2024年01月15日更新

監修記事

キッチンの高さは平均何cm?高さ選びのポイントを教えます!

キッチンの高さは、適切な高さを選ばなければ肩や腰に負担がかかり、家事の度に疲労やストレスが蓄積されてしまいます。また、キッチンと対面するカウンターの高さ選びも大切です。キッチンと対面カウンターの高さの関係、選び方についてご紹介します。

「キッチンの高さは何cmを選んだらいいの?」

「どうやって高さを決めたらいいの?」

このようにお悩みではないですか?キッチンは毎日使うものなので自分に合う高さを選びたいですよね。

本記事にてキッチンの高さ決めを悩んでいる方に標準の高さや高さ選びのポイントをご説明したいと思います。

最後まで読むと自分に合ったキッチンの高さがわかるようになるでしょう。

キッチンの高さの平均は85cm。高さ調整の計算方法を解説

結論から言うと、キッチンの高さの平均は85cmです。

ここで言うキッチンの高さというのは、ワークトップ(作業台)の高さです。

ワークトップ(作業台)の高さは日本工業規格(JIS)によって以下の高さに決められています。

  • 80cm
  • 85cm
  • 90cm
  • 95cm

売られているシステムキッチンのほとんどが、80cm〜95cmの高さです。

少ないですが、メーカーによっては2.5cmずつ高さを変えられるので自分に合わせた高さを選択できるでしょう。

ただし、平均が85cmだからといってすぐに85cmにするのはおすすめしません。

人それぞれ身長や使い方のクセが違うので、自分に合わない高さを選択すると腰や肩に負担がかかるなど使いにくいキッチンになる可能性があるからです。

しかし、85cmと言われてもあまりピンとこない方もいるでしょう。

実際に立ってみて日ごろおこなう動作をしてみると自分が扱いやすい高さが分かってきます。

自宅で台などを用いてシミュレーションすると高さのイメージがつくでしょう。

キッチンの高さは「身長」と「肘高」で決めよう

キッチンの高さ選びにてよく使われるのが、身長を参考にする方法です。

身長に対してキッチンが高いと包丁を使用する際に力を入れにくくなり肩こりの原因になります。

力を入れにくいからと無理にやろうとすると思わぬ事故にもなりかねません。

逆に低い場合は、前かがみで使用することになり腰痛の原因になります。

身長を使った計算方法は以下の通りです。

  • 身長(cm)÷2+5cm

具体的に身長に対するキッチンの高さを表にしたので、自分の身長と照らし合わせてみてください。

身長キッチンの高さ
150cm80cm
155cm82.5cm
160cm85cm
165cm87.5cm
170cm90cm

身長だけではなく、肘の高さも組み合わせるとより自分に合った高さを決めることができます。

身長だけでキッチンの高さを決めてしまうと、実際に使ってみたときにやや低く感じてしまうからです。

キッチンでは洗い物や包丁の使用をおこなうため肘高が重要となります。

肘高よりワークトップが高いと、包丁で食べ物を切るときに力が入りにくくなります。

キッチンの高さは「肘高-10〜15cm」を目安にして考えるとよいでしょう。

もちろん姿勢のクセは人によって違うのでこれらの高さが絶対に合うとは言えません。一つの目安として考えてみてください。

リフォームや家づくりを考える方は実際の高さを体験出来る実店舗で高さを合わせてみることをおすすめします。

複数人で使う場合は誰に合わせる?

1人暮らしであれば、自分だけに合わせるのが確実ですが、家族で暮らしているとそうはいきません。

キッチンはいろんな人が使用するため誰に合わせるのか悩みますよね。

日ごろよく使用する人に合わせるのがいいですが、使用頻度が変わらない場合は、背の高い方に合わせましょう。

ワークトップが高い方が低い方より後から調整がしやすいからです。

高い場合は、厚底のスリッパや踏み台を利用すると高さを調整できます。

低い場合は前かがみにて利用するしかないので体を痛めてしまうでしょう。

ただし、二世帯住宅では高齢の親にスリッパや踏み台など不便な思いをさせたくないという気持ちもあるでしょう。

その場合は、ミニキッチンを別途設置する手もあります。気兼ねなく利用できるためおすすめです。

快適なキッチンの高さにするために注意すべき5つのポイント

①身長と肘の高さ

先ほども説明しましたが、キッチンの高さを考えるときは身長と肘の高さを参考に考えてみましょう。

  • 身長(cm)÷2+5cm
  • 肘の高さ-10~15cm

今使っているキッチンはどの高さなのか、スリッパやまな板などを使って高さを合わせてみて使い勝手はどうなのか、確認してみましょう。

②シンクの深さ

キッチンの高さと聞くと、ワークトップまでの高さを考えがちですが、シンクの深さも重要です。

シンクが深すぎると洗い物など作業をする際に、前かがみの姿勢になり腰痛などの不調がでます。

逆にシンクが浅いと水はねしやすくなるので床が濡れるなどの原因となります。

シンクの深さは平均17~20cmです。シンクの前に立ち、底に指が届くぐらいが丁度いいと言われています。

③ガスかIHか使用方法

ガスコンロとIHクッキングヒーターでは利用するときに高さが異なります。

ガスコンロはIHクッキングヒーターとは違い、数cm高くなるため注意が必要です。

コンロが高い位置にあると、鍋の中身が見えなくなったり、フライパンが扱いにくくなったりするため疲れやすくなります。

キッチンの高さを決める際には加熱機器の使用方法も確認しましょう。

④スリッパの高さ

普段スリッパを使用している方は、その分の高さも考えておきましょう。

キッチンを使用する際に、スリッパやマットを使用するかどうかで使い勝手が変わってきます。

ほんの数cmですが、キッチンに立った時の使い勝手が異なるので注意が必要です。

ショールームや展示会にてキッチンの高さを見てみる時は、スリッパを持参する・普段使ってるキッチンマットの厚さを測っておくなどして高さのズレが無いようにしましょう。

⑤どんな作業をするのか

ワークトップでどのような作業をしたいのかを考えておくといいです。

ワークトップが高いと包丁で切る際に力を入れにくいので普段使っているまな板の厚さもチェックしましょう。

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キッチン周りの設備の高さにも気を付けよう!

①水栓の高さ

水栓の高さも重要です。

シンクとの兼ね合いもありますが、高さのある鍋は洗いやすいのか・水はねはしにくいのか確認しましょう。

水栓が低すぎると洗い物の際に邪魔になりますし、水栓が高すぎると水はねがあり床が濡れてしまう原因となります。

②引き出しの取手の高さ

キッチンについている引き出しの取手の高さも見ておきましょう。

キッチン下の引き出しはよく使用されるため、引き出しやすい高さか・掴みやすい形状なのか確認しておくと料理をする際のストレスが軽減されます。

③吊戸棚の高さ

キッチンの上部につけられる吊戸棚は収納力がとてもアップするのでぜひ利用したいです。

しかし、高さが合わないと上のものが取りづらくなり結局使わなくなるなんてこともあります。

もちろん踏み台などを利用すれば高くても使えるのですが、ズボラな方などは踏み台を使うのも億劫でしょう。

吊戸棚も目安となる高さがあります。

  • 身長(cm)×1.2

この計算で「楽な姿勢で手を上に伸ばしたときに届く高さ」が分かります。

  • 身長155cmの場合:186cm
  • 身長165cmの場合:198cm

これ以上高くなると毎回物を取るときに背伸びをしなくてはいけないので少し大変です。

キッチンメーカーの吊戸棚は様々な高さがあるのでどこまで届くのか・どの高さなら無理せず使用できるのか確認しておきましょう。

④レンジフードの高さ

レンジフードは80cm以上離して取り付ける必要があると決められています。これは安全のために消防法で定められています。

レンジフードが低すぎると頭に当たってしまうデメリットがあります。キッチンメーカーには深型・浅型など様々な高さがあるので見てみるといいでしょう。

⑤収納の高さ

キッチン本体の高さと合わせて周りの収納の高さも考えましょう。

家電を置く場所が高すぎると使いにくいですし、低いと体に負担がかかります。

炊飯器でご飯を炊くならキッチンと同等かやや低めがいいでしょう。

子どもがいる家庭はやや低めに設定するとお手伝いもしやすくなるのでおすすめです。

毎日自分がどのような動作をするのかシミュレーションするとどこに何があるといいのか分かります。

高さ調整する3つのメリットとは?自分に合わないキッチンは悪影響あり!

自分に合わないキッチンはただ使いにくいだけではありません。

ここでは高さが合わないキッチンを使用することの悪影響や、高さ調整をするメリットをお伝えします。

肩こりや腰痛を予防できる

自分に合った高さのキッチンを使用することで、肩こりや腰痛を予防できます。

キッチンが高すぎると肩や腕を必要以上にあげて作業するので、肩こりや腕の疲れの原因となります。

また、低すぎると前かがみでの作業になるので腰痛にも繋がるでしょう。

自分の合うキッチンの高さにすることで、体の負担を軽減させましょう。

快適に料理ができる

日々の料理が快適にできることがメリットです。自分に合った高さのキッチンでは無理に力を入れるなどしなくてもいいからです。

ごぼうやかぼちゃなど固いものを切るときは、上から力を加えるのでワークトップ(作業台)が高いと力を入れにくくなります。

毎回切るときに力が入れにくいと疲れるし、料理をしたくなくなりますよね。

切りにくいだけでなく、指を切るリスクもあるので自分に合ったキッチンを使うとよいでしょう。

水はねしにくく、服が濡れない

シンクは高さが低いと水はねしやすくなります。

洗い物の際は前かがみになるため、洋服が濡れてしまいます。

また、シンクが浅いと床が濡れてしまうので床掃除の手間がかかることが難点です。

直接身体に悪影響を及ぼすわけではありませんが、毎日濡れるのは地味にストレスとなります。

シンクの高さも合わせることで水はね予防でき、洋服や床が濡れるストレスから解放されるでしょう。

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リフォームなしで高さを調整する方法とは?

キッチンは使う人によって高さを変えられるわけではありません。また、リフォームをするお金がないという方もいるでしょう。

リフォームなしで高さを調整する方法をお伝えします。リフォームをする前にキッチンの高さを調整してみたい方はぜひ参考にしてみてください。

キッチンカウンターを高くしたいなら

ワークトップ(作業台)に対して背が高いと、作業をするために前かがみになり身体に負担がかかります。

キッチンを高くしたい場合は、厚みのあるまな板・柄が斜め上になっているフライパンや鍋を使用しましょう。

キッチンカウンターを低くしたいなら

ワークトップ(作業台)に対して背が低いと、包丁で作業する時に力が入りにくく疲れる・怪我をするなどの悪影響があります。

キッチンを低くしたい場合は、厚底のスリッパを履く・キッチンマットを敷く・踏み台を利用するなどして調整しましょう。

キッチンの高さ調整をするためのリフォーム費用はどのくらい?

リフォームなしで高さを調整できればいいのですが、それでも使い勝手が悪い場合はリフォームを検討しましょう。

一度高さを調整しておけば日々の使い心地がよくなります。

3つの視点からキッチンリフォームの方法と費用を説明します。

キッチン自体の高さを調整

リフォーム内容費用相場工事の期間
現在使っているキッチンの高さだけを上げるリフォーム約12~15万円約1~3日
新しいキッチンにフルリフォーム約100~300万円約6日

キッチンの高さを全体的に上げる方法としては

  • 現在使っているキッチンの高さだけを上げる方法
  • 新しいキッチンにフルリフォームする方法

以上の2つが挙げられます。

既存のキッチンの高さを上げるためには、一度キッチンを外します。

かさ上げのための台輪を取り付けた後に、キッチンを戻すとかさ上げできます。

新しいキッチンにフルリフォームする場合と比べて安価です。工事日数もあまりかからないため、安く早くキッチンを変えたい方におすすめです。

費用は約12〜15万円ですが、水道管・ガス管など配管の延長が必要な場合は別途料金がかかります。

キッチンの素材や出来上がりの見た目など様々なので詳しいことはリフォーム業者に相談してみましょう。

一方で、新しいキッチンにリフォームすることもできます。

こちらは費用も高く工事日数もかかりますが、現在のキッチンが古く高さも合わない方にはおすすめの方法です。

壁付のキッチンをアイランドにするなど場所や形を変えるとなると費用が高額となるので見積もりが大事です。

シンクの高さを調整

水回りを利用するときに不満がある方はシンクのリフォームを検討しましょう。

キッチンのシンクをリフォームする場合の費用相場は以下の通りです。

リフォーム内容費用相場工事の期間
幅100cm以下のシンクにリフォーム約10万円以下1日
幅100cm以上のシンクにリフォーム約10~20万円1日

シンクのリフォームによって洗い物がしやすくなるメリットがあります。しかし、キッチンによってはシンクのリフォームができません。

リフォームできるのは、

  • オーバーシンクである
  • システムキッチンである
  • シンクが標準サイズのキッチンである

以上の3つの中から2つの条件がそろっているキッチンです。

リフォームを検討している方は、シンクが条件に合っているのか確認する必要があります。

コンロの高さを調整

リフォーム内容費用相場工事の期間
ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更約15~40万円1日

コンロの高さを変えたい場合は、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換をしましょう。

ワークトップの高さを合わせてもガスコンロだと五徳分の高さが出てしまいます。

IHにすることでワークトップがフラットになります。フライパンが持ちやすくなり、移動も楽になるでしょう。

キッチン全体をリフォームするよりも費用が抑えられる場合が多いです。

ガスコンロからIHクッキングヒーターにリフォームする場合は電源に注意が必要です。

IHクッキングヒーターには200Vの電源が必要です。しかし、家庭の多くは200Vの電源はありません。別途で電源設置工事が必要です。 

マンションでは電気供給量はあらかじめ決められています。管理会社に事前相談をしてIHクッキングヒーターが設置できるのか確認しましょう。

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キッチンの高さを調整するリフォームの事例をみてみよう

ハピすむリフォームに記載されているリフォームしたキッチンの事例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

高身長の奥様のためにキッチンの高さを上げた事例

木目の収納がナチュラルで明るいキッチン
キッチンの高さを全体的に上げて高身長の奥様が使いやすくなりました。
工事費用135万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間1週間
設備のメーカー名LIXIL

高身長のためキッチンの高さが合わず、何年も不便に感じていましたが高さを全体的に上げることで使い勝手のいいキッチンへと生まれ変わりました。

ショールームにて実際にサイズ感を確認しながら新しいキッチンを選んでもらいました。

ガスからIHクッキングヒーターへリフォームした事例

白い収納があるIHのフラットなキッチン
ガスからIHクッキングヒーターへ変更し、掃除がしやすくなりました。
工事費用150万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間1週間
設備のメーカー名タカラスタンダード

ガスコンロからIHクッキングヒーターへ変更することで高さがフラットになり、使いやすくなりました。さらに掃除もしやすくなりきれいを保てます。

収納の高さ・蛇口の高さを変えて快適な使い心地にした事例

グレーの収納がある明るいキッチン
収納の取手の高さを変更し、物が取りやすくなりました。
工事費用約177万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間約2日

コンロやシンク下の引き出しの高さを変えることで物が取りやすくなりました。また、蛇口の位置を高くすることで鍋やお皿が洗いやすくなっています。

古いキッチンを快適な使い心地にリフォームした事例

木目の収納に白く広いワークトップのキッチン
手の届かない吊り戸を無くし、代わりにカップボードを設置しました。

工事費用200万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間4日
設備のメーカー名リクシル ノクト

古いキッチンを全体的にリフォームしました。

高くて届かなかった吊り戸を無くし、代わりにカップボードをつけることで使いやすいキッチンへと変身しています。

設備を交換して使いやすく明るいキッチンへリフォームした事例

グレーの収納がついた明るいキッチン
ガスコンロからIHへ変更し、収納の高さも整えました。

工事費用65万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間
設備のメーカー名LIXILシステムキッチンシエラI型2100

ガスコンロからIHクッキングヒーターへ変更し、収納の高さや水栓の高さも使いやすく整えました。

キッチンの色をグレーにし、明るい印象になっています。

キッチンの高さを身長に合わせて下げるリフォームをした事例

白を基調とした木目調のキャビネットがある明るいキッチン
キッチンの高さを身長に合わせて使いやすくしました。

工事費用146万円~
住宅の種類一戸建て
施工期間3日
設備のメーカー名トクラス Bb 他

奥様の身長に合わせて、キッチンの高さを85cmから80cmへ変更しました。

また、お手入れのしやすいレンジフードや昇降式の吊り戸棚を設置して、扱いやすいキッチンになりました。

キッチンの高さを合わせて毎日の料理を楽しくしよう

キッチンの高さの基準や高さ調整をする方法をお伝えしてきました。

毎日利用するキッチンの高さが自分に合っていないと身体に不調が出る・使いづらくてストレスがたまる・思わぬ事故に繋がるなどの可能性があります。

キッチンの高さはワークトップ(作業台)だけでなく周囲の設備も確認しましょう。

今回紹介した計算方法や高さ調整の方法を参考に自分に合った使いやすいキッチンを見つけてください。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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