事務所のトイレを増設する費用は?

事務所にトイレを増設するための費用は、50~100万円が目安です。
この記事では、ほかにも事務所に必要なトイレの数やそのための法的なルールを紹介します。また、事務所にトイレを増設することのメリットや注意点なども解説します。

2025年11月14日更新

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事務所のトイレを増設する費用

事務所のトイレ増設の費用相場は、50~100万円が目安です。

目安となる費用には幅がありますが、その理由はトイレ本体のグレードと配管工事によって必要となる費用が大きく左右されるからです。

配管の関係で工事費用が変わる

トイレ増設で必須の給排水管工事は、既存配管の位置によって費用が変動します。増設場所が配管から近ければ安価ですが、遠ければ延長工事が必要となり高額になります。
また、和式から洋式へ変更する場合は、トイレ本体とは別に配管や電気配線等の費用が追加でかかります。

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事務所に必要なトイレの数は?

事務所のトイレ数は、従業員の健康や業務能率に影響します。トイレが不足すると健康被害や能率低下につながるため、適切な数の設置が求められます。

では、事務所にはどの程度の数のトイレが必要なのでしょうか。実は、事務所が設置すべきトイレの数には法的な基準が存在します。

ここでは、その法的なルールと具体的な設置基準について紹介します。

事務所に必要なトイレの数は法律で定められている

事務所に必要なトイレの数を定めている法律は事務所衛生基準規則です。
これは、従業員が快適かつ健康的に働けるよう、室温や換気といった労働環境全般の管理基準を定めたものです。

トイレに関しても「男女別の設置」「従業員数に応じた必要個数」「手洗い器の設置」などが具体的に定められています。

男性従業員60人に1つ、女性従業員20人に1つのトイレ

事務所に必要なトイレの数は、男性従業員60人以内ごとに個室トイレを1個以上設置するよう規定されています。また、男性用小便器は30人以内ごとに1個以上設置するよう規定されています。

一方、女性用個室は女性従業員20人以内ごとに1個以上の設置が義務付けられています。

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事務所のトイレにおすすめの設備

ここでは、従業員が事務所のトイレを快適に使うために、おすすめの設備を紹介します。

設備
手洗い場の増設

事務所のトイレに手洗い場が複数あると、トイレを使用時以外にも、手洗いなど身支度のために水を使うことができるため便利です。

設備
女性化粧室にパウダールームの設置

女性従業員の多い事務所では、女性用トイレには手洗い場とは別にパウダールームがあると重宝されるでしょう。
お化粧を直すために使われることの多いパウダールームですが、パウダールームがないと手洗い場の鏡をお化粧直しに使う人と手を洗いたい人とで混雑してしまいます。

スペース的に余裕があるならば、パウダールームの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

設備
鏡、壁、床などが汚れにくい素材

大勢が出入りする事務所のトイレを清潔に保つために、トイレの素材にもこだわりましょう。
鏡や壁、床材など汚れにくい素材を使うことで、必要以上に掃除しなくてもトイレがきれいに保たれます。

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事務所のトイレについていると嬉しいおすすめ機能

ここでは、従業員が事務所のトイレを快適に使うために、おすすめの機能を紹介します。

機能
「音姫」でトイレ時の音を打ち消す

TOTO製のトイレ用の音が流れる装置「音姫(トイレ用擬音装置)は、トイレを使うときに出るさまざまな音を打ち消してくれる装置です。
トイレを使うときに出る音を気にする方も安心です。

機能
温水洗浄便座(ウォシュレット)を使う

事務所のトイレを快適に使うには、TOTOの「ウォシュレット」のような温水洗浄便座がおすすめです。

温水洗浄便座を使用するには電源が必要なので、トイレの増設時に電源コンセントを設置することも忘れないようにしましょう。

機能
「消臭機能」があると複数の従業員が使っても快適

トイレのニオイを消してくれる「消臭機能」は、複数の従業員が使う事務所のトイレにこそあると便利な機能です。
「ニオイが気になって落ち着いて用が足せない」といったこともなくなります。

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事務所にトイレを増設するメリット

事務所に既存のトイレはあるものの、従業員が増えたりするなど、職場環境が変化することがあります。トイレ・水回りを増設することでより快適にトイレを使えるようになります。

それでは、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット
男女兼用トイレを男女別のトイレへとリフォーム

男性従業員が中心の事務所では、トイレを男女兼用にしていたかもしれませんが、男女別にトイレがあると来客のときに重宝します。
男女それぞれにトイレがあると快適な印象となるため、事務所のイメージアップのためにもトイレの増設はメリットになるでしょう。

メリット
従業員の満足度が上がる

トイレは、事務所内の自分の席を離れて一人でホッとできる場所でもあります。
トイレが増設されれば、より快適に一人の時間を過ごせるようになり、従業員の満足度も上がります。

メリット
トイレの待ち時間を減らすことができる

トイレの数が少ないと、トイレ渋滞が起きてトイレの待ち時間が長くなってしまいます。
トイレが増設されれば、トイレ渋滞が解消されるだけでなく、仕事にもスムーズに戻れるので仕事の能率も上がるでしょう。

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事務所にトイレを増設する際の注意点

ここでは、事務所にトイレを増設するときの注意点を見ていきましょう。事務所にトイレを増設するときは、以下の点に注意しながらリフォームプランを検討しましょう。

注意点
十分なスペースがあるかを確認する

トイレが増設されても狭すぎるトイレでは落ち着いてトイレを使えないので、トイレの増設予定の場所にトイレのための十分なスペースがあるかどうかを確認します。

一般的に、トイレで最低限必要な広さは0.4坪だと言われています。0.4坪以下だとトイレとして快適に使えませんので、トイレの増設場所には0.4坪以上の広さを確保しましょう。

0.4坪(0.8帖)のトイレ
注意点
執務エリア内にトイレを増設しない

トイレを執務エリア内に増設すると落ち着いて仕事ができない人もいるようです。
トイレの増設はできることなら執務エリアは避けて、廊下など執務エリア外のスペースに増設するようにしましょう。

注意点
配管との関係を確認する

トイレの増設は、排水配管の関係で難しくなることがあります。
工事費用が高くなることや、床下への配管を設置できないことによって、トイレの増設を諦める事例もあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】SFA Japan 株式会社

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