメリットを紹介!

水回り設備を一度にリフォームするのであれば、リフォームパックの利用も検討してみると良いでしょう。システムキッチン・トイレ・ユニットバス・洗面化粧台と工事費用がセットになった、水回りのリフォームパックの、費用相場や見積もりのコツをご紹介します。

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水回りリフォーム3点・4点セットの費用相場とは?

水回り設備の交換時期は、約20〜25年といわれています。

設置時期が同時であることが多いため、設置から約20〜25年経過する頃に、経年による汚れや傷みが同時に目立ちはじめることも多いです。

故障の時期も重なることが多く、リフォーム費用がかさんでしまいます。

システムキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台と一式となると、100万円以上かかるのが一般的です。

しかし、リフォーム会社の中には、水回り設備をお得な価格でリフォームできる、水回りのリフォームセット商品を取り扱っている所もあります。

水回り設備をそれぞれ単独でリフォームするよりもお得に工事ができるため、経年劣化が気になってきて、「水回りの設備交換を行いたい!」と感じた場合には、水回りのリフォームセットの活用を検討しましょう。

戸建て住宅の場合の水回り3点・4点セット費用

戸建て3点セット費用相場

3点セットの内容費用相場
キッチン・浴室・洗面約150〜200万円
キッチン・浴室・トイレ約150〜200万円
浴室・トイレ・洗面約90〜130万円

戸建て4点セット費用相場

4点セット内容費用相場
キッチン・浴室・洗面・トイレ約170~230万円

4点セットは「システムキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台」の4つの水回り設備がすべてセットになっていますが、3点セットに含まれる水回り設備は、リフォーム会社によって異なります。

また、設備ごとにメーカーが違う場合と、メーカーが統一されている場合の2つのパターンがあるので、依頼する際は価格と合わせてメーカーや仕様を確認しましょう。

マンションの場合の水回り3点・4点セット費用

マンション3点セット費用相場

3点セットの内容費用相場
キッチン・浴室・洗面約90〜190万円
キッチン・浴室・トイレ約90〜190万円
浴室・トイレ・洗面約60〜160万円

マンション4点セット費用相場

4点セットの内容費用相場
キッチン・浴室・洗面・トイレ約100~200万円

マンションの水回りリフォームでは、マンションの管理組合や近隣住民の方への対応が発生したり、設備を搬入する際には共用部分の養生が必要があったり、設備を搬入するにあたり設置箇所までの経路が長く、幅が狭かったりと、施工に手間がかかるため戸建て住宅での工事と比較すると費用が高くなることも多々あります。

またトイレリフォームではマンションによって排水方式が異るためそれに合わせた工事が必要であり、洗面台交換の際には間口のサイズをマンションの規格に合わせて発注を行うことがあるため、施工に手間のかかる箇所が多いです。

ただ、マンションの浴室リフォーム時に使用するユニットバスはサイズが戸建てよりも小さく、マンション仕様の商品を採用することが多いため、ユニットバスの商品価格については戸建てよりも費用が安くなる傾向があります。

水回りリフォームセットを使用しない場合の費用はどのくらい?

水回りリフォームセットがどのくらいお得になっているのか検証するためにも、リフォーム工事費用と水回り商品の価格相場を、設備ごとに見てみましょう。

施工箇所ごとの水回りリフォームの費用相場

リフォーム箇所リフォーム内容費用相場の目安
ユニットバスユニットバス交換

在来浴室からユニットバスへ

在来浴室全体の交換
(在来浴室から在来浴室への工事)
約100万円〜

約120万円〜

約80万円〜
システムキッチンシステムキッチン交換

既存のキッチンの移動

壁付から対面式へ変更
約100万円〜

約35万円〜

約150万円〜
洗面化粧台洗面化粧台交換のみ

洗面化粧台の移動

壁紙と床の張り替え
約5万円〜

約30万円〜

約5万円〜
トイレ温水洗浄便座の交換

タンク式への交換

タンクレス式への交換

和式から洋式へ交換

壁紙と床の張り替え
約3万円〜

約10万円〜

約30万円〜

約20万円〜

約5万円〜

「ユニットバス・システムキッチン・洗面化粧台・トイレ(タンクレス式)」の交換を、それぞれ単独で依頼した合計は約150万円となります。

水回りリフォームパック費用の「無料見積もり比較」はこちら!>>

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水回りリフォームセットはなぜ安いの?

ほとんどのリフォーム会社の3点セットや4点セットは、それぞれの水回り設備を単独で行うよりも安い値段になっていますが、その理由は主に2つ挙げられます。

複数の水回り工事を続けて行うため値引きしやすい!

水回り設備のリフォームの費用は、商品本体の購入費用の他に、以下のような費用が含まれています。

  • 運搬費用
  • 養生費用
  • 産廃処分費用
  • 現場管理費
  • 人件費

パック商品であれば、水回りのリフォームを3・4箇所同時に行えるので、上記のような工事費用をまとめることができるため、まとめた分の費用が安くなるという仕組みです。

メーカーの卸値が安い

リフォーム会社は、メーカーから商品を仕入れる際、値引きされた金額で商品を購入します。

この値引きされた金額を「卸値(おろしね)」と呼びます。

メーカーの卸値の目安

商品のグレード割引額の相場
松 (ハイグレード商品)約6~8割引き
竹 (ミドルグレード商品)約5~7割引き
梅 (ローグレード商品)約4~5割引き
※水回りのリフォームパックで使う商品は梅グレードです。

リフォームパックで使用する商品の卸値は通常、商品の定価から約6~8割引の金額が相場ですが、事業提携して間もないメーカーや、商社を通さなければ仕入れができないメーカーなどは、卸値も安くなりません。

しかし、事業提携後、一定の売上が見込めるとしてメーカーから信用を得たリフォーム会社であれば、セット商品の仕入れを打診されるようになります。このセット商品が、水回り3点セットや4点セットになります。

メーカーにとっては、より多くの人に自社商品を知ってもらうための販促ツールとして、リフォーム会社にとっては新規顧客の獲得や新サービスとして、セット商品は有効な手段となっています。

水回りリフォームをさらに安くするには?

水回りリフォームセットを利用することで費用を安くできますが、さらにお得にリフォームをするために、以下のことを実践しましょう。

  • 早めにリフォームを検討する
  • 介護保険を利用する
  • 補助金を利用する
  • 業者の相見積もりをとる
  • 「廉価版商品」を活用する

お住まいのエリアなどによって活用できるものが異なるので、依頼するリフォーム会社や市区町村に相談してみた上で、ぜひ活用してみてください。

早めにリフォームを検討する

こんな症状がリフォームの目安一般的な交換時期
キッチン水漏れ、引出しの開閉困難、狭さや広さの問題、キッチン周辺の床の傷みなど新築時から15~20年
浴室浴槽や壁、床の汚れや黄ばみ、浴槽保温性能の低下、狭さや広さの問題、入口周辺の床の傷み新築時から約15~20年
トイレ詰まり、便座機能の低下や故障、便座の割れ、床の傷み、壁の汚れやニオイ新築時から15~20年
洗面台洗面ボウルの汚れや破損シャワーの詰まり、水漏れ、鏡の破損や汚れ新築時から15~20年

上記の年数は「一般的な時期」を示しており、劣化の状況などによっては、もっと早くリフォームした方が良い場合もあります。

例えば、洗面化粧台の水漏れを長年放置していた場合、床や壁に湿気が溜まり、カビが発生するだけでなく、害虫が発生する可能性が高いです。

住宅を支える木材などを食べてしまう害虫もいるので、早めに対処をしないと、壁や床まで取り替えるほど大規模なリフォームが必要になる場合もあります。

大規模なリフォームとなれば、水回りのリフォームをするよりも費用がかかってしまうので、「汚れや傷、凹みが気になる」「水回り設備に不具合がある」など気になる箇所がある場合や、「節水型の最新の商品にしたい」「より利便性を高めたい」など、リフォームについて考えたいと思う場面があった場合に、リフォームについてじっくり検討を行う機会を作ることが大切です。

介護保険を利用する

介護保険を利用すると、リフォーム費用が最大20万円まで、所得に応じて7~9割の補助が受けられるので、上限18万円が支給されます。

介護保険を利用するには、要介護認定で「要支援」もしくは「要介護」に認定されていることが前提です。

また福祉施設に入所しておらず、病院にも入院していない、改修する自宅の住所が被保険者の住所と同一で本人が実際に居住していることも要件です。

手すりの設置、段差の解消、洋式便座への交換など、バリアフリー化をするリフォームが支給対象となり、全てのリフォームに適応されるわけではありません。

補助金を利用する

国や自治体では以下のように、リフォーム工事をする際に利用できる補助金制度が用意されているので、活用すればより安くリフォームができます。

上記は全て国が実施している補助金ですが、都道府県や市区町村などの自治体でも補助金制度はあるので、ホームページなどを確認しておきましょう。

住宅リフォームの補助金・助成金制度については、下記の記事でまとめていますので、こちらもぜひ参照してみてください。

住宅リフォームの補助金・助成金制度についてはこちらで紹介しています!>>

業者の相見積もりをとる

リフォーム工事は各家の作りや状況により、値段が異なり定価がありません。

そのため1社のみでは適正価格を知ることが難しいため、複数社に見積もりを取る必要があります。

また相見積もりを取る際のポイントとして、どのようなリフォームにするのかある程度決めておくことです。

希望のリフォーム像を決めておかないとリフォームプランの比較が難しいため、どのようなリフォームをしたいのかを予め考えておきましょう。

こちらから無料で簡単にプランの相談や見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

「廉価版商品」を活用する

水回りのリフォームでは、ときどき「廉価版」という言葉を使うリフォーム業者がいます。廉価版と聞くと「二流品」というイメージをもってしまいがちですが、それは大きなまちがいです。

廉価版とは、一般グレードの商品に比べて「機能をシンプルにして価格を抑えた商品」のことです。企業努力によって生まれたお手頃価格のグレードといえます。

ショールームで商品を比べると分かりやすいのですが、基本的な機能は一般グレードとほぼ同じです。ただし、扉の柄であったり素材であったり、細かい点で価格を抑えるための材料が使用されています。工場で同じ規格の商品を大量に生産することでも価格を抑えているので、サイズや色などを選べないこともあります。

廉価版を「最低限使えればよい」と考えるポイントで使用することで、全体的なリフォーム価格を抑えることができるので、できるだけ低コストでの上手なリフォームを検討している人にはおすすめです。

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戸建・マンションの水回りリフォーム実例

水回り一式を新しくリフォーム!

施工会社:山商リフォームサービス
住宅の種類戸建て
築年数25年
メーカー/商品名ユニットバス: クリナップ ユアシス
洗面化粧台: LIXIL ピアラ
キッチン: クリナップ ラクエラ
トイレ: LIXIL アメージュ
リフォーム費用解体工事: 920,000円
仮設工事: 140,000円
キッチン工事: 1,080,000円
浴室工事: 730,000円
洗面室工事: 590,000円
トイレ工事: 360,000円
リビング・ダイニング工事: 1,610,000円
ロフト工事: 760,000円
主寝室(クローゼット含む)工事: 990,000円
子供部屋工事: 610,000円
玄関・廊下・階段工事: 980,000円
外壁・屋根工事: 1,570,000円
外構工事: 310,000円
総額: 10,650,000円

お子様の成長に合わせて、長年住み慣れた家のリフォームを検討された方の事例です。

25年の築年数となっていて、老朽化による雨漏りや建具の建付け不良などを直したいという要望がありました。

そうした要望に応えて、水回り一式を新しいものに交換した他、老朽化した部分の改装、壁紙や照明の位置の変更を行い、子供が快適に暮らすことができる家づくりを実現しました。

築30年の水回りを機能的にリフォーム

施工会社:山商リフォームサービス
住宅の種類戸建て
築年数30年
メーカー/商品名ユニットバス: LIXIL アライズ
洗面化粧台: LIXIL ピアラ
キッチン: LIXIL アレスタ
トイレ: TOTO レストパル
リフォーム費用解体工事: 1,860,000円
仮設工事: 400,000円
キッチン工事: 2,260,000円
リビング・ダイニング工事: 1,770,000円
廊下・玄関・階段工事: 1,670,000円
浴室工事: 1,040,000円
洗面室工事: 690,000円
トイレ工事: 530,000円
主寝室工事(W.I.C含む): 1,050,000円
子供部屋①(5.5帖): 680,000円
子供部屋②(4.25帖): 790,000円
屋根裏収納: 220,000円
外構・エクステリア工事: 1,440,000円
外壁・屋根工事: 2,300,000円
給湯器工事: 570,000円
総額: 17,270,000円

ご実家を引き継いだ方のリフォーム事例です。

できる限りリビングには家具を置かず、広々とした部屋にしたいというご要望をいただきました。

収納スペースを確保することで広く開放的な生活空間を実現しています。

また、バルコニーを新設し、フローリングとの貼り目を合わせることでリビングやダイニングとの連続性を意識した構造になりました。

バスルームやトイレでは、シンプルさと機能性を備えたリフォームが施され、スッキリした見た目となっています。

思い出の詰まったご実家を、次の世代のご家族へと引き継ぐことができるリフォームとなりました。

3点ユニットバスをを分割した事例

施工会社:山商リフォームサービス
住宅の種類マンション
築年数38年
メーカー/商品名ユニットバス: TOTO WHシリーズ 1014サイズ
洗面化粧台: LIXIL リフラ W600×D370
トイレ: TOTO ピュアレストQR
リフォーム費用3点ユニット工事: 880,000円
キッチン工事: 470,000円
給湯器工事: 174,000円
内装工事: 480,000円
その他工事: 586,000円
総額: 2,590,000円

築年数が古く、バスルームや洗面室の間取りが狭いマンションにお住いの方のリフォーム事例です。

将来的に賃貸に出すことを想定し、3点ユニットを分割することで、より利便性を上げるリフォームを行いました。

既存の3点ユニットを分割するので、限られた空間の中での工事となりましたが、それぞれの部屋の使い心地が良くなるように配慮しています。

また、ユニットバスやキッチンなどの設備はシンプルなデザインの物を選定し、価格を抑えています。

キッチン・浴室・トイレ・洗面の水回り4点をリフォーム!

施工会社:山商リフォームサービス
住宅の種類マンション
築年数15年
メーカー/商品名ユニットバス: TOTO WG1416サイズ
洗面化粧台:KVK
キッチン: クリナップ ラクエラ
食器洗い乾燥機: ミーレ
キッチン水栓: タカギ 水工房
給湯器: リンナイ
リフォーム費用仮設工事: 90,000円
ハウスクリーニング: 80,000円
LD/間取り変更工事: 1,210,000円
キッチン/器具交換、タイル施工工事: 1,420,000円
ユニットバス交換工事: 970,000円
洗面室/建具交換、内装、水栓交換工事: 140,000円
トイレ/建具交換、器具交換、内装工事: 340,000円
玄関・廊下/クロス張り替え、エコカラット施工工事: 190,000円
洋室①/建具交換、クロス・カーペット張り替え工事: 200,000円
洋室②/建具交換、クロス張り替え工事: 160,000円
給湯器交換: 180,000円
総額: 4,980,000円

比較的新しい間取りのマンションをご購入された方のリフォーム事例です。

まだ築15年と新しい物件なので老朽化は目立っていない状態でしたが「デザインのシンプルさに物足りなさ」を感じたことがきっかけで、リフォームをご依頼いただきました。

LDKを中心に「見た目を重視したリフォーム」をご希望されていたので、キッチンをフラットの対面式に交換し、リビング側の壁などにモザイクタイルを張ることでスタイリッシュな空間に仕上げています。

また、キッチンだけでなく、バスルームやトイレ、洗面室などの水回りも色合いを意識した空間づくりにより、物足りなさを感じさせない空間となりました。

何を重視してリフォームをするかによって、工事内容は変わっていきます。

依頼するリフォーム会社などの施工事例をチェックして、具体的なリフォームイメージを作っていきましょう。

居住しながらの水回りメインのリフォーム

収納をプラスして使いやすいキッチンに
奥様こだわりのセラミック天板仕様のリクシル・リシェルSiシリーズを採用しました
住宅の種類戸建て
築年数20〜30年未満
施工箇所・キッチン
・トイレ
・お風呂
・リビング
・ダイニング
リフォーム費用約500万円

お客様より「水回りの交換と、ダイニングからリビングへの進路のドアを変更したい」とご相談があった戸建ての事例です。

キッチンにはリクシルの耐久性が高いセラミック天板仕様の「リシェルSiシリーズ」を採用し、高級感溢れるキッチンに生まれ変わりました。

また、今まではなかった備え付けのシステム収納を追加したことで、大幅な収納力アップを実現しています。

お風呂はタイル張りの在来浴室からユニットバスへ、トイレは便器本体と手洗いの交換の他に、手すりの設置を行いました。

ダイニングからリビングへの通路についても、既存のドアよりも高さがあるドアを採用することで開放感がある空間となっています。

水回りの収納力と掃除のしやすさを重視したリフォーム

それぞれ収納を追加し、空間を広々使えるように
水回りを一式交換し、快適で暮らしやすい空間に
住宅の種類戸建て
築年数30〜40年未満
施工箇所・キッチン
・トイレ
・お風呂
・洗面台
リフォーム費用約330万円

戸建てに2世帯で暮らすご家族のリフォーム事例です。

「水回りを綺麗にしたい、さらに収納力もアップさせたい」というご要望の元、リフォームがスタートしました。

キッチンにはこれまで大きなサイズのものが使われていましたが「今までほどの大きさは不要」ということで、コンパクトながら収納力が高いトクラスのBbを採用しています。

キッチン本体を小さくした分、家電収納を置くスペースができ、台所スペースが広くなりました。

その他、洗面台には収納棚が多くついたトクラスのエポック、トイレには手洗いカウンター付きのリクシルのプレアスを採用しました。

浴室には保温浴槽と浴室暖房がついたリクシルのリデアを採用したので、ヒートショック対策もバッチリです。

ガス給湯器の交換をきっかけに浴室・洗面の水回りリフォーム

手すりが設置されて安全性も高いユニットバス
在来浴室からバリアフリーのユニットバスへリフォーム
住宅の種類戸建て
施工箇所・お風呂
・洗面台
・給湯器交換
リフォーム費用約136万円

電気温水器をガス給湯器に交換する際に、洗面台を新しく、お風呂をバリアフリーにしたいというご要望を受けてスタートした事例です。

タイル張りの在来浴室から、段差がなく断熱性・機能性が高いユニットバスに変更したところ「お湯はりも自動でやってくれて、便利で驚きました」と、施主様から喜びの声があがっています。

お風呂や洗面台などの水回りは、毎日使う大事な設備なので、安全に快適に使えるようになると生活の質も向上するので「もっと早くやっておけばよかった」と感じる方が多いです。

給湯器の寿命など、何かのきっかけがあった時に、古くなってしまった水回りのリフォームを検討してみましょう。

早めにリフォームをしておけば、劣化による水漏れトラブルを防げるだけでなく、お風呂での転倒やヒートショックなどの事故を防ぐこともできます。

北欧調で空間を新しく水回りをリフォーム

洗面所とトイレの壁を撤去
北欧調の洗面所とトイレでおしゃれ空間に
住宅の種類マンション
築年数30〜40年未満
施工箇所・トイレ
・お風呂
・洗面台
・壁
・床
・リビング
リフォーム費用約273万円

マンションの洗面所とトイレの壁を撤去し、空間を新しく作り直した事例です。

「洗面所とトイレの狭い空間をなんとかしたい」という希望を叶えるため、洗面所とトイレの壁を全て撤去して間取り変更をするというプランも考えました。

様々なプランを検討した結果、間取りは変更せず、洗面所とトイレを仕切っている壁を撤去することに決まりました。

洗面台にはウッドワンのタイルユニットタイプを設置し、アクセントクロスを張ることで、北欧調の空間を演出しています。

仕切り壁を撤去したことで開放感が増しただけでなく、とてもおしゃれな空間となりました。

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水回りをセットで施工するメリット・デメリットとは?

【水回りをセットで施工するメリット】

  • 施工費用が抑えられる
  • 工期が早まる
  • 設備本体価格を抑えられることもある

水回りをセットでリフォームする大きなメリットはこの3つです。

施工費用が抑えられる

セットに含まれる運搬費用や養生費用などは、各水回り設備のリフォームにおいて共通する施工費用となるので、セットで施工することで総額を抑えられます。

ユニットバス・システムキッチン・トイレ・洗面化粧台と4点それぞれを配送するよりも、一気にまとめた方が運搬にかかる費用や人件費を削減できるためです。

また、施工する職人の作業費も、日単位で支払う場合が多いため、作業をまとめることで作業費も安くなります。

工期を短縮できる

中古物件を購入してまだ入居していない場合や、空き家のリフォームを行う場合であれば、複数箇所を同じ時期に施工することにより工期を短縮できることがあります。

ユニットバスやシステムキッチンなど、水回り設備ごとに部材を運んだり、施工する職人を手配するよりも、セットの方が手間が省けるため工期を短縮できます。

工期を短縮できれば、仕事を休んだり、日程を調整したりしなければならない期間も減り、依頼する側も安心してリフォームできるのもメリットです。

また、リフォームに関する打ち合わせの回数も削減できるので、連絡のやり取りによる疲れも軽減できます。

ただし、入居しながらでは施工が難しいため注意が必要です。

設備本体価格を抑えられることもある

ユニットバスやシステムキッチンなどをまとめて注文することで、価格交渉ができるため、設備本体価格を抑えられます。

リフォーム会社によって割引率は異なりますが、1つ1つ注文するよりも、まとめて注文した方が割引に応じてもらいやすいです。

仕入れ価格が下がれば、販売価格も下がるので、より安く水回りのリフォームができます。

【水回りをセットで施工するデメリット】

  • 業者選びに慎重になる必要がある
  • 全体工期は長くなる

水回りをセットでリフォームするデメリットはこの2つです。

業者選びに慎重になる必要がある

施工業者を選ぶ上で一番大切なポイントは「施工が問題なくすすむこと」です。

保証が充実しているかどうかや、施工業者とのコミュニケーションの取りやすいかどうか、対応の良し悪しなどは、施工業者を決めるうえで考慮したい点ではありますが、なによりも何事も問題なくスムーズに希望したリフォームが完了することがベストです。

水回りを一気にリフォームするので、業者選びを間違えると影響も大きくなります。

「安ければどこでもいい」というわけではないので、大事な自宅の工事を安心して任せられる業者探しはゆっくり慎重に選ぶことが大切です。

優良なリフォーム業者を見つけるためには?

また、施工工事の技術力で勝負している業者や、対応力、提案力の強い優良なリフォーム業者は、価格の安さで争うパックのリフォームプランには積極的ではありません。

そのため安易にパックのリフォームプランを選択すると、結果的に安かろう悪かろうの状態になりかねないリスクが存在します。

そういった意味でも、やはりリフォーム業者選びは慎重になる必要があります。

ハピすむでは、専門のコンシェルジュがお客様のご希望のリフォームのヒアリングを行い、厳しい審査を通過した優良なリフォーム業者の中から、ご希望に沿ったリフォーム業者をご紹介しています。

リフォーム費用の相見積もり・ご相談を無料で承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

全体工期は長くなる

トイレや洗面化粧台の交換だけなどの単独リフォームは、約1〜2日で完了する場合が多いですが、一度にまとめて依頼すると全体的な工期は長くなります。

水回りのリフォームの場合「入浴ができない」など、日常生活に支障が出る期間があるので、事前にスケジュールを確認しておくことが大切です。

単独リフォームを何度も繰り返すよりも、トータルの工期は短くなるので「一気に済ませてしまいたい」という場合は、セットでの依頼を検討しましょう。

リフォームパックの利用が向いている場合・向かない場合とは?

水回りのリフォームパックの利用が向いている場合と向かない場合をご紹介します。

利用が向いている場合

  • リフォームの費用や手間を抑えたい場合
  • 製品選びをおまかせしたい場合

リフォームセットの費用は、3点セットで約30〜100万円、4点セットで約40〜110万円、単独工事よりも安く済ませられます。

水回り設備ごとにかかる運搬費用や人件費を抑えられたり、資材や備品を大量に仕入れられるためです。

そのため「少しでもリフォーム費用を安くしたい」という人には、リフォームセットの利用が向いています。

また、リフォームセットはリフォーム会社ごとに製品が決められているので「どの洗面化粧台にしようか」と悩む必要がありません。

すでに決められた内容で進んでいくので、見積もりや打ち合わせの時間を減らすことができます。

希望する機能がついているかなどの確認は必須ですが「基本的にはプロにお任せしたい」という人は、リフォームセットの利用を検討しましょう。

利用が向いていない場合

  • 設置したい製品が決まっている場合
  • 設備の機能などにこだわりがある場合

リフォームセットは、製品がある程度決められていることが多く、選択肢が少ないため、自分が希望する製品があるとは限りません。

さらに、スタンダードモデルの製品を採用している場合が多いので「肩湯付き」など、ハイグレードモデルを希望するのであれば、リフォームセットは不向きです。

リフォーム会社ごとに設定されたセット内容を確認し、希望する機能や仕様が叶えられる商品であるかをチェックした上で検討しましょう。

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水回りリフォームセットを利用する際の注意点とは?

水回りのリフォームセットを利用する際の注意点を3点ご紹介します。

選択肢が限られている

例えば、A社の製品を一つ使用すると、全部の製品をA社のものにしなければならないなど、選択肢が限られている点に注意しましょう。

セットの価格によって対応可能な製品が限られていたり、選べる製品が決められていたりするため、自由に製品を選べません。

「少しでも安くリフォームがしたい」と思いリフォームセットを利用する人が多いですが、利用する際は価格だけでなく、製品のグレードやサイズを確認して選ぶことをおすすめします。

製品のグレードが低くなると価格も安くなりますが、希望する機能がついていない製品になることもあるため、しっかりと確認しておきましょう。

また、サイズが違うと搬入できなかったり、設置できなかったりするため、サイズは必ず事前にチェックしておくことが大切です。

工事範囲が限られている

水回りのリフォームセットでは、工事の範囲が予め決められています。

範囲外の工事をすると別途打合せや別料金が必要になります。

そのためリフォームセットでできる工事とできない工事が出てきてしまいます。

リフォームする前に工事内容には何が含まれているのかしっかりと確認する必要があります。

またリフォームセットでの対応ができない工事が必要となった場合、どう対応するのかについても予め考えておきましょう。

別途料金がかかることがある

リフォームセットには「標準的な工事」を想定した以下のような工事が含まれていますが、現場の状況などによって別途料金がかかることがあります。

  • 商品の本体価格
  • 既存水回り設備の撤去費用
  • 新しい水回り設備の設置費用
  • 給排水配管接続費用
  • 換気ダクト接続工事費用
  • 電気配線工事費用
  • 諸経費  など

例えば、配管や配線の劣化による交換が必要になったり、新しい設備に必要な電源がなかったりと、様々なケースが考えられます。

現場の状況などによっては、請求額が見積もりの料金より高くなってしまうことがあるので、想定外の工事が必要になった場合どうするのか予め考えておくことが必要です。

リフォームパックでは工事内容が決められており、オプションとして自分で何かを追加したり変更したりする際にも別途料金がかかってしまいます。

リフォームパックの内容をしっかりと理解し、請求額が予算内におさまるのかを確認しましょう。

リフォームに使用する商品はグレードやサイズを確認する

リフォームセットを選ぶ際は価格だけでなく、製品のグレードやサイズを確認して選ぶことをおすすめします。

安い価格だと製品のグレードは低くなります。

製品のグレードが低くなると希望する機能がついていない製品になることもあるため、しっかりと確認しておきましょう。

またサイズが違うと搬入できなかったり、設置できなかったりするため、サイズは必ず確認しておきましょう。

水回りリフォームセットを利用する際のポイント

回りリフォームを利用する際のポイントを、以下の項目に分けて紹介していきます。

・見積もり書の見方のコツ
・リフォーム業者選びのポイント

リフォームセットの利用を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

見積もり書の見方のコツ

基本的に、リフォームパックの見積もりを取ると、追加費用が加算されます。

例えば、キッチンの設置費用でも、

  • 既存のキッチンが大型→産廃処分費用を追加
  • レンジフードの位置を変更→ダクト工事費用を追加
  • キッチン下の床が腐食していた→床張替え、床下地補修費用を追加
  • 家の電圧がキッチンのコンロに対応していない→電圧変更工事費用を追加

など、リフォーム現場の条件次第で様々な追加費用が発生します。

そのため、これらの工事費用をどの程度パックの料金内に納めてもらえるかが、見積もりを取るときの重要なチェックポイントです。

割安なパック商品と言えども、必ず複数のリフォーム会社から同じ条件で見積もりを取り、工事費用の差や、工事費用を抑える工夫などを比較するようにしましょう。

水回りリフォームの業者選びのポイント

まずはリフォームの予算やリフォーム箇所、その他リフォームにあたっての不安事項などをあらかじめ決めておきましょう。

インターネットの情報だけで要件にマッチしたリフォーム会社を見つけるのは難しいため、必ず複数のリフォーム会社から現地調査を受けることをおすすめします。

「見積もりを取ってみたら工事費用がどんどん追加されて、予算オーバーしてしまった」とならないように、見積もりを取るまでは予算は確定させないようにしましょう。

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水回りリフォームセットが利用できるリフォーム会社を探すには?

自分が住んでいる地域で水回りのパックのリフォームをしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。

複数の大手リフォーム会社が加盟しており、高額のリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。

運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業なので、その点も安心です。

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見積もりから水回りリフォームまで流れを確認しよう!

水回りリフォームは、以下の流れで進んでいきます。

  1. 相談・見積もり
  2. 最終見積もり確認後に契約
  3. 解体工事
  4. 内装工事
  5. 新規機器取付工事
  6. 施工後確認

最初に、リフォームセットを利用するか単独工事をするのかなどを、リフォーム会社に相談しながら見積もりを出してもらいます。

見積もりの価格や内容を複数社で相見積もりをして比べながら、依頼先を決め、契約をして解体工事からリフォームスタートです。

全ての施工が終わったら住宅設備を実際に使用して、不具合がないかを確認します。

確認の結果、不具合が見つかったときには、すみやかに原因を確認し、対処を依頼する必要があります。

施工から不具合報告までの時間が空いてしまうと、施工が原因の不具合でも「使用方法のミスによる不具合」と判断されてしまい、保証が受けられないことがありますので注意してください。

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【Q&A】水回りのセットリフォームの際によくある質問

水回りリフォームを検討している段階や、工事が始まる段階でよくある質問を紹介していきます。

Q:水回りリフォームは築何年でやるべき?

ユニットバス、キッチン、洗面台、トイレは、いずれも約15~20年は問題なくご利用いただけます。

大幅に目安となる時期を過ぎ、20年以上使い続けると、水漏れや腐食などのトラブルが起きやすくなってきます。

水回りのリフォームを検討するタイミングの目安としては、「汚れや傷、凹みが気になる」「水回り設備に不具合がある」など気になる箇所が出てきた際に、リフォームについてじっくり検討を行う機会を作ることが大切です。

また、水漏れなどのトラブルが発生している場合には、早めにリフォームを検討しましょう!

Q:水回りリフォームにかかる期間はどれくらい?

システムキッチンやユニットバスは約3〜7日、洗面化粧台やトイレであれば約1〜2日かかります。

リフォーム会社や既存の状態などによって期間は異なるので、契約前の打ち合わせの際に確認しておきましょう。

Q:水回りリフォーム中に水回りは使える?

戸建てとマンション共に、リフォーム中は水回りが使えないため、住みながらリフォームをする際は、リフォーム期間中の生活についても相談しておく必要があります。

ユニットバスが使えないのであれば銭湯などの入浴施設を利用する、トイレであれば仮設トイレを設置してもらうなど、方法は様々です。

水回り設備の交換以外にも工事をする場合は、2週間〜1ヶ月工事がかかる場合もあり、仮住まいを手配するケースもあります。

Q:マンションでも水回りリフォームはできる?

マンションであっても水回りリフォームは可能です。

しかし、運搬経路やマンションの近隣住民への配慮など、戸建て住宅と比較して注意しなければならない点は多くあります。

管理会社によっては、リフォームできる範囲が限られる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

Q:水回りの設備の移動はできる?

移動は可能ですが、配管経路などによって移動ができない場合もあります

また、水回りの移動は、配管や配線の工事が大規模となるので、費用が高額となる可能性が高いです。

希望内容の他に、予算や目的も合わせてリフォーム会社に伝え、最適な提案をしてもらいましょう。

戸建てであれば無理のない範囲で工事ができますが、マンションの場合は管理会社や管理組合への事前確認が必要です。

リフォーム会社と相談しながら、事前確認の方も進めていきましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

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市村 千恵

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