2024年09月08日更新

監修記事

マンションのユニットバスリフォーム費用は?サイズや選び方も解説

マンションのユニットバスをリフォームしたいけど、費用や選び方が分からず悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、費用相場やサイズ、選び方のポイントや注意点まで解説しています。限られた場所を最大限に活かし、おしゃれで機能的なバスルームを作るための参考にしましょう。

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マンションのユニットバスをリフォームする際にかかる費用

マンションのユニットバスをリフォームする際にかかる費用は、50万~200万円が目安です。

ユニットバスは多くのメーカーから販売されており、さまざまな種類があります。

ここでは、ユニットバスのグレード別費用相場と、サイズによる費用の違いを見ていきましょう。

>>ユニットバスのリフォームにかかる費用の詳細はこちら

ユニットバスにおけるグレード別の費用相場

マンションのユニットバスにおけるグレードごとの費用相場は、以下のとおりです。

ユニットバスのグレード費用相場
ベーシック50万~70万円
ミドル75万~100万円
ハイクラス100万~200万円

メーカーや工事内容などによって、上記の費用は変動します。

ユニットバスのリフォーム費用には、ユニットバスの商品代と工事費用がかかります。

最低限の機能を有したベーシックタイプは最も費用が抑えられ、標準のミドルタイプ、ハイクラスの順に費用は高くなります。

ハイクラスでは、オプション機能の種類によって価格に変動があるため、費用相場の幅も大きくなるのが特徴です。

ユニットバスにおけるサイズ別の費用相場

ユニットバスの材料費は、浴室のサイズによって異なります。

【TOTO】マンションリモデル「HY‐Nタイプ」の場合
ユニットバスのサイズ費用相場
1116約88万円
1216約96万円
1218約100万円
1318約106万円

このように、マンションにおけるユニットバスの費用(材料費)は、ユニットバスのサイズに比例して高額になっていきます。

各メーカーによって、ユニットバスの商品代は異なるため、他のメーカーの費用が知りたい方は以下をチェックしてみましょう。

>>各お風呂メーカーのユニットバスを徹底比較!

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ユニットバスのリフォーム費用を抑えるコツ

マンションのユニットバスをリフォームする際に、費用を安くしたい方は多いのではないでしょうか

以下で費用を抑えるコツを4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【コツ1】予算をあらかじめ決めておく

マンションのユニットバスリフォームの計画を立てる際に、予算を決めたうえで商品と工事内容を選択しましょう。

ユニットバスにはさまざまな種類や機能があり、追加オプションをつけるほど、費用は高額になります。

予算をあらかじめ決めておけば、不要なオプションが省けるだけでなく、必要な商品や工事を適切に選択できます。

また、リフォーム業者との打ち合わせがスムーズに進むので、きっと自分に合った最適なプランが見つかるでしょう。

【コツ2】施主支給でリフォームする

リフォームするユニットバスを施主支給で選ぶと、費用が抑えられます。

施主支給とは、本来リフォーム業者が手配する商品を、自ら準備し業者に工事してもらう方法です。

自分で選んだ商品を使用できるため、希望する品質や価格のユニットバスを使用でき、費用を抑えられるのがメリットです。

ただし、購入した商品の保証や工事後のトラブルは自己責任になるため注意が必要です。

また、施主支給に対応していない、あるいは施主支給に制限のあるリフォーム業者もあるため、事前に確認が必要です。

【コツ3】補助金を活用する

マンションのユニットバスをリフォームする際に、利用できる可能性のある国の補助金制度は以下の通りです。

  • ライフサポート推進事業
  • こどもみらい住宅支援事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業

補助金制度は、工事内容が一定の条件を満たしている場合に、利用できます。

少しでもリフォーム費用を抑えるために、早めの確認をおすすめします。

>>【2024年最新】リフォームに利用できる補助金制度はこちら

【コツ4】複数のリフォーム業者に見積もりを依頼する

マンションのユニットバスをリフォームする際、複数の業者に見積もり依頼するのは費用を抑えるのに有効です。

見積もりが高すぎる業者や、低すぎる業者を見つけられ、適正なリフォーム費用の相場が把握できます。

また、複数の業者間での競争により、サービスの向上や価格交渉もしやすくなるでしょう。

それぞれの業者の異なるプランを比較し、自分の希望に合ったプランを選べるのもメリットです。

ただし、安さだけではなく、業者の評判や見積もりの内容を、しっかり確認するのも重要です。

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マンションにおけるユニットバスのサイズと特徴

マンションのユニットバスは、建物の構造や配管の位置により、浴室の設置が可能なサイズがある程度限定されています。

ユニットバスのサイズ幅×奥行き
(mm)
11161,000×1,600
12161,200×1,600
12181,200×1,800
13171,300×1,700
13181,300×1,800
14161,400×1,600
14181,400×1,800
16161,600×1,600
16201,600×2,000

そのため、マンションの間取りだけでなくリフォームの目的や予算なども視野に入れ、自分に合ったユニットバスのサイズを選ぶことが大切です。

>>快適なユニットバスのサイズと選び方はこちら

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マンションのユニットバスにおける耐用年数の目安

ユニットバスの耐用年数は、一般的に15年~20年が目安とされています。

ただし、使用時間や頻度、お手入れの状況によって寿命は大きく異なります。

家族の人数が多く、お風呂に入る回数が多い場合や、日々のお手入れが行き届いていない場合などは、ユニットバスの劣化は早まってしまうかもしれません。

以下のような症状が見られる場合は、ユニットバスの交換を検討しましょう。

  • 水漏れがする
  • 汚れやカビが落ちない
  • 浴槽や洗い場にヒビがある
  • 保湿性が低下している
  • 排水口の水はけが悪い
  • 換気扇から異音がする

>>ユニットバスのリフォームはこちらから

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マンションのユニットバスでおすすめのメーカー

マンションタイプのユニットバスは、どういったメーカーから販売されているのでしょうか。

ユニットバスのおすすめメーカーは、以下のとおりです。

ユニットバスのおすすめメーカー
  • TOTO
  • LIXIL
  • パナソニック
  • タカラスタンダード
  • トクラス
  • クリナップ
  • ハウステック
  • ナスラック
  • サンワカンパニー
  • アステック
  • 積水ホームテクノ

このように、メーカーごとに特徴の異なるユニットバスがラインナップされているため、まずはリフォームの目的にあったメーカーを厳選するところから始めてみましょう。

>>お風呂メーカーのユニットバスを徹底的に比較

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マンションのユニットバスを選ぶ際のポイント

浴室は毎日使用する大切な空間です。限られた空間を最大限に活用するために、さまざまな要素を考慮して選ぶのが重要です。

快適にバスタイムを送れるように、マンションのユニットバスを選ぶポイントを以下で解説します。

【ポイント1】ユニットバスのサイズは浴室に合っているか

住んでいるマンションによって、浴室のスペースが異なるため、ユニットバスのサイズ選びは、非常に重要です。

サイズの合わないユニットバスを選ぶと、設置が困難になり追加工事が必要になる可能性があります。

追加工事が必要になると工事期間も長くなり、入浴できない期間が増えるなど、生活に支障が出るかもしれません。

また、マンションの浴室はスペースに限りがあるため、ムダな空間を作らないようにする必要があります。

自宅の浴室にサイズの合うユニットバスを選ぶと、浴室のスペースを最大限に有効活用できるでしょう。

【ポイント2】お手入れはしやすいか

マンションのユニットバスを選ぶ際に、お手入れのしやすさは重要なポイントです。

浴室は毎日使用するため、まめにお手入れしないと汚れが取れにくくなります。

お手入れをせず放置していると、ゴミや髪の毛で排水が詰まってしまうかもしれません。

できるだけ、汚れが付きにくく掃除が簡単な浴槽や床のユニットバスを選びましょう。

たとえば、浴槽では、人工大理石やホーローの素材が汚れにくく人気があります。

また、床は乾きやすく、排水がスムーズな作りが掃除に適しています。

排水口にたまったゴミや髪の毛を簡単に取り除ける機能があると便利です。

お手入れがしやすいユニットバスは、こまめな掃除が可能となり、結果的に長持ちします。

【ポイント3】機能・デザイン性はライフスタイルに合っているか

浴室は毎日使用する場所だからこそ、住む人のライフスタイルに機能性とデザイン性を合わせるのは重要です。

たとえば、忙しい生活を送る方には掃除が簡単な素材や、短時間で温まる浴槽が適しています。

家族が多い場合は耐久性の高い素材や、広い浴槽がおすすめです。

子どもや高齢の方が居る家庭では、滑りにくい床材や出入りのしやすい浴槽が適しています。

デザイン面では、リラックスして入浴したいなら落ち着いた色合いを選ぶのもよいでしょう。

ライフスタイルに合わせて、さまざまな角度からユニットバスを比較検討して、最適な商品を選んでください。

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マンションのユニットバスをリフォームする際の注意点

マンションでユニットバスをリフォームする際に、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。

あらかじめ注意点を頭に入れて、後悔のないリフォームを実現させましょう。

【注意点1】マンションの管理規約を確認する

マンションは複数の住戸が共有部分でつながった集合住宅のため、リフォームする際には管理規約の確認が必要です。

管理規約には、建物の構造や他の住戸への影響、共有部分の使用などさまざまなルールが定められています。

希望するリフォームが管理規約のルールに反していると、工事ができないかもしれません。

マンションのユニットバスリフォームをスムーズに行うために、事前に管理規約を確認するのは重要です。

工事内容に関して疑問や質問があれば、まずリフォーム会社へ相談してみましょう。

【注意点2】運搬経路と搬入費用を確認する

マンションは共用部分を通ってユニットバスを搬入するため、運搬経路を事前に確認するのは重要です。

たとえば、通路が狭いとユニットバスの搬入が難しく、異なる経路が必要かもしれません。

エレベーターがないマンションでは、ユニットバスの搬入に手間と時間がかかり、費用も上がります。

ユニットバスを工事現場まで運ぶにも、経路や搬入方法によって必要となる費用が変わるため、注意が必要です。

マンションのユニットバスのリフォームを計画する際は、マンションの運搬経路を事前に把握し、費用を明確にしておきましょう。

【注意点3】近隣住民へあいさつをする

マンションは集合住宅のため、リフォームの際の騒音や材料の搬入が近隣への迷惑になる可能性があります。

リフォームする前に、説明を兼ねて近隣住民へのあいさつを済ませておくのが重要です。

事前にあいさつをしておくと、近隣住民の理解が得られ、トラブルを最小限に抑えられます。

工事が終わった後も完了報告としてあいさつをすると、今後のリフォームの際もスムーズに進みやすいでしょう。

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マンションと戸建てのユニットバスの違いは?

マンションと戸建てでは、ユニットバスにどのような違いがあるのでしょうか。

戸建てに比べてマンションは、天井が低く浴室のスペースが限られているため、ユニットバスのサイズがコンパクトです。

そのため、小刻みにサイズが用意されており、奥行きが長く洗い場が広い長方形のユニットバスが多いのが特徴です。

また、マンションは複数の世帯が住んでいるため、共有部分や他の住戸に影響を与えないような配慮や手間が必要です。

よって、戸建てよりも制約の多いマンションでは、ユニットバスのリフォーム費用は高くなる傾向にあります。

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マンションにおけるユニットバスのリフォーム事例

ここでは、マンションのユニットバスをリフォームした事例を紹介します。

【事例1】高断熱浴槽にリフォームして光熱費も節約

リフォーム費用約177万円
商品のメーカーTOTO
工事期間5日間

シャワーの調子が悪くなり、古くなった浴室をTOTOのユニットバスにリフォームした事例です。

日々のお手入れも簡単な高断熱浴槽を採用し、追い焚き回数を減らし光熱費の節約を実現できました。

【事例2】広々とした浴槽でリラックスできる浴室タイムを

リフォーム費用約75万円
商品のメーカーLIXIL
工事期間5日間

浴室の劣化に伴い、LIXILのユニットバスへとリフォームしました。

ゆったり入る浴槽と広々した洗い場を確保でき、体への負担を軽減できます。

タイルの壁から、モダンで高級感のある壁の浴室へと生まれ変わりました。

【事例3】お風呂と脱衣所の内装も変更して統一感のあるデザインに

リフォーム費用約94万円
商品のメーカーTOTO
工事期間5日間

お風呂の劣化によりリフォームを検討されていたため、脱衣所の内装とユニットバスをリフォームしました。

おしゃれな壁紙をポイントにして、浴室はシンプルな色合いで清潔感が出るように工夫しています。

断熱性と保湿性も高まり、季節を問わず快適に入浴していただけるようになりました。

【事例4】予算内で機能も充実したユニットバスリフォーム

リフォーム費用約43万円
商品のメーカーTOTO
工事期間2日間

希望されるリフォーム費用を重視しつつ、機能性にもこだわり収納を増やしました。

浴室の小物を手早く片付けられ、スッキリした空間を保てます。

コンパクトながら、シンプルで清潔感のあるお風呂に仕上がっています。

【事例5】シックで高級感のあるおしゃれな浴室に

リフォーム費用約97万円
商品のメーカーLIXIL
工事期間4日間
※リフォーム費用にはユニットバス以外の工事費も含まれます。

劣化した浴室やトイレを奇麗にしたいとのご依頼でした。

機能性とデザイン性を重視して、モノトーンで落ち着いた色合いの浴室にリフォームしています。

お風呂の時間が楽しく充実したと喜んでいただきました。

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【Q&A】マンションのユニットバスリフォームに関するよくある質問

マンションのユニットバスリフォームの工事期間は?

マンションにおけるユニットバスリフォームの工事期間は、2日~5日が目安です。

ただし、管理規約により工事の時間帯に制限がある場合や、追加工事の許可が必要な場合は、工事期間が長引く可能性があります。

マンションのユニットバスに追い焚き機能はつけられる?

マンションのユニットバスの追い焚き機能を後付けすることは、いくつかの条件をクリアすれば可能です。

条件のひとつとして、配管工事の際、壁に穴を開ける必要があるため管理会社の承認が必要になります。あらかじめ管理規約を確認しておきましょう。

マンションのユニットバスリフォームでサイズは変更できる?

マンションのユニットバスリフォームで、浴室や浴槽などのサイズは変更できます。

ただし、間取り変更を伴うリフォームは管理規約で制限されている場合があるため、事前に確認しておきましょう。

マンションのユニットバスは浴槽だけ交換できる?

マンションのユニットバスは、床置きタイプの浴槽であれば浴槽のみ交換できます。

床置きタイプの浴槽とは?

浴室の床面にそのまま設置するタイプの浴槽

ただし、浴槽のほかにも設備の劣化が見られる場合は、ユニットバス全体のリフォームを検討しましょう。

>>マンションのユニットバス交換はいくらかかる?

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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