2023年11月22日更新
L型キッチンのリフォーム費用や価格は?
家事の効率化の面から考えた時、とても便利なL型キッチンですが、平均的なリフォーム費用はどのくらいでしょうか?長年、壁付けタイプのキッチンを使ってきた方にとって魅力たっぷりなL型キッチンについて、プランニング時の注意点とリフォーム費用の相場をご紹介します。
目次
- 1 L型キッチンリフォームの特徴
- 2 L型キッチンの3パターンのレイアウト
- 3 各メーカーのL型キッチンの価格相場
- 4 L型キッチンのリフォームが得意なリフォーム会社を探すには
- 5 L型キッチンのリフォーム工事費用相場
- 6 L型キッチンのリフォーム費用相場
- 7 I型キッチンとL型キッチンの価格差
- 8 L型キッチンとは?
- 9 機能的なレイアウトはL型キッチンの最大のメリット
- 10 L型キッチンにおすすめのレイアウト
- 11 コーナーの使い方がデメリットになるL型キッチン
- 12 L型キッチンが向いているのはどんな人?
- 13 L型キッチンにリフォームする費用相場
- 14 L型キッチンのリフォーム事例
- 15 L型キッチンを設置するときの注意点
- 16 格安・激安でL型キッチンにリフォームするには?
- 17 格安でL型キッチンにリフォームするには?
- 18 激安リフォームの鍵は販売方法にも着目すること
L型キッチンリフォームの特徴
作業スペースが左右に広がるL型キッチンは、見た目の華やかさだけでなく、家事効率向上の面から見ても魅力的な形状をしています。
しかし、通常の横長のI型キッチンに比べて大きなL型キッチンは、寸法が今のリビングに収まるのか、どのような使い方ができるのか、多くの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

それらの疑問を解消するためにも、まずは、L型キッチンの主な特徴を詳しく見てみましょう。
L型キッチンの使い勝手
L型キッチンは、その名前の通りL字状になっており、この形状が家事の効率化を大きく手助けしてくれます。
キッチンは通常、
シンク+コンロ+カウンター
の3つのパーツで構成されています。
それぞれの配置は各メーカーから様々なバリエーションが用意されているので、その中から選択する形になります。
この3か所のパーツを、L字型の中でどのように配置し、いかにスムーズに使い分けられるかが、家事効率を高めるキッチンに必要な条件と言えるでしょう。

L型キッチンは、中央に立ったとき、左右それぞれに作業スペースがあります。
つまり、左右の作業スペース同士を移動する動線が少なくて済むことになるのです。
例えば、コンロで鍋に火をかけていて、少し水を足したいとき、鍋を火にかけたまま遠くまで移動しなくても、隣のシンクからすぐに水を補給することができます。
あるいは、中央のカウンターの調理スペースで野菜を切るとき、使い終わった調理器具をシンクにどんどん移動させながら、コンロにある鍋にカットした野菜を入れていくことができます。
このようにすることで、カウンターを常にすっきりさせておくことが可能です。
一方、横長のI型キッチンは、このような作業をするために、必ず端から端まで移動しなければなりません。
L型キッチンの収納力
本体サイズが大きく、多くの床面積を占有してしまうL型キッチンは、他の収納家具を置くスペースをあまり確保することができません。
そのため、L型キッチンを選ぶときは、キッチン本体の収納力を必ず確認しておきましょう。
L型キッチンには、左右はそれぞれに収納スペースが確保されていますが、そのL字状ゆえに、中央のコーナー部分がデッドスペースになりがちです。
コーナー収納は、奥に手を伸ばしにくい点が大きなデメリットです。
そのため、各メーカーでは、スライド式や段差付きなど、L型キッチンのデッドスペースの解消に取り組んでいます。
スライド式のコーナー収納であれば、手前に引き出して奥の物をいつでも手軽に取り出すことができます。
あるいは、段差付きにしておけば、奥まで物を入れずに手前の空間を有効に利用することが可能です。
L型キッチンの3パターンのレイアウト
L型キッチンのレイアウトには、主に3パターンから選ぶことができます。
それぞれのパターンの特徴を知って、どのくらいの寸法のL型キッチンが、どのような間取りや広さの部屋に設置できるのか、リフォームの前に把握しておきましょう。
対面式レイアウト
リビングに向かって設置するキッチンを、対面式キッチンと呼びます。
L型キッチンの左右どちらかが壁に接地し、片側が部屋の中央に突き出すタイプは、ペニンシュラタイプとも呼ばれます。

ペニンシュラタイプの場合、キッチンの横幅はI型とほぼ同じですが、壁側の作業スペースの分、床面積は少なくなります。
そのため、L型キッチンの寸法だけでなく、冷蔵庫のサイズや設置スペース、コンセントの位置も必ず確保しておきましょう。
対面式のレイアウトには、調理中の油やシンクの水がリビングに跳ねやすいというデメリットがあります。
ですが、L型キッチンであれば、コンロやシンク部分を壁側に配置することで、この問題を解消することができます。
あるいは、カウンターやシンクをリビングに対面させて、食事の用意や食後の洗い物を楽にするなど、フレキシブルなプランニングが可能です。
壁付けレイアウト
もう1つのパターンは、L型キッチンを全面壁付けするレイアウトです。

壁の2面がキッチンで占有されるため、冷蔵庫やゴミ箱、食器棚のレイアウトを大きく変更する必要があります。
場合によってはこれらの家具が部屋に収まらず、小さいものへ買い替えを余儀なくされる事もあります。
壁付け+アイランドレイアウト
L型キッチンを壁付けし、アイランドタイプのシンクやカウンターを対面式で設置するレイアウトです。

壁に接地するL型キッチンのサイズと、アイランドパーツのサイズの分、床面積を大きく使うことになります。
各メーカーのL型キッチンの価格相場
以下は、L型キッチンを扱う国内メーカーのうち、4社の商品から平均価格を求めた価格です。
価格の算出には、いずれも各メーカーのミドルクラスの商品を使用しています。
- 約100万円-170万円
平均価格:約130万円
売値(7割と想定):約90万円
L型キッチンのリフォームが得意なリフォーム会社を探すには
自分が住んでいる地域でL型キッチンのリフォームを得意としているリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業なので、その点も安心です。
L型キッチンのリフォーム工事費用相場
キッチンリフォームの工事には、基本的に発生するものと、現場の状況に応じて発生するものがあります。
それぞれの発生条件を区別しておきましょう。

キッチンのリフォームでは、「解体工事費用」と「キッチン取り付け費用」が必ず必要です。
これに対し、電気系統工事や壁のクロス張替えなど、現場の状況に応じて発生する「付随工事」は、実際に現地調査と見積もりを行うことによって発生するかどうかがわかります。
リフォームで基本的に発生する工事
キッチンを取り付けるために必ず発生する工事です。
- 既存キッチンの解体工事費用:約8万円
- L型キッチン取り付け費用:約12万円
- 給排水管工事:約3万円
- 電気系統工事:約3万円
合計:約26万円
現場の状況に応じて発生する付随工事
キッチンを移動させたり、向きを変えたりすると、壁や床が露出し、その部分の補修リフォームが必要です。
そのほか、給排水管の延長工事や、ガス元栓の移動工事などが発生し、取付込のリフォームの総費用は高額になります。

- 壁のクロス張替え:約5万円
- 給排水管延長工事費用:約3万円
- 排気ダクト移設&延長工事費用:約10万円
- ガス元栓移動工事:約4万円
合計:約25万円
L型キッチンのリフォーム費用相場
上記で算出したL型キッチンの商品価格と工事費用を元に、リフォームの取付込の合計費用を求めてみましょう。
事例1.対面式プラン
- 商品価格:約130万円
- 工事費用:約26万円
合計:約156万円
事例2.壁付けプラン
- 商品価格:約130万円
- 工事費用:約26万円
- 付随工事費用:約25万円
合計:約181万円
I型キッチンとL型キッチンの価格差
I型キッチンはL型キッチンに比べて本体価格も安く、組み立ても容易なため、比較的安価にリフォームを済ませることができます。

I型キッチンの商品価格
- 約60万円-80万円
平均価格:約70万円
売値(7割と想定):約50万円
I型キッチンのリフォーム費用相場
- 商品価格:約50万円
- 既存キッチンの解体工事費用:約8万円
- I型キッチン取り付け費用:約11万円
- 給排水管工事:約3万円
- 電気系統工事:約3万円
合計:約75万円
I型キッチンのリフォーム費用の相場はこちらの記事でも解説しています
L型キッチンとI型キッチンの価格差
- L型キッチンのリフォーム費用相場:約181万円
- I型キッチンのリフォーム費用相場:約75万円
価格差:約120万円
I型キッチンでもL型と同価格になることも
このように、L型キッチンのリフォーム費用は、I型キッチンの約100万円以上の予算が必要と想定されます。
しかし、I型キッチンでも、付随工事の量や機器のグレードによっては、L型キッチンと同等の取付込費用が必要にいなることもあります。
例えば、オプションが豊富なハイグレードのI型キッチンを、壁付けから対面式に交換するリフォームなどがあります。
その費用事例を具体的に比較してみましょう。

- (ハイグレード商品)+オプション機器:約130万円
- 基本工事費用:約20万円
- 付随工事費用:約25万円
合計:約180万円
この事例は、L型キッチンのリフォーム費用相場と、約10万円程度の価格差しかありません。
I型キッチンの機能をフルに活かしてプランニングを行うか、L型キッチンの形状を活かして最低限のオプション仕様でプランニングを行うか、リフォームの目的に応じて比較しておきましょう。
L型キッチンとは?

L型キッチンとは、キッチンのレイアウトを上部から見たとき、直角のコーナーを持つスタイルです。
シンク側は1800mmと加熱機器1800~2700mmのサイズが一般的なサイズになります。
リフォームの場合は、L型キッチンを使用したシステムキッチンでリフォームすることも、お住まいのスペースに合わせて自由に造作も可能です。
キッチンの使い方に求められるものは、機能的であることや作業動線(調理や作業する時に移動する距離)が短いことが必要です。
また、収納スペース、調理や食事の後の片づけの使い勝手の良さも重要になります。
機能的なレイアウトはL型キッチンの最大のメリット
L型キッチンのメリットは、機能的なレイアウトが最大のポイントかもしれません。
キッチンのシンクや調理スペースを前に、左右のどちらかに加熱機器が備わっている直角タイプです。
そのため、身体の向きを少し変えるだけで、調理するスペースを移動できるのはメリットといえます。
移動する距離が短ければ、料理の時間も短縮することができます。
また、作業スペースを広く確保することができるので、二人以上でキッチンに立ち、料理や準備をすることもできます。
L型キッチンはオープンスタイルの場合に使用されることが多いレイアウトです。
そのため、ダイニングやリビングへの準備や片づけの際にも効率よく移動できます。
L型のレイアウトをバランスよく活用すると、大容量の収納スペースが確保できるとも言えます。
キッチンはなにかとアイテムが増え続ける場所ですから、収納は大きなポイントです。
ダイニングやリビングと同じ間取りにある場合は、家族や友人などからも見えるスペースになります。
収納も、“見せる収納”や“隠す収納”をバランスよく考えるとおしゃれなキッチンになるかもしれません。
L型キッチンにおすすめのレイアウト
L型キッチンの魅力の一つはレイアウトの幅が広いことです。
L型キッチンにおすすめのレイアウトを解説していきます。
対面式
対面式キッチンはリビングやダイニングに向かって設置するタイプです。
リビングのほうを向いて作業できるため、家族の様子が確認しやすかったり、コミュニケーションがとりやすかったりするメリットがあります。
一方で、油汚れやにおいが部屋全体に広がりやすいのが対面式キッチンの欠点です。
しかし、L型キッチンなら壁付け部分にコンロを設置できるので、においや油汚れの広がりを抑えられます。
また、L型キッチンは壁側にキャビネットを設置できる分、対面部分のキャビネットを短くできます。
I型キッチンより間口を狭くできるので、縦長のLDKにも対面式キッチンとして設置可能です。
壁付け式

壁付け式キッチンは、壁に向かって設置するタイプです。
対面式キッチンより省スペースで設置でき、ダイニングとキッチンがキャビネットで遮られないので、LDKが広々とした空間になります。
しかし、壁付け式キッチンは、冷蔵庫をシンクやコンロと横並びに配置しなければならないことが多く、作業動線を考えるとやや不便かもしれません。
また、対面式キッチンと違いリビングの様子が確認しづらいので、小さいお子さんがいるなど家族の様子を頻繁に確認したい人には不向きでしょう。
コーナーの使い方がデメリットになるL型キッチン

収納する際に奥に入れてしまうと取り出しにくくなるキャビネットのコーナー。
L型キッチンの場合も、コーナー部分がデッドスペースになってしまうと、使いにくいと感じることもありえます。
そのようなときには、季節で使用するものなど、使用頻度の少ないものの収納場所として考えてみましょう。
L型キッチンの一般的なサイズは、シンク側は1800mmと加熱機器1800~2700mmとなります。
レイアウトの距離にもよりますが、広いスペースに大きめのL型キッチンを設置すると、動線が長くデメリットなることも。
住まいの広さや家族構成に合わせたサイズのレイアウトを考えることで、解消できるデメリットとも言えます。
一般的なI型キッチンよりもL型キッチンは価格も高くなることも多く、デメリットの一つかもしれません。
とはいえ、住まいの中でも利用頻度の高いキッチンは、レイアウトひとつで効率よくなることがあります。
毎日の使い方でスタイルやレイアウトを選ぶことがお勧めです。
住まいの中でも重要度の高いキッチンは、料理する時間も食事の時間も楽しくすることのできるスペースです。
コミュニケーションにも役立つL型キッチンは、収納スペースもあり動きやすく機能的です。
L型キッチンが向いているのはどんな人?
L型キッチンのメリットとデメリットをふまえたうえで、L型キッチンがどんな人に向いているのかを解説していきます。
L型キッチンが向いている人
L型キッチンが向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 収納スペースを確保したい人
- 作業スペースを広くとりたい人
L型キッチンはキャビネットが2つあるので、作業台下の収納スペースが豊富です。
そのため、パントリーがなく収納スペースが足りないと感じている人や、キッチンに多くのものを収納しておきたい人に向いています。
また、L型キッチンはコーナー部分に広いスペースがあるので広々と作業できます。
作り置きなどで一度にたくさんの料理を作る人や、背面カウンターがなくスペースが足りないと悩んでいる人にぴったりです。
L型キッチンが向いていない人
L型キッチンが向かないのは、キッチンの面積が限られている人です。
L型キッチンは、キャビネットを2つ置かなくてはいけないので、設置するときにはI型キッチンより広い面積が必要になります。
とくに、I型キッチンより広い通路幅が必要になるので、キッチンに十分なスペースがないときには設置が難しいかもしれません。
L型キッチンにリフォームする費用相場
L型キッチンにリフォームするときの費用相場は、約60万円〜約200万円です。
一方、I型キッチンの場合は、約50万円〜約150万円が相場となっており、L型キッチンより低価格で抑えられる傾向があります。
ただキッチンのリフォーム費用は、本体のグレードやレイアウトを変更することによる追加工事の有無などにより大きく変動するため、一概にはいいきれません。
正確な費用が知りたい場合は、実際にリフォーム会社に見積もりに来てもらう必要があります。また、リフォーム会社によっても割引率や工事費用が異なるため、複数の業者から見積もりをとり、相場を知ることが大切です。
L型キッチンのリフォーム事例
以下では、実際にL型キッチンにリフォームした事例を紹介します。
リクシルのL型キッチンへのリフォーム事例

画像出典:みやこリフォーム
リフォーム費用 | 約125万円 |
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工期 | 約1週間 |
建物 | 戸建て |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | シエラ |
こちらは、キッチンの老朽化にともない、コの字型キッチンからL型キッチンにリフォームした事例です。
吊戸棚と背面の食器棚を撤去したため収納量が少なくなりましたが、収納力に優れたリクシルのキッチンを採用することで食器類もすっきり収まっています。
また、冷蔵庫はシンクとコンロの背面になる位置に設置し、効率よく作業できるようになりました。
パナソニックのL型キッチンへのリフォーム事例

画像出典:みやこリフォーム
リフォーム費用 | 約155万円 |
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建物 | 戸建て |
メーカー名 | パナソニック |
商品名 | リフォムス |
こちらは、壁付けのI型キッチンからL型キッチンにリフォームした事例です。
引き出しを自由にアレンジできるパナソニックのシステムキッチンを採用し、収納力を向上させました。
壁面パネルや扉の色を白で統一し、明るく清潔感のあるキッチンになっています。
対面式のL型キッチンへのリフォーム事例

画像出典:みやこリフォーム
リフォーム費用 | 約440万円 |
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建物 | 戸建て |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | リシェル |
こちらは、中古マンションの購入にともない、キッチンを大幅にリフォームした事例です。
間仕切り壁をなくし、壁付けされていたI型キッチンを、対面式のL型キッチンに変更しました。
床材も無垢のフローリングに張り替え、キッチンの木目のデザインと統一感をもたせており、おしゃれな空間になっています。
L型キッチンを設置するときの注意点
なにかと魅力の多いL型キッチンですが、I型キッチンとは特徴が異なることから、設置するときには注意すべきことがあります。
L型キッチンを設置するときの注意点を解説していきます。
リビングやダイニングとのバランスを見る
L型キッチンを設置するときは、リビングやダイニングとのバランスを考えましょう。
I型キッチンからL型キッチンにリフォームすると、多くの場合キッチンのスペースは広くなります。
とはいえ、キッチンの広さばかりに気をとられていると、リビングやダイニングが圧迫されて家族が過ごしにくくなるといったことになりかねません。
リビングやダイニングのことも考慮したうえで、L型キッチンが無理なく設置できるか事前にサイズを測っておきましょう。
冷蔵庫やキャビネットなどの配置を検討する
L型キッチンを設置するときは、部屋全体のバランスだけでなくキッチン内のレイアウトも詳細に検討しておく必要があります。
L型キッチンはI型キッチンより幅や奥行きが広い製品が多くみられます。
そのため、I型キッチンで冷蔵庫やキャビネットがぴったり収まっていたとしても、L型キッチンにすることでうまく配置できなくなるかもしれません。
とくに、キッチンの広さに余裕がない場合はレイアウトが限られてしまうため、どこに何を配置するのか、L型キッチンにしても問題ないかを改めて検討しましょう。
冷蔵庫を買い替えるときの動線も検討する
キッチンリフォームをするときに意外と盲点となるのが、冷蔵庫を買い替えるときの動線です。
リフォーム前より通路幅を狭くすると、冷蔵庫を出し入れしにくくなります。
一見すると通路が冷蔵庫の幅より大きく見えても、ぎりぎり通れるような幅だと、カウンターなどにぶつかり角を曲がり切れないことがあります。
またライフスタイルが変わり、より大きな冷蔵庫が必要になることもあるでしょう。
現在の冷蔵庫の大きさに合わせた通路幅にすると、大きな冷蔵庫の搬入が難しくなるかもしれません。
リフォームするときは今の問題点ばかりに目がいってしまいますが、将来を見据えて柔軟な対応ができるように余裕をもたせた間取りにすることが大切です。
格安・激安でL型キッチンにリフォームするには?
キッチンの性能は家事の利便性に大きく左右され、ストレスのない家事を求め、快適なキッチンへリフォームを考える人も少なくありません。
そこで今回はリフォーム時によく利用されるL型キッチンに焦点をあて、キッチン選びやリフォーム費用を抑えるためのコツをご紹介していきます。

格安でL型キッチンにリフォームするには?
まず、皆さんの一番の関心事であるL型キッチンの購入費、リフォーム費用を激安に抑える方法から見ていきましょう。格安、激安で済ませるためには大きく分けて2つの点に注目する必要があります。
L型キッチンは材質でコストダウンを狙う
当然、良い素材を使用している商品はそれだけ本体価格も高くなります。
分かりやすい例を挙げると、ステンレス製の製品は比較的お手頃な価格ですが、人工大理石を使用したキッチンでは、似たような商品でも後者の製品の方が格段に値が高いことがほとんどです。
ただし、オールステンレスのキッチンは一般的に高価と言われていますので、きちんと製品カタログ等を見ることをおすすめします。
L型キッチンの機能はシンプルなものが費用的にもベター
また、技術の日進月歩の進化により、キッチンにも様々な技巧が凝らされています。馴染み深くなってきたIHシステムを始め、最近では自動で調理してくれるキッチンまで現れています。
コストを格安で抑えるためにはある程度無駄な機能を省き、必要最低限の機能を備えているシンプルで実践的なL型キッチンを選ぶことが大切です。

意外とあれもこれもとキッチンに機能を求めてしまいがちですが、購入してみたら実際には必要ない機能ばかりだったというケースも多々あります。
明確な使用ビジョンがある場合は別ですが、とにかく激安、格安L型キッチンに重きを置く場合、使いやすさを念頭に入れて購入製品を決めれば間違いはないでしょう。
激安リフォームの鍵は販売方法にも着目すること
L型キッチンは購入したらそれでお終いというわけにはいきません。さらに取り付けなどのリフォームを含む工事が待っています。
そこで次は実際にリフォームに掛かる費用を抑えるコツを紹介します。
費用を抑えるコツとは、リフォーム費用を格安に抑えるために抱き込み販売をしている商品を購入することが重要。
抱き込み販売とは、購入価格にリフォーム費用、または付属して取り付け工事が含まれている商品、または販売方法のことです。
やはり、キッチンを購入し、改めて施工を頼む場合には、どうしても全体的に出費が大きくなります。
そのため、抱き込み販売されている商品を購入することで、手間も費用も安く済ませることができるという訳です。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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