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2019年03月21日更新

瓦屋根が雨漏りする原因は?コーキングは効果的なの?

雨漏りが起こってしまったけれど、どうしたらいいのかわからないと困った経験はありませんか。そこで今回は、瓦屋根が原因で起こった雨漏りの原因とその対処法について紹介します。瓦屋根を修理して雨漏りもなくなれば、また快適に過ごせます。

  • 【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子
  • この記事の監修者
    株式会社KURODA一級建築士事務所
    坂田理恵子

瓦屋根が雨漏りをする原因とは?

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瓦屋根の構造を知ろう!

どうして瓦屋根が原因で、雨漏りが起こるのでしょうか。そこで瓦屋根がどのような構造になっているのかを解説いたします。

「引掛け桟瓦葺き工法」は強風・地震に強い工法

現在、施工されている瓦屋根の工法には2つあり、その1つが「引掛け桟瓦葺き工法」です。「ひっかけさんがわらぶきこうほう」と読むこの工法は、近年では主流となった瓦葺きの工法です。

強い風や地震があっても瓦が落ちにくく、軽量化された工法なので、建物への負担も少ない構造になっています。桟瓦(さんがわら)と呼ばれる瓦が使われて、瓦の裏面には引っ掛けるための突起がついています。

その突起を、屋根に取り付けられた桟木(さんぎ)と呼ばれる木材に引っ掛けて、釘で打ち付けて固定します。桟木の下にはルーフィングと呼ばれる防水紙を敷くのが一般的です。

「土葺き工法」は伝統工法

もう1つの工法が「土葺き工法」で、「土葺き」は「つちぶき」や「どぶき」と読まれます。

古来から伝わる日本の伝統的な工法で、土葺きされた屋根は暑い夏でも室内をひんやりと保てたり、室内の湿気を屋根を通して逃がす役割もあります。しかし強風や地震などの自然災害に弱く、瓦が落ちやすいという傾向があります。

「土葺き工法」には「べた葺き工法」や「筋葺き工法」など、工法にいくつか種類があるのですが、土葺き工法の基本は、下地の上に杉皮などの下葺き材を敷いたあと、その上に葺き土となる粘土を乗せて瓦を乗せていきます。

瓦の位置を揃えるのが難しいため、熟練の技が必要とされるのが「土葺き工法」です。

瓦屋根が雨漏りをする原因

瓦屋根が雨漏りをする原因は主に4つあり、どれも普段の生活からはわかりにくい原因が多く、雨漏りをして初めて気づくような不具合ばかりです。

瓦屋根が雨漏りをする理由①瓦がずれた

瓦がずれること自体が雨漏りの原因ではありません。瓦がずれたり、ずれなくても割れたりすると、瓦の下に敷いてある防水構造部分が侵食されて雨漏りの原因になるのです。

瓦屋根が雨漏りをする理由②防水紙が劣化した

劣化した防水紙が雨漏れの原因になることがあります。引掛け桟瓦葺き工法で使用される防水紙「アスファルトルーフィング」などは、残念ながら半永久的に使えるものではありません。

防水紙は雨水などで少しずつ劣化していき、その寿命は約15年から20年と言われています。

瓦屋根が雨漏りをする理由③漆喰が劣化した

屋根の一番高い部分である「陸棟」と呼ばれる部分など、瓦と棟の間に漆喰が塗りこめられています。その漆喰の役目は見た目の良さだけでなく、防水効果もあります。

しかし、その漆喰が風雨にさらされて剥がれていけば、防水効果がなくなり雨漏りの原因となります。

瓦屋根が雨漏りをする理由④葺き土の減少

土葺き工法の葺き土には防水効果があるのですが、少しずつ自然と土の量が減っていきます。葺き土が少なくなれば防水効果も薄れてくるので、雨漏りが起こりやすくなります。

コーキングで瓦屋根の雨漏りはしなくなるの?

「コーキング」とは隙間を埋めるための工法

コーキングとは、継ぎ目やひびなどの隙間を埋めることを言います。目地材を使って隙間を埋めて、雨漏りなどの水漏れ問題を解消し気密性を高めます。

コーキングに使われる材料は、シリコン系やポリウレタン系などの樹脂ですが、何を使うかはその用途によって変わります。

よく知られるのは、ボトル入りの細長い缶で先端部分からコーキング材が出るようになっているもので、その缶をコーキングガンという専用のコーキング材を押し出す道具で使われるのが主流です。

こちらは、大型のホームセンターなどでも手軽に買うことのできる商品です。

瓦の修理とズレの補修にコーキングは有効的

瓦屋根の修理にコーキングが有効的な場合があります。その一つは、瓦のヒビやカケの修理。ちょっとひびが入ってしまった、カケてしまったという瓦の修繕にはコーキングが便利です。

また、引掛け桟瓦葺き工法により葺かれた瓦が強風などでずれたときに、コーキングで補修することができます。瓦専用のコーキング材も市販されていますので、応急処置としておすすめです。

漆喰の劣化にはコーキングはNG

屋根の漆喰部分の修理にコーキング材は使えません。コーキング材は防水や気密効果を上げるための材料で、通気性がありません。

屋根の瓦の土台部分に塗りこめられた漆喰には通気性があり、それで屋根裏にたまる湿気を逃がす役割をしています。

その部分にコーキングをしてしまうと換気されないため、屋根瓦の下の棟下部分が腐食しやすくなります。

悪質業者はコーキングを勧める場合が多い

雨漏りを直すための瓦屋根の修繕で、コーキングの処置は有効なのでしょうか。その答えは、ほとんどの場合がノーです。コーキングによる瓦屋根の修繕で雨漏りが改善されたということはあまり聞きません。

むしろコーキング材で外れた屋根瓦を固定することで、瓦と瓦の間から流れ落ちていくはずの雨水が瓦の下にたまってしまい、雨漏りがひどくなってしまうこともあるのです。

例外として、棟瓦の取り合い部分にコーキングをして雨漏りが直ったという事例を聞くくらいです。

訪問業者には、雨漏りの修繕といってコーキング修理を勧めてくることがあります。でもそうした業者は住人の瓦の知識が少ないのを利用した悪質な業者と言えるでしょう。

適当な工事で高額な費用を請求されることがありますので、リフォーム費用をだまし取られることのないように注意したいものです。


教えて!雨漏りがしたときの瓦屋根の正しい対処法

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瓦屋根が被害を受けて雨漏りをしているといっても、その対処法はいろいろあります。
そこで雨漏りの原因に応じた瓦屋根の修繕方法のなかでも、代表的なものをご紹介します。

瓦屋根の部分的な補修:瓦の補修

瓦がかけたり割れたことが原因の場合、瓦をコーキングして補修します。また瓦のズレが問題なら葺き直さなくてはならないこともあるでしょう。

瓦の葺き直しなら、その問題となっている瓦だけの補修になり大掛かりな工事にはなりません。ただし、既存の瓦を使った葺き直しの場合ならそれほど費用も時間もかかりませんが、新しい屋根材料と交換するとなると時間がかかります。

その際は専門業者に正しい瓦のサイズを測ってもらい、適切な処置方法を提案してもらうことが大切です。

瓦屋根の部分的な補修:ルーフィングの交換

瓦の修理の際に是非チェックしておきたいのが、ルーフィングの状態です。瓦の下に敷かれている防水紙であるルーフィングには寿命もあり、雨漏りを起こしている原因にルーフィングの劣化が考えられます。

その際には、新しいルーフィングと交換しましょう。

瓦屋根の部分的な補修:漆喰部分の修繕

瓦と棟の間を埋め込まれた漆喰は、時間の経過とともに剥がれ落ちていきます。漆喰を剥がれ落ちたままにしておくと、その裏にあった土が外気にさらされて雨水が浸み込み、雨漏りの原因となります。

この場合、漆喰を塗り直す必要があります。しかし漆喰を塗り直す修繕は、古い漆喰を剥がしたところに丁寧に新しい漆喰を塗りこんでいく熟練の技術が必要となる作業です。

応急処置ができる修理ではありませんので、信頼できる専門業者に工事を委託することをおすすめします。

経年劣化の激しい瓦屋根には「葺き替え」がおすすめ

築年数の経った家の屋根や、雨や風などの風雨にさらされて老朽化が激しい屋根は葺き替えリフォームが必要です。屋根の葺き替えは、屋根瓦の下の材料から屋根瓦まですべてを新しいものに取り換える修理です。

屋根の葺き替えのメリットは雨漏りの改善だけでなく、屋根全体を新しく軽い素材の屋根材に交換することで、家全体の耐震性を上げることができます。ただし、屋根の葺き替えには葺き直しや補修工事と違い、費用はかさみます。

しかし、古い材質の屋根には補修や部品の交換などに費用と手間もかかる事を考えると、大きな損失にはならないでしょう。

また屋根の構造によっては、屋根全体ではなくて部分的な葺き替えで済むかもしれません。そうなれば費用を抑えることができます。

築15年以上の物件で、天井などに雨漏りによるシミなどが気になり始めたら、屋根の葺き替えを検討してみましょう。

瓦屋根修理のリフォーム業者の選び方

複数のリフォーム業者にあたってみよう

数あるリフォーム業者から、どのようにして業者を選ぶべきなのでしょうか。その方法のひとつが、複数のリフォーム業者に相談をして見積もりを出してもらうことです。

業者選びの判断基準として、問題を伝えたときに心地よく対応してもらえるかどうかは重要です。

そして、複数の業者から出された見積書が他社に比べて極端に安い場合は手抜き工事や、格安の材料を使っている可能性がありますので、その点を考慮しながら検討しましょう。

また見積書を比較するときには、その詳細にも気をつけます。見積もりが安い理由には材料費と基礎工事だけで見積もりを出し、後はオプションでいろいろと追加してくることも考えられます。

リフォーム業者を選ぶときのポイントは、見積価格が平均より極端に下回っている場合には慎重になり、そしてなによりもこちらの相談に親身になって応えてくれる信頼のおける業者を選ぶようにしましょう。

訪問営業をする業者には注意

こちらが依頼していないのに、勝手に押しかけてくるような業者には用心したほうがいいでしょう。細かな説明もなく一式いくらといった簡単な見積もりで工事契約を迫ってくるような業者は、悪質業者の可能性があります。

知人から紹介された業者を信用するのも問題

知人からの紹介だからといってそのリフォーム業者を信用するのもトラブルになりやすい業者選びです。業者を選ぶときは、複数の業者に依頼して客観的に比較するという方法がもっとも堅実だといえます。

知人の紹介となると断りにくくなり、納得のいかない工事をお願いすることになるかもしれませんので、知人から紹介というだけで業者を選ばないほうが無難です。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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