-
マンションのトイレはリフォームできる?費用相場や注意点も解説
-
トイレのドアが壊れた!扉やドアノブの交換費用はどれくらい?
-
すっきりしたタンクレストイレにリフォームしたい!費用の他にデメリットなんてある?
-
2階にトイレを増設することでのメリット・費用・設置場所から事例まで徹底解説!
-
汲み取り式トイレから簡易水洗トイレに取替える工事費用はいくら?簡易水洗の特徴を紹介!
-
トイレの位置を変える移動リフォームにかかる費用の相場は?
-
トイレを引き戸に交換するリフォーム費用はいくら?後悔しないための注意点とは?
-
トイレの床が腐る!原因・症状から修理費用、床材選びまで徹底解説
-
事務所のトイレを増設する費用は?
目次
地下室にトイレを増設するメリット
地下室にトイレを増設するメリットは、以下の通りです。
・メリット1.地下室の実用性がアップする ・メリット2.周囲に気を使わずに使える ・メリット3.家の資産価値が上がる |
それぞれ詳しく解説します。
メリット1.地下室の実用性がアップする
地下室にトイレを増設することで、地下のスペースをより実用的に活用できます。
たとえば、地下室をホームオフィスや作業場として使っている場合、トイレのために階段を上り下りしなければなりません。
トイレが地下にあることで、無駄な移動が解消され作業の中断も最小限に抑えられます。
また、地下室はスペースが広く、リフォームをすることで新たな居住空間やリクリエーションスペースとしての利用も可能です。
トイレを地下に設置することで、こうした新しい使い方の選択肢が広がり、家全体の利便性が向上します。
メリット2.周囲に気を使わずに使える
地下室は、家の他の生活空間から隔離された場所です。
そのため、トイレの音や使用中の動作が他の部屋に伝わりにくくなります。
また、家族や来客に気を使うことなく、トイレを安心して利用できるという点も大きなメリットです。
プライバシーの確保はストレスを減らし、より快適な生活を提供します。
メリット3.家の資産価値が上がる
地下室にトイレを設置することで、家全体の設備が充実し、資産価値が向上しやすいです。
不動産市場では、バスルームやトイレの数が増えることも評価される要因の一つです。
地下室が利用可能な居住空間として認識されると、家全体の評価が上がる場合もあります。
具体的には、地下室にトイレを設置することで、家の価値が5~10%程度向上することもあり、将来的な売却時にも有利になるでしょう。
地下室にトイレを増設するデメリット
地下室にトイレを増設するデメリットは、以下の通りです。
・デメリット1.増設費用が高い ・デメリット2.工期が長くなりがち ・デメリット3.湿気や臭いがこもりやすい ・デメリット4.定期的に設備のメンテナンスが必要 |
それぞれ詳しく解説します。
デメリット1.増設費用が高い
地下室にトイレを増設するためには、一般的なトイレ工事以上にコストがかかります。
なぜなら、排水を上に送るためのポンプアップ排水システムの設置が必要となるからです。
ポンプアップ排水システムは、通常のトイレには不要な追加設備であり、これに伴う配管工事や床の加工などが発生します。
とくに、既存の地下室に新たにトイレを増設する場合は、予想以上に費用が膨らむこともあります。
デメリット2.工期が長くなりやすい
地下室にトイレを設置するリフォームは、工期が長くなりやすいです。
地下室へのトイレの設置には、通常のトイレ工事とは異なりポンプアップ排水システムの導入が必要です。
そのため、排水を上層に持ち上げるための配管工事が複雑で、設置場所や排水ルートの確保に時間を要します。
通常、地下室トイレの工期は1~2週間程度ですが、建物の構造や排水システムの設置状況によってはさらに延びることもあります。
あらかじめ余裕を見込んで工期の計画を立てることが重要です。
デメリット3.湿気や臭いがこもりやすい
地下室は自然換気が難しく、湿気がこもりやすい環境になりやすいです。
地下にトイレを設置する場合、湿気は大きな問題になります。
湿気がこもるとカビや悪臭の原因となるため、換気システムを導入して湿度管理を行う必要があります。
また、防カビ・防臭効果のある塗料や壁紙を使用することもおすすめです。
換気扇の設置や、空気の循環を促進するための対策を講じることで、地下室の環境を快適に保てます。
デメリット4.定期的に設備のメンテナンスが必要
地下室トイレの排水システムでは、定期的なメンテナンスが欠かせません。
圧送ポンプや逆流防止弁が正常に機能しないと、排水トラブルや逆流のリスクが高まります。
通常、ポンプの点検は年1回程度が推奨されており、異常や異音が発生した場合は早めの修理が必要です。
メンテナンスを怠ると排水システムが故障し、修理費用も大幅に増加する可能性があるため注意しましょう。
地下室にトイレを設置した時の排水システム
地下室にトイレを設置する際に最大の課題となるのが「排水システム」です。
地下にあるため、重力を利用した通常の排水では下水に流れず、特別な仕組みが必要になります。
ここでは、ポンプアップ排水システムの仕組みや圧送ポンプや逆流防止弁といった重要な設備について詳しく解説します。
地下室トイレの排水基礎に関する知識を深め、快適な利用を目指しましょう。
ポンプアップ排水の仕組み
地下室にトイレを設置する際、最も重要な要素となるのがポンプアップ排水システムです。
このシステムは、圧送ポンプ、タンク、逆流防止弁、排水管から構成されています。
ポンプアップ排水システムを使用することで、通常の重力による排水が困難な地下室でも、排水を上層へ持ち上げて下水道や浄化槽に流します。
圧送ポンプは、排水をタンクに溜め、それを上層の排水管へ押し上げるための装置です。
ポンプの容量や性能は、使用するトイレの頻度や地下室の環境に応じて選定する必要があります。
ポンプの性能が不足すると、排水不良やトイレの詰まりやすくなるため、適切な設計が重要です。
ポンプアップ排水のデメリット
ポンプアップ排水システムには、いくつかのデメリットがあります。
たとえば停電が発生した場合、ポンプが動作しなくなり、トイレや水回りが使用できなくなります。
また、ポンプが排水を圧送する際、動作音や振動が発生することもあり、とくに静かな環境を求める場合は注意が必要です。
地下室にトイレを増設する費用
地下室にトイレを増設する際の全体的な費用としては、80~200万円程度が相場です。
ポンプアップ排水システムを導入するためには、通常のトイレ増設工事よりも高いコストがかかります。
内訳については、以下の通りです。
項目 | 費用 |
トイレ本体 | 10万円~50万円 |
圧送ポンプの費用 | 10万円~30万円 |
逆流防止弁の費用 | 1万円~5万円 |
配管工事と設備の設置費用 | 20万円~50万円 |
付帯設備の設置費用 | 5万円~20万円 |
圧送ポンプや逆流防止弁、配管工事に加え、地下室特有の湿気対策やメンテナンス費用なども含めると、工事費は大きく変わる場合があります。
また、排水ルートの設計や工事内容によってはさらに工事費が必要になる場合もあります。
地下トイレを増設する際の問題点
水流は高いところから低いところに向かって流れる性質があることは、誰もが知っている事実です。
地下にトイレを設置する場合、この性質への対策が必要になるため、かなりの費用や労力が発生するという問題点があります。
問題点1. 地階床より低い位置に汚水槽が設置される
地下にトイレを設置する場合、汚水はさらに低い部分に流さなければなりません。
このため、地階の床より下に、メンテナンスのスペースも考慮した大きな汚水槽が必要です。
汚水槽にはポンプが備え付けられ、一定量の汚水・雑排水が溜まると排出する方式を採りますが、設置にかなりの費用がかかるだけでなく、メンテナンスにも労力や費用がかかります。
なかには汚水槽を新たに作ることが難しい場合もあります。
問題点2. 逆流防止弁付きのポンプ施設が必要
また、汚水槽は臭気漏れが発生する恐れがあるとともに、豪雨時などに雨水が入りこんでしまうと溢れる恐れもあるなど、浸水にも注意が必要です。
大型の台風や局地的な集中豪雨などによって、地下室での浸水被害も発生しています。
道路面より低い場所では下水が逆流することもあるため、汚水槽には逆流防止弁付きのポンプ施設を設置する対策も必要です。
地下室にトイレを増設する際によくある質問
地下室にトイレを増設する際に、よくある質問をご紹介します。
- 排水設備のメンテナンスの頻度は?
-
地下室トイレの排水設備、とくにポンプアップ排水システムのメンテナンスは、年に1回程度が目安です。
ポンプの故障や異常を早期に発見するため、定期的な点検が推奨されています。
異常な振動や音が発生した場合、早めに修理を依頼することでトラブルを未然に防げます。
トイレリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。
また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。
詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ