トイレ増設の費用相場は?補助金制度や2階に増設する注意点などを解説

トイレの増設費用は、40万円〜が目安となります。ただし「配管の延長距離」や「建物の構造」によって費用は大きく変動します。
この記事では、トイレ増設の費用相場や補助金制度、2階への設置などの注意点を解説します。費用を抑えるコツを押さえ、最適なプランを選びましょう。

2025年11月20日更新

監修記事
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トイレの増設にかかる費用相場

設置場所や工事内容によりますが、費用相場の目安は40万円〜です。
特に「給排水管の工事費」がコストの鍵を握り、既存の配管から遠い場所に設置するほど高額になります。

トイレの増設にかかる費用相場
設置場所費用相場
1階
(既存配管近く)
40万円〜
2階
(1階トイレ真上)
50万円〜
2階
(既存配管から遠い)
60万円〜
離れ・屋外80万円〜
費用の内訳イメージ
トイレ本体10〜25万円
給排水管工事20〜40万円
大工・内装工事15〜30万円
電気・諸経費5〜15万円
合計50~110万円

※ 2階の押入れをトイレにする場合

正確な費用を出すには現地調査が必須です。まずは業者に見積もりを依頼しましょう。

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トイレ増設の費用を安く抑えるコツ

高額になりがちな増設工事ですが、以下の工夫で費用を抑えられます。

コツ
補助金制度を活用する

子育てグリーン支援事業」や「介護保険(住宅改修)」、そのほかにも自治体独自の補助金が使える場合があります。要件が複雑なため、リフォーム会社に相談して最大限活用しましょう。

コツ
水まわりの近くに増設する

費用を抑える最大のポイントは「配管距離を短くすること」です。
既存のトイレの隣や真上、洗面所の近くなど、給排水管に接続しやすい場所を選べば、数十万円単位で節約できるケースもあります。

既存の給排水管に近い場所の例
  • 既存トイレの隣
  • キッチン、洗面所、浴室などその他水まわりの近く
  • 1階トイレの真上
コツ
トイレのグレードを下げる

2台目のトイレであれば、高機能なタンクレストイレではなく、シンプルな「タンク付きトイレ」や「暖房便座のみ」にすることで、本体価格を10万円以上抑えられます。

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トイレを増設するメリット

トイレ増設は費用がかかりますが、それ以上に家族の生活の質を大きく向上させるメリットがあります。

混雑の解消

朝の通勤・通学時のトイレ渋滞がなくなり、ストレスが減ります。

介護への備え

寝室近くに増設することで、高齢になっても移動が楽になります。

来客時の対応

家族用と来客用を分けることで、お互いに気兼ねなく使えます。

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トイレを増設するデメリット

トイレの増設は多くのメリットをもたらしますが、増設する前に把握すべきいくつかのデメリットも存在します。

ランニングコストの増加

水道光熱費や消耗品費が増えます。
「節水・省エネ型」のトイレを選ぶことで、ある程度負担を抑える工夫が必要です。

スペースの確保と収納の減少

増設には一般的に「幅80cm×奥行き120cm(約0.4坪)」の広さが必要です。クローゼットや押入れを活用する場合は、収納スペースが減る点に注意しましょう。

騒音のリスク

特に2階や寝室の近くに設置する場合、排水音が周囲に響く可能性があります。
「防音材の使用」や「配管ルートの工夫」を事前に業者へ相談してください。

利便性とデメリットを天秤にかけ、本当に増設が必要かどうかを検討しましょう。

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トイレの増設に適した場所

工事費を抑えやすく、現実的な設置場所は以下の通りです。

既存の水回り付近

キッチンや洗面所の近くは、配管分岐が容易で、最も低コストで増設できます。

クローゼット・押し入れ

個室として仕切られているため、壁を作る工事が最小限で済みます。

8畳以上の広い部屋・納戸

部屋の一角を壁で区切って設置します。寝室内にバリアフリートイレを作る際に、よく選ばれます。

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トイレを増設する際の注意点

失敗を防ぐために、以下の技術的・法的な制約を確認しましょう。

排水勾配と「圧送ポンプ」

排水を流すには、配管に傾斜(勾配)が必要です。勾配が取れない場所やマンションの場合でも、汚物を粉砕して送る「排水圧送ポンプ」を使えば設置できる可能性があります。

建築確認申請の有無

建物内に増設する場合は基本的に不要ですが、ベランダ部分をリフォームするなど「床面積が増える増築」を行う場合は、確認申請が必要になることがあります(防火地域など)

水圧の確認

2階や高台の場合、水圧不足でタンクレストイレが設置できないことがあります。事前に水圧調査を行い、必要なら「低水圧対応トイレ」を選びましょう。

既存配管の劣化状況

築年数が古い場合、接続元の配管が腐食していることがあります。その場合は、配管の交換・修繕費用が別途発生します。

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トイレ増設のリフォーム事例

実際の費用や工期の参考にしてください。

事例
2階の収納スペースにトイレを増設
before
after

施工会社:株式会社望月商行

リフォーム費用約45万円
施工期間5日

2階のクローゼットを改修。夜間に階段を降りる必要がなくなり、転倒リスクが軽減されました。

事例
2階の廊下にトイレを増設
before
after

施工会社:株式会社モットハウス

リフォーム費用約147万円
施工期間14日

階段上の広い廊下を活用し、洗面台とセットで増設。1階トイレの近くに配置することで、スムーズな排水ルートを確保しました。

事例
納戸にトイレを増設
before
after

施工会社:株式会社テンイチ

リフォーム費用約65万円
施工期間3日

1階の納戸を改装して新設。来客利用も想定し、手洗い収納付きのスタイリッシュなキャビネットを採用しました。

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【Q&A】トイレ増設に関するよくある質問

トイレの増設はDIYできる?

おすすめしません。
給排水管の接続や電気工事には、国家資格が必要です。水漏れや柱の損傷リスクが高いため、必ずプロに依頼してください。

DIYによるトイレ増設のリスク
  • 水漏れが生じる
  • 建物の構造上重要な部分(柱や梁など)が損傷する
  • 法令違反によるトラブルが生じる
トイレの増設におすすめの商品は?

トイレ増設におすすめの商品は、以下のとおりです。

ネオレスト(TOTO)

清潔さ重視
(きれい除菌水)

サティス(LIXIL)

汚れにくさ重視
アクアセラミック

アラウーノ(Panasonic)

掃除の手間削減
激落ちバブル

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【まとめ】増設成功の鍵は「配管ルート」と「業者選び」

トイレの増設は40万円〜が費用の目安ですが、配管の距離や建物の構造によって価格が大きく変わります。

費用を抑えるには、既存の水回りの近くに設置することや、補助金の活用が有効です。専門的な判断が必要になるため、実績豊富なリフォーム会社に現地調査を依頼し、無理のないプランを提案してもらいましょう。

トイレリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず複数の相見積もりを比較しましょう!

リフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なります。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいるでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】工藤 あきこ

リフォーム業界出身のママ建築士。
設計事務所でのアシスタントを経て、地場やハウスメーカー系リフォーム会社の営業設計として勤務。水まわりの交換からフルリノベーションまで、幅広いリフォームを担当した。2022年、前職までの経験を活かして、建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修やブログ「新・リフォームの歩き方」の運営をメインに活動する。

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