2024年11月28日更新

監修記事

電気温水器とは?買い替えの値段やランニングコスト、メリット・デメリットについて解説!

本記事では、電気温水器の特徴やメリット・デメリット、設置・交換にかかる費用などを紹介します。また、エコキュートとの違いや電気代のランニングコスト比較をしていきます。

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電気温水器を交換する費用

電気温水器を交換する費用の目安は16万~35万円です。

費用項目費用内訳
本体価格9万~25万円
工事費
(配管工事費、既存品撤去など含む)
7万~10万円
合計16万~35万円
電気温水器を交換費用の内訳

電気温水器の交換には、本体価格と工事費(配管工事費、既存品撤去など含む)が必要になります。

その他、遠方の場合には出張費なども必要になることがあるため、事前に依頼業者へ費用の確認をしておきましょう。

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電気温水器・電気給湯機とは?

電気温水器・電気給湯機とは?

電気温水器とは、ヒーターを利用し、タンク内に水を貯湯する給湯器のことです。

電気ポットで水を沸かすイメージがわかりやすいでしょう。

電気温水器は、タンク内に水を貯湯するため、24時間好きなタイミングでお湯の仕様ができます。

しかし、タンク内の水が切れてしまうと、沸騰するまでお湯を使用できません。

そのため、お湯の残量を確認しながら使用する必要があります。

エコキュートとの違い

電気給湯器エコキュート
・ヒーターを利用しタンク内に水を貯湯する給湯方法。

・非常時でもお湯を使用することができる。
・外気を熱源として高い効率で水を沸かす給湯方法。

・日常的なランニングコストを抑えられる。
電気給湯器とエコキュートの違い

電気温水器はヒーターを使用し、水を直接加熱してお湯を生成します。

反対に、エコキュートは、熱源として外気を使用します。

エコキュートは電気温水器よりも、消費電力を抑えられるため、高い効率で水を沸かすことが可能です。

電気温水器の2つのタイプ

電気温水器の2つのタイプ

電気温水器には、「貯湯式」「瞬間式」の2つのタイプがあります。

ここからは、それぞれの特徴について紹介します。

貯湯式

貯湯式とは、タンクに沸騰した水を貯めておく仕組みのことです。

お湯が一定温度で保温されている状態になるため、使いたいときにお湯が使用できます。

お湯の使用量が多いご家庭の場合、1日でお湯切れが発生することもあります。

お湯を頻繁に使用するご家庭の場合は、残量を確認しながらの使用が必要です。

瞬間式

瞬間式とは、水が電気温水器に通過する際に、瞬間的のお湯が沸く仕組みのことです。

貯湯式とは異なり、必要な分だけ水を沸かして使用するため、タンクを用意する必要がありません。

タンクに水を貯める必要がないということは、貯湯タンクの設置スペースが必要なくなります。

ただ、設置費用やランニングコストは貯湯式よりも高くなるため、大規模な電気設備容量を用意できる特定の場所や建物に使用されることが多い傾向にあります。

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電気温水器の局所給湯とセントラル給湯の違いは?

電気温水器の局所給湯とセントラル給湯の違いは?

電気温水器には供給方式として、以下の2種類に分類されます。

局所給湯セントラル給湯
給湯方式給湯場所の近くに設置して、場所ごとに給湯する方式屋上や屋外、機械室に設置して、給湯箇所まで配管を伸ばして給湯する方式。
設置箇所お湯が発生する給湯箇所にのみ設置になるため、大幅な設置スペースが不要。広めの設置スペースの確保が必要。

局所給湯とセントラル給湯の違い

それぞれの最大の違いは、お湯を沸かせる最大容量です。

容量が少ない局所給湯は一般家庭、容量が多いセントラル給湯は施設に設けられます。

電気温水器・エコキュートの電気代を比較

これから電気温水器やエコキュートを取り入れようと考えている方であれば、気になる電気代。

月々にかかるそれぞれの電気代の目安は、以下の通りです。

機器種類電気代
(2人家族でお風呂を使用した場合)
電気温水器6,000~8,000円/月
エコキュート1,000~3,000円/月
電気温水器とエコキュートの電気代(ランニングコスト)の比較

電気温水器は、外気を利用するエコキュートよりも、多くの消費電力を使用します。

たとえば、電気温水器を2人家族で使用している場合、毎日お風呂を使用すると月に6,000~8,000円ほどはかかってしまいます。

反対に、エコキュートの場合は1,000~3,000円で抑えられるため、電気温水器の場合は電気代が割高になる傾向にあるのです。

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電気温水器のメリット

ここからは、電気温水器のメリットを紹介します。電気温水器のメリットは、以下の通りです。

  • メーカー保証が最長10年まで受けられる
  • 使用時の音が気にならない
  • 非常時でも使用できる

それぞれ順番に解説していきます。

メリット1. メーカー保証が最長10年まで受けられる

電気温水器のメーカー保証期間は2年が一般的です。

ただ、メーカーによっては有料で最長10年まで延長保証を受けられるケースがあります。

そのため、故障しても安心して使用し続けられます。

また電気温水器はシンプルな構造になっているため、比較的故障が少ないです。

そのため、無料の保証期間でも安心して使用できます。

メリット2. 使用時の音が気にならない

電気温水器は、使用時に大きな音が発生しません。

静かな音で使用できるため、就寝しているタイミングでも問題なく使用できます。

とくに、小さなお子様がいるご家庭では昼寝の時間にわずかな音で起きてしまうことがあるでしょう。

そのようなケースでも、電気温水器は安心して使用できます。

メリット3. 非常時でも使用できる

貯湯式の電気温水器は、まとめてお湯を貯めておくことができます。

そのため電気や水道が止まっても、貯湯タンク内にお湯が残っていれば使用できます。

非常時に使用することができるため、もしもの備えとして取り付けておくのも1つの方法です。

電気温水器のデメリット

次に、電気温水器のデメリットを紹介します。

電気温水器のデメリットは、以下の通りです。

  • 設置場所の確保が必要になる
  • 水圧が低めに設定されている
  • 温度調節が難しい

1つずつ順番に見ていきましょう。

デメリット1. 設置場所の確保が必要になる

電気温水器の場合、貯湯タンクの設置場所の確保が必要になります。

貯湯タンクには角型と丸型があり、近年では角型の使用が一般的です。

貯湯タンクの大きさは、タンク容量や機種によって異なります。

間取りによっては、設置場所の確保が難しいケースがあります。

そのため、電気温水器を設置する場合には間取りに合わせた設置場所を考えておくことが大切です。

電気温水器のサイズ

電気温水器のサイズは「角形」「丸形」によって異なります。

Panasonicの製品を参考にすると、角形の最大寸法「2170×690×790mm」、丸型の最大寸法は「1996×φ720×791mm」になります。

デメリット2. 水圧が低めに設定されている

貯湯式の電気温水器の場合、あらかじめ貯めたお湯を使用するため、水圧が低くなる傾向にあります。

なぜなら、貯湯式の電気温水器は水圧に耐えられるような設計が行われているからです。

水圧が低くないと、貯湯タンクが破裂してしまう恐れがあるため、減圧弁という装置も搭載されています。

一般的なご家庭の場合、1台の電気温水器で洗面所やお風呂、キッチンなどのお湯を賄う場合があるのです。

複数個所を同時に使用することで、水圧が弱まることも可能性として考えられます。

そのため、お湯の使用量が多い大きな家の場合には、電気温水器の複数台設置も検討しましょう。

デメリット3. 温度調節が難しい

電気温水器は、温度設定が難しく、ぬるいお湯しか出ない場合があります。

とくに、貯湯式の電気温水器の場合、貯めている間にお湯がぬるくなってしまうことがあります。

冬に発生しやすい現象でもあるため、保温性が高い電気温水器を選びましょう。

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電気温水器の故障の前兆と買い替えるタイミング・寿命

電気温水器の寿命は10~15年が目安です。

10~15年の寿命に近づくと、前兆の症状が現れることがあります。

  • 同じようなエラーが度々表示される
  • 浴室などでお湯が出にくくなる
  • お湯にサビや異物などが混入している
  • 温度設定しているのにぬるく感じるまたは、熱く感じる
  • 貯湯タンクから水漏れしている

上記のような症状が現れた場合、電気給湯器が故障している可能性もあるため、交換を検討しましょう。

電気温水器を交換の工期

電気温水器を交換する工事は、1日で終わります。

1日で終わる理由は、給湯器自体の構造がシンプルかつ取り外しも簡単な点にあり、同じメーカーであれば余計な工事が必要なくなるからです。

そのため、機器だけの交換であれば、1~2時間で交換ができます。

しかし、同メーカーの機器の在庫がなければ、その間お湯を使用することはできません。

機器の準備に1週間ほどかかる場合があるので、お湯を使用できなくなった場合の対処法も考えておきましょう。

専門技術が必要になる

電気温水器の設置は、配管工事や電気工事などの複雑な工事が伴います。

また、大型の電気温水器を設置するには専門の資格が必要になります。

きちんと配管工事ができていないとお湯が逆流して危険が伴うこともあるので、電気温水器の交換リフォームは施工会社に依頼するようにしましょう。

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工事の流れ

電気温水器を交換する際の、工事の流れは以下の通りです。

  1. 既存の電気温水器の撤去
  2. 配管・電気工事(給湯専用からフルオートなどに変える場合は、フルオート用の配管工事が必要です。)
  3. 新しい電気温水器の設置工事
  4. 既存品処分作業

設置場所の変更の場合、配管経路を変更する配管工事が必要になります。

配管工事は大掛かりな工事になるため、電気温水器の設置場所は慎重に検討し、リフォーム会社ともよく相談しつつ決めましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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