2024年01月24日更新

監修記事

快適なユニットバスのサイズと選び方とは?リフォーム費用・施工事例を解説

この記事ではユニットバスのサイズや工期、費用相場、おすすめの商品を解説しています。ユニットバスのサイズについて知りたい方や、浴室リフォームを検討している方は、ユニットバスへの理解が深まりますのでぜひ読んでみてください。

ユニットバスとはどういうものなのか、また、ユニットバスという言葉を耳にする機会はあっても詳細は分からない方も多いのではないでしょうか。

この記事ではユニットバスについてサイズや工期、費用、おすすめの商品などを踏まえて徹底的に解説しています。

この記事を読むことで、ユニットバスについて必要な知識をつけることができるでしょう。

ユニットバスの大きさなどの情報を知りたい方や、ユニットバスへのリフォームを検討している方には特におすすめの内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ユニットバスとは?

ユニットバスはシステムバスとも呼ばれ、浴室の天井、床、壁、浴槽などの部品を全て工場で製造し、それぞれの部品を現場で組み上げる浴室のことです。

従来の在来工法浴室は現場に合わせて材料を選定し、その都度施工しながら浴室を作り上げているため、長い工期がかかっていました。

ユニットバスは、施工するための部品が全て揃っており、それを組み上げることで浴室が完成するため、工事期間が短く済むという利点があります。

また、多くのメーカーが機能性に優れたユニットバスを展開して競合しています。

そのため、掃除がしやすい商品や設備機器の性能が優れた商品、断熱性の高い商品など、自分の要望するものを実現させやすい点がユニットバスの大きな魅力です。

ユニットバスの種類

ユニットバスには、大きく分けて3つの種類があります。それぞれご紹介します。

1点ユニットバス

浴室の機能だけを天井や壁、床などとユニット化したのが1点ユニットバスです。
浴槽と洗い場で構成されています。

戸建やファミリータイプのマンションなどではこのタイプがほとんどです。

多くのメーカーでさまざまな商品が製造されているため、大きさや素材、オプションの機能などが最も充実しています。

2点ユニットバス

浴室と洗面台がユニット化されているのが2点ユニットバスです。
浴槽と洗い場の間に洗面ボウルが設置されていて、築年数が古く、占有面積の小さい一人暮らし用のマンションやアパートなどでよく見られます。

狭い家でも独立した洗面所を設置するスペースが不要なことと、浴室も洗面もまとめて掃除ができるなどのメリットがあります。

3点ユニットバス

浴室、洗面、トイレの3つの設備が1つにまとまっているのが3点ユニットバスです。
水回りの設備がコンパクトに1カ所に収まるので、一人暮らし用の賃貸のマンションやアパート、ホテルなどでよく見られます。

2点ユニットバスよりもさらに省スペースで水回りを設置でき、掃除などの手入れも手間がかかりません。

ただし、2人以上で暮らす場合や来客があるときは、シャワー中にトイレが使用できなかったり、シャワーの蒸気でトイレの紙用品や布製品が湿気たり、洗面用品やトイレ用品のストック場所を他で設ける必要があったりといったデメリットもあります。

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ユニットバスのメリットとは

今では浴室の主流となっているユニットバスには、さまざまなメリットがあります。
ここからは、ユニットバスのメリットを解説していきます。

【ユニットバスのメリット】工期が短い

古くからの建築方法である在来工法では、施工場所に合わせてコンクリートを打ち、天井や壁などさまざまな部材を一から施工するため、数日〜1週間程度の施工日数がかかります。

一方のユニットバスは、浴槽や壁、天井、床などを決まった規格で工場生産し、現場ではそれを組み立てるのが主な作業となります。組み立てるだけで済むため、施工が1日〜数日など短い期間で完了することも多く、在来工法に比べて工期が短く済みます。

【ユニットバスのメリット】気密性が高い

先ほども少し触れましたが、ユニットバスは規格化された工場生産品です。
そのため、壁、床、天井などを現場で一からつくる在来工法の浴室よりも気密性が高くなります。

気密性の高さは水漏れのしにくさや、長く使える耐久性の高さ、後述する断熱性の高さにも関係します。

冬の寒い時季に、気密性の低い浴室だと冷たい外気の影響を受けて浴室全体が寒く、お湯が冷めやすかったり、そもそも入浴することが苦痛になったりするため、気密性の高さは快適な入浴のための大切なポイントです。

【ユニットバスのメリット】断熱性が高い

ユニットバス本体はそもそも気密性の高いものですが、さらに、施工上、ユニットバス用の部屋が一つあってその中にユニットバスが納まっているという二重構造になっています。そのため、建物の壁とユニットバスの壁の間に空気の層ができ、断熱性が高まります。

また最近のユニットバスは、ヒートショックのリスクを抑えたり、エネルギー効率を高めたりするために、壁や床、浴槽部分などに保温性の高い素材を使うなど、さまざまな工夫が随所に施され、断熱性は年々進化を遂げているポイントでもあります。

【ユニットバスのメリット】掃除がしやすい

ユニットバスは、掃除のしやすさにも特徴があります。

在来工法のタイル張りの浴室は、目地に汚れがたまったりカビが生えたりしやすく、掃除も手間がかかりますが、ユニットバスは壁や床がツルッとしていてつなぎ目も極力少なくなるよう設計されているので、汚れが付きにくく掃除しやすくなっています。

さらに、断熱性同様、各メーカーでは掃除のしやすい素材や設計に力を入れて商品開発を行っていて、水はけが良い床の素材や、水がたまりにくい棚の設計、細かなパーツを取り外して丸洗いできるなど、掃除しやすい工夫が多く見られます。

【ユニットバスのメリット】最新機能が使える

ユニットバスには、ユニットバスでしか使えない最新機能を備えているものがあります。

最近だと、浴槽の肩や首あたりからお湯が出てきて打たせ湯を楽しめたり、泡のお風呂を楽しめたり、シャワーに肌や髪をケアする機能があったりもします。

また楽しむだけでなく自動洗浄の機能がついていたり、汚れがつきにくい素材が使われていたり、お手入れが楽になるような機能も充実していますし、シャワーや水栓の節水機能もアップしています。

各メーカー、新たな機能や素材の開発には力を注いでいるため、ユニットバスを採用することでバスタイムがより楽しくリラックスしたものになり、掃除などの手間が少なくなり、省エネや節水効率の高いお風呂になることは大きなメリットです。

ユニットバスのデメリットとは?

メリットの多いユニットバスですが、もちろんデメリットもいくつかあります。デメリットについても解説します。

【ユニットバスのデメリット】規格(サイズ)が決まっている

ユニットバスはそれぞれのメーカーで決まった規格があり、サイズも規格の中から選ぶことしかできません。

新築なら、気に入ったユニットバスのサイズに合わせて浴室スペースを設計することもできますが、リフォームの場合は、ぴったりサイズのユニットバスがあるとは限りません。

そのため、リフォームしたら浴室が以前より狭くなった、ということはリフォームではしばしば起こります。

また、カタログやショールームなどで見たユニットバスを気に入っても、サイズの関係で設置できないということもあります。

【ユニットバスのデメリット】通気性が悪い

ユニットバスのメリットでもあった気密性の高さは、そのまま通気性の悪さというデメリットにもなります。

浴室は通気性が悪いと湿気がこもってカビが生えやすくなりますので、使用中以外は換気扇を回しておくなど通気性を確保する対策が必要です。

しかしながら、最近では湿気やカビ対策の素材も新しく良いものが使われていますし、マンションなどでは24時間換気は当たり前となっているため、これについては大きなデメリットと考えない方もいらっしゃるかもしれません。

【ユニットバスのデメリット】設備の後付けができない

ユニットバスは、浴室全体が一体となった一つのユニットであるため、一度設置してしまうと、後から何かパーツや設備を取り付けようとしても、できない可能性が高いです。

欲しい設備や機能、オプションなどは、ユニットバス設置の際によく吟味して後悔のないように検討する必要があります。

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ユニットバスの耐用年数

使用頻度や使用環境、日々の掃除やメンテナンスの仕方などによっても異なりますが、一般的にユニットバスの耐用年数は15〜20年程度といわれています。

とはいえ、20〜30年使用しているお家も多くあります。浴室換気扇や給湯器、コーキングなど部分的な補修を行っていれば30年程度は問題なく使えることも少なくありません。

30年を超えてくると、給排水管の交換時期でもあるため、ユニットバスのリフォームを真剣に検討することをおすすめします。

ユニットバスの選び方

ユニットバスは数多くのメーカーからさまざまな商品が出ているため、どんな視点でユニットバスを選べばいいのか、分からなくなってしまうかもしれません。ユニットバスの選び方について解説します。

【ユニットバスの選び方】機能性で選ぶ

ユニットバスには、在来工法では実現できないさまざまな便利で快適な機能があります。

水切れがよくカビの生えにくい壁や床、皮脂汚れがつきにくく、高級感のある浴槽、冬でも温かく滑りにくい床など、使われている素材に、高い機能が備わっているものもあります。

さらに、オプションでは人気の高いもので、浴室暖房乾燥機や浴室テレビ、ジェットバス、自動洗浄機能などをつけることでさらに快適な浴室にすることもできます。

【ユニットバスの選び方】デザインで選ぶ

デザイン面も、ユニットバスを選ぶ上では大切なポイントです。デザインや色、素材を選んで、気に入った浴室空間でくつろぐことでバスタイムの満足感も上がります。

例えば、白やベージュ、パステルカラーのような淡い色味の壁や床で浴槽や鏡、シャワーや水栓の形にも曲線の多いものを取り入れれば、やさしくあたたかい雰囲気のバスルームにすることができます。

逆に、濃いブラウンやグレー、ネイビーといった色味の壁や床に直線的で大理石調の素材などのバスタブなどを選べばスタイリッシュで大人な雰囲気のバスルームになります。

ユニットバスの商品ごとに選べる色や素材が異なるため、好みの色やデザイン、素材があるかどうかでユニットバス選びを始めるのも楽しいかもしれません。

【ユニットバスの選び方】予算で選ぶ

予算は、最も大切なポイントです。

他の住宅設備選びでもよくあることですが、ユニットバスにも商品にいくつかのグレードがありますので、まずは予算からグレードを決めて、そこからユニットバス選びを始め、必要なオプションなどをつけていってもいいかもしれません。

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ユニットバスのサイズ・寸法の見方

ユニットバスにはさまざまなサイズ・寸法の商品があります。

そんなユニットバスの規格表記ですが、初めて見る方にとって分かりにくい表記となっています。

実際にショールームやカタログをご覧になった方は目にしたことがあるかもしれませんが、ユニットバスの規格表記は1620や1616などの数字4文字で表記されます。

これが何を表しているのか具体的に説明していきます。

例えば1620と表記されている場合、幅160cm×奥行き200cmであることを表し、1616と表記されている場合には幅160cm×奥行き160cmであることを示しています。

そのため、この数字は実際のユニットバスの寸法を表しているのです。

ユニットバスにはマンション用と戸建て用の商品があり、さまざまなメーカーが商品展開をしていますが、この規格の表記については全て共通しているため、覚えておくようにしましょう。

一般的なユニットバスのサイズ・寸法

一般的なユニットバスのサイズは戸建て用とマンション用でも異なり、戸建て用は1216や1616と呼ばれる0.75坪および1坪サイズが一般的なサイズとされています。

マンション用の場合には浴室のスペースがそこまで大きく無い場合が多いため、1116や1216など幅広いサイズに対応できる0.75坪サイズが多くなっています。

一般的なサイズについて紹介をしましたが、基本的には戸建て用、マンション用ともに現在のサイズに合わせたユニットバスを使用することが多いです。

そのため、マンションでも現在のサイズが1616であれば1616サイズ、戸建て用で1116であれば1116サイズを使用することもあるため、一般的なサイズはあくまで参考程度に覚えておきましょう。

以下にユニットバスのサイズ一覧をまとめました。

自宅の浴室を測ってみてどのサイズに該当するのか把握しておくことで、リフォームする際に商品が選びやすくなりますので、表を参考に自分の浴室が何サイズなのか確認してみてください。

なお、今回の表は特に需要の多い1818サイズまでを一覧にまとめていますが、この上には1621や1624などの1.5坪サイズもあります。

該当するサイズが無い場合にはメーカーやリフォーム会社に相談してみるようにしましょう。

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快適な浴槽のサイズはどのくらい?

ユニットバスにおける浴槽の横幅は、基本的にどのサイズであっても約70cmで変わりません。

変わるのは縦幅で、基本的に10cm単位で変わります。

10cmと聞くとそこまで大きな変化がなさそうにも感じますが、実際に利用する上で感じ方が大きく異なるのです。

実際に浴槽の縦幅を5段階に分けて、一般的にどのような感覚なのかを下記の表にまとめてみました。

表にまとめて紹介しましたが、実際に使い勝手が良いと思うサイズは人それぞれ異なる場合が多いです。

具体的には浴槽が広すぎると体勢的にきついと感じる場合や、狭い浴槽の方が居心地が良いと感じるなどさまざまです。

また、浴槽の形状によっても感じ方は異なります。

実際にショールームへ足を運んで、展示されている実物に入って、適切な大きさやデザインを探してみると良いでしょう。

最適な洗い場の広さはどのくらい?

さて、前項で浴槽のサイズについて解説しましたが、ここでは最適な洗い場の広さについて紹介していきます。

洗い場のスペースは浴槽と異なり、家族構成によってどのようなスペースが必要なのかが変化します。

今回はユニットバスのサイズ毎に4段階に分けて洗い場の広さをまとめてみました。

浴槽の項目でも紹介した通り、浴槽の横幅は約70cmで固定されているため、ユニットバスのサイズが大きくなるほど、洗い場のスペースが広くなります。

そのため、洗い場にゆったりとしたスペースを設けたい場合には大きいサイズのユニットバスを選ぶと良いでしょう。

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ユニットバスのリフォーム費用と工期

ユニットバスの費用は現場の状況や商品価格によって大きく変動します。

実際の費用相場としては約40万円〜約150万円、工期は約2日〜約10日程で非常に大きな差があります。

これは現在の浴室が在来浴室なのかユニットバスなのかによって工事期間や費用が異なるため、このような状況となっています。

ここではユニットバスからユニットバスにリフォームする場合と、在来浴室からユニットバスにリフォームする場合の2つの状況に分けて費用と工期、費用が増減する要因について紹介します。

費用の増減において共通する項目が1つだけあり、それが商品価格です。

商品のグレードや設備機器によっても大きく費用が増減するため、今回紹介する金額はあくまでも一例としてお考え下さい。

詳しくは業者による現地調査が必要となります。

また、業者によっても金額は異なるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

ユニットバスからユニットバスにする場合

ユニットバスからユニットバスへのリフォームは早ければ約1日で工事が終わる場合もありますが、基本的には約2日〜約5日の工期がかかります。

また、費用は約40万円〜約120万円ほどでリフォームができます。

新規に設置するユニットバスが、暖房乾燥機などのこれまでに付いていない機能を持っている場合や、サイズアップをする場合には追加で付帯工事がかかるため、事前に確認するようにしましょう。

工期が短く、工事内容も少ないため、費用の大半は商品価格が占めており、商品価格がリフォーム全体の費用に与える影響が大きいと言えます。

在来工法の浴室からユニットバスにする場合

在来工法の浴室からユニットバスにリフォームをする場合には約7日〜約10日の工期がかかり、費用は約70万円〜約150万円が一般的とされています。

在来工法の浴室は現在の浴室の大きさによって、解体工事にかかる日数や廃棄物の量、必要なコンクリートの量など、さまざまな部分において異なります。

そのため、現在の浴室が大きい場合には今回紹介している工期、費用以上に大きくかかる可能性があることを認識しておきましょう。

ユニットバスの大きさは変更できる?

結論から申し上げるとユニットバスの大きなサイズへのサイズ変更は現場の状況によっては可能です。

また、在来工法の浴室に対して希望のサイズのユニットバスを導入することも同様で現場の状況によっては可能と言えます。

では、なぜ現場の状況によって可能なのかを説明していきます。

浴室のスペースは基本的に構造体である柱に囲まれて作られている場合が大半で、浴室を大きくする場合にはこの柱が干渉してしまう可能性があります。

そのため、浴室を大きくするためには柱に干渉しない範囲で大きくするか、柱を抜いても問題ない状況であることを確認して拡張する方法を取る必要があるのです。

浴室周囲の柱が構造上重要な柱である場合には大きく拡張することができないため、現場の状況によって左右されることになります。

万が一現在の浴室の配置で浴室の拡張ができない場合には、間取りを変更するなどして、希望の大きさの浴室が作れるように工夫することも1つの方法です。

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ユニットバスにリフォームするための条件とは?

ユニットバスにリフォームするための条件をまとめてみました。

ユニットバスを搬入できる広さの出入口、通路の幅がある

ユニットバスは工場で製造されたパーツをそれぞれ組み上げて作る商品であるため、全て室内に搬入できなければ、当然組み上げることができません。

特に床や浴槽は大きい場合が多いため、搬入経路がしっかり確保できている必要があります。

解体後の天井の高さが十分に確保されている

ユニットバスの天井の高さは大体200cm前後の場合が多いため、このスペースが確保できないと設置が難しい可能性があります。

解体後の床下スペースが十分に確保されている

ユニットバスは基本的に床の下にアジャスターボルトなどの脚が付いており、それをコンクリート上に乗せて設置をするか、専用の架台を使用して設置をします。

そのため、脱衣場の床からお風呂場の床下が十分に下がっていないと設置ができない、もしくは望まない段差が発生する可能性があります。

最低でも20cm以上のスペースが確保できないと難しいでしょう。

簡単に3つの条件を紹介しました。

天井や床下の空間など、知識が無いと判断が難しい項目もあるため、実際にユニットバスの設置が可能か気になる方は、専門業者に現場調査を依頼するようにしましょう。

場合ごとに見た快適なユニットバスのサイズ

ユニットバスのサイズは家族構成や求める快適性によって、適切なサイズが異なります。

ここでは具体的に3つのケースに分けて紹介していきますので、ユニットバスのサイズ選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。

足を伸ばせる広さ

一般的には先程の浴槽の縦幅の項目でも紹介した通り、足を伸ばして入れる浴槽は縦幅が130cm以上です。

そのため、足を伸ばして浴槽に入りたい場合には130cm以上の浴槽が設置できる、1坪サイズのユニットバスを導入すると良いでしょう。

ただし、身長が大きい方は、130cmの浴槽では窮屈に感じてしまう可能性があります。

ショールームで浴槽のサイズ感を試した上で、場合によっては1.25坪サイズや1.5坪サイズのユニットバスを選ぶようにしましょう。

親子で入浴できる広さ

親子で入浴する場合には浴槽の広さと洗い場のスペースの両方を広く確保しておいた方が快適に入浴することができます。

そのため、子供とも入浴することができる、1坪サイズ〜1.25坪サイズのユニットバスが最適でしょう。

特に1.25坪サイズは洗い場、浴槽ともに子供と入浴してもゆったり入浴できるため、おすすめです。

介護しやすい広さ

介護をする場合には車椅子の利用も考えると、広い間口と広い洗い場のスペースがあった方が良いです。

そのため、入口を3枚引き戸や片引き戸にして広い間口を確保した上で、1.5坪サイズのユニットバスにすることをおすすめします。

1.5坪サイズであれば浴槽も大きいため、介助しやすく、介護に必要な道具などもユニットバス内に置いておくことができるため、利便性が高いでしょう。

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狭い浴室におすすめのユニットバス商品

規格が決まっているユニットバスは、残念ながら浴室のスペースが狭くなればなるほど、対応できる商品が少なくなってしまいます。

しかし、そんな狭い浴室にも対応できるような工夫がされていたり、規格の数を増やしている商品があります。

ここでは狭い浴室におすすめのユニットバスを3つ紹介していきます。

タカラスタンダード「伸びの美浴室」

タカラスタンダードの「伸びの美浴室」は実際の浴室スペースに合わせてユニットバスを設置することができるため、規格外の寸法にも対応できる商品となっています。

通常の規格品ではデッドスペースが発生してしまうような現場でも柔軟に対応することができるため、戸建て、マンション問わず、浴室を少しでも拡張したい方におすすめの商品です。

TOTO「シンラ」

TOTOの「シンラ」は「床ワイパー洗浄」や「ほっカラリ床」「ファーストクラス浴槽」などの設備を選択することができます。

狭い浴室空間でも利便性があり、高級感のある空間に仕上げることができる魅力的な商品で、天井の梁欠き加工にも対応しているため、現場での対応力も高い商品です。

リクシル「リノビオV」

リクシルの「リノビオV」は高級感のある人造大理石浴槽を標準搭載しており、見た目と清掃性の両方を追求している商品のため、導入後の満足度が高い商品と言えます。

また浴室サイズが12種類と非常に豊富で、狭い浴室の場合にも設置できるサイズが多いことから、商品選びを円滑に進められる点も魅力の一つです。

おすすめメーカーの人気ユニットバス商品

狭い浴室におすすめのユニットバスについて紹介しましたが、ここでは戸建て住宅、マンション問わず、おすすめできる商品を紹介します。

今回も3つの商品を紹介していきますが、どれも機能性、デザイン性に優れた商品ですので、商品選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

リクシル 「スパージュ」

リクシルの「スパージュ」はとにかく快適でリラックスできる空間づくりに特化した商品です。

肩湯やオーバーヘッドシャワーなど特別感のある設備が充実しているため、毎日のバスタイムが楽しくなります。

また、リクシルはどの商品も清掃性を追求していることから、この商品も掃除がしやすいです。

高級ユニットバスであるため、価格は少し高価ですが、高価でも良い浴室にしたい方にはおすすめの商品と言えます。

TOTO「サザナ」

TOTOの「サザナ」は価格帯に応じて4つのプランが用意されており、予算と機能の折り合いをつけやすい商品です。

サザナの特におすすめできるポイントが1坪以上の浴室に限られるものの浴室内にベンチを設置できる点です。

バスタイムをゆったり過ごせるだけではなく、子供との入浴や介護においても利便性が高く魅力的な商品となっています。

パナソニック「オフローラ」

パナソニックの「オフローラ」はいわゆる中価格帯に該当する商品ですが、価格に応じて設備機能を選定することができます。

また、選定できる機能には人造大理石浴槽や、浴室暖房換気扇、酸素美泡湯、天井ライン照明など、ラインナップが豊富です。

パナソニックは電子機器メーカーであることから、設備機器の性能がどれも高く、機能も魅力的なものが多いため、設備機器を充実させたい方には特におすすめです。

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ユニットバスのリフォーム施工事例

ユニットバスのリフォーム事例を紹介します。

在来浴室からのリフォーム、マンションでのリフォーム、2階に浴室がある場合のリフォームの3つの事例を紹介しますので、参考にしてみてください。

タイル張りの在来工法の浴室から壁を拡張してユニットバスを施工!

在来工法の浴室から1014サイズのユニットバスへのリフォームです。

ユニットバスを導入するために浴室の面積を少し広げて十分なスペースを確保しました。

リフォーム費用 約87万円(※脱衣所のクロス張替え費用込み)
工期 約7日
建物 戸建て
メーカー名 リクシル
商品名 BW 100cm×140cm

サイズアップに成功したマンションのユニットバス施工事例

1216サイズのユニットバスから1316サイズのユニットバスに入れ替え工事をしました。

マンションであったため、浴室の拡張が難しいと思われましたが、スペースに余裕があったため、少しだけ幅の大きい1316サイズへサイズアップすることができました。

リフォーム費用 約93万円(※脱衣所のクロス張替え費用込み)
工期 約6日
建物 マンション
メーカー名 リクシル
商品名 リノビオV 130cm×160cm

TOTO「サザナ」で浴室サイズアップ+段差を解消した事例

1116サイズのユニットバスから1216サイズのユニットバスへ交換リフォームを行いました。

2階の浴室でしたが、入念な現場調査を行い、サイズアップと床の段差解消を実現することができています。

リフォーム費用 約109万円(※脱衣所のクロス張替え費用込み)
工期 約6日
建物 戸建て
メーカー名 TOTO
商品名 サザナ 120cm×160cm

まとめ

今回はユニットバスについて、サイズや費用、工期、おすすめの商品などを踏まえて解説しました。

ユニットバスは浴槽と洗い場を自分好みの広さで作ることが、快適なバスタイムを過ごすために大切です。

また、それを踏まえた上で、機能性やデザイン性を追求していくことが満足度の高い浴室リフォームにつながります。

工事の詳細や費用に関しては複数の専門業者に見積もり依頼を行い、見積もり比較をして内容を精査することで、希望通りのリフォームを価格を抑えて実現できるでしょう。

 

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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