玄関リフォームするなら断熱ドアがお勧め
冬、玄関に行くと寒いと感じた事はありませんか?玄関のドアや窓の開口部は外からの冷気が入りやすく、せっかく暖房をしていても暖かさが逃げてしまいます。
断熱扉にリフォームする事で暖気の流出を防ぐだけでなく、機密性が高くなり結露防止にもなります。省エネにも繋がる断熱ドアで快適な住まいを手に入れましょう。
なぜ玄関ドアを断熱する必要があるのか
玄関ドアや窓などの開口部を通して熱が流入出する割合は50%以上もあると言われています。冬は開口部を通して約55%以上、夏は約70%以上の熱の流入出があるとも言われているのです。
開口部の広い玄関ドアからの熱の流入出が多いと、冷暖房の効率も下がり、室内温度を保つために、冷暖房を過剰に運転させなければならなくなります。
また、断熱性能の低さは健康にも悪影響を及ぼす場合もあります。特に冬場など居室内は温かく保てていても、玄関や廊下は寒い場合があります。このような状況下では、ヒートショックを起こすリスクも伴います。
このように、住居の断熱性能を高めるためにも、開口部の1つである玄関の断熱をすることは大切です。
断熱ドアリフォーム費用の相場
玄関ドアのカバー工法って、どんなもの?
玄関ドアのカバー工法という言葉を初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。しかし、現在では玄関ドア交換のリフォームでは主流の方法です。どのようなものなのかご説明します。
玄関ドアのカバー工法とは、簡単に言うと既存の玄関ドアの枠組みの上に新しい枠組みを取り付け、ドア本体を取り替えるという方法です。従来の玄関ドアの交換方法より工事期間も短縮でき、工事費用も抑えることができます。
なぜ工事期間や費用が抑えられるのかというと、既存のドアの枠組みを利用するので、周りの壁を壊す必要がなくなるためです。それに伴い、大工工事や、壁紙、床のタイル、外壁などの工事も行う必要もありません。
しかし、既存の玄関ドアの枠組みの内側に新たな玄関ドアの枠組みを取り付けるため、平均的に幅約5cm、高さ約3cmほど玄関ドアが小さくなります。ただし親子ドアや袖付きドアの場合は心配ありません。
既存の玄関ドアが古い商品の場合、玄関ドアの下枠に段差が生じることがあります。下枠の立ち上がりが2cm未満の玄関ドアの場合に多くみられます。しかし、最近の玄関ドアであればカバー工法で段差が生じることは少ないでしょう。
車椅子を利用する場合など、玄関ドアの幅や段差に条件がある場合には、リフォームをする前に一度専門業者に相談することをおすすめします。
カバー工法による、玄関ドアリフォーム工事内容と費用を見てみましょう。
断熱ドア取り付け:約4万~6万円前後
ドア撤去・処分費:約1万~2万円前後
「間口を広げたい」「新しいドアのサイズが合わない」等、カバー工法ではリフォーム不可能な場合は、外装工事や内装工事を伴うので工事費用は高くなります。約10万~20万円前後を見越しておくとよいでしょう。
玄関ドアの断熱性能は?
玄関ドアの断熱性能はどのくらい求められるのでしょうか。これは地域により多少異なりますので、地域別にどの程度の断熱性能が求められているか、簡単に見ていきましょう。
次世代エネルギー基準や国土交通省などが提示している断熱性能の基準があります。全国を6つのエリアで分類し、それぞれの地域ごとに最適な断熱性能を明記しています。
地域の区分は以下の通りです。
Ⅰ地域 | 北海道 |
---|---|
Ⅱ地域 | 青森県、秋田県、岩手県 |
Ⅲ地域 | 宮城県、山形県、福島県、栃木県、長野県、新潟県 |
Ⅳ地域 | 茨城県、群馬県、山梨県、富山県、石川県、福井県、岐阜県 滋賀県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県 三重県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県、奈良県、岡山県 広島県、山口県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、徳島県、 高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県 |
Ⅴ地域 | 宮崎県、鹿児島県 |
Ⅵ地域 | 沖縄県 |
地域区分ごとに最適なドアの断熱性能は次のように定められています。
【Ⅰ・Ⅱ地域】
金属製熱遮断構造の枠など。断熱フラッシュ構造の扉など。
低放射複層ガラス(AS12)または三層複層ガラス(AS12)など。
【Ⅲ地域】
金属製熱遮断構造の枠など。断熱フラッシュ構造の扉など。
複層ガラス(AS12)または低放射複層ガラス(AS12)など。
【Ⅳ・Ⅴ地域】
断熱フラッシュ構造の扉など。複層ガラス(AS6)など。(構造、材質は問いません)
【Ⅵ地域】
(構造、材質は問いません)
大手ドアメーカーなどでは、これらの地域ごとに最適な断熱性を備えた玄関ドアや断熱性能の高い商品シリーズなども発表しています。玄関ドアのリフォームを検討する際にはこれらの基準を参考にして、玄関ドアを選ぶと良いでしょう。
玄関ドアの断熱はDIYでも可能?
玄関ドアの断熱は、応急処置的にはDIYでも可能ですが、あくまでも簡易的な処置としてとどめておくことをおすすめします。本格的な効果や美観を求めるのであれば、信頼のおける専門業者に依頼するようにしましょう。
玄関ドアの断熱DIYで利用できる素材として「スタイロフォーム」「プラスチック段ボール」「エアクッション」などが挙げられます。
スタイロフォームとは、発泡スチロールを板状に成形した素材です。玄関ドアに両面テープなどで貼ることである程度の断熱性をもたせることができるでしょう。
スタイロフォームは一般的な発砲スチロールと違い密度が高く、種類がたくさんあります。熱を伝えにくく、軽くて丈夫な上に、加工がしやすいので、DIYには最適な素材でしょう。
プラスチック段ボールも玄関ドアの断熱に使える素材の一つです。これを、玄関ドアや枠の内側に両面テープで貼り付けることで、ある程度の断熱をすることができるでしょう。
プラスチック段ボールの特徴としては、水に強く、軽量で薄くて丈夫な点が挙げられます。また、折り曲げたりカットしたりなどの加工が容易で、カラーバリエーションも豊富にあります。価格も比較的安価でホームセンターなどで購入することができます。
また、プチプチが付いたエアクッションを貼り付けることでも簡易的に玄関ドアの断熱を行うことができるでしょう。
リフォーム総額を比較する事がポイント
業者に依頼すると、断熱ドア本体の価格は割引を受けることが多いです。
断熱玄関ドアリフォーム費用の中心は、約50万円までが相場と言われています。業者を選ぶ時は、工事費込みの総額で比較する事をお勧めします。
省エネ・断熱・太陽光リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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