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2022年04月21日更新
L型キッチンのリフォーム費用や価格は?
家事の効率化の面から考えた時、とても便利なL型キッチンですが、平均的なリフォーム費用はどのくらいでしょうか?長年、壁付けタイプのキッチンを使ってきた方にとって魅力たっぷりなL型キッチンについて、プランニング時の注意点とリフォーム費用の相場をご紹介します。
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- 監修者樋田明夫
目次
L型キッチンリフォームの特徴
作業スペースが左右に広がるL型キッチンは、見た目の華やかさだけでなく、家事効率向上の面から見ても魅力的な形状をしています。
しかし、通常の横長のI型キッチンに比べて大きなL型キッチンは、寸法が今のリビングに収まるのか、どのような使い方ができるのか、多くの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

それらの疑問を解消するためにも、まずは、L型キッチンの主な特徴を詳しく見てみましょう。
L型キッチンの使い勝手
L型キッチンは、その名前の通りL字状になっており、この形状が家事の効率化を大きく手助けしてくれます。
キッチンは通常、
シンク+コンロ+カウンター
の3つのパーツで構成されています。
それぞれの配置は各メーカーから様々なバリエーションが用意されているので、その中から選択する形になります。
この3か所のパーツを、L字型の中でどのように配置し、いかにスムーズに使い分けられるかが、家事効率を高めるキッチンに必要な条件と言えるでしょう。

L型キッチンは、中央に立ったとき、左右それぞれに作業スペースがあります。
つまり、左右の作業スペース同士を移動する動線が少なくて済むことになるのです。
例えば、コンロで鍋に火をかけていて、少し水を足したいとき、鍋を火にかけたまま遠くまで移動しなくても、隣のシンクからすぐに水を補給することができます。
あるいは、中央のカウンターの調理スペースで野菜を切るとき、使い終わった調理器具をシンクにどんどん移動させながら、コンロにある鍋にカットした野菜を入れていくことができます。
このようにすることで、カウンターを常にすっきりさせておくことが可能です。
一方、横長のI型キッチンは、このような作業をするために、必ず端から端まで移動しなければなりません。
L型キッチンの収納力
本体サイズが大きく、多くの床面積を占有してしまうL型キッチンは、他の収納家具を置くスペースをあまり確保することができません。
そのため、L型キッチンを選ぶときは、キッチン本体の収納力を必ず確認しておきましょう。
L型キッチンには、左右はそれぞれに収納スペースが確保されていますが、そのL字状ゆえに、中央のコーナー部分がデッドスペースになりがちです。
コーナー収納は、奥に手を伸ばしにくい点が大きなデメリットです。
そのため、各メーカーでは、スライド式や段差付きなど、L型キッチンのデッドスペースの解消に取り組んでいます。
スライド式のコーナー収納であれば、手前に引き出して奥の物をいつでも手軽に取り出すことができます。
あるいは、段差付きにしておけば、奥まで物を入れずに手前の空間を有効に利用することが可能です。
L型キッチンの3パターンのレイアウト
L型キッチンのレイアウトには、主に3パターンから選ぶことができます。
それぞれのパターンの特徴を知って、どのくらいの寸法のL型キッチンが、どのような間取りや広さの部屋に設置できるのか、リフォームの前に把握しておきましょう。
対面式レイアウト
リビングに向かって設置するキッチンを、対面式キッチンと呼びます。
L型キッチンの左右どちらかが壁に接地し、片側が部屋の中央に突き出すタイプは、ペニンシュラタイプとも呼ばれます。

ペニンシュラタイプの場合、キッチンの横幅はI型とほぼ同じですが、壁側の作業スペースの分、床面積は少なくなります。
そのため、L型キッチンの寸法だけでなく、冷蔵庫のサイズや設置スペース、コンセントの位置も必ず確保しておきましょう。
対面式のレイアウトには、調理中の油やシンクの水がリビングに跳ねやすいというデメリットがあります。
ですが、L型キッチンであれば、コンロやシンク部分を壁側に配置することで、この問題を解消することができます。
あるいは、カウンターやシンクをリビングに対面させて、食事の用意や食後の洗い物を楽にするなど、フレキシブルなプランニングが可能です。
壁付けレイアウト
もう1つのパターンは、L型キッチンを全面壁付けするレイアウトです。

壁の2面がキッチンで占有されるため、冷蔵庫やゴミ箱、食器棚のレイアウトを大きく変更する必要があります。
場合によってはこれらの家具が部屋に収まらず、小さいものへ買い替えを余儀なくされる事もあります。
壁付け+アイランドレイアウト
L型キッチンを壁付けし、アイランドタイプのシンクやカウンターを対面式で設置するレイアウトです。

壁に接地するL型キッチンのサイズと、アイランドパーツのサイズの分、床面積を大きく使うことになります。
各メーカーのL型キッチンの価格相場
以下は、L型キッチンを扱う国内メーカーのうち、4社の商品から平均価格を求めた価格です。
価格の算出には、いずれも各メーカーのミドルクラスの商品を使用しています。
- 約100万円-170万円
平均価格:約130万円
売値(7割と想定):約90万円
L型キッチンのリフォームが得意なリフォーム会社を探すには
自分が住んでいる地域でL型キッチンのリフォームを得意としているリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
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L型キッチンのリフォーム工事費用相場
キッチンリフォームの工事には、基本的に発生するものと、現場の状況に応じて発生するものがあります。
それぞれの発生条件を区別しておきましょう。

キッチンのリフォームでは、「解体工事費用」と「キッチン取り付け費用」が必ず必要です。
これに対し、電気系統工事や壁のクロス張替えなど、現場の状況に応じて発生する「付随工事」は、実際に現地調査と見積もりを行うことによって発生するかどうかがわかります。
リフォームで基本的に発生する工事
キッチンを取り付けるために必ず発生する工事です。
- 既存キッチンの解体工事費用:約8万円
- L型キッチン取り付け費用:約12万円
- 給排水管工事:約3万円
- 電気系統工事:約3万円
合計:約26万円
現場の状況に応じて発生する付随工事
キッチンを移動させたり、向きを変えたりすると、壁や床が露出し、その部分の補修リフォームが必要です。
そのほか、給排水管の延長工事や、ガス元栓の移動工事などが発生し、取付込のリフォームの総費用は高額になります。

- 壁のクロス張替え:約5万円
- 給排水管延長工事費用:約3万円
- 排気ダクト移設&延長工事費用:約10万円
- ガス元栓移動工事:約4万円
合計:約25万円
L型キッチンのリフォーム費用相場
上記で算出したL型キッチンの商品価格と工事費用を元に、リフォームの取付込の合計費用を求めてみましょう。
事例1.対面式プラン
- 商品価格:約130万円
- 工事費用:約26万円
合計:約156万円
事例2.壁付けプラン
- 商品価格:約130万円
- 工事費用:約26万円
- 付随工事費用:約25万円
合計:約181万円
I型キッチンとL型キッチンの価格差
I型キッチンはL型キッチンに比べて本体価格も安く、組み立ても容易なため、比較的安価にリフォームを済ませることができます。

I型キッチンの商品価格
- 約60万円-80万円
平均価格:約70万円
売値(7割と想定):約50万円
I型キッチンのリフォーム費用相場
- 商品価格:約50万円
- 既存キッチンの解体工事費用:約8万円
- I型キッチン取り付け費用:約11万円
- 給排水管工事:約3万円
- 電気系統工事:約3万円
合計:約75万円
I型キッチンのリフォーム費用の相場はこちらの記事でも解説しています
L型キッチンとI型キッチンの価格差
- L型キッチンのリフォーム費用相場:約181万円
- I型キッチンのリフォーム費用相場:約75万円
価格差:約120万円
I型キッチンでもL型と同価格になることも
このように、L型キッチンのリフォーム費用は、I型キッチンの約100万円以上の予算が必要と想定されます。
しかし、I型キッチンでも、付随工事の量や機器のグレードによっては、L型キッチンと同等の取付込費用が必要にいなることもあります。
例えば、オプションが豊富なハイグレードのI型キッチンを、壁付けから対面式に交換するリフォームなどがあります。
その費用事例を具体的に比較してみましょう。

- (ハイグレード商品)+オプション機器:約130万円
- 基本工事費用:約20万円
- 付随工事費用:約25万円
合計:約180万円
この事例は、L型キッチンのリフォーム費用相場と、約10万円程度の価格差しかありません。
I型キッチンの機能をフルに活かしてプランニングを行うか、L型キッチンの形状を活かして最低限のオプション仕様でプランニングを行うか、リフォームの目的に応じて比較しておきましょう。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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