浴槽を交換したい!費用相場を解説【2025年最新】

浴槽の素材や設置方法によって費用は異なるため、ライフスタイルや予算に合わせてリフォーム内容を決めていきましょう。

浴槽の種類や設置方法、補修内容ごとに費用相場を解説します。賃貸物件の注意点なども紹介します

2025年02月27日更新

監修記事
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浴槽交換リフォームの費用相場(2025年2月現在)
FRP 20万円 人工大理石 80万円
ホーロー 40万円 ステンレス 20万円
木製 50万円

浴槽の交換費用や工期

浴槽のみの交換は、20万~80万円が費用相場です。
据え置き型の場合は比較的容易にできます。
一方で、埋込み型や半埋込み型の場合は浴槽のみの交換が難しく、床や壁の取り壊しが伴います。浴槽交換と床・壁の補修工事が必要です。

浴槽の交換にかかる日数は何日くらい?

浴槽の交換にかかる日数は、2〜7日間が目安です。
浴槽を入れ替えるのみであれば数時間で済むこともありますが、配管工事や壁や床を補修する場合は工事期間が長くなります。
また、工事後もすぐ使用できるわけではなく、浴槽まわりのコーキングを十分に乾燥させたり、充満するニオイを換気したりする時間も設けなければなりません。
ほかにも問題なく排水されるかの確認も必要なため、工事当日は入浴を控えることを推奨しています。

浴槽の交換にはいくらかかるの?

浴槽の交換にかかる費用は「浴槽の種類」と「設置方法」によって変動します。

ここでは、それぞれの費用相場と特徴について解説します。

浴槽の設置方法別の交換費用

浴槽の設置方法別の「工事費」相場
据え置き型
約13万円
埋め込み型
15~30万円
半埋め込み型
10~15万円

浴槽交換は、本体を入れ替えるだけで済む「据え置き型」が最も安価です。
在来浴室の浴槽で「埋め込み型」や「半埋め込み型」の場合、壁や床などタイルの一部を壊して補修する必要があるため「据え置き型」よりも高くなる傾向があります。
浴槽の設置方法の種類については記事後半参照ください

別途費用がかかることに注意!

なお、上記の費用相場は工事費のみとなっているため、実際の工事では別途浴槽の本体価格が加算される点に注意しましょう。

浴槽の種類別の交換費用

【種類別】浴槽の交換費用
FRP浴槽
約20万円
人工大理石浴槽
約80万円
ホーロー浴槽
約40万円
ステンレス浴槽
約20万円
木製浴槽
約50万円

FRP浴槽やステンレス浴槽を選ぶと比較的安価に交換できる一方で、人工大理石や木製浴槽は高額になる傾向があります。
浴槽の交換後も長く住み続ける予定であれば、長持ちする素材を選ぶとともに、将来を見据えて出入りがしやすく安全性の高い浴槽を選ぶことも重要なポイントです。

しかし、数年後ユニットバスの交換を考えていたり、住み替えの予定があったりする場合は、低予算で交換可能な浴槽の素材を選択するのもいいでしょう。

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FRP浴槽の交換費用相場

メリット
デメリット
  • 軽量で耐久性が高い
  • 防水性が高い
  • 安価に手に入る
  • カラーバリエーションが豊富
  • 傷や汚れが目立ちやすい
  • 経年劣化で色褪せる

FRP浴槽の交換費用は、約20万円が相場です。

FRP浴槽は、「繊維強化プラスチック」を素材にした、手頃な価格が魅力の浴槽です。軽量で設置が簡単なうえ、保温性にも優れているため、多くの家庭で採用されています。

カラーバリエーションが豊富で、万が一ひび割れや穴ができても部分補修で対応できる点もメリットです。これにより、機能性を損なうことなく長く使用できます。

一方で、デメリットとしては、傷や汚れが目立ちやすく、長期間使用することで色褪せや表面の剥がれが起こりやすいことが挙げられます。コーティングを施すことである程度の美観を維持できますが、他の素材と比べると見た目の維持には工夫が必要です。

FRP浴槽は、コストパフォーマンスを重視しつつ、保温性や軽量性を求める方に適していますが、定期的なメンテナンスを考慮したうえで選ぶと良いでしょう。

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人工大理石浴槽の交換費用相場

メリット
デメリット
  • 光沢や透明感がある
  • 手入れがしやすい
  • 耐久性が弱く傷つきやすい
  • 黄ばみやすい

人工大理石浴槽の交換費用は、約80万円が相場です。

人工大理石浴槽は、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とし、大理石のような高級感あふれる美しさが特徴です。表面が滑らかで汚れが付きにくく、サッと拭くだけで清潔を保てるため、お手入れが簡単です。

また、耐久性にも優れており、見た目の豪華さと機能性を兼ね備えた浴槽として人気があります。

一方で、天然大理石に比べると質感が柔らかく、傷がつきやすいのがデメリットです。さらに、比較的高価で重量があるため、設置には強度のある床が必要です。強い衝撃を受けると割れやすい点も考慮が必要です。

人工大理石浴槽は、見た目の美しさやお手入れのしやすさを重視する方に向いていますが、予算や設置環境を十分に確認して選ぶことが大切です。

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ホーロー浴槽の交換費用相場

メリット
デメリット
  • 美観に優れている
  • 耐久性と保温性が高い
  • カビが発生しにくい
  • 経年劣化でコーティングが剥がれやすくなる
  • 定期的な塗装が必要

ホーロー浴槽の交換費用は、約40万円が相場です。

ホーロー浴槽は、金属の表面にガラス質を高温で焼き付けたもので、耐久性と保温性に優れています。ガラスコーティングによりカビが発生しにくく、汚れが付きにくいというメリットがあります。

その美しい光沢と高い耐久性から、バスルームに高級感を与えることができ、表面が滑らかで清潔感も保ちやすいです。ただし、経年劣化により表面のガラス質が剥がれると、そこからサビが発生することがあります。サビは補修では完全に取り除けないため、定期的な塗装が必要です。

ホーロー浴槽は重量があり、強い衝撃を受けると割れることがあるので、取り扱いには注意が必要です。それでも、定期的なメンテナンスを行えば、その美しさと機能性を長期間維持することができます。

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ステンレス浴槽の交換費用相場

メリット
デメリット
  • 耐久性と保温性が高い
  • サビや変色が起きにくい
  • サイズのバリエーションが豊富
  • 塗装が剥がれやすい
  • 重い
  • デザインのバリエーションが少ない

ステンレス浴槽の交換費用は、約20万円が相場です。

ステンレス浴槽は、耐久性の高さとお手入れのしやすさがメリットです。
また、金属製のためすぐにヒビが入ったり穴が空いたりしません。サビや変色も起きにくいため、長く使い続けられます。
見た目の無機質さは好みが分かれるかもしれませんが、保温性に優れています。

ただし、硬いたわしで擦ったり、物がぶつかったりすると、塗装が剥がれて傷がつきやすくなります。

ステンレス浴槽は、錆びにくく非常に衛生的な材質です。また耐久性が高く、長持ちするため、メンテナンスの手間が少ないのが特徴です。

ただし、冬場などに冷たく感じることがあるでしょう。またデザインのバリエーションが少ない点もデメリットです。加えて、水垢が目立ちやすいので、こまめな掃除が必要です。

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木製浴槽の交換費用相場

メリット
デメリット
  • 木のぬくもりを感じられる
  • 長持ちする
  • カビやすい
  • 変色しやすい

木製浴槽の交換費用は、約50万円が相場です。

木製浴槽はヒノキやマキ、ヒバなどを使用する、木材の温もりや香りを楽しめます。
天然素材を使った浴槽はほかの素材では感じられないリラックス効果があり、まるで温泉に入っているような感覚を味わえるワンランク上の浴槽です。

一方で、使用後にしっかり乾燥させてこまめに掃除をしないと、カビが発生して劣化が早まります。
最近では腐食しにくい木製浴槽も選べる種類が増えてきているので、より長く愛用したい方は機能性に注目して選ぶのがポイントです。

木製浴槽は、温もりと自然な風合いが魅力です。保温性が高く、リラックス効果が期待できますし、天然素材ならではの柔らかい肌触りが特徴です。

一方で、比較的値段が高いこと、湿気に弱くカビが生えやすいことがデメリットです。定期的なメンテナンスが欠かせませんが、それを行うことで、長期間快適に利用することができるでしょう。

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浴槽の素材はどう見分ける?

浴槽の素材について紹介しましたが、「FRP」、「人工大理石」、「ホーロー」の3つは、ぱっと見ただけで見分けるのは難しいかもしれません。

3つの素材の見分け方について解説します。

FRPは「質感」と「軽さ」で見分ける

FRP浴槽は、「質感」「軽さ」で見分けることができます。

FRPの表面の質感は滑らかでツルツルしており、プラスチック特有の触り心地が特徴です。また軽く叩いてみると、プラスチック特有の軽い音がします。

これらの特徴を確認することで、FRP浴槽を見分けることができます。

人工大理石は「重厚感」と「冷たさ」で見分ける

人工大理石浴槽は、「重厚感」「冷たさ」で見分けることができます。

人工大理石は、石のような重厚感のある質感をしており、光沢がありながらも天然の大理石に似た滑らかな表面を持っています。見た目に重厚感を感じることができます。また触ってみると冷たい感触があり、特に冬場にはその冷たさが顕著です。

これらの特徴に注目することで、人工大理石浴槽を識別することができます。

ホーロー浴槽は「光沢」と「硬さ」で見分ける

ホーロー浴槽は、「光沢」「硬さ」で見分けることができます。

表面は非常に滑らかで、ガラスのような光沢があり、見た目に高級感があります。指で触れてみると、非常に硬い感触があり、軽く叩くと金属特有の硬い音がします。この硬さは、ホーローが金属の表面にガラス質のコーティングを施しているためです。また、重さもそれなりにあり、簡単に動かせないほどのしっかりとした重量感があります。

これらの特徴を確認することで、ホーロー浴槽を見分けることができます。

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浴槽やユニットバスリフォームの施工事例

ここでは、浴槽やユニットバスリフォームできれいになった実際の施工事例を紹介します。

【事例1】埋め込み型浴槽の交換

before
after

埋め込み型浴槽の交換

建物タイプ戸建て
施工期間2日
リフォーム費用約33万円

漏水をきっかけに埋め込み型浴槽の交換を行った事例です。
なるべく費用を抑えたいというお客様のご要望をくみとり、今回は浴槽のみを交換しました。
設置方法はリフォーム前と変更ありませんが、色をホワイトに統一したことですっきりとした印象に仕上がっています。

【事例2】据え置き型浴槽からユニットバスへ交換

before
after

据え置き型浴槽からユニットバスへ交換

建物タイプ戸建て
施工期間2日

「据え置き型」の浴槽から、ユニットバスにリフォームした事例です。

以前は浴槽が高くて出入り時に足腰に負担がかかっていましたが、ユニットバスにしたことでまだぎの高さが低くなったことで身体への負担が軽減されました。

浴槽横に「ホールインワン(壁貫通型給湯器)」がありましたが、今回リフォームしたことで室外に設置したため広々とした浴槽で快適な入浴時間が楽しめます。

【事例3】半埋め込み型浴槽の部分補修

before
after

半埋め込み型浴槽の部分補修

建物タイプ戸建て
施工期間2日
リフォーム費用約22万円

「半埋め込み型」の浴槽がある浴室を、部分的にリフォームした事例です。

浴槽と壁・床の継ぎ目部分のタイルに亀裂が入っていたため、色のないクリアのコーキングを施して浸水被害を防ぎました。

このように早い段階で業者に相談すると、部分的なリフォームで済むためコスト削減につながります。

【事例4】半埋め込み型浴槽の交換

before
after

半埋め込み型浴槽の交換

建物タイプ戸建て
施工期間5日
リフォーム費用約50万円

浴槽の傷や汚れが目立つようになったことをきっかけに「半埋め込み型」の浴槽を交換した事例です。

浴槽をリフォームするだけではなく、お客様のこだわりを叶えるために、浴槽のまたぎ部分を壁と同じデザインにしました。

浴槽の交換と同時に床材もリフォームし、以前よりも明るい浴室に仕上げています。

【事例5】ステンレス浴槽からFRP浴槽へ交換

before
after

ステンレス浴槽からFRP浴槽へ交換

建物タイプ戸建て
施工期間10日
リフォーム費用約75万円

「半埋め込み型」のステンレス浴槽から、FRP浴槽に交換した事例です。

この事例では、お風呂の老朽化をきっかけに、ユニットバスにリフォームしました。

せっかくならおしゃれなデザインにしたいというお客様のご要望を受け、シンプルかつ清潔感のあるユニットバスに仕上げています。

浴槽の横幅も広くなったことで、湯船にゆったり浸かれるようになりました。

【事例6】在来浴室からユニットバスへ交換

before
after

在来浴室からユニットバスへ交換

建物タイプ戸建て
施工期間5日
リフォーム費用約96万円

補助金制度を活用して、在来工法の浴室からユニットバスにリフォームした事例です。

新しい浴槽は、節水効果を得られる形状をしていたり、洗い場側の浴槽がつかみやすいように薄くなっていたりと、以前よりもエコで快適な浴槽になりました。

さらに、TOTOのサザナはゆるリラ浴槽と呼ばれる人を包み込むような形状をしているので、以前よりもリラックスした姿勢で入浴を楽しめます。

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浴槽交換以外の選択肢とリフォーム費用相場

浴槽を部分的に補修した場合の費用相場

浴槽の部分補修の費用相場
排水栓の交換
1〜2万円
循環アダプターの交換
1.5〜4万円
水栓のパッキン交換
0.5〜1万円
排水ホースの交換
1~3万円
浴槽の塗装
8〜10万円
  • 浴槽を丸ごと交換するほどダメージを受けていない
  • あまり費用をかけたくない

という場合は、部分補修で対応する方法があります。
部分的な劣化や不具合の場合には、浴槽交換だけでなく補修も視野に入れましょう。

【補修方法1】排水栓の交換

  • 排水栓を入れたはずなのにお湯が漏れる
  • ゴム栓の鎖が切れた

このような不具合が浴槽に発生した場合は、部品を交換することで解決できます。
特に、浴槽のゴム栓は経年劣化ですり減っていることも少なくありません。ゴム栓を抜こうと引っ張ったときに鎖が切れてしまうこともあるでしょう。

そんなときは排水栓の交換がおすすめです。

【補修方法2】循環アダプターの交換

浴槽内に設置されている循環アダプターは、見た目では故障しているかどうかの判断ができないことがほとんどです。
しかし、循環アダプターから

  • 水漏れしている
  • 異臭を感じる

などの不具合が見られる場合は、劣化が考えられます。
なお、循環アダプターのカバーやパッキンなどは比較的簡単に交換できますが、給湯管の内部で詰まりが見られる場合には無理をせず業者に補修を依頼しましょう。

【補修方法3】水栓のパッキン交換

浴槽側にある水栓から水漏れしている場合は、水栓内部にあるパッキンの劣化が疑われます。
パッキンを触ってみて、手に黒い汚れが付いたり固くて弾力がなかったりする場合は交換のタイミングです。
水栓の機種によっては、複数箇所にパッキンがある場合も考えられるため「原因箇所を特定できない」「自分で交換できない」などの場合は業者に依頼しましょう。

【補修方法4】排水ホースの交換

排水ホースは劣化するとひび割れや穴が空き、マンションの場合は放置すると下階に水漏れ被害が及ぶおそれがあります。
浴槽の外側にある点検口を開けると、自分でも排水ホースの水漏れをチェックできます。
すでに水漏れが発生している場合は、業者に排水ホースを交換してもらいましょう。

【補修方法5】浴槽の塗装

浴槽の小さなひび割れや傷、汚れなどは塗装による補修が可能です。
浴槽を交換するよりも費用を抑えて補修できるだけでなく、豊富なカラーバリエーションから塗料を選べるので浴室の雰囲気をガラッと変えることもできます。

  • 掃除をしても汚れがとれない部分がある
  • 大掛かりなリフォームをするほどでもない

浴槽の塗装は、このようなケースに適した補修方法です。

ユニットバスリフォームの交換費用

ユニットバスリフォームの交換費用
ユニットバスの交換
70〜160万円
浴槽の交換(ユニットバス)
10〜15万円
浴槽の交換(在来工法)
30〜90万円

ユニットバスからユニットバスへの交換費用は、浴室の大きさや採用するメーカー、オプションの有無によって変動します。
浴槽のみの交換よりも費用は高くなりますが、排水管や水栓などを含む浴室を全体をリフレッシュできるので、気分が一新されるだけでなく浴室の耐用年数もリセットされます。

また、ユニットバスの浴槽単体での交換は「据え置き型」のみ可能です。
浴槽と壁と床が一体化している場合、浴槽のみの交換は困難なため、基本的に浴室まるごとリフォームすることになります。
なお浴槽の素材や設置方法によって異なりますが、在来工法の浴槽交換は30〜90万円が相場となっています。

浴槽交換よりユニットバスに交換した方がいいのはどんなとき?

浴槽のみの交換は、リフォーム費用を抑えられるのが最大のメリットです。

その一方で、浴室全体をリフォームしないため、時間が経つにつれて不具合が起きたり使いにくいと感じたりすることもあるかもしれません。

そこでここでは、浴室交換よりもユニットバスに交換した方がいいタイミングについて解説します。

【ケース1】排水の流れが悪いとき

浴槽を交換しても排水の流れが改善されない場合は、床下の排水管や排水トラップの劣化や汚れの詰まりが考えられます。

排水管や排水トラップが劣化している場合、ひび割れや接合部のズレが生じやすくなるため、放置しておくと水漏れに発展しかねません。

汚れが蓄積している場合はうまく排水されず、逆流することもあります。

これらの症状を解決するためには、浴槽や床、排水管などをすべて撤去してユニットバスに交換することが得策です。

【ケース2】足腰が弱くなってきたとき

浴槽を交換すると段差が低くなって出入りがしやすくなるかもしれませんが、滑りやすい床材や洗面所の間にある段差はそのまま残ります。

足腰が弱くなってきたら、足を滑らせたり出入りに負担を感じたりと快適性や安全性が欠けてしまいかねません。

最近のユニットバスはバリアフリーが主流のため、これまでよりも安全性と快適性が高まり、きっとあなたもお風呂に入るのが苦痛だと思わなくなるはずです。

【ケース3】浴室全体の汚れがとれないとき

在来浴室の多くは壁や床がタイルのため目地は汚れが溜まりやすく、掃除を怠るとカビも生えてしまいます。

ユニットバスと比べると在来浴室は天井が高いことから、天井付近の掃除はなかなかできません。

  • 頑固な汚れがなかなかとれない
  • 汚れのせいで見た目が悪い

このような場合は、浴槽のみの交換よりもユニットバスへの交換を検討しましょう。

ユニットバスは大きなパネルが壁になるので目地は減り、天井付近にも手が届きやすくなるため、清潔さを保ちやすくなります。

【ケース4】ヒートショック対策をしたいとき

タイル張りの浴室は冬場ひんやりすることから、ヒートショックを引き起こす危険性があります。

在来浴室の場合、浴室暖房をつけても床や壁はひんやりしてなかなか暖まりません。

一方で、ユニットバスの床材や壁材、浴槽に使われている素材は断熱性が高いため、ヒートショック対策に有効といえます。

断熱性の高い浴室になれば浴室暖房の効きも良くなり、快適な入浴時間を過ごせるでしょう。

【ケース5】リフォームしやすい浴室にしたいとき

在来浴室はデザインの自由度が高い反面、在来浴室から在来浴室となれば、リフォーム時の費用が高額だったり工期が長くなったりと何かと不都合が生じます。

ユニットバスに交換する際は費用が高く感じるかもしれませんが、次回のリフォーム・メンテナンスからはリーズナブルかつ短い期間での工事が可能です。

リフォームしやすい浴室になれば前向きにリフォームを検討しやすくなり、水漏れや劣化などを未然に防げます。

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浴槽に関する豆知識

最後に、浴槽の耐用年数や浴槽交換のDIY、浴槽交換で使える補助金制度などについて解説します。

浴槽の耐用年数はどのくらい?

【種類別】浴槽の耐用年数
FRP浴槽
10〜20年
人工大理石浴槽
20〜30年
ホーロー浴槽
20〜30年
ステンレス浴槽
20〜30年
木製浴槽
15〜20年
アクリル
20~25年

浴槽の耐用年数は10~30年です(適切なメンテナンスを行った場合)。

浴槽の耐用年数は素材によって異なります。

使用頻度や使い方によって寿命が縮まってしまうことも少なくありません。

特に、日々の掃除や定期的なメンテナンスを怠ってしまうとより寿命は縮まりやすくなるため、その点は頭に入れておきましょう。

ちなみに、ユニットバス自体の耐用年数は20年程度と言われており、浴槽自体はまだまだ現役でも、水栓や換気扇・コーキングなどが先に寿命を迎えます。

また、浴槽のひび割れや変色・ザラつきなどの劣化がみられる場合は、寿命が近づいている可能性があるため、リフォーム業者に点検を依頼するのがおすすめです。

浴槽交換はどこに頼む?業者の種類

浴槽の交換を請け負う業者は、おもに4つです。

【業者1】リフォーム会社

リフォーム会社は、ありとあらゆる分野のリフォームに対応できる会社です。

水まわりからエクステリア、内装、外壁など、リフォーム業務は多岐にわたり、浴槽の交換や部分補修などの小規模な工事も快く引き受けてくれます。

しかし、1社だけに見積もり依頼をしても浴槽交換の費用や提案力などの比較ができず、優良業者かどうかの判断が難しくなります。

【業者2】ハウスメーカー

ハウスメーカーは全国に支社や支店があり、対応エリアが広いのが特徴です。

知名度や信頼度が高く、リフォームプランがあらかじめ設定されているため、予算管理しやすいメリットがあります。

しかし、大手のハウスメーカーは宣伝費や中間マージンがかかるため、相場よりも費用がかかる傾向にあります。

【業者3】工務店

地域密着活動を強みとしている工務店は、施工からアフターサービスまで手厚いのが特徴です。

自社施工の工務店から建築士やインテリアコーディネーターが在籍する工務店まであり、工事も小〜大規模まで対応してくれます。

また、ハウスメーカーよりも費用を抑えやすいのが工務店に依頼するメリットのひとつです。

【業者4】ホームセンター

ホームセンターによっては、店頭にリフォーム相談窓口を設けている店舗があり、壁紙の張り替えや倉庫の設置、浴槽交換など、さまざまなリフォームを行っています。

ただし、エリアや店舗によっては工事内容が限定されることも少なくありません。

浴槽の交換を依頼したい場合は、お近くのホームセンターに確認してみましょう。

DIYで浴槽を交換することは可能?

「据え置き型」であれば、DIYでも浴槽交換は可能です。

据え置き型は床面に直接浴槽を置くタイプなので、既存の浴槽を撤去して新しい浴槽を設置するだけで交換できます。

DIYを行う際は、交換時に床面の排水勾配をチェックし、問題なく排水できているか確認しましょう。
チェックを終えたら浴槽をアンカーボルトで固定し、グラつきがなければ交換完了です。

しかし、DIYで浴槽を交換すると、うまく排水できないなどの不具合が生じるリスクも少なくありません。

業者に依頼した方が施工不良が起きにくく、無駄な修理費用を支払わなくて済むため、最初から業者にお願いした方がリフォーム費用を抑えられるでしょう。

浴槽の交換に補助金・助成金制度は利用できる?

浴槽の交換にかかる費用の捻出が難しい場合は、国が提供する補助金・助成金制度の活用がおすすめです。
ここでは、浴槽の交換に活用できる3つの補助金制度について簡潔に解説します。

国の補助金は基本的に併用不可のため、複数の制度で申請条件が該当する場合は、どの制度を活用するかしっかり検討しましょう。

また、全国の地方自治体で独自の補助金・助成金制度を設けている場合もあり、財源が国と自治体で異なる場合は補助金・助成金制度の併用が可能です。

各自治体の補助金制度を調べたいときは、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が運営する住宅リフォーム支援制度検索サイトを活用しましょう。

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【Q&A】浴槽の交換に関するよくある質問

ユニットバスでよく使われている浴槽の材質はなに?

ユニットバスでよく使われる材質は、FRPです。FRPは、軽量で施工が容易であるだけでなく、耐久性や耐水性にも優れています。また、価格も比較的安価なため、ユニットバスで広く使用されています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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