目次
【予算別】部屋リフォームの費用相場
まず予算帯ごとの全体感を把握しておくと、工事種別の詳細を読み進める際に判断がしやすくなります。
20万円未満/20〜50万円/50万円以上でできる工事
まず、予算帯ごとにどんな工事ができるかを整理します。

費用は部屋の広さ・建材のグレード・施工業者によって変動します。予算帯はあくまで目安としてください。
費用を大きく左右する3つの要因
見積もりを取ると、同じ工事内容でも業者によって金額に開きが出ることがあります。費用が変動する主な要因は、以下の3つです。
- 部屋の広さと現状
- 施工面積が広いほど材料費・人件費が上がります。また、既存の床材や壁材を撤去する際、下地の傷みが想定以上だと補修費が加算されます。
- 使用する建材のグレード
- たとえばフローリングは、合板(複合フローリング)か無垢材かで㎡単価が2〜3倍変わることもあります。仕上がりのイメージと予算のバランスを事前に業者と確認しておくと、見積もりの段階で選択肢を絞りやすくなります。
- 構造上の制約
- マンションの管理規約や建物の構造(耐力壁の位置など)によって、できる工事の範囲が限定される場合があります。特にぶち抜き工事や壁の新設を検討している場合は、事前調査が必須です。
【工事の種類別】部屋リフォームの内容・費用・工期
工事の種類によって費用・工期の幅は大きく異なります。まず下の一覧で全体像を把握してから、該当するケースの詳細を確認してください。

壁紙(クロス)の張り替え:5万〜15万円
最も手軽に部屋の印象を変える方法です。既存の壁紙をはがして新しいクロスを貼るだけなので、工期も1〜3日で済みます。
6畳の部屋を張り替える場合の費用は、5万〜10万円が目安です。防カビ・防汚・吸湿などの機能付きクロスは通常品の1.5〜2倍程度が目安で、寝室や子供部屋には検討する価値があります。
また、壁紙の劣化が激しい場合は下地補修が必要になり、別途費用が発生することもあります。業者に現状を見てもらい、見積もりに下地処理の有無を明記してもらうと安心です。
DIYで張り替える場合は、コーナー処理や柄合わせに技術が必要で、仕上がりに差が出やすい点は念頭に置いておきましょう。
和室から洋室へ:50万〜150万円
畳・障子・押入れがある和室を洋室にリフォームする工事です。主な工事内容は、以下の通りです。
- 畳からフローリングへの張り替え
- 障子・襖から洋式ドア・引き戸への変更
- 押入れからクローゼットへの改修
- 土壁・砂壁から壁紙への変更
費用は50万〜150万円、施工期間は1〜2週間が一般的です。畳からフローリングに張り替える部分の費用目安は、以下の通りです。
| 広さ | 費用の目安(複合フローリングの場合) |
|---|---|
| 6畳 | 12万〜16万円 |
| 8畳 | 14万〜20万円 |
| 10畳 | 16万〜24万円 |
土壁・砂壁の撤去は手間がかかるため、一般的な壁紙張り替えより費用が高くなる傾向があります。見積もり段階で、既存壁の種類を業者に確認してもらいましょう。
2部屋を1部屋にする(ぶち抜き):25万〜50万円
子供が独立した後の部屋を広げたい、LDKをより開放的にしたいといったニーズに応える工事です。壁の撤去・床と天井の修復が主な工事内容で、費用は25万〜50万円、工期は1週間程度が目安です。なお、電気配線の移設やエアコンの新設・交換が必要な場合は別途費用が発生します。
建物を支える「構造壁(耐力壁)」は撤去できません。間仕切り壁(構造に関わらない壁)のみが撤去可能です。どちらかは見た目で判断できないため、事前の現地調査が不可欠です。マンションの場合は管理規約の確認も必要です。
構造壁で抜けないと判明した場合でも、壁に開口部を設けたり室内窓を取り付けたりする代替案があります。「全面撤去は無理でも、空間のつながりを作る方法はある」と覚えておくと、現地調査の結果を踏まえた選択肢が広がります。

リフォームの現場では、ぶち抜き後に「エアコンの効きが変わった」という声をよくいただきます。
2部屋それぞれにあったエアコンの1台が不要になるケースもあれば、逆に広くなった空間を1台でカバーしきれず、買い替えや新設が必要になるケースもあります。
エアコン工事を見積もりに含めるかどうかを、事前に確認しておくと安心です。
既存家具のレイアウトも、一から見直しが必要になることがほとんどです。
収納については「もっとほしかった」「こんなにいらなかった」というケースがよくあります。
現在各部屋の収納に何を入れているか、統合後に何を収納するかを具体的に整理してからプランを立てることをおすすめします。
壁を壊して部屋をつなげる費用はいくら?壁の撤去/移動/新設費用を解説
1部屋を2部屋に仕切る(間仕切り):5万〜30万円
広い部屋に壁や間仕切りを新設して2部屋に分ける工事です。子供部屋の分割や、在宅ワーク用の書斎スペース確保といった用途で多く使われます。
費用は5万〜30万円、工期は2日〜1週間程度です。
| 間仕切りの方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 可動式パーテーション | 5万〜15万円 (取り付け工事込み) | 後から取り外し可能 |
| 間仕切り壁(固定) | 10万〜30万円 (遮音仕様はさらに上振れあり) | 遮音性が高い。工事が必要 |
書斎・テレワーク用途で間仕切りを検討する場合、換気・採光・コンセント位置が見落とされやすいポイントです。窓がない部屋に仕切ると換気不足になるケースもあるため、事前に業者に確認しておきましょう。
部屋に間仕切りを設置したい!間仕切り壁・可動式・後付けの費用相場と選び方を解説
収納リフォーム(クローゼット新設・押入れ改装):10万〜80万円
収納が足りない、使いにくいという場合のリフォームです。
| リフォーム内容 | 費用の目安 | 工期の目安 |
|---|---|---|
| 押入れ→クローゼット | 11万〜20万円 | 3〜4日 |
| クローゼットの新設 (小規模) | 10万〜30万円 | 2〜3日 |
| ウォークインクローゼットの 新設 | 50万〜80万円 | 3〜5日 |
| 壁面収納の設置 | 10万〜45万円 | 2〜5日 |
| 床下収納の設置 | 10万〜25万円 | 1〜2日 |
何をどのくらい収納するかを先に整理しておくと、完成後に「棚が多すぎた」「ハンガースペースが足りない」といったミスマッチを防げます。
クローゼットを増設するリフォーム費用は?
押入れをクローゼットにしたい!費用と工事期間はどれくらい?事例から解説!
防音リフォーム:5万〜100万円
外部の騒音を遮断したい、楽器演奏・テレワークの音漏れを防ぎたいといったニーズに対応します。工期は1週間程度が一般的です。
| 工事の種類 | 費用の目安 (部分的な設置の場合) | 効果 |
|---|---|---|
| 壁の防音 (防音材・遮音シート) | 10万〜50万円 | 部屋内外の音の伝わりを軽減 |
| 床の防音 (防音マット・遮音フローリング) | 5万〜30万円 | 足音・振動音を軽減 |
| 窓の防音 (二重サッシ・防音ガラス) | 5万〜20万円 | 外部騒音を軽減 |
たとえば外からの騒音が主な悩みであれば、壁の防音工事より窓の二重サッシから始めるほうが費用対効果が高いことがほとんどです。何の音をどこで遮断したいかを整理してから工事内容を決めると、予算の使いどころが明確になります。
床の防音リフォームとは?マンションでも床を防音にできる?工法や費用を徹底ガイド!
バリアフリーリフォーム:5万〜200万円
高齢の家族との同居準備や、将来を見据えた住環境の整備を目的とした工事です。主な工事内容と費用目安は以下の通りです。
| 工事の種類 | 費用の目安 | 工期の目安 |
|---|---|---|
| 手すりの設置 | 5万〜20万円 | 1〜2日 |
| 段差の解消 | 10万〜50万円 | 1〜3日 |
| 扉の拡張 (引き戸への変更) | 15万〜40万円 | 2〜5日 |
| 浴室・トイレを含む全面改修 | 100万〜200万円 | 1〜2週間 |
どこから手をつけるか迷う場合は、転倒リスクの高いトイレ・浴室・廊下の手すり設置から着手するのが一般的です。費用も比較的抑えやすく、効果を実感しやすいため、本格的なリフォームへの足がかりとしても適しています。
後述する介護保険の住宅改修費補助金を活用できるケースがあります。費用を検討する際は、補助金と合わせて確認しておくことをおすすめします。
【2026年最新】バリアフリーリフォームで活用できる補助金制度の種類・補助額・申請方法などを解説
部屋リフォームで知っておきたい4つのポイント
部屋リフォームの着工前に確認しておくべきポイントがあります。後から気づくと追加費用や工期延長につながりやすい順に、4点まとめました。
【ポイント1】マンションは管理規約と「構造壁」の確認が先決
マンションでリフォームをする場合、工事を始める前に2つの確認が必要です。
- 管理規約の確認
- 多くのマンションでは床材の種類(遮音等級など)や工事可能な時間帯・期間に規定があります。また、工事前に管理組合への申請と許可取得が必要なケースがほとんどです。
- 構造壁(耐力壁)の確認
- ぶち抜き工事を検討している場合、対象の壁が構造壁かどうかを事前調査で確認する必要があります。
リフォームの現場では「ここの壁を抜きたい」というご相談の後、現地調査で構造壁だと判明し、プランを変更せざるを得なかったケースもあります。
「抜けるかどうか」は調査(建物の構造計算)してみないとわからないため、ご相談の段階で現地確認を依頼することを強くおすすめします。
コンセント・照明の移設も工事前に計画する
部屋の用途が変わるとき、コンセントや照明の位置が合わなくなることがあります。工事後に気づいても、追加で配線工事を依頼すると別途費用と工期が発生します。
- 寝室にリフォームする場合
- ベッドサイドでの充電用コンセントの位置
- 書斎・テレワーク部屋にする場合
- デスク周辺のコンセント数と照明の明るさ
- 天井灯が1箇所のみの場合
- 作業スペースや読書コーナーが暗くなる可能性
リフォームの現場では、屋根やキャンチバルコニーの軒天が干渉し、構造上の制約で工事後に電気配線を通せなくなったケースもありました。「後から追加できるだろう」と工事前に見送ると、物理的に対応できないことがあります。コンセント・照明の計画は、間取りの変更と同時に決めておくことが重要です。
工期中の生活への影響を事前に確認する
工事の規模によって、生活への影響が異なります。
- 1〜3日の工事(壁紙張り替え・手すり設置など)
- 部分的な制限で済むことが多い
- 1週間程度の工事(ぶち抜き・防音リフォームなど)
- 該当部屋は使用不可。ほかの部屋で生活
- 1〜2週間の工事(和室→洋室・バリアフリー全面改修など)
- 場合によっては、一時的な仮住まいが必要
工期中に介護が必要な方がいる場合や、特定のスペースが必ず必要な場合は、着工前に業者に詳細を確認しておきましょう。
使用目的と日当たりを起点にプランを決める
リフォームの方向性は、部屋の使用目的から逆算すると決めやすくなります。
- 子供部屋
- 成長に合わせた間仕切りや収納の可変性が重要
- 寝室
- 防音・遮光の検討が先
- 書斎・テレワーク
- 照明・コンセント・換気が重要
- バリアフリー
- 使用者の動線を中心に設計
また、日当たりは快適性と湿気対策に直結します。窓が少ない部屋をリフォームする場合は、窓の増設や採光改善も検討の選択肢に入れてみてください。
部屋のリフォーム費用を抑える3つの方法
工事内容が固まったら、費用を無理なく抑えるための手段も確認しておきましょう。
【1】部分リフォームで優先順位をつける
部屋全体を一度に改装する必要はありません。「今最も困っている箇所」から着手する部分リフォームは、費用を抑える最も現実的な方法です。
また、既存の建物構造を活かす設計にすることで、解体・補強工事が不要になり費用を抑えられます。たとえば、壁を新設するより可動式パーテーションで仕切る、既存の押入れをクローゼットに改修するといった方法があります。
【2】補助金・助成金制度を活用する
工事の内容によっては、以下の補助金・助成金を活用できます。

要支援・要介護の認定を受けた方が対象です。申請は工事着工前に市区町村の窓口で行う必要があります。「工事後に申請すればよい」と思っていると対象外になるため、着工前に窓口へご相談ください。
各自治体の助成金は、バリアフリー目的の補助を設けているところが多くあります。お住まいの市区町村の窓口またはウェブサイトで内容をご確認ください。
また、省エネ改修を対象とした国の補助金制度は毎年内容が更新されます。2025年度に実施された「子育てグリーン住宅支援事業」は受付を終了しており、2026年度は「みらいエコ住宅2026事業」への移行が予定されています(2026年春頃 交付申請受付開始予定)。断熱改修や省エネ設備の導入を検討している場合は、国土交通省の公式サイトで最新情報を確認してください。
【2026年】リフォーム補助金はいくらもらえる?申請はいつまで?損しないための完全ガイド!
【3】複数社に相見積もりを取り、明細で比較する
費用を適正に抑える上で、相見積もりは有効な手段です。重要なのは、金額の合計だけで判断しないことです。
見積書を比較する際は、以下の点を確認してください。
「一式 〇〇万円」という表記は、何が含まれているかが不明確なまま契約につながるリスクがあります。必ず内訳の明示を依頼し、他社と比較できる状態にしてから判断してください。
DIYでできる?プロに任せるべき工事の見極め方
コストを抑えたいときにDIYが頭をよぎりますが、工事の種類によってはかえって費用が増えるリスクがあります。

DIYで手をつけた後に専門業者へ補修を依頼するケースでは、「最初からプロに頼むより費用がかかった」という結果になりがちです。特に壁や床の下地に影響する工事は、途中からのやり直しが難しいため注意が必要です。
迷ったときの判断基準はシンプルで「下地や配線に触れる工事かどうか」です。表面だけで完結する作業はDIY向き、構造や電気に踏み込む作業はプロに任せる、と覚えておきましょう。
部屋のリフォーム事例|用途別に費用と仕上がりを確認
実際のリフォーム事例を用途別に紹介します。完成後のイメージ確認や、費用感の参考にしてください。
和室から洋室にした事例
既存の襖や障子に合うフローリングを選んで張り替えを実施。リフォーム前より部屋全体の印象が明るくなりました。
2部屋を1部屋にした事例
カウンターやテーブルを撤去し、空間を広く見せるために白いフローリングに張り替えました。
バリアフリー化した事例
施工前に天井裏・配管の位置を入念に調査。段差の解消により、広々とした使いやすい空間に生まれ変わりました。
子供部屋を間仕切りした事例
間仕切り壁を設け、左側を子ども部屋、右側をクロークにリフォーム。既存のアコーディオンカーテンや床を活かして必要な部分だけを改修したことで、コスト削減につながりました。
部屋・室内リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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