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2023年02月16日更新

監修記事

トイレリフォームの値段相場と注意点についてご紹介します

トイレのリフォームは、どれくらいの値段で行えるのでしょうか。毎日全員が使う場所だからこそ、快適に過ごせるように新しく綺麗に保ちたいところです。今回はトイレリフォームについて、費用の相場や工期、ポイントなどについてご紹介します。

トイレリフォームでできることとは?

トイレリフォームでできることをご紹介します。

便座交換

便座のみの交換です。

通常、分離型のトイレは便器とタンク、便座の3つに、一体型は便器と機能部に、タンクレストイレは便器と機能部に分かれています。

そのうちの便器のみを交換します。

便座交換で大事なことは、今使用しているトイレに交換しようとしている便座は取り付けが可能かどうかです。

メーカーが違うと取り付けができない場合があります。

また、メーカーが同じでも取り付けができない場合もあるため注意が必要です。

トイレ本体の交換

便座のみではなく本体そのものを交換します。

トイレ本体の交換費用はトイレ本体の価格に大きく影響されます。

費用を抑えたい場合は、トイレのグレードを下げることがおすすめです。

加えて、トイレの費用はトイレの種類(組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレなど)によっても異なります。

それぞれにメリットデメリットがあるため、自分に合ったものを選びましょう。

内装も全て一新する

トイレ本体に加えて、壁や床も全て張り替える方法です。

内装も含めて一新することで、新築のように綺麗なトイレにすることができます。

さらに、バリアフリー化で室内を一新するという方法もあります。

バリアフリーのために、手すりをつけたり、段差をなくしたりする工事です。

内装も含めてバリアフリー化をすれば、清潔で誰でも入りやすいトイレにすることができるでしょう。

トイレリフォームの値段と工期

ハピすむの成約実績に基づくトイレリフォームの費用相場グラフ

トイレのリフォームを行う場合、価格や工期はどの程度かかるのでしょうか?トイレリフォーム全体における費用についてまずは見ていきましょう。

トイレリフォームにかかる費用の相場は約20〜50万円と言われていますが、この価格は工事の内容や新しく導入する便座のグレードなどによっても変わります。

具体的な施工内容について、平均的な工期と相場をご紹介します。

洋式トイレの便座のみの交換

最も簡単なトイレリフォームは、便座の交換のみの工事です。

約1、2時間以内に終わることが多く、費用も約10万円とリーズナブルに済ませることができます。

  • 工期:約1~2時間
  • 費用相場:約3〜10万円

洋式トイレから洋式トイレへの交換

便座と便器を交換するトイレ本体の入れ替えリフォーム工事では、便座のグレードや型によって金額が異なります。

機能がついていないシンプルなタイプのトイレを導入する場合は約10万円以下に抑えられるでしょう。

現在、ウォシュレットは定番の機能で暖房や脱臭、除菌や温水など幅広い機能が備わっている便座も登場しています。

機能が増えるとともに金額は高くなります。

国内有名メーカーの便座を含め、約10〜20万円の価格帯が人気です。

最近ではタンクがないタンクレストイレも人気があり、約15万円前後で取り付けることができるでしょう。

  • 工期:約半日~1日
  • 費用相場:シンプルタイプ…約5〜約10万円
  • 脱臭や暖房・温水洗浄機能付きのスタンダードタイプ…約10~約20万円
  • 全自動洗浄・自動フタ開閉・除菌機能付きなど高機能タイプ…約20~約35万円

和式トイレから洋式トイレへの交換

和式トイレから洋式トイレへの変更は、和式では不要だった電源コンセントの増設や、床の高さの調節などを含むことが多く、工期は比較的長くなます。

また、費用相場も約30万円からと高くなります。

  • 工期:約2~3日
  • 費用相場:約30万円〜

トイレの内装リフォームの値段

トイレ本体を新しくするなら、床や壁など内装もあわせてリフォームしたくなるかもしれません。

気づかないうちに汚れがしみついてしまい、悪臭や雑菌繁殖の原因になる可能性もあるため、同時に交換することをおすすめします。

トイレ内装のリフォーム工事における工期と費用の目安は、次のようになっています。

壁・天井のクロス貼替え

  • 工期:約1~2日
  • 費用相場:量産品…約1万円約~2万円/2畳、1000番品(高級・中級品)…約1.5~約3万円/2畳

床リフォーム

  • 工期:約1~2日
  • 費用相場:クッションフロア…約2.5〜約5万円/2畳、フローリング約5〜約7万円/2畳、タイル…約8~約20万円/2畳

手すり設置

  • 工期:約1時間~半日
  • 費用相場:約5,000~約2.5万円

値段ごとのトイレリフォームの施工事例

価格帯別にトイレリフォーム事例をご紹介します。

【30万円以下】クロス張り替え込みトイレの施工事例

リフォーム費用約17万円
工期約1日
建物戸建て
リフォーム内容便器、タンク、温水便座交換、クッションフロア、クロス張り替え
メーカー名リクシル、東芝
商品名アメージュZ、SCSーT260

30万円以下で行った、クロス張り替え込みトイレリフォームの施工事例です。

価格を抑えるために、温水洗浄便座を東芝製にしました。

また、東芝製の温水洗浄便座は、操作盤が壁掛けになっています。

格安ですが、使いやすさを重視しています。

前を向いた姿勢で操作盤を操作できるため、便利で快適です。

【30万円以下】TOTO製GG-800の施工事例

リフォーム費用約25万円
工期約1日
建物マンション
リフォーム内容一体型トイレへの変更、壁・クロス張替え
メーカー名TOTO
商品名GG-800

TOTO製GG-800の施工事例です。

タンク式のトイレにもかかわらず、コンパクトなデザインになっています。

従来のトイレよりも奥行きが約70mmも短くなっています。

そのため、狭いマンションのトイレでもすっきりとした空間になります。

床は木目調の優しい色合いに、壁は白色を基調とし、清潔感のある空間になっています。

さらに、アクセントクロスも採用して、おしゃれな仕上がりとなっています。

【30万円以下】リクシル製一体型トイレ「アステオ」の施工事例

リフォーム費用約29万円
工期約1日
建物マンション
リフォーム内容トイレ本体の交換
メーカー名リクシル
商品名アステオ

リクシル製一体型トイレ「アステオ」の施工事例です。

アステオはリクシルのハイグレードトイレです。

プラズマクラスターなどの最新機能が搭載されているだけではなく、これまでのトイレに比べてコンパクトでスタイリッシュなデザインになっています。

従来のトイレより、奥行きが約80mmも短くなっており、狭いスペースを有効活用できます。

【50万円以下】キャビネット付きトイレ「リフォレ」の施工事例

リフォーム費用約38万円
工期約1日
建物マンション
リフォーム内容トイレ本体交換、クッションフロア・クロス張替え
メーカー名リクシル
商品名リフォレ

キャビネット付きトイレ「リフォレ」の施工事例です。

タンクや電源コードなどが収納棚に収められているためスッキリとした印象になっており、狭いトイレでも設置が可能です。

【50万円以下】タンク・温水洗浄便座一体型トイレと手洗器の施工事例

リフォーム費用約47.8万円
工期約2日
建物戸建て
リフォーム内容トイレ本体交換、手洗器設置、埋込収納設置、
二連紙巻き器設置、クッションフロア・クロス張替え
メーカー名TOTO
商品名GG1

タンク・温水洗浄便座一体型トイレと手洗器の施工事例です。

タンク・温水洗浄便座一体型のため、狭いトイレでも設置が可能で、すっきりとした印象になります。

また、手洗器と収納は埋込式にすることで、空間を節約しました。

結果約10cmの出で抑えることができ、すっきりとしたトイレに仕上がっています。

リフォームするタイミングとは?

トイレの平均寿命は約10年と言われています。

機能によっては、約8年~約15年が目安となる場合もあります。

配管部品やパッキンについては、約20年が寿命です。

一般的にはトイレの寿命である10年を過ぎたころが、リフォームのタイミングです。

トイレをリフォームする理由は、黄ばみや傷が目立ちやすくなり掃除しやすくしたい、新しい機能が欲しい、使いにくいなどです。

トイレが壊れておらず、まだ使用できる状態でもリフォームを検討する方は多くいます。

また、トイレの買い替え時期は、便座やシャワートイレが故障している場合や老朽化している場合、寿命を迎えた場合です。

便座がひび割れていると水漏れの危険性がありますし、温水洗浄便座から異音がする場合は内部が故障している可能性があります。

老朽化が進むと水もれやつまりなどが頻繁に発生します。

このような場合は、トイレのリフォームを行いましょう。

トイレをリフォームするメリットとは?

トイレをリフォームするメリットをご紹介します。

水道光熱費の節約になる

トイレは古いタイプのものだと燃費が悪く、水道光熱費が高くなりがちです。

トイレリフォームをして新しいトイレに交換すると、節水、節電機能が備わることにより水道光熱費の節約ができます。

実は家の中で最も水を使用するのはトイレだと言われています。

そのトイレで節水できれば、かなりの節約になります。

最新のトイレは10年前のトイレと比べて約半分以下の水の量で流すことができます。

よって、トイレをリフォームすると使用する水の量が減り、水道光熱費が抑えられるのです。

掃除が楽になる

古いトイレは黄ばみが落ちにくかったり、傷が目立ってしまったりして掃除がしにくくなっています。

トイレをリフォームすると、タンクレスや表面に汚れがつきにくい加工がされているトイレに交換できるため、掃除がしやすくなります。

タンクレストイレの場合、タンクがないためトイレの後ろ側にも手が届きやすく、簡単に掃除が可能です。

また、表面に汚れがつきにくい加工がされていて、経年劣化に強く傷も目立ちにくくなっています。

さらに、トイレを流すたびに自動で泡により洗浄してくれる機能が搭載されたトイレもあります。

嫌なにおいを解消できる

トイレの壁や床には尿などが飛散していて、長年そのままだと衛生上良くありません。

そのため、壁や床のリフォームを行うことでトイレが清潔になり、トイレの嫌なにおいを解消できます。

さらに、脱臭機能付きの便座に変えるとにおいの軽減にも繋がります。

トイレを使用する際に不快な思いをしないですむでしょう。

トイレをリフォームする際の注意点

トイレをリフォームする際の注意点をご紹介します。

便器のサイズ

便器のサイズには注意が必要です。

便器は小さすぎても使いづらいですが、大きすぎても問題が出てきてしまいます。

便器が大きすぎると、トイレが狭くなって使いづらくなってしまうので注意が必要です。

トイレが狭いと収納も難しくなってしまいますし、バリアフリーの観点からも使用しにくくなってしまいます。

また、掃除する際に狭くて掃除がしにくかったり、圧迫感を感じてしまうことがあります。

便器のサイズをきちんと計測してから、選ぶようにしましょう。

扉の開く方向

扉の開く方向にも注意が必要です。

外開きだと、トイレ内の空間は広くなりますが、外の空間が狭くなってしまうというデメリットがあります。

また、内開きだとトイレ内が狭くなってしまいます。

介護が必要な場合、扉が内開きでトイレ内が狭いと、トイレの中に介護する人と介護される人が二人とも入ることができなくなり、介助が難しくなってしまいます。

内開き、外開き両方にメリットやデメリットがあるため、よく考えて決めるようにしましょう。

コンセントの位置

温水便座の場合は、コンセントが必要になります。

そのため、コンセントが届く位置にあるかどうかが重要です。

コンセントがないと温水便座を使用できません。

また、コンセントがあったとしても遠い位置にあると配線が剥き出しになり邪魔になってしまい、見た目も良くありません。

他にも、配線が剥き出しになっていると、配線に引っ掛かったり、掃除がしにくくなったりしてしまいます。

目的別にトイレをリフォームするポイント

トイレをリフォームするポイントをご紹介します。

和式から洋式へ交換する

トイレの段差

和式トイレには段差が設けられていることが多くなっています。

そのため、洋式トイレにするためには段差を解消する工事が必要となる場合があります。

段差を解消する床工事をすると、費用が高額になってしまうということを念頭に入れておきましょう。

しかし、段差を解消することで、段差につまずいて転倒することもなくなり安全に使用できます。

また、介護が必要となった場合にも介護がしやすくなります。

十分な設置スペースがあるかどうか

和式のトイレは、狭い空間で設計されている場合が多いです。

そのため、洋式に変更すると設置できないことがあります。

もしくはスリムなトイレの設置が必要となります。

例えば、タンクがなくスリムなタンクレストイレなら設置できる場合が多いです。

また、最近ではタンクレストイレでなくてもスリムなトイレがあります。

和式から洋式に変更する場合は、十分な設置スペースがあるかどうかしっかりと確認しましょう。  

電気工事が必要かどうか

和式トイレの場合はコンセントは不要ですが、洋式トイレの温水便座などにはコンセントが必要です。

コンセントがない場合には、コンセントを増設するための電気工事が必要となります。

トイレの工事に加えて業者による電気工事をするとなると、費用も工期もかかってしまうことに注意が必要です。

バリアフリーにする

手すりの設置や扉の変更

体を支えたり、トイレを利用する際に利用しやすくしたりするために、まずは手すりの設置が必要です。

他には、車いすで出入りしやすいように引き戸に変更することも良い方法です。

内開きや外開きの扉はどうしても空間が狭くなってしまいます。

引き戸なら扉が邪魔にならずに、トイレに出入りでき、車いすの介護もしやすくなります。

トイレを広くする

扉を引き戸にしたとしても、トイレ内が狭いと介護は難しいです。

そのため、トイレを広くすることも重要なポイントです。

トイレが狭いと介護する際に様々な制約が出てきてしまいます。

トイレを広くすれば介護する人もトイレ内に入ることができ、介護がしやすくなります。

また、車いす生活の場合もそのまま入れるので、不便を感じることなくトイレを利用できるでしょう。

トイレリフォームの費用を抑えるコツ!

トイレのリフォーム費用を抑えるためには、トイレ本体の交換だけではなく、トイレの内装リフォームも同時に依頼するのがポイントです。

施工費を1回分に節約できますし、分けて依頼する場合よりも工期も短くすませることができます。

また、コストダウン重視なら最新の商品より、古い型番やメーカー在庫品を検討してると良いでしょう。

トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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