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目次
お風呂の浴室に手すりを後付けする工事費用
費用相場 | 27,000〜38,000円 |
お風呂に手すりを後付けする場合の費用相場は27,000〜38,000円です(1〜2箇所)。
浴室の手すりを取り付ける費用は、手すり本体の費用+取り付け工賃によりおおよその費用が算出できます。
ホームセンターなどに安価で販売されている手すりもありますが、補助金の条件対象外のものも多くあります。
取り付ける意図と金額を考慮し、プロに相談するのがいいでしょう。
各メーカーの手すりの平均価格
売値の相場 | 10,000〜21,000円 |
メーカーの手すりの平均価格は10,000〜21,000円です。
手すりの価格はメーカーや材質、後ほど紹介する形状の種類によって金額が大きく変動するため、すべての形状の平均価格としています。
手すりの取り付け工事の工賃の目安
工事費の相場 | 15,000円〜 |
1〜2箇所程度の手すりの取り付けであれば、15,000円程度が工賃の目安です。
工事内容は、在来工法(タイル張りなど)のお風呂であれば柱や胴縁などの下地を狙い、手すりをビスなどで固定する方法が一般的です。
ユニットバスの場合、壁材が鋼板パネルの場合に限り、同様のビス固定方法で取り付けができます。下地の位置を気にすることなく取り付けられるので、自由度が高く取り付けられます。
在来工法のお風呂では、下地材(木材)が腐食しているケースがあります。
そのようなケースでは、木材の交換やタイルの撤去・復旧などの費用がプラスされることがあり、さらに柱などの構造に関わる部分が腐食している場合には補強工事が必要になることもあります。
工事業者に依頼する際には、壁の状態(ひび割れや欠けなど)や築年数、取り付ける位置などを細かく伝えることが重要です。
>>お風呂リフォーム全般の費用相場は見積もりシミュレーターで確認できます!
助成金を活用してお風呂に手すりを後付けできる?
お風呂に手すりを後付けする工事は助成金や補助金の活用が可能です。
しかし国や自治体が出している補助金・助成金は予算を超えると活用できないので、業者さんに最新の情報を聞くことが重要になります。
国からの補助金
国からの補助金には子育てエコホーム支援事業が活用できます。
しかし、介護保険よりも条件が厳しいので、活用するには工事業者への相談が必須です。
手すりを後付けする際の子育てエコホーム支援事業の適用条件
- 発注した工事業者がエコホーム支援事業への登録がされている。
- リフォームする住宅の所有者であること
- 補助額の合計が5万円以上の工事であること
- 開口部(窓など)の断熱改修・外壁、屋根、天井、床の断熱改修・エコ住宅設備の設置のいずれか3つの工事と同時に行うこと
❹の項目で挙げている工事を考えている方であれば、積極的に活用した方がいい補助金の内容になります。
※手すりの後付け工事のみでは使用できません。
詳しくは子育てエコホーム支援事業の紹介記事をご確認ください。
自治体からの補助金
自治体の補助金・助成金はお住まいの市区町村によって異なるため、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などのページから補助金制度を確認し、各自治体にご相談、お問い合わせください。
介護保険
手すりの取り付けには介護保険が活用できます。介護保険を活用すると自己負担1割で手すりを後付けできるのでおすすめです。
介護保険を活用するには以下の条件があります。ご自身が該当しているか確認しましょう。
- 要支援認定あるいは要介護認定を受けている。
- 介護保険被保険者証に記載されている住所のリフォーム
詳しくは担当のケアマネージャーに相談してみましょう。
手すりを後付けできない壁がある?
手すりの後付け工事には、ビスで止めることが前提になります。そのため、ビスが止められない壁や強度が不安な壁材には取り付け工事ができません。
他にも、取り付ける下地(タイル面の裏、柱など)が劣化しているケースでは業者によっては断られることや、補強工事が必要なケースなどもあるため、注意が必要です。
それでは手すりの後付けが難しい壁の素材についてご紹介します。
FRPパネルのユニットバス
FRPとは繊維強化プラスチックのことで、薄くて丈夫なプラスチック素材です。
TOTOのHQパネルやリクシルのLパネルのような主要メーカーのユニットバスは、標準パネルに亜鉛めっき鋼板が使用されているため問題ありませんが、古いユニットバスには壁材としてFRPパネルが多く使われているため、注意が必要です。
FRPパネルは手すりを使用した振動などで劣化しやすい(穴が広がりやすい)ことや、そもそもビスが効かないのでボードアンカーなどで強度を増すため、体重を預ける手すりとしてはやや心配な強度になります。
後付け工事をすると保証が受けれなくなる可能性があるため、ユニットバスに手すりを取り付ける際はメーカー保証を再確認しましょう。
人工大理石パネルのユニットバス
人工大理石とは、アクリルやポリエステルなどの樹脂素材を成形して固めたものになります。
天然大理石と比べると安価に高級感が出るので人気の人工大理石ですが、手すりの取り付けには不向きです。
穴あけの際に割れてしまったり、ビス止めができない(効かない)などの理由で、人工大理石に手すりを後付けするのは不向きといえます。
取り付ける手すりの種類と特徴
手すりにはさまざまな種類があります。ここでは浴室に使われる手すりの種類と、その手すりの特徴を紹介します。
I型手すり
1本の手すり材を縦に取り付けるタイプの手すりです。
片手で踏ん張る場所や手すりを軸にして横移動(円弧)をする場所、上下運動での踏ん張りに向いています。
水平手すり
I型手すりを横に取り付けるイメージの手すりです。
横に移動する際の支えや体制を維持したい場所などに向いています。
L型手すり
I型手すりと水平手すりを合わせたタイプの手すりです。
移動にも踏ん張りにも向いていますが、場所をとるため使う箇所が限られています。
【浴槽挟み込み】
浴槽の縁に挟み込むタイプの手すりです。
ネジやバネなどの力で挟み込み、浴槽への出入りの際の補助に役立ちます。
【吸盤型の手すり】
両端に脱着式の吸盤がついた手すりです。
ビス止めを行う必要がなく、壁を平滑にするシールや接着剤などの併用して取り付けるものです。
最適な手すりの取り付け位置はどこ?
種類はわかったけど、どこに取り付ければいいのか具体的に知りたい。
自分に必要な箇所はわかっているけど、どの手すりが適しているかいまいちわからない。
前述の手すりの種類と特徴から、その手すりを取り付ける位置を紹介します。
出入り口の横に垂直(縦)に取り付ける
お風呂の出入り口の横にI型手すりを垂直に取り付けることにより、濡れて滑りやすいお風呂場の床でも踏ん張りを効かせて入ることができます。
またお風呂の出入り口は水漏れ防止処置として、扉がゴムパッキンと密着していて開けづらいことがあります。
この位置に手すりを取り付けると片手で開ける際の踏ん張りにも使えるため、安全に出入りできるようになります。
浴槽上に水平に取り付ける
浴槽から10cmほど上の位置に水平手すり、またはL型手すりを取り付けることで安全に入浴ができるようになります。
浴槽から立ち上がる際にも使えますので、浴槽での上下運動が安心して行える点ではL型手すりの方が適しています。
洗い場の壁に水平に取り付ける
扉などが干渉しない位置に取り付けられるのであれば、洗い場の壁に水平手すりを取り付けると移動が楽になります。
洗い場での転倒リスクが減るため、洗い場の面積が広いお風呂に適しています。
浴槽と洗い場を跨ぐ壁に垂直に取り付ける
浴槽と洗い場の跨ぐ際に支えとなる位置に手すりを垂直に取り付けるのも安全です。
滑りやすいお風呂の床に片足で踏ん張るリスクが減り、安全に浴槽に移動できるようになります。
手すりはDIYで後付けできない?
お風呂に手すりをDIYで取り付けるのはおすすめしません。
工事内容が簡単だからと安易にDIYで取り付けてしまうと大きな事故につながる可能性があります。具体的にどのような危険があるのかご紹介します。
DIYでは手すりの固定が甘いケースがある
「手すりがカタカタする」「引っ張ると抜けてしまう」DIYで取り付けると、このような状態になる可能性があります。
原因としてこちらのような例が考えられます。
- ビスが下地に届いていない
- 穴あけ部分に下地がない
- 穿孔径とビスのサイズが合っていない
体重を預ける手すりには強度が不可欠になるため、下地位置や浴室に詳しいプロの工事業者に依頼することをおすすめします。
穴あけによるお風呂へのダメージがある
穴あけ自体は電動工具があれば問題なく行えます。
しかし、穴あけする壁に対して適切な工具や材料を使わないと壁や下地の破損につながります。そして壁が破損すると湿気が入り、下地材・木材の腐食させてしまうリスクがあります。
見えない壁の裏には何があるかわかりません。電気の配線やガス・水道の配管は破損してしまったら取り返しのつかない大きな事故につながる可能性もあります。
穴あけのリスクは考えるとキリがないほどです。大きな事故や無駄な出費を出さないために、お風呂まわりに熟知したプロへ依頼しましょう。
手すりの取り付けとあわせて検討したいリフォーム
手すりの取り付けと合わせることでより介護が便利になるリフォームをご紹介します。
浴室暖房乾燥機
冬時期はヒートショックによるケガや命を落とす事故が多い時期です。
浴室暖房乾燥機を導入し、入浴前に浴室を温めておくことで急な温度変化がなくなり血圧の急上昇の予防となります。
床材張り替え
在来工法の浴室の場合、床材を滑りにくい素材に張り替えることが効果的です。踏ん張りが効き、安定して移動できる浴室になります。
介護の際に体を支える場面などがありますが、床が滑らないことで安心して体を預けてもらえるようになります。
バスリフト
バスリフトとは、浴槽内にボタンで昇降する椅子のようなものです。バスリフトに座ったまま入浴でき、立ち上がる際も介助が楽になります。
介護用バスリフトは介護者の負担を減らすことができるため、レンタルも含めて使用を検討しても良いかもしれません。
段差解消リフォーム
要支援認定、要介護認定を受けている方には5cm程度の段差でもつまずいてしまうリスクがあります。
ふとしたときに濡れた足でつまずいてしまうと踏ん張りが効かず、大きな事故につながる危険も考えられます。
特に出入り口の段差は入浴の際に必ず通るので、床材張り替えの際にあわせて行いたい工事です。
浴槽交換
在来工法で浴槽が単体で置いてある。タイルなどで埋め込まれているタイプは浴槽の交換も効果的です。
在来工法での浴槽の高さは60cm以上が一般的で、介護支援が必要な方には特に跨ぐのが厳しい高さです。
その一方で、現在のユニットバスなどの浴槽の高さは平均43cm程度で、高齢者向けの浴槽には40cmほどの高さが望ましいです。
ユニットバスの交換
既存のお風呂がユニットバス・在来工法どちらでもユニットバスへの交換ができます。
戸建て用・マンション用どちらにも介護オプションがあり、上記で紹介した床の段差や滑らない床などにも対応できます。
もちろん手すりも後付けする必要がなくなります。
※注意:在来工法の浴室の面積により、ユニットバスが施工できない場合があります。工事業者へ問い合わせの際にご確認ください。
Q&A
- 手すりの後付け工事の期間が知りたい
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手すりの後付け工事は1日で終わることが多いです。 取り付け位置や壁の確認の現地調査を含めても2〜3日で完了するケースがほとんどです。
- 賃貸でも手すりの後付けは可能?
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手すりの取り付けではユニットバスに穴をあける必要があるため、管理している不動産か大家さんへの確認が必須です。
- 脱衣室にも手すりを取り付けできる?
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可能です。
浴室含め介護保険などの対象となりますので合わせての工事をおすすめします。
浴室リフォームの業者選びで後悔しないために
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