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2022年02月18日更新

エコジョーズの寿命(耐用年数)はどれくらい?

エコジョーズの寿命はいつごろ訪れるのか気になる人も多いでしょう。エコジョーズの耐用年数や故障する原因・交換の目安を解説します。また、交換にかかる費用や、給湯器を長持ちさせるための掃除やメンテナンス方法も詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

使い始めてからしばらくすると、エコジョーズに不具合が出てきて、交換を検討する人は多いでしょう。

「エコジョーズの耐用年数は何年?」「エコジョーズの交換目安は?」このような疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

そこで今回は、エコジョーズの耐用年数や壊れる原因、交換目安について詳しく説明します。給湯器を長持ちさせる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

エコジョーズの耐用年数とは?

交換を検討する前に、エコジョーズは本来、どれくらい長持ちするのか、なぜ壊れるのかを知ることは大切です。

ここでは、エコジョーズの耐用年数や寿命について解説します。

エコジョーズの寿命

エコジョーズの耐用年数は、標準的な使い方をすれば約10年といわれます。

しかし、10年という期間はあくまでも目安で、使用頻度や使い方によって交換時期は異なりますが、大半の給湯器が約10〜15年で寿命を迎えるでしょう。

また、異音や不具合が見られる場合は、耐用年数を待たずに交換することをおすすめします。

そして、10年を経過した給湯器が故障した場合は、交換部品が生産終了していることも少なくありません。

エコジョーズの修理を希望しても、対応してもらえないケースがあるということを頭に入れておきましょう。

また、修理対応をしてもらっても修理費用がかさむこともあり、買い換えた方が経済的な場合もあります。

エコジョーズが壊れる原因とは?

エコジョーズが故障するのは、使用環境による影響や経年劣化、エコジョーズ内の中和器の寿命や故障が原因です。

ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。

経年劣化による故障

エコジョーズの耐用年数は約10年だと言われます。

そのため、エコジョーズが故障する原因の一つは、寿命を超えた使用による経年劣化です。

耐用年数を超えると、エコジョーズ内部の部品が損傷する、パッキンが摩耗するなどが起こりやすくなります。

メーカーによっては、耐用年数の範囲内であれば無償で交換・修理を行ってくれる場合もあるでしょう。

しかし、経年劣化により耐用年数を超えて使用している場合は、有料で修理・交換となることも考えられます。

寿命までエコジョーズを使った場合は、故障部品を交換して使い続けたとしても、また別の箇所が壊れるなどの不具合が起きやすくなります。

修理よりも交換したほうが、経済的である場合も少なくありません。

使用環境による故障

エコジョーズが故障する原因の一つは、使用環境によるものです。

エコジョーズ本体は、屋外環境に設置するため、必然的に雨や風の影響を受けます。

また、給湯器からは排気が出るため、排気カバーや配管カバーの設置がおすすめです。

エコジョーズ本体の給排気をスムーズに行うことで、給湯器本体の負担を減らせます。

中和器の故障

エコジョーズには他の給湯器にはない中和器という部品があります。

酸性のドレン排水を内部の炭酸カルシウムによって中和させる部品です。

中和器は、エコジョーズ本体よりも故障しやすく交換時期が早く訪れるケースが多くみられます。

エコジョーズの修理費用とは?

エコジョーズの修理・点検にかかる費用は、故障原因にもよりますが、約7,000円〜約17,000円程度が相場です。

エコジョーズの燃焼部品の不具合であった場合は、約1,700円程度です。

電装系や安全装置系の部品の交換は約7,000円〜約10,000円程度かかります。

水制御系の不具合は約10,000円~約15,000円程度、操作リモコンの不具合は約15,000円~約17,000円程度で修理できる場合が多く見られます。

また、修理費以外にも、出張費が約5,000円程度かかったり、設置場所やお住まいの地域によっても費用が変わる場合があると考えておきましょう。

エコジョーズは壊れやすい?

エコジョーズが壊れやすいと言われるのには理由があります。

これは、エコジョーズに「中和器のエラー」が出やすいためです。

中和器のエラーが出ると、エコジョーズの中和器の交換が必要ですが、エコジョーズ本体の交換のことではありません。

しかし、中和器の交換をエコジョーズそのものの壊れやすさと捉え「エコジョーズは壊れやすい」と表現する人もいます。

エコジョーズの中和器の寿命は、基本的には本体と同程度である約10年の耐久性を持つように設計されています。

使用状況や頻度によっても異なりますが、実際には約10年といわれる本体の交換よりも、中和器の交換を早く行うケースが多いでしょう。

エコジョーズの交換目安とは?

エコジョーズの耐用年数とは別に、異変に気づいたら早めに交換を検討しましょう。

また、ガスの嫌な臭いがする、水漏れや本体のサビなどの劣化がみられる場合も、エコジョーズの交換時期だと考えられます。

具体的な交換目安となる症状には「給湯器から異音がする」「煙が出る」「温度が揺らぐ」「お湯がぬるい」「追い焚きできない」などがあります。

ここでは、交換目安となるエコジョーズの症状を詳しく解説します。

給湯器から異音がする

給湯器はお湯を沸かすときに音が出る機器ですが、今までとは明らかに違う音や、小さな爆発音などが聞こえたら故障の可能性があります。

例えば、点火する際に「ボンッ」という小さな爆発音が頻繁に起き、部屋がガス臭い状態になった場合は不完全燃焼を起こしガス漏れを起こしている可能性も捨てきれません。

また「ピー」という笛のような音が出る場合は、空気とガスのバランスの崩れやファンモーターという部品の故障が考えられます。業者に依頼して、修理や交換を行いましょう。

給湯器から煙が出る

エコジョーズから出る白い煙は排気に混ざった水蒸気ですが、黒い煙には要注意です。不完全燃焼を起こしている可能性があり、危険が伴います。

また、ガス臭いなどの異臭が発生する、追い焚きの臭いが気になるといったトラブルも、早急に業者に修理を依頼するか、交換を検討しましょう。

給湯温度が揺らぐ

給湯器の水の温度が熱すぎたり冷たくなったりと安定しない場合は、水栓器具の不具合などが起こっている可能性があります。

お風呂のお湯がぬるい

お湯は出るけれど、ぬるいままで適温まで上がらないことがあります。

この場合は、循環フィルターの目詰まりや、ガス栓・止水栓の故障がみられる場合も考えられます。

お風呂の追い炊きができない

お風呂の追い焚き機能が使えない場合は、循環フィルターやポンプの故障が考えられます。

エコジョーズの中和器とは?

エコジョーズの中和器とは、給湯器の一部に使われている部品です。

給湯器から出るドレン排水は、燃焼ガスの中の水蒸気が結露して凝縮したものであるため、酸性となります。

そこで、酸性のドレン排水を中和して、中性に近づける役目を果たしている装置が中和器です。

中和器の中には炭酸カルシウムが詰められていて、酸性のドレン排水が通るたびに、化学反応を起こして水を中和させます。

そのため、中和器は時間の経過とともに劣化する消耗品だとお考え下さい。

給湯器に中和器のエラーが出たら、早めに修理・交換を行いましょう。

中和器のエラーとは?

中和器の主なエラーには「寿命(能力低下)」と「詰まり」の2種類があります。

どちらのエラーも、自分で修理を行うのはおすすめしません。

エコジョーズの中和器は、専門業者に交換やメンテナンスを依頼しましょう。

「寿命(能力低下)」と「詰まり」の、エラーの内容を詳しく解説します。

寿命(能力低下)のエラー

中和器の内部に詰められている炭酸カルシウムの量は、機種によって量が定められているケースが一般的です。

そのため、給湯器の使用頻度が高ければ、炭酸カルシウムの中和能力も低下していきます。

基本的には、どの給湯器でも約10年の耐久性を持つように設計されていますが、約7~8年でエラーが出ることも少なくありません。

詰まりのエラー

エコジョーズの詰まりのエラーは、ドレン(結露水)配管にゴミなどが詰まっている、ドレン配管の先が水に浸かっている、冬場でドレン配管が凍結している時などに起こります。

中和器のエラーの対処法とは?

中和器に何らかの異常が発生した時「290」というエラーコードがリモコンに表示されます。

これは、各メーカー共通の番号です。

例えば、中和器の故障、配管の詰まりや凍結でエラーが出ます。

まずは、給湯器の電源を入れなおして、再度表示されるか確かめましょう。

同時に、ドレン配管にゴミなどが詰まっていないかを確認します。

気温の低い時期や寒冷地であれば、ドレン配管内で排水が凍っている可能性も考えられます。

その場合は、ドレン配管にタオルを巻き、お湯を少しずつかけて様子をみましょう。

ドレン内の排水が解けてポタポタと流れ出てくれば、エラー表示は解消されるはずです。

上記の方法を行ってもエラーが続く場合は、専門業者に中和器の交換を依頼しましょう。

業者によって差はありますが、一般的には約1.5万円〜約3万円の修理費用がかかります。

エコジョーズを長持ちさせる方法とは?

給湯器は、使用頻度もありますが、日常の使い方次第で長持ちさせることも可能です。

定期的なメンテナンス方法や上手な使い方を知り、エコジョーズを長持ちさせましょう。

ここでは、エコジョーズを長持ちさせる方法を解説します。

浴槽やエコジョーズの清掃を心がける

エコジョーズなど給湯器は、浴槽と配管で繋がっているため、浴槽が汚れていればエコジョーズも汚れてしまいます。

この浴槽の汚れや不純物が、配管の目詰まりを起こす原因となるでしょう。

そのため、浴槽フィルターの清掃を心がけることが、エコジョーズを長持ちさせることに繋がります。

定期的なメンテナンスを実践する

エコジョーズは精密機械であるため、定期的なメンテナンスを行うことで長持ちさせられます。

特に、給排気管に汚れやゴミが溜まりやすいため、定期的に取り除きましょう。

エコジョーズ周辺に、物を置かないようにすることをおすすめします。

例えば、屋外のガーデニング用品や家庭菜園用具、自転車部品などは近くに置かないようにしましょう。

エコジョーズの配管の洗浄は、自分で行うのは難しいため、専用業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼すると、自分では気づかなかった不具合が発見されることもあるでしょう。

凍結防止を心がける

寒冷地や、気温が低い冬は、給湯器の配管やドレン排水管が凍結してしまいます。

配管が凍結すると、水漏れを起こすケースも少なくありません。

そのため、エコジョーズ本体に凍結防止の機能が備わっていることもあります。

気温が低くなる時期には、凍結防止を心がけることがエコジョーズを長持ちさせるコツです。

必要以上のお湯を使わない

エコジョーズの負担を少なくするためにも、不必要に大量のお湯を使うのはおすすめしません。

大量のお湯を使いすぎていると、エコジョーズの劣化が早まります。

例えば、夏場に浴室の掃除をする際、洗剤を流すときには水を使うなど、エコジョーズの使用頻度を減らすように心がけましょう。

お湯と水は使い分ける

お湯と水を使い分けてエコジョーズを長持ちさせるには、水栓の切り替えが大切です。

水とお湯を通す配管は別になっており、給水管と給湯管の2つがあります。

そこで、エコジョーズの電源を切った状態で、水栓をお湯にして出すと、給湯管に水が通ってしまうのです。

給湯管に冷たい水が入ると、温度差により結露が生じ劣化しやすくなります。

給湯管の劣化を防ぐためにも、お湯を使わないときは水栓レバーを水が出る方にしておきましょう。

入浴剤を入れない

エコジョーズを長持ちさせるには、お風呂で入浴剤やバスソルトを使うときには注意が必要です。

入浴剤の成分には、酸・塩分・硫黄などの不純物が含まれます。

入浴剤の成分が配管内を通ると、金属部分と反応し、エコジョーズの配管が劣化してしまうと考えましょう。

入浴剤を使用するときには追い炊きをせず、使用後は早めに排水することをおすすめします。

給湯器の給排気口周りを囲わない

給湯器の給排気口周りを囲わないことも、エコジョーズの耐用年数を伸ばすコツです。

排気口がゴミやチリで詰まると、不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生することも考えられます。

エコジョーズを安全に使用するためにも、給湯器の給排気口を塞がない、給排気口近くに障害物を置かないように気を付けましょう。

給湯器の性能に見合った使用をする

エコジョーズを長く使うには、給湯器の性能に見合った量を使用することが大切です。

給湯器は、号数ごとに、1日の使用量を想定してその燃焼時間に耐えられるよう設計されています。

お湯の使用量が増えると、燃焼時間も増えるため、エコジョーズの劣化を早めてしまうでしょう。

お湯は必要以上に使いすぎず、給湯器の能力を超えない範囲で使用することが、エコジョーズを長く使い続けるコツです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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